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石渡写真クラブ月例会(4月)写真&講評

石渡写真クラブ月例会(4月)作品&講評 
 駆け足で福寿草やセツブンソウの春の妖精から桜と通りすぎ、あっという間に新緑の季節に突入しました。長野運動公園のケヤキ並木も日一日と萌黄色から緑へと色を濃くして生命力を感じます。
 飛び石とはいえ大型連休が始まりました。野に山に、街の中に、さまざまなイベントや催事が盛りだくさん。ネイチャーものから人物ものまで被写体がごろごろ。天気もいいようです。事故、事件(最近思わぬもの多し)、体調管理に気を付けて自分も楽しみつつ、傑作探しに出かけましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【宮澤 一成】

「夫婦揃って」(信州国際音楽村=上田市)=4月4日
コメント:ご夫婦揃って写真を撮っているのを見て、ちょっとうらやましく思い、撮影しました。いつまでもお幸せに。
講評:お父さんは本格的、一眼レフを三脚付きでファインダーをのぞく、奥方はスマホで液晶画面を見ながら指でシャッター。それぞれのアクションの良い瞬間を的確に捉えました。やや斜めのスイセンの列に対し背景の大小の木立ちが垂直でリズム感を創出しています。
「散策日和」(信州国際音楽村=上田市)=4月4日
コメント:この日は、天気も良く多くの方がスイセンを見に来ていました。比較的高齢者が多かったです。
講評:この作品もスイセンの咲く場所が斜めや平面とアクセントがつき、花見客も右側斜めの道、中央と適度なバランスで配置した瞬間がいいですね。欲を言えば向こうの横切った道にも花見客がいるとなおよかったです。

【牧内 二郎】

「満開のあんずの木」(千曲市・あんずの里スケッチパーク)=3月31日
コメント:天気が良かったので千曲市の『第70回あんずまつり』に行ってきました。全体的に五分咲きでしたが『あんずの里スケッチパーク』の前の木だけ満開でした。
講評:周りの木々はまだ眠りの中でしょうか、休憩所?前のあんずの花だけがピンク色の花をいち早く咲かせ印象的です。中央に配置した「日の丸構図」。花だけをアップにしなかったところが殺風景な周りの景色の中に一段と映えました。
「あんずの花」(千曲市・あんずの里スケッチパーク)=3月31日
コメント:あんず畑の中に入って撮影できるので花を接写してみました。風で枝が揺れるので枝を押さえながら、あんずの花をスマホのマクロモードで撮りました。
講評:スマホによる「作品」はあまり撮ったことがなく「マクロモード」があるとは驚きです。通常マクロ(マイクロ)撮影すると、被写体そのものがクローズアップされ背景はぼける程度で、このように景色があまり写り込みません。花一輪が大きく写り、その向こうにはほかの枝や花、さらにその向こうに山並風の波を打った稜線があり遠近が出ました。

【廣澤 一由】

「早くも満開」(長野市エムウエーブ北)=4月9日
コメント:8日に長野地域の開花宣言があり、早速周辺の桜を探しに散策したらエムウエーブの近くに満開の桜を発見した。早咲きの桜が満開で咲き誇っていた!
講評:例年の運動公園サブトラックの桜はまだ開花せず、開花が宣言されたのでどこかに咲いているはずーと探索した行動力がいいですね。夕暮れに近い斜光線で桜の花が立体的になり、背景のエムウエーブの特徴的な屋根を背景に単純化、すっきり感がでました。

【中島 弘】

「ボチボチ始めるかい」(飯綱町)=3月18日
コメント:リンゴ畑の老木が相棒の草刈り機に「今年も春がきたのでボチボチ始めようか」と語りかけているように見えたのでその雰囲気を撮ってみました。
講評:耕運機はずっとこの位置に置いてあったとは考えにくく、おそらく短期、あるいは昼飯か休憩か。たまたまと思われますが、運転する人もいない耕運機と傍らの老木に“何か”を感じてミニ物語風に仕上げた作品です。また春が来て、老木がいつものように機械に語り掛けるように見えた作者の思いが伝わってきます。
「わさび田に春の訪れ」(安曇野市大王わさび農場)=3月26日
コメント:安曇野市のワサビ農園に行ってみました。当日は黄砂がひどく霞がかかっている中、インバウンドの客が春を告げる紅梅を楽しんでいました。
講評:常緑のワサビの葉に対し、ワサビ田の横には春が来て咲き始めた紅梅が彩りを放っています。適度に観光客もあしらいうまくまとまっています

