長野マラソン「応援お守りシール」配布
~5年ぶりに復活~
北信濃の春の風物詩「第26回長野マラソン」が21日行われ、全国からおよそ9000人のランナーが善光寺平の長野冬季五輪競技会場を走り抜けました。
スタート地点はわが石渡区を含む長野運動公園。選手らに無事、楽しく信濃路を走ってもらおうと、区内の有志から成る実行委員会が恒例の「応援お守りシール」を配布しました。新型コロナ感染が始まった翌年から大会が2年間中断、同時に配布も中止、マラソンが再開してからも自粛し実に5年ぶりの復活となりました。
折しもシールを配布した石渡八幡神社は春の例大祭の本祭り。本殿の扉も開かれ、拝殿前にはちょうちんや日章旗が飾られ華やか。階段脇の柱には「長野マラソン無事完走」と「長野マラソン目標成就」の祈願を込めた看板もお目見え、雰囲気を盛り立てていました。
久しぶりの配布とはいえ、予定時間より早く待ちかねた選手が訪れ、定着ぶりをうかがわせました。スタートのメイン通り2か所では、「応援シール配布」の看板を掲げ、スタッフが案内、誘導。選手らは葉桜、のぼり旗のある神社正面の参道やブランコのある南側などから次々と集まり、一時は行列ができるほど盛況でした。
記帳をすませ、拝殿でお参りを済ませた選手は、「無事完走」か「目標成就」のどちらかのシールを選びます。神社を背景にシールをかざしスマホで記念撮影する人、早速ゼッケンやランニングシャツの肩などにシールを張り付ける人、大切にズボンの後ろポケットに収める人・・・。1人1枚。550人余のランナーがシールを携え、気持ちを新たにスタートポイントに向かいました。
「数日前は28℃と暑かったようですが、今日は20℃の予報。走りやすいです」と五輪金メダリストのQちゃんこと高橋尚子さんがエールを送る。時折日が差し始めた午前8時半、号砲一発。無事完走のランナーも、目標成就のランナーも、新緑がまばゆい長野運動公園を一斉にスタートしました。
(写真・文 石渡つうしん記者 増田今雄)