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石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評

 明けましておめでとうございます。
穏やかな天候の初春、今年いっぱい続くといいなあと思いつつ・・・。
2日午後から雪がちらほら、いよいよ本格的な冬将軍到来か。
と思いきや、予報がはずれ、3日も本日4日も好天、穏やかなお正月が続いております。
今年も頑張ってまいりましょう。

 講評は年を越しましたが、昨年最後12月の例会の作品&講評です。
 昨年暮れ、第14回信毎フォトコンテストに宮澤一成さんが応募した作品が佳作に選ばれ1227日の新聞に発表、氏名が掲載されました。おめでとうございました。
 同コンテストは小生が在社時代に関わっていたことがある思い入れのあるコンテストです。入社した1971年直後に「(県内の)写真愛好家のレベル向上」を目的に信毎と県写真連盟共済で始まった歴史の長いコンテストです。数年前にはコンテストの名称、一年内の実施回数などを衣替えしましたが、ほぼ同じ内容で継承されて今に至っています。応募しやすさを考慮、毎回「テーマ」がありますが、今回のテーマは「交」でした。応募総数は248点。入賞、入選、佳作に選ばれるのは20数点ですので、狭き門といえば狭き門。その中に入った宮澤さんの作品は秀逸な一枚だったかと思います。
 コンテストのために写真を撮るわけではありませんが、日ごろ写真を撮っている者にとっては「コンテスト」は一つの楽しみといいましょうか、撮った作品がどのように評価されるかを試すいい機会となる場です。ほかにも写真県展はじめ各自治体の観光フォトコンなどいろいろとあります。ぜひ、「これは!」という写真が撮れたら応募して“運”だめしをしてみましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品の掲載順は「あいうえお」順、一回ごとに逆に紹介しています。

【宮澤一成】

「秋の参拝」(上越市春日山林泉寺)=11月15日
コメント:今年の朝陽史跡めぐりに参加したときの一場面です。ぞろぞろと皆で参拝をしてきました。
講評:お寺境内にまだ残る紅葉と参拝する人たちが程よくばらけ(散らばり)、バランスよくにぎやかな一枚にまとまりました。
「うまいカニ~」(糸魚川市マリンドーム能生)=11月15日
コメント:史跡めぐりの昼食会の後、海を見に出てみるとカニを食らう人たちが大勢いました。
講評:ぼつぼつ寒い時期ですが、穏やかなブルーの海原を背景にテトラポットの上が舞台。うまそうですね。口をあんぐりとあけ、細長いカニをぱくり。いい瞬間を捉えました。

【牧内二郎】

「冬囲い」(高田城址公園)=10月21日
コメント:高田城址公園へ行きました。冬囲いの資材が置かれていたので、これは撮影のチャンスなのではと思い、公園内を散策してチャンスを待ちました。赤い服の作業員の方が笑顔で作業されてました。
講評:葉も落ちた冬枯れの桜の木と並行する中低木が雪で押しつぶされないように冬囲い作業。始まるタイミングを待って撮影した労作。アングルが真正面からなので、平板な感じですが、並木をやや斜めに狙うと、奥行き感が出たかと思います。

【広澤一由】

「聳え立つクレーン」(運動公園)=11月28日
コメント:墨盛んに組立てられていく新たな体育館の工事現場には、背の高いクレーンが活躍していた。竣工が待ち遠しい!
講評:真っ青な空のブルーに伸びるクレーンの赤白が対照的。その高さ、大きさが右のアクアウイングや左の総合体育館から推察できます。旧広場に建築という位置関係もよく分かります。手前にケヤキの落ち葉が見え季節感も盛り込めました。
「戦艦『三笠』にて遠い昔を偲ぶ」(横須賀)=11月14日
コメント:日露戦争で活躍した旗艦「三笠」を見学し、ロシアのバルチック艦隊に勝利した遠い昔に思いを馳せた。
講評:港湾の一角に係留されているかつての戦争の戦艦。きれいに保存された感じと青い海を見ていると「平和が一番」と語り掛けているように思えます。

