石渡八幡神社で昨年の大みそかに、越年祭が行われました。雪ではなく雨の降る中での二年参りになりました。氏子役員によると、この時季の雨は記憶にないほど珍しいとのことです。雨のせいか例年より参拝者の出足は少なかったようですが、それでも午前零時を過ぎると列ができ、厳粛な表情で健康や安全を祈願し、互いに新年のあいさつを交わしていました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
(了)
石渡八幡神社で昨年の大みそかに、越年祭が行われました。雪ではなく雨の降る中での二年参りになりました。氏子役員によると、この時季の雨は記憶にないほど珍しいとのことです。雨のせいか例年より参拝者の出足は少なかったようですが、それでも午前零時を過ぎると列ができ、厳粛な表情で健康や安全を祈願し、互いに新年のあいさつを交わしていました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
(了)
石渡長寿会と信大附属特別支援学校「クリスマス交流会」 ~対面交流4年ぶり~
年の瀬恒例の20年余続いている石渡区の長寿会(小池公雄会長、102人)と信州大学付属特別支援学校中学部の「クリスマス交流会」が昨年12月20日、区公民館で行われました。新型コロナの影響で、令和2年から会からのプレゼントを贈る形で継続していたが、対面での交流は4年ぶりの開催。久しぶりに再開した交流会に公民館は歓声で包まれました。
特別支援学校からは中学部の生徒18人と先生11人、長寿会からは役員を中心に15人が参加。司会進行を初めて生徒が務め、最初に小池会長が「同じ地区の人同士が仲良くと企画。楽しくやりましょう」と歓迎のあいさつ。続いて生徒、先生、長寿会の順番に一人一人が自己紹介をし、皮切りに生徒が同校校歌に振り付けをした「みんなで踊ろう」の体操で始まりました。
ひと汗かいたところで、生徒による「朝陽野太鼓」の演奏。乱れ打ちや飛龍一段返しの勇壮な響きが館内にとどろき渡りました。長寿会の皆さんも加わり、ともに太鼓演奏を楽しみました。
お楽しみは、石渡神楽保存会による神楽獅子舞披露、ペットボトルを倒す長寿会手作りのボーリングゲームと続き、ムードは最高潮。いよいよお互いに話し合う「お茶飲み会」になると、同会会員ふんするサンタクロースが登場し一人一人にミカンやチョコ菓子などをプレゼント。乾杯をし、おやつを食べながら交流を深めました。
最後に、生徒代表が「たのしかったです」。大日方清相談役が「大いに若返り、パワーをもらいました。来年また会えるのを楽しみにしています」と締めくくり、楽しかったクリスマス会はあっという間に終わりました。
(記事・写真 石渡つうしん記者 増田今雄)
石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評
あけましておめでとうございます。年があけてしまいましたが、昨年12月の例会作品をお届けします。
元旦から能登の地震、羽田の飛行機事故とテレビにくぎ付けの年はじめとなりましたが、先の一年はこれからです。せめて明るく、楽しい年にしていきましょう。
本年もよろしくお願い致します。
講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
写真をクリックすると拡大して見えます。
【吉田 幹男】「カクタスのへそ曲がり」(自宅)=11月30日
コメント:カクタスが咲く時期になって家に入れたり、移動したりすることでせっかくついた蕾が、昨シーズンはすべて落ちてしまいました。今年は、三つの蕾から一つだけ咲きました。 講評:貴重な一輪ですね。一生懸命手をかけて咲くのを心待ちにしてきた作者の心情がそのまま写真に現れています。家の中ですが、背景を単純化し花を浮き立たせています。ピントもシャープです。さらに引き立たせるために、色調、トリミングをちょっとだけ加工してみました(写真下)。
【宮澤 一成】「晩秋」(善光寺山門)=11月15日
コメント:山門近くのイチョウの木に銀杏を発見、こんな所にあるとは知りませんでした。
講評:山門の東脇にあるトイレ前に確かにありましたが、雌木で銀杏が成るとは私も知りませんでした。長玉(望遠レンズ)でぐっと被写体を引き付け、背景にお堂や灯篭、提灯などを配した点はいい感じです。ややアップ過ぎて窮屈な感じがしなくもないです。もう少し引いても(周りを入れ込む)よかった。
【廣澤 一由】「スキーシーズン近し妙高山」(妙高赤倉温泉)=11月15日
コメント:この時期にしては珍しい日本晴れ!スキー客で賑わうスキー場も、今は草木が目立つ。雪が待ち遠しい妙高山が青空に輝いていた。
講評:暖冬で雪がないスキー場。山頂付近が少しだけ白い妙高山を背景にまとめています。雪不足を暗示するかのような真っ青な空がなんとも皮肉っぽく見えます。