【竹内 一郎】

「雨水はここまで」(中野市立ヶ花)=3月26日
コメント:東北部水害対策のイベントで立ヶ花の橋を見てきました。2019年の水害の水位が間もなく橋の上層部に達しようとしていました。もし、決壊がなければこの橋はどうなっていたのでしょう。
講評:水害後、立ヶ花狭さく部の一帯は川底の堆積土砂のしゅんせつ工事が行われ増水が流れやすく改良工事が進みました。水害時に記録した水位が橋脚手前の右下に赤くマーキングしてあります。見学をした時の感想とともに、水害の時の様子を思い出した記憶に残る一枚。

【高山 三良】

「春集め」(自宅)=4月7日
コメント:自宅で春を集めました。和名「蒲公英」、別名「星の瞳」、クリスマスローズ、山茱萸、雪の下。土筆も風情があります。
講評:歴史を今に刻む「石渡館」にはさまざまな植物も歴史を継承しています。植栽したものを含め、春一斉に咲いた花々を一堂に会しました。ご先祖様たちも、身近な自然を慈しみ、楽しみ、心癒し・・・といにしえへ思いを馳せさせてくれる一枚です。
※参考。「蒲公英」→タンポポ(読み方)。「星の瞳」→オオイヌノフグリ。山茱萸→サンンシュユ(読み方)。土筆→ツクシ(読み方)
「北信4岳の重なり」(太郎山)=4月5日
コメント:太郎山から撮りました。斑尾山は離れましたが、西の4岳は見慣れた景色よりくっついていました。
講評:山容は、見る位置が少しずれただけで微妙に変わり、「はて?」ということがあります。そこをテーマに撮影した一枚。いつもより重なりが違って見えた山は左より戸隠、飯縄、黒姫、妙高。撮影に出かけた際にはいつもマウンテンウオッチングをすると、楽しみも倍加します。

【後藤 祥子】

「三兄弟 これはピーマンかパプリカか?)」(自宅)=2022年9月17日~22日
コメント:父親が野菜を作り、孫が大好きなパプリカを初めて作り持ってきましたが、「色が付かない、もしかしたらピーマンか?」と言うので様子を見ていたら、少しずつ色づき無事にパプリカになりました。その様子を1枚にまとめてみました。
講評:コメントを読ませていただき写真を見ると謎解きができます。が、通常の展示会などでは「タイトル、撮影場所、撮影者名」のラベルが付くだけです。従って、物語りを複数の写真で組んだ「組み写真」とした表現手法はいいのですが・・・。変化を見て分かってもらえるような組み方があるはずなので、その点に知恵を絞って組みなおしてみてください。面倒ですが・・・。
「三寒四温(春の訪れ)」(自宅)=3月29日・31日
コメント:春になると庭に一斉に咲く花があります。亡くなった母が好きだった花が咲くので母に会えた様な嬉しさを感じます。夏のような暑さがきたと思ったら、次の日は雪降りです。花が「寒いよ」と言っているようで、私も衣類を1枚追加しました。
講評:思い入れの深い花ですね。これも2枚組ですが、どちらかを大きくすると、見栄えが違ってきます。さらに配置を少しずらすとかし、自分の思いを最大限「見た人に分かる」方法を工夫してみてください。

【小島 真由美】

「海外の日本のガイドブックで必ず紹介される場所」(山梨県新倉山浅間公園)=2022年10月22日
コメント:桜の季節でもなく紅葉の季節でもなく富士山に雪がある季節でもないのですが、一度は訪れてみたいと思った場所です。ガイドブックで紹介されている構図を真似て撮影しました。3年前ですがその当時も外国人がとても多かったです
講評:ガイドブックを念のためネット検索すると、いっぱい出てきました。五重塔左の緑が桜満開、遠く富士山はくっきり。でも、それと同じ写真を撮っても、立ち位置が多少のずれはあっても同じなので、「どこかで見た写真だなあ」、「絵葉書調だな」。写真初心者はそれでいいのですが、いつしか壁にぶつかります。その意味で、季節をずらすとか気象条件、光線状態など別の視点で臨むことになります。その意味で、この作品は空の雲がいい感じでこの瞬間ならではと思います。それを活かすには、下の部分を思い切って切り、空の雲をもっと取り入れるともっとオリジナル性アップ!
※参考。新倉→あらくら。浅間→せんげん。ともに読み方。
「雪に残る足跡」(飯山市)=3月20日
コメント:この日の残雪はまだ1メートル近くありました。その雪の上にネコと思われる足跡が続いており動物のたくましさを感じた1枚です。
講評:よく気が付きましたね。ただし、足跡がやや遠いです。もっと手前にまであればこの画角でよかったですが。雪の中に入ると靴の中に雪が入ってくるので、望遠系で引っ張り、手前部分をカットするとよかったです。