【中島弘】

「えびす講花火」(長野市)=11月23日
コメント:初めて花火の撮影を試みました。事前に調べた条件にカメラを設定し撮影しました。シャッターを押すタイミング、押している時間、暗闇から突然現れる光をファインダーに納める、等々体験から得られるコツを重ねていきたいと思います。
講評:私もかつてモノクロ時代に仕事で撮ったことがありますが、それ以外ではあまり狙わない素材です。が、よく目にする作品は、花火の下に何かを入れるものが多いです。遠くから狙って市街地の夜景、あるいは超接近して有料席のテントや人込みを入れ・・・。それぞれレンズ選択が違いますが、ぼつぼつと経験を積み重ねていってください。暗いですので足元、落とし物に注意してください。
「畑の紅葉」(長野市篠ノ井)=11月24日
コメント:目的の銀杏の紅葉を撮れず、移動中桃畑に遭遇。紅葉した落ち葉、不思議な枝の曲がりを撮ってみました。
講評:世の中、歩いているとそこそこに素材が転がっているものです。それに気が付くかどうか、絵になるぞとひらめくかどうか・・・だけです。その観察、洞察できる眼を養うことです。斜めに傾いた桃の幹と畑いっぱいの落葉が“小さな秋”を演出しています。

【竹内一郎】

「猫が2匹」(自宅)=令和6年                 コメント:我が家には猫が2匹います。ラグドールとシンガプールです。仲がいい時と悪い時がありまして、取っ組み合いもあれば、なでなでしているときもあります。私がさきに行くとまでは長生きしそうです。
講評:種類の違う、太いのと細い猫が二匹。温かそうな部屋で高みの見物でしょうか、カメラ目線でポーズをとっています。洗濯ばさみなども傍にあって日々の生活感あふれる一枚となりました。

【高山三良】

「アスリートは見ていた」(長野運動公園)=12月9日
コメント:令和10年開催の国民スポーツ大会に向けて新体育館の建設が進んでいます。大活躍のクレーンと工事を見守る円盤投げ選手がありました。
講評:大空に高々と伸びるクレーン、着々と鉄骨が組みたてられて姿を現した新体育館。かつて昭和50年ごろに建てられた運動公園施設の一角にある記念のモニュメント「円盤投げ」を引っ掛け、新旧の時の移ろいを盛り込んだところがいいですね。
「ジョビちゃんのお遊び」(石渡=自宅)=11月3日
コメント:ジョウビタキが車の屋根から滑り落ちたと思いました。何度も何度も。リアウィンドーのスロープを利用してスライダーごっこをしていたんです。楽しそうに。
講評:何か小鳥が遊んでいるような感じが羽や体の動きから感じられます。面白い素材を発見、いろいろな角度から大小織り交ぜて組み写真にまとめました。が、起承転結が少し分かりにくいかなー?もう少し、時系列というか「こうなって、ああなった」的に分かりやすく組んだらもっと面白くなると思います。また来たら再挑戦を。

【後藤祥子】

「信号の番長」(石堂町)=11月16日
コメント:なぜか嫌われ者のカラス。ごみをあさったりと人間に害を与えている印象がある。「自分を見て」と言わんばかりに信号の上にいて「いいことをしているよ」と必死になっている姿を撮りました。本当は賢いカラスです。
講評:中央の信号機の上にいますが、向こうの街路樹の葉の色と同化してしまい分かりにくいです。光線状態はどんなあんばいだったです?カラスは羽が黒いのでカッと太陽光線が当たる時間帯、もしくは背景を後ろのビルの白にすると浮いて見えるかと思います。
「葉の個性」(自宅庭)=12月2日
コメント:秋も終わり冬になりました。木々の葉の個性を発揮し表現できるのは、秋なのですね。太陽に照らされ美しい見えたままを写したいのにまだ技術がおいつきません。今年の秋の一枚です。来年は少し上達したいなあ・・・
講評:真っ赤になった葉の色、きれいですね。後ろにはやや黄色のもあり・・・。色味をもっと鮮やかというか、太陽光線の反射をもう少し除くと違う発色となります。そうするには、PLフィルターというフィルターをかけてみましょう。別名「反射除去フィルター」といいま、テカテカした反射や水面に映った空の反射などを除いてくれて鮮明になります(なるはずです)。それと、ご自宅とはいえ、画面の中に少しだけでも主題の向こうに見える景色、街並みとかなんかを入れると“作品”により近付きます。

