八寿喜会が大きなしめ縄づくりに挑戦!!

 「自分たちの手でしめ縄をつくろう」―こんな呼びかけで石渡八寿喜会が中心になって12月6日、石渡公民館で大きなしめ縄づくりを行いました。およそ2時間かけて長さ240cmの立派なしめ縄を完成させました。

 きっかけは、石渡出身で桐原在住の中澤信雄さん(83)の、八寿喜会会長の倉澤利雄さん(3常会)への提案でした。中澤さんは10年余り前から大小のしめ縄づくりを続けており、桐原牧神社などに奉納しています。しかし、「最近は物忘れがひどく、早くこの技術を伝えたい」と旧知の倉澤さんに話しかけて実現しました。

 たくさんの稲わらは宮澤一成さん(7常会)が提供しました。中澤さんの指導で、会員は両手でつかめる太さの棒状の稲わらを何本もつくり、それを次々に足して2m40cmの棒状の束を3本つくりました。さらにこの3本をより合わせて完成させました。

 このしめ縄は氏子役員のみなさんが石渡八幡神社拝殿に飾り、新年を迎えるとのことです。いままではしめ縄は毎年購入してきましたが、会長の倉澤利雄さんは「来年からも自分たちでつくっていく」と話しています。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


しめ縄づくり講師の中澤信雄さん(右)。「元気なうちに技を伝えたい」と話していました


しめ縄づくりの手順を説明する八寿喜会会長の倉澤利雄さん(中央写真を持っている)。「ぜひ自分たちの手でつくろう」と呼びかけました


講師の中澤さん(中央)に束ねる稲わらの太さを聞く会員のみなさん


稲わらを束ねる作業を始めた会員のみなさん。「けっこう難しい」との感想でした


出来上がった棒状の稲わらの余分な部分を丁寧に切り落としました


いよいよしめ縄の仕上げです。まず2m40cmの2本の棒状稲わらをより合わせます


続いて3本の棒状稲わらをより合わせました。かなりの力が必要でした


ついに長さ2m40cmの立派なしめ縄が完成しました


「おれたちのつくったしめ縄だ」と完成を喜ぶみなさん。制作の手順を動画に撮り、来年もそれを参考につくるとのことです


石渡八幡神社にいま飾られているしめ縄。新しいしめ縄はこの2倍の長さになります


令和6年には「俺たちのしめ縄」が飾られます(イメージ)

(了)