【小池 公雄】

「春光」(長野市七二会小坂)=4月6日
コメント:厳しい冬に耐えて、蕾を膨らませてきた福寿草。近寄ってみると気品の良さというか、何か気高さのようなもの漂わせているように思われました。
講評:春一番に咲き、おめでたい花で被写体になる確率が高い花です。多くの写真愛好家が作品を産みだしていますので「私ならこう撮る」という視点がないとオリジナル作品が出てこないという難しい?花です。まあ、どこかで見たような写真でもいいのですが・・・。満開の花にミツバチが来訪したり、背景に北アルプス、あるいは思わぬ降雪とコラボなどなど。この作品は、花開く寸前のつぼみ状態ですが、これからという将来性、勢い、初々しさなどを感じさせてくれます。背景のぼけ具合も主題を強調しています。
「老いの風格」(千曲市森)=4月10日
コメント:未だ3分咲き、ちょっと気が早いですが、森の杏畑に行ってみました。咲ききらないのと平日の曇天で、人影はまばらでしたが、見事な老木が花を付けて、春を告げていました。
講評:いっぱいの老木を発見。上に伸びた枝は剪定され短めですが、幹の太さは生きてきた年月を物語っています。左3、右1と左右に分かれてしまいやや迫力を減衰しています。どれか一本の幹を代表して前面に出し、その向こうに同格の木が見えるという遠近法で迫ると老木の風格、力強さが表現できたと思います。
「来訪者」(長野市・自宅)=4月10日
コメント:満開になった梅の木にヒヨドリが飛んできては、蜜を吸いながら花びらを落としていきます。あまりに器用に、いろいろな姿勢を見せてくれるのでシャッターを押してみました。
講評:メジロほどではないですが、結構花から花へと動きが早い鳥です。セオリー通りに頭部にフォーカスがきていますが拡大してみるとやや甘いか・・・。羽の部分はぶれていて、逆に動き(躍動感)があっていいです。ファイル情報を見ますと、250分の1秒、絞り5.6、ISO720です。シャッタースピードをもっとアップし少なくても500分の1以上、絞りも望遠レンズなので微妙ですが8以上に。このセットにするには連動してISO感度を思い切って1600とか3200とアップしてみましょう。いい天気でも。そして前後の動きにも対応、ピントを追尾するフォーカスモードし、さらに「ここぞ」という動きを逃さない連写に。いろいろといじる設定がありますが、挑戦をしてみてください。

 

長野マラソン「応援お守りシール」配布 今年も

 すっかり春の風物詩として定着した長野マラソン。27回目となった4月20日、スタート地点長野運動公園近くの石渡八幡神社で石渡区の実行委員会が「マラソン応援お守りシール」を今年も配布しました。配布は、新型コロナ禍で中断し5年ぶりに復活した昨年に続くものです。
 神社境内はちょうど春祭りとあって、のぼり旗や提灯などが飾られにぎやか。葉が出始めたものの桜の花もまだ残り会場に花を添えていました。ブルーの法被姿の実行委員会メンバーらは出発の道路沿いで配布場所を案内、誘導。次々と訪れたランナーらは記帳を済ませ拝殿前で柏手を打って拝礼、お守りシールを受け取りました。
 シールは「目標成就」と「無事完走」の2種。「無事完走」の中には、金色(黄色)のシールも。どちらかを選びシールを受け取ったランナーらは、その場でランニングシャツやゼッケンなどに貼り付けたり、シールを手前に神社や桜を背景にスマホで記念写真を撮る姿も。気持ちを新たにスタート地点に向かいました。
 スタートは午前8時半。カウントダウン前には、お馴染みのQちゃんこと高橋尚子スペシャルゲストが「美しい自然に囲まれ、自分のペースでゴールを目差して」とエールを送る中号砲一発。お守りシールを身に着けたランナーら9千人余が運動公園をスタートしました。
       (写真と文 石渡つうしん記者  増田今雄)

「よかったらどうぞ・・・」。スタートの道路脇で、シール配布の神社に案内、誘導する実行委員会スタッフ
シールをもらう前にまず記帳

神妙に拝礼。拝殿前には一時、行列ができました
シールは「無事完走」と「目標達成」、色違いの「無事完走」の3種

どちらかを選び、お守りシールをいただく
早速、スタッフや仲間に頼み、思い思いの場所にシールを貼り付けるランナーたち

シールを手に神社や桜を背景に記念写真をパチリ
わたしにも、ぼくにも・・・
スタート直前、大勢のランナーや応援の人たちの前で高橋尚子さんがエールを贈った
8時半。号砲一発、一斉にスタートするランナー
「お守りシール」を胸に、声援の中ゴールを目指す
シールを帽子に貼り付けた西脇かおる区顧問。スタートする石渡RUN&WALKの笠原千代子さん
ランナーらを「お守りシール」で励ました実行委員会スタッフ。お疲れさまでした