【小島真由美】

「海で見る夕日」(神奈川県城ケ島)=11月23日
コメント:長野県民の私にとって海に沈む夕日は滅多にみることができません。本当は水平線に沈む夕日を撮りたかったのですが、帰りの時間もあったのでオレンジ色に染まった海の夕日をとりました。城ヶ島はウィディングフォトが有名な場所で、この日4組の方が写真を撮っていました。その様子も映っています。
講評:向こうの岩の左側に写真を撮る人とカップルがいますが、岩の黒と重なってしまい分かりにくく残念です。岩の上にいてシルエットでもその様子が見えると点景として申し分ない作品になったかと思います。
「幻日」(神奈川県城ケ島)=11月23日           コメント今年2回目の「お福分け」になります。幻日を見ると「幸運が訪れる前触れ」と言われています。皆さんにいいことが起こりますように。この写真(写真下)は色を調整したものになります。実際はIMG_9294(写真上)になります。どこまで加工していいのかわからずご意見ききたいです。         講評:いい場面に遭遇しました。ややマゼンタ(赤)色を調整し加工、夕焼けのイメージが増しいいかと思います。近年、あまりに極端に色調やコントラストなどを強調、本来の自然な感じが損なわれるケースが目立つ傾向にあります。気を付けましょう。後、トリミングですが、下の岩の面積が多すぎなのと逆に上の雲のある空間の上部をカットしましたが、下の岩の面積はもう少し少なめに、上の部分は元にしましょう。すると主題の幻日がもっと存在感を増してきます。

【小池公雄】

「満月捕食」(運動公園)=12月5日
コメント:高山さんの投稿を見て、月が貯水塔に被る所を狙いに行きました。いざ構えてみると月の移動が意外に早くてまごついているうちに構図が予定と変わってしまいあわてました。月も貯水塔の先端ももっと輪郭がはっきり撮れる方法を教えて下さい。
講評:目の前の被写体はすぐそこで、月ははるか36万㌔の彼方。いくら被写界深度(絞り)を深くしても両方にピント合致は無理です。どっちかにフォーカスを合わせる、自分の主張したい方に合わせることでいいかと思います。その点で、この作品はご苦労なさったようですが、これでいいかと思います。はるか遠く霞んだお月さんを塔が「ぱくり」というイメージは出たかと思います。両方にピントを合わせる方法は「合成」という手法を使います。つまり塔にピントのあった一枚のカットと月にピントを合わせ、なお大きさも適度に大きくしたお月さんのカット、この二枚を一枚の写真の中に合わせてしまうというやり方です。方法はいろいろありますが、長くなるのでここでは割愛します。
「逃げろ逃げろ」(川中島古戦場)=12月7日
コメント:秋の日暮れ近くに川中島古戦場に行ってみました。木々の葉は落ち、池の草も立ち枯れて、岸辺の木々とともに池に写り込んでいる中に鴨が対岸へ逃げる水紋をつくり、おもしろい線だなと思いました
講評:水面に写り込んだ冬枯れの木々の影がゆらゆらと、鴨の動きとともにきれいというか、初冬の風情を醸し出しています。カモの水紋もいいですが、むしろ木々の映りこみを中心に画角をトリミングすると別の感じの作品になります。
「寝鴨に冬間近」(川中島古戦場)=12月7日
コメント:午後の弱い日差しの中で鴨が羽に頭をうずめて休んでいました。来る寒さに体力温存か?最初はどういう格好をしているのか分からず、不思議に見えました。
講評:お腹が満ちると?じっと動かず、コメント通り「体力温存」かと思います。羽毛をまとい暖かのはずですが、頭部を隠すように背中の方を向きます。みんな同じ格好をしているのでユーモラスです。望遠レンズによるものでしょうか、ややフォーカスが甘いです。手振れ防止にはご面倒でも三脚使用を。