【早川 球喜】「日没」(運動公園)=12月13日
講評:テニスコートの照明塔の彼方に落ち行く太陽を入れ、初冬の街並みの夕暮れ時を表現。目いっぱい明るい太陽とストンと落ちた家並みの暗さの明暗比が極端で露出あんばいが難しいモチーフです。太陽の明るさをほぼそのままに、少しアンダーな家並み部分を明るくし、トリミングをしてみました(写真下)。
【中島 弘】「見守って」(千曲市)=12月8日
コメント:山の中腹の斜面に鎮座する祠とご神木のケヤキが眼下の集落を見守っている様子を撮りました。
講評:長野自動車道姥捨SAがすぐ眼下に見える山側の高台、道路沿いにある祠です。SAで分断されてしまいましたが一帯の集落の人たちの拠り所。アングル的に無理だったかと思いますが、できればその集落を背景に盛り込み関係性が出てくるとよかったかなと思います。
【竹内 一郎】「瘤(こぶ)」(戸隠奥社参道)=8月12日
コメント:八月の作品です。奥社参道を歩いている林の中に瘤がいっぱいある木が目に入りました。人間でいう怪我をした後のかさぶただそうです。人間も年を取るとシミ、いぼなど色々とでますね。この木も長い歳月を経て苦労した木ですね。
講評:ミズナラでしょうか。奥社参道といえば「杉並木」が格好の被写体として登場しますが、面白いところに目を付けましたね。自分の(人間の)姿に比喩し、その生い立ちまでに思いを馳せた視点、着眼点に竹内さんの芸作風を感じます。タイトルもそのまま素直なもので、作品と符合して素敵です。
【高山 三良】「紅葉のトンネル西東」(運動公園)=11月23日
コメント:弓道場に続く木立の歩道があります。行くときは東から、帰りは西から。
講評:左は弓道場へ向かう東からの木立。反対に西から撮ったものが右。小生のウオーキングコースでもあり親しみがあります。太陽と月、陰と陽、男と女、雄と雌、黒と白、高い低い・・・。世の中、相反するものがたくさんありますが、そんな物だけを狙ってみるとか、組み写真でまとめてみると存外面白いかもと思います。
【倉澤 利和】「寂しげなトナカイ」(FICT(旧富士通長野工場)工場=12月15日
コメント:旧富士通長野工場前芝生広場で毎年クリスマスイルミネーションが点灯されていました。今年は会社の社名も替わり、規模も縮小されておこなわれていました。慣れ親しんだ富士通の名前が消え、寂しい気がします。
講評:身近なところの変化に関心を持ち、それをとどめておく。これも確かな歴史を刻む写真としての大切な役割です。いつだったっけ?時がたつほどに忘れ、曖昧になる事実が写真とともに確かなものとしてよみがえります。作品としては「きれいなイルミネーション」として終わってしまいますが、写真の持つ特性を持った一枚です。
(了)
石渡写真クラブ月例会(11月)作品&講評
今年もあとわずか。運動公園のケヤキの葉もすっかり落ち、日も短くなりました。
文化祭直後の例会(11月9日)に持ち寄られた作品ですが、石渡つうしんに掲載するまでの処理がパソコンの不調により遅れてしまいました。ご容赦ください。
地球温暖化の影響か今年は暑い1年でしたが、そうは言っても外はどことなく寒くなってきたこの頃。作品は、ほとんどが秋たけなわの彩り豊かな作品ばかりですが、ご覧の皆様は少し時をさかのぼりご鑑賞ください。
講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
写真をクリックすると拡大して見えます。
【倉澤 利和】
【高山 三良】
【竹内 一郎】
【中島 弘】
【廣澤 一由】
【宮澤 一成】
【吉田 幹男】
石渡公民館主催の「しめ縄・門松づくり講習会」が12月9日、20数人が参加して公民館で開かれました。
館長の大津雅之さん(1常会)が「伝統を守っていきたい」とあいさつしたあと、5人の講師を紹介しました。
しめ縄の講師役で1常会の飯島源一さん(90)が、しめ縄の意味や由来、作り方などを説明、参加者は熱心に聞いたあと、それぞれ懸命に稲わらに取り組みました。
公民館の玄関前では、倉澤利雄さん(3常会)らが中心になって門松づくりに取り組み、立派な門松を2本完成させ玄関に設置しました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
公民館長の大津雅之さん(1常会=右端)があいさつのあと、しめ縄と門松づくりの講師を紹介しました
しめ縄の講師、飯島源一さん(1常会)がしめ縄の意味や由来などを説明
しめ縄づくりのコツを説明する飯島源一さんに、参加者からはたくさんの質問が出ました
いよいよしめ縄づくりです。参加者はひたすら稲わらに取り組みました
「先生できました」と3常会の長谷川由美子さん(左)と4常会の松岡利美さん。「上手くできたね」と講師の飯島源一さんにほめられて笑顔があふれました