輝いてー私・仲間(第10回)

 趣味の達人・・・畑敏雄さん、光子さん夫妻
互いの趣味について語り合う畑敏雄さん、光子さん夫妻。共通の話題があって楽しそうです

 8常会の畑敏雄さん(77)、光子さん(76)夫妻は、それぞれがたくさんの趣味を楽しんでいる。畑さんは38年間、警察官として勤務、定年退職後に趣味の楽しさに目覚めた。「現職のころは仕事が忙しく、無趣味が趣味だと豪語していました」と笑う。光子さんは畑さんと一緒に県内外19か所を引っ越し、その地で持ち前の好奇心から手芸などさまざまな趣味を覚えたという。畑さんの趣味から紹介すると…。

盆 栽
赤松の盆栽。畑さん自慢の作品。幹を針金で縛って曲げた。20年かけて仕上げた

 自宅の庭には約80鉢の作品が並んでいる。赤松や真柏、五葉松を中心に育てている。義父が育てた作品を見て「いいな」と感じ、17年前に引き継いだ。長い時間をかけて小さな鉢の中に木の美しさを追求するのが魅力。それには一年を通して植え替えや芽摘み、枝の剪定や整形など丹精を込める。大変だがそれが楽しみでもある。

盆栽の手入れをする畑さん。子どもを育てるような気持が大切という
詩 吟
1常会の小山のぶ代さんの指導で詩吟を習っている。おなかから声を出すのでストレス解消にいいと説明する

 生前の母親がやっていたので関心があった。12年前から始めた。今は1常会の小山のぶ代さんに師事して岳風流を習っている。「漢詩や和歌を覚えることで脳の活性化につながるし、腹式呼吸なので体にいいんです」と詩吟の魅力を話す。お祝いの席などで吟じれば喜ばれるし、同じ生徒同士の交流も楽しいという。

ペタンク

 友人に誘われて平成元年に石渡ペタンク愛好会に入った。この4月から会長になり15人の仲間と毎週、5常会の公園でプレーを楽しんでいる。目標球に対していかにボールを近づけるか、力加減が難しい。会長として楽しい雰囲気を盛り上げるため仲間への声援や励ましにも気を配っている。

5常会の公園でペタンクを楽しむ。力の加減がなかなかに難しい
ペタンク愛好会の会長として雰囲気を盛り上げるため、「ナイスプレー」など会員にはよく声をかける
木遣り歌
区の文化祭で木遣り歌を披露する石渡八寿喜会のメンバー。毎年恒例になっている

 そろいの半てんに黒の腹掛け、鉢巻を締めて声高らかに木遣り歌を歌う石渡八寿喜会に11年前に入った。毎年石渡八幡神社の祭礼で氏子や区の役員の行列を先導したり、公民館文化祭で美声を披露している。毎月2回公民館で練習をしている。個性派の会員が多く練習後の懇親会は話題が豊富で交流が楽しい。

公園ボランティア
8常会の公園を整備している「いこいの会」の会員たち。花壇の草を取ったり花を植えたりして美化に取り組んでいる

 畑さんの家は8常会の公園に隣接している。以前、公園は雑草が生い茂り荒廃していた。「人が集う公園にしよう」―畑さんらの呼びかけでボランティアグループ「いこいの会」が生まれ、公園の再生に取り組んでいる。花壇をつくって毎年草取りをしたり、花苗や球根を植えている。こうした活動を10年間続けている。市から「ながの緑大賞・奨励賞」をもらった。

 そのほか、菊づくりに取り組んだり、マレットゴルフを楽しむ「石渡ⅯG同好会」や、毎朝運動公園で行っている「ラジオ体操」、毎週石渡公民館で行っている「元気はつらつ体操」に参加しており、「地域に溶け込む」ことを心がけているという。