【倉澤利和】

「日向ぼっこ」(飯綱町)=10月28日
コメント:リンゴ農園にバイトに行きりんごの葉摘みをしている時、りんごの上に乗っているカエルが目に入りました、こちらを見るのを待ってスマホで撮りました。
講評:仕事の合間によく見つけましたね。そして、それを作品にしようとカメラ目線になるまで待って収めた心意気がいいです。今はスマホという撮影の武器がいつも身近にあり便利な世の中、というか写真というものが生活の中に完璧に居座った時代ともいえます。とにかく、いろいろと難しい操作とか、いい写真とか何とかはそっちに置いて目の前にあるものを、身近なところにあるスマホで撮る、残す。これでいいのだと思います。と、カエルが問いかけているように見えます。

 

石渡写真クラブ月例会(11月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(11月)作品&講評 
 暑く、長引いた夏からあっという間に過ぎ去った今年の秋。運動公園のケヤキも吹き溜まりに落ち葉がどっさり。菊づくりに欠かせない腐葉土のためにせっせと掃き集めては袋詰めする光景が、冬近しを感じさせてくれます。
 師走に入り、そうはいっても冷え込みが増して参りました。奥信濃では漬け物や家屋や樹木の囲いなど冬支度が本格化、真っ白な雪景色もすぐそこまでやってきています。
 今年はどんな年だったでしょうか。残り一カ月。
 インフルエンザが流行っております。注意して新しい年を迎えましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【小池公雄】

「小春日和の湿原にて」(志賀高原・田の原湿原)=9月27日
コメント:爽やかな秋日和、志賀高原に遊びに行ってみました。未だ、周りの木々は緑が強かったですが、たまたま、ワレモコウを発見したので撮ってみました。近くで水彩画を楽しんでいる夫婦も居たりして、とても気持ちの良い散策になりました。汚点の様なものが写り込んでいますが、消し方が分らないのでそのまま出します。
講評:草地が少なくなった現在、珍しいですね、ワレモコウ。この植物を食草とするチョウ「ゴマシジミ」が長野市霊園に生息し、つい半月ほど前に信毎に違法採取され困った!という記事が掲載されたばかりです。横道にそれましたが、見事な群落をローアングルですっきりまとめました。青空と雲もいい感じです。近くに見える山の稜線が群落の向こうに垣間見えますが、もう少しワレモコウの上あたりに位置すると高原の環境が分かってプラスになったかと思います。ワレモコウの下部にある薄赤の点は、おそらく逆光の光線がレンズに差し込んだ結果できる「ハレーション」の一部と思われます。加工ソフトで画面内にあるほこりやごみ、邪魔な物?などを除去する「レタッチ」を駆使すると苦にならなくなります。
「初秋静寂」(志賀高原・一沼池)=10月2日
コメント:未だ緑が濃く、岸辺のシダ?が紅葉し始めたばかり。人影も少なくとても静かな湖畔、湖面が深い色に反射していて神秘的でした。
講評:コメントの通り、岸辺のあたりは紅葉が始まっていますが、ほかは少し早めの感じですね。水面の映り込みもいい感じですが、手前のものはまだグリーン(常緑樹ならこのまま?)で夏と秋が混在している風情。季節の移ろいといえばその状況が入り交じった色彩が面白いです
「錦秋の奥裾花」(奥裾花ダム)=11月5日
コメント:奥裾花ダムの橋の手前までしか行けませんでしたが、紅葉を見に行きました。見渡す限りの見事な紅葉でした。橋の直線部が気にかかりましたが、解決策が見当たらなかったのでそのまま撮ってみました。
講評:裾花渓谷は、川沿いの眼前に広がる紅葉が圧巻。この赤い橋もよく被写体として盛り込まれる素材ですが、左奥に中西岳か堂津岳?でしょうか、山塊も垣間見えスケールたっぷり、水面のさざ波様の模様も効果的です。一番下の白い構築物は中途半端なのでカットしましょう。