公民館玄関前では門松づくりです。太い竹を斜めに切ってきれいな切り口に仕上げます
手前はドラム缶に稲わらを巻き付けて土台づくりの作業、中央では千歯扱き(せんばこき)で稲わらを整える作業、奥では竹を切る作業と、講師たちは分業で取り組みました
完成した門松は玄関に置かれました。前列の左から右へ講師の武田徳雄さん(6常会)、倉澤利雄さん(3常会)、倉澤伸治さん(2常会)。後列は講師をサポートした公民館役員などのみなさん。お疲れさまでした
(了)
「自分たちの手でしめ縄をつくろう」―こんな呼びかけで石渡八寿喜会が中心になって12月6日、石渡公民館で大きなしめ縄づくりを行いました。およそ2時間かけて長さ2m40cmの立派なしめ縄を完成させました。
きっかけは、石渡出身で桐原在住の中澤信雄さん(83)の、八寿喜会会長の倉澤利雄さん(3常会)への提案でした。中澤さんは10年余り前から大小のしめ縄づくりを続けており、桐原牧神社などに奉納しています。しかし、「最近は物忘れがひどく、早くこの技術を伝えたい」と旧知の倉澤さんに話しかけて実現しました。
たくさんの稲わらは宮澤一成さん(7常会)が提供しました。中澤さんの指導で、会員は両手でつかめる太さの棒状の稲わらを何本もつくり、それを次々に足して2m40cmの棒状の束を3本つくりました。さらにこの3本をより合わせて完成させました。
このしめ縄は氏子役員のみなさんが石渡八幡神社拝殿に飾り、新年を迎えるとのことです。いままではしめ縄は毎年購入してきましたが、会長の倉澤利雄さんは「来年からも自分たちでつくっていく」と話しています。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
しめ縄づくり講師の中澤信雄さん(右)。「元気なうちに技を伝えたい」と話していました
しめ縄づくりの手順を説明する八寿喜会会長の倉澤利雄さん(中央写真を持っている)。「ぜひ自分たちの手でつくろう」と呼びかけました
講師の中澤さん(中央)に束ねる稲わらの太さを聞く会員のみなさん
稲わらを束ねる作業を始めた会員のみなさん。「けっこう難しい」との感想でした
出来上がった棒状の稲わらの余分な部分を丁寧に切り落としました
いよいよしめ縄の仕上げです。まず2m40cmの2本の棒状稲わらをより合わせます
続いて3本の棒状稲わらをより合わせました。かなりの力が必要でした
「おれたちのつくったしめ縄だ」と完成を喜ぶみなさん。制作の手順を動画に撮り、来年もそれを参考につくるとのことです
石渡八幡神社にいま飾られているしめ縄。新しいしめ縄はこの2倍の長さになります
(了)
12月3日、石渡区の地区別福祉懇談会が石渡公民館で開かれ、伊那市高遠町出身で今の刺又(さしまた)の改良普及び保護司として小学校の犯罪防災アドバイザー及び登校支援サポートなどのボランティア活動を熱心に取り組んでおられる原さんから防災、防犯などの講話があり、つたない手品と、下手な物まねで自己満足な世界ですけれどもと、多芸ぶりを披露されました。
講話では、心理学では防災及び防犯の避難行動の動きとしてよく使われる「正常バイアス」という脳の働きを御嶽山の噴火、東日本大震災での大川小学校の避難行動を取り上げて説明されました。
そして最後のまとめとして、東京の杉並区は、空き巣が全国一多かったが、苦肉の策として区長が各家庭に花の苗を配って、それを管理させた。そうしたら空き巣もなくなり、他の事件もなくなった。水やりなど花の管理に出ていれば、空き巣もなくなる。色々な事件もなくなる。子供の登下校の見守隊をご存じでしょうか。それにもなります。こうした活動で杉並区全体が良くなった。割れた窓をそのままにしておけば犯罪温床になる、など話されました。
【文と写真 区広報部長 早川玉喜】
そろいの半纏(はんてん)に黒の腹掛け、鉢巻をきりっと締め、半開きの扇子を口元にかざしながら、声高らかに木遣りを歌う・・・石渡八寿喜会会員の晴れ姿です。
石渡八寿喜会は、区内の数人がたまたま安木節に合わせた「どじょうすくい」の踊りを見て興味を持ち練習を始めたのがきっかけです。安木節に因んで「八寿喜会」と名付け平成21年に発足しました。
翌年の平成22年は御柱祭。それまで祭りには善光寺木遣りを招いていましたが、「おれたちでやろう」と木遣りに方針転換、猛練習を重ねて御柱祭で本格的にデビューしました。
石渡八幡神社御柱祭動画
現在は月2回、公民館で練習を続けています。会員は15人。春祭りと秋祭りが普段の練習の成果を披露する場です。会長の倉澤利雄さん(3常会)は「いちばんの課題は60代から80代の会員の若返りと会員の増加。なんとかしたい」と話しています。
石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」。