光子さんの趣味
畑光子さん自慢の木彫り作品。ほんの一部とか。着ているワンピースは母親からもらった着物をリメークした。後ろの洋服も同じリメーク作品

 負けず劣らず趣味は多い。子育てや親の介護をしながら、19回の引っ越し先でその土地で出合った作品に興味を持ち、腕を磨いたという。例えば長野市では編み物や陶芸、須坂市では草木染や機織り、塩尻市では沈金と漆工芸、上田市では木彫り、松本市ではレザークラフトなどなど。今は木彫りが中心。「立体的にするのが難しいが達成感があります」。多くの趣味を支えているのが持って生まれた好奇心の強さ。「これが若さと健康を保つ力です」と笑った。

転勤先の塩尻市で覚えた沈金作品。微妙に細い彫りが難しいという
モットー

 畑さん夫妻には、二人とも後期高齢者になり、体の機能も衰えている中で、自分らしく生き生きと生きたいと思って、心がけている言葉がある。それが「今日、行くところがある」「今日、することがある」という考え。だから趣味に積極的に取り組んでいる。「趣味は老後の活性剤」だ。

石渡八幡神社で春の例祭が行われました

 石渡八幡神社の春の例祭が4月19日から20日にかけて行われました。

 19日の宵祭りでは、午後6時すぎに氏子役員や区の役員など11人がそれぞれ提灯を持って石渡公民館を出発して神社拝殿に入り、本殿に向かって参拝をして神事を終えました。

 20日の本祭りでは、石渡八寿喜会のメンバー9人が木やり歌を高らかに歌いながら、氏子や区の役員などのみなさんを先導して公民館から神社まで歩きました。

 拝殿では倉澤宮司がこれから植える稲の豊作を祈る祝詞を読み上げ、全員のお祓いを行い、関係者が次々に玉串を神前に捧げました。石渡神楽保存会の会員が「本舞い」と呼ばれる獅子舞を奉納。最後に氏子総代の徳武美喜男さんが「伝統を守りながら、より多くの人が神社に参拝にきてくださるよう努力します」と謝辞を述べました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越 渉】

宵祭り。氏子や区の役員がそれぞれ提灯を持って石渡公民館から石渡八幡神社に向かいました
拝殿では全員が本殿に向かって参拝して神事を行いました
本祭り。石渡八寿喜会のメンバーが行列を先導、木やり歌を歌いながら神社に向かいました
石渡八寿喜会の後ろには、氏子総代の徳武美喜男さん(右)や倉澤宮司、氏子役員、区役員などが続き、静かに歩を進めました
神社境内に到着した行列は、咲き誇る桜の下、厳かに拝殿に向かいました
倉澤宮司は秋の豊作を祈願する祝詞を読み上げました
参加者全員が倉澤宮司のお祓いを受けました
参加者は倉澤宮司から玉串を受け取ると、次々に神前に捧げました
石渡神楽保存会のメンバーが太鼓や笛に合わせて「本舞い」を奉納、たくさんの拍手を受けました

(了)

長寿会がお花見を開きました

長寿会がお花見を開きました

 長寿会は4月17日午後、長野運動公園サブトラック脇の桜の木の下で、お花見を開きました。初めての試みで20人ほどが参加しました。

 相談役の高山三良さんの「ゆっくり楽しみましょう」との乾杯の音頭で始まり、参加者は満開の桜を見上げながら、ビールを片手に雑談に花を咲かせていました。会長の村松久和さんは「心配しましたが花のピークにうまく合いました。来年もやりたい」と話していました。

【文と写真:区広報部長 笠原好幸】

「かんぱ~い」の声が一斉に上がり、お花見が始まりました
長寿会の会員を覆うように桜が咲き誇っていました
桜の花の下で酒が止まりません

(了)

令和7年度石渡区定期総会が開かれました

 4月13日の日曜夜、石渡公民館に区民や区役員合わせて約50人が参加して、令和7年度の石渡区定期総会が開かれました。

 冒頭、佐々木利明区長が「有意義な総会にしたい。ご協力を」とあいさつ。続いて区の一般会計決算や予算をはじめ、石渡八幡神社や用水組合、公民館、長寿会、育成会の決算や予算が報告され、いずれも承認されました。

 会場からは「区の規約や各種団体の規程集を一括にまとめ、区の公式ホームページの石渡つうしんに載せるべき」「運動公園のヒマラヤスギの伐採を」などの意見や要望が出されました。

 最後に6年度で退任した11人の役員が紹介され、代表して前区長の竹内一郎さんが「みなさんの協力、ありがとうございました」とあいさつしました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

「有意義な会議にしたい」とあいさつする佐々木利明区長(中央)
各種団体の責任者から、決算や予算、事業計画が次々に発表されました
総会には20数人の区民が参加して、資料を見ながら区役員の説明を聞いていました
任期を終えて退任した11人の区役員を代表して前区長の竹内一郎さん(中央)が感謝の言葉を述べました

長野マラソン・応援お守りシールが完成

 今月20日に行われる長野マラソンに参加して、スタート前に石渡八幡神社に参拝する選手たちに無料で配る応援お守りシールができました。つくったのは3常会の広沢幸一さん。当日は、区民有志でつくる実行委員会のメンバー約20人が激励のエールとともに手渡すことにしています。

 シールは「無事完走」と「目標成就」の2種類。合わせて600枚つくり、選手たちにはどちらか1枚を選んでもらいます。選手たちは、シールをウエアの胸やバッグ、ゼッケンなどに貼り付け、シールに力づけられてレースに臨みます。

 この応援お守りシールの配布は2009(平成21)年に始まりました。以後、コロナ禍などで中止がありましたが、今年で12回を迎えます。県内選手をはじめ東京や愛知、大阪などや海外の選手も受け取っているとのことです。

 広沢さんは「当日は実行委員会のみんなと、選手たちが無事にゴールに着いてとの願いを込めて配ります」と話しています。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉、増田今雄

長野マラソン当日に配る2種類の応援お守りシール。中央の金色の「無事完走」は、30枚に1枚の割合でつくったラッキーシールとのことです
2種類の応援お守りシールは、いずれも縦10,5cm、横6cmの大きさです
昨年の長野マラソンに参加した笠原千代子さん(1常会)はシールをもらってうれしそうでした
お守りシールをウエアに貼って「似合う?」とポーズをとる選手もいました

有志による「はつらつ体操」が始まりました

 石渡区でおなじみの「はつらつ体操」が4月7日、石渡公民館で始まりました。約20人が参加して、ストレッチ運動や筋力アップ運動に1時間ほど取り組みました。

 区の福祉推進員支部主催の「げんきはつらつクラブ」の体操は5月12日から始まりますが、体操を続けている人たちから、もっと早くとの声が多く聞かれ、2常会の倉澤利和さんの呼びかけで実現したとのことです。毎週月曜日に4月28日まで続けて区主催の体操にバトンタッチする予定です。

 参加者の一人、1常会の田中実さん(75)は「運動は大切。積極的にこうした場に参加している。ほかの人との交流にもなるし」と話していました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

あいさつに立った呼びかけ人の倉澤利和さんは「サクラの季節です。頑張って体を動かしましょう」と話しました
「肩がよく上がらない」などの声も聞かれましたが、日ごろの運動のせいか、みなさんしっかり形になっています
腰痛予防の太ももの裏を伸ばす運動です。意外にきちんとできていました
休憩の合間にコンフォートきたながいけのスタッフが訪れ、舌の働きの大切さについてレクチャーしました
最後は恒例のズンドコ節です。音楽に合わせて手足を伸ばしました

長寿会が総会を開きました

 石渡長寿会は3月31日、約50人が参加して石渡公民館で総会を開きました。冒頭、今年度亡くなった2人の会員を悼んで、全員が黙とうを捧げ、会場は厳かな雰囲気に包まれました。

 高山三良会長があいさつに立ち「最近、うれしいことが3つありました。1つは長寿会が行っている児童の下校時の見守り活動に対して、児童から感謝として手づくりの記念品をいただきました。こんなうれしいことはありません」と報告、拍手が起きました。続いて来賓を代表して竹内一郎区長があいさつ。令和6年度の活動報告や会計報告があり、若干の質疑のあと承認されました。

 最後に令和7年度役員の紹介があり、会長に村松久和さん、副会長に竹内正男さん、相談役に高山三良さん、顧問に小池公雄さん、そして8人の班長が承認され、新体制がスタートしました。新会長の村松さんが代表して「人と人との交流が大切。実行する長寿会にしたい」と抱負を話しました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越 渉】

亡くなった2人の会員を悼んで全員で黙とうしました
高山三良会長は「うれしいことが3つありました」と報告、会場から拍手が起きました
来賓を代表してあいさつする竹内一郎区長
総会には約50人の会員が参加、事業報告などの説明に聞き入りました
勢ぞろいした令和7年度の新役員のみなさん。村松久和会長(マイクを持ている)は「人と人との交流を活発にする長寿会にしたい」と抱負を話しました

 (了)

                       

 

石渡写真クラブ月例会(3月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(3月)作品&講評 
 朝の気温が氷点下になる日が遠のき春がやってきました。27日現在、セツブンソウやフクジュソウがほぼ満開の便りが届き、新聞の広告にも森のあんず祭まつり(信毎)、列車と絡めた桜特集(市民新聞)などが掲載、撮影情報満載です。
 春分の日も過ぎ日差しが日一日と長くなり、4月から石渡写真クラブの例会開始時間が6時半から7時に。毎年のことですが、時の移ろいの早さが身に染みて感じるような齢になってきました。
 後数日で新しい年度となります。新しいお仲間も増えました。気持ちを新たに、また、野に山に📷片手にでかけましょう。
 季節の変わり目、体調管理には十分気を付けながら・・・。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【小池 公雄】

「信濃路の朝」(須坂市)=2月25日
コメント:モルゲンロート撮影に挑戦してみました。もう少し天候状態の良い時を探して、再挑戦してみたいと思っています。
講評:北信五岳のうちの三岳ですが、まあまあの朝焼けの色と思います。コメントにあるように「天候状態の良い」時に再挑戦を。できれば残雪がある方がインスタ映えします。刻一刻、そしてあっという間にロートは終わりますので連写を。
「『なる君』ピース」(長野市内)=2月1日
コメント:隣組の「なる君」が配り物を持って来てくれました。<ピース>のポーズです。いつも、庭のガラス戸をコツコツ。呼んでくれます。
講評:家族やお隣さんといっても、何か行事でもない限りカメラを向けることが少ないです。日常の中で、“何かを感じた”ところに写欲いっぱいの小池さんの気持ちが現れています。ぎこちないピースサイン、なる君にとって一生の思い出となるでしょう。ぜひプリントして差し上げてください。撮影日時、場所、撮影者を必ず付記してください。
「夢の中」(長野市内)=2月1日
コメント:上の写真と同じ時です。ママの懐の中が余程気持ち良いらしくて、全く目を開けません。
講評:なる君だけでなくその下の妹さん。こちらも「気持ちよさそう」と感じシャッターを押したところが素晴らしいですね。同じくプリントしてプレゼントしてください。

【小島 真由美】

「無限空間」(チームラボ麻布台)=2月1日
コメント:森ビル、デジタルアートミュージアム、エプソンチームラボボーダレズを体験してきました。六面鏡の空間で、そこにいる人が浮いているように見えたり、地下にいるように見えたりもし、おもしろいなと思ったので・・・。
講評:何とも芸術的と言おうか、摩訶不思議な写真です。人間が見世物として最先端技術を駆使して作ったと言えばそれまでですが、面白いと感じた気持ちをそのまま作品(写真)にしようとシャッターを押したところがいいですね。
「東京タワー」(東京都港区)=2月1日
コメント:遠くから見る東京タワーでなく見上げた時の東京タワーの大きさが出るといいなと思い撮ってみました。
講評:いい写真を生む一つに「アングル」があります。遥か遠く、逆にすぐ近く、はたまた右寄り、左寄り、上から、あるいは下から・・・。「見上げたら?」と気付いた点がこの条件をクリヤ、天を突き上げるようにそびえ立つ東京タワーの雄姿を捉えることができました。

【後藤 祥子】

「道は続くよ 前進(一歩一歩前へ)」(千曲市川沿い道路)=2022年2月9日
コメント:2019年水害がありました。その時の川の様子がすごく目に焼き付きました。その後、同じ場所を通るといつもの姿になっていました。その時感じた気持ちを込め、少しずつ復旧してゆく現状に前進の思いを込めエールを送る思いで撮りました。
講評:例会では2枚別々に作品を提出しましたが、コメントはじめいろいろと事情聴取をしていると、2枚は密接に関連づいていることが判明しました。つまり、過去にあった水害の記憶をたどって3年後に復旧した被災地を撮影(1枚目)、そして、「前向きに頑張っていきましょう」の思いを込めすぐ近くの鉄橋を撮影、写真の中に文字を入れ込んでみた(2枚目)。関連した2枚なので、せん越ながら、複数の写真を組み合わせて表現する「組み写真」に増田がアレンジしてみました。タイトルも合体しました。

【高山 三良】

「二月のうろこ雲」(信大付属小学校北・南堀)=2月15日
コメント:うろこ雲が空いっぱいに出ていました。冬のうろこ雲は天気が下り坂へと向かうサインらしい。飯縄山も一役。
講評:うろこ雲と言えば秋を代表する雲ですが、冬に出現したうろこ雲をすかさずカメラに収めました。ほぼ中央下にシルエット状ですが飯縄山が鎮座し、そこを起点に大空いっぱいに放射状に広がっている雲が雄大、やや黒めの雲とともにスケールいっぱいに迫ってきます。
「北信二岳を背にドヤ」(飯綱町)=2月25日
コメント:石渡は雪が少ない冬でした。たくさんの雪が見たくて出かけました。飯綱産直「むーちゃん」で小さな雪だるまを作り目鼻を付けました。柵に乗っけると黒姫山と妙高山を背に得意満面。
講評:積雪量は九州、四国の方が多い時もあり、どうなっているの?と首をかしげる長野、石渡の今冬。雪が恋しくて近くの山裾まででかけ創作した作品。単なる雪景色でなく、雪そのものを加工して景色の中に置いてパチリと創作。昔、子どもの頃は雪だるま、かまくら、すべり台など雪が友達、童心に帰りました。

【中島 弘】

「静かに春を待つ」(千曲市姥捨棚田)=2月15日
コメント:冬の棚田に行きました。思っていたより雪がなく、静かな棚田がありました。稲の無い棚田は地形が良く分かり、自然と融合した造形美に見とれました。
講評:苗代から収穫まではにぎやかな棚田も今はひっそりですね。手前の田のうっすらとした雪模様が情緒的。その向こうにさまざまな形が分かる棚田が顔を見せ、さらに善光寺盆地へと続く広がりがいい感じです。
「セツブンソウ」(千曲市戸倉)=3月9日
コメント:千曲市戸倉のセツブンソウ群生地に撮影に行きました。遅いかと思っていたが、居座った寒波の影響で開花が遅く、更に4,5日前に降った雪が溶けなく群生地は雪に覆われていました。雪の中から咲き始めた1輪を撮りました。
講評:満開、一斉に咲いた花の群落は見飽きたと言えばそれまでですが、桜もフクジュソウもカタクリもすべて、一ひねりしないとオリジナルな作品は生まれてきません。その意味で、運よく雪と絡めることができてラッキーでした。開き始めた花弁(がく)と、その奥に顔を見せた花芯が明るい露出で捉えられ新鮮なイメージの作品に仕上がりました。上部の茶系の色は「枯れ葉」とのことですが、形も不鮮明でやや分かりにくく、もっと面積を小さくしても良かったかもしれません。

【廣澤 一由】

「青天バスは爽快」(東京都内・ハトバス車内)=2024年11月22日
コメント:いつか乗ってみたいと思っていた屋根無しの観光バスにやっと乗れた!開放感があり、視界が広く、高層ビルも真上に見えとても爽快であった。
講評:かつて英国、バーミンガムで長野冬季五輪決定のIOC総会取材のおこぼれでロンドン市内を巡った観光バスがこれでした。懐かしく思い出しますが、首都のビル群と手前のバス内の観光客とををうまく配列、青空が爽快感を誘う作品となりました。

【牧内 二郎】

「分杭峠 気場の木漏れ日」(伊那市分杭峠気場)=2022年9月16日
コメント:ゼロ地場で有名な分杭峠の気場から撮った太陽。皆が太陽を撮っていたので真似して撮りました。家に帰って写真を見たら光彩が八方向に広がって縁起の良い写真が撮れていました。
講評:何とも、(写真を)見ている私も“気場”を感じる気分になるような作品です。よく太陽を樹木の幹や枝の間から撮る手法がありますが、ハレーションを起こして四方八方に光が放射状に広がる程度です。何か、中央斜めに横切る強烈な明るめの光線、広がる帯状の光、色など初めて見ました。磁気ゼロ地帯のためでしょうか、不思議な一枚です。

【宮澤 一成】

「粉雪のベール」(戸隠奥社)=2月28日
コメント:参道を歩いていると、頭上後方で「ガサガサ」と、音がしたので、すかさず振り返りシャッターを切りました。撮れているか心配でしたが、何とか写っていました。
講評:あそこは熊の宝庫。熊出なくてよかったですね。まだこのタイミングでは冬眠中のはずですが、物音に瞬時に反応しシャッターを押したところがいいですね。よく「あっ!」という瞬間は、目で見てしまう、あるいは危険を伴う事態なら回避してしまうのが普通ですが・・・。種明かしをすると、高いところからパラパラと落ちてくる雪を見事に捉えました。欲を言えば背景が少しぼけるともっと雪が強調され雰囲気がでました。
「笑える」(戸隠奥社)=2月28日
コメント:インバウンドのせいなのか、ここ奥社でも外国人ばかり、お願いして写真を撮らせてもらいましたが、灯篭の上に積もった雪を見て、なぜ笑顔なのでしょうか?
講評:Can I take a picture?灯篭の上の雪と人物を対角線に配置、笑顔で振り向いた瞬間、構図、シャッターともにうまくまとめました。石灯籠の「和」と外国人の「洋」が不思議な空間を醸し出しています。