【小島真由美】

「つかの間の休憩」(黒姫グリーンガーデン)=9月28日
コメント:コスモスの撮影に行ったのですがコスモスが終盤となっており、希望通りの写真を撮ることができませんでした。コスモスの他にもダリヤとかお花がたくさん咲いておりトンボも多く飛んでいました。トンボは人が近づくとすぐに飛んでいってしまうので正面からではなく後方から撮りました。バックにススキやコスモスがあって(ボケていますが)秋らしい1枚になったと思っています。
講評:そうですね。花々や草木がぼけて写り背景としては秋の雰囲気が満載です。ただトンボの向きが右向きなのに対し、止まっている草花の位置がやや右寄りで惜しいです。常套的ではありますが、普通トンボの向いている方向をあける。つまり、画面の左側に位置すると、その右側の“空気感”が余韻をもって迫ります。
「紅葉のパレット」(長野東和田公園)=11月8日
コメント:お天気もよく運動公園の紅葉が見頃に思えたのでお散歩に出かけました。1本のもみじが角度によって色が違っており秋の移り変わりが1本から感じられ組写真にしました。タイトルですが「紅葉のパレット」か「紅葉のグラデーション」で悩みました。どちらの方が写真のタイトルとしてよかったでしょうか?
講評:「角度」、つまり葉に当たる光の差し込み方の違いにより見え方が違ってきます。同じものでも順光、逆光、斜光などにより見え方が異なって見え、その違いによく気が付きましたね。特に赤色の紅葉の写り方が下、右上、上中と微妙に違っています。タイトルは迷うところですが、私は「パレット」の方。グラデーションは意味合い的なものから少し別ではと・・・。

【後藤祥子】

「秋祭りの終わりに・・・」(石渡八幡神社)=10月13日
コメント:楽しい太鼓や笛の音・人の声がお祭りの終わりと共に消えていく。神社をまとっている空気が「来年また待っているよ」と言っているように何だかもの悲しい寂しさをかんじた。写真が曲がっているのか、何処を基準にしていいか教えてほしい。
講評:本番のにぎやかなショットは「石渡つうしん」に掲載。その本筋とは違う視点で舞台となった神社境内をモチーフに作品化しました。喧噪も去り、また元の姿に戻りつつある神社、狛犬や灯篭、ご神木・・・。片付けに追われる当番常会の皆さんが垣間見え、その瞬間に思いを馳せた後藤さんの気持ちが伝わってきます。画面の傾きの基準は「画面内に写っているもので本来垂直の物、電柱や建物の柱などが「垂直」であるかどうかです。ワイド系レンズで歪んだ場合は、画面中央にある柱、ビルの立ち上がりなどを垂直にして左右はそれなりに。従ってこの作品は右奥にある電柱、社の柱や壁、石碑などがほぼ垂直で曲がっていません。
「町中にある秋の始まり」(長野運動公園)=11月6日
コメント:日に日に寒さが増してくる。あんなに暑かった日々が嘘のように温かな衣類を1枚羽織る。緑・赤・黄色と葉の移り変わり、冬に耐えてまた来年成長した木々に出会いますように・・・
講評:運動公園の「紅葉」とか春の「桜」を素材にした場合、よりよく見栄えのいい写真に仕上げるため余分なものを除外して、核心部分を主にまとめることが普通です。が、この作品は、そこに存在する何もかも、すべてが素材。紅葉も、道も、道路の標識も、陸上競技場も、空も、雲も・・・。そしてそれを目にする自分自身も。(哲学的領域に入り込んできました?が)そんな素材のすべてを絞り込みまとめてしまうのでなく、総花的といいましょうか、目の前に見えるものすべてが被写体として「私にとっては大切」という視点からこの作品が誕生したかと推察します。

【高山三良】

「短い秋を思いっきり」(竜が池)=11月10日
コメント:雨模様のおかげで反射のない色濃い紅葉が撮れました。
講評:写真県展に入賞、入選のあるベテランカメラマンが「私は雨降りでないと撮影にでかけません」。というほど、雨降りの、日が差さない情景はそれなりに魅力的です。しっとり感みたいなものが画面から感じられます。逆に陽光があると葉の表面はてかてかと反射し、水面には波の状況にもよりますがその映り込みがくっきりとしてしまいます。
「八子ケ峰から」(茅野市八子ケ峰)=11月8日
コメント:蓼科山を眼前に登り振り返れば車山、白樺湖。山頂からは八ヶ岳、南、中央、北アルプスまで。
講評:長ーい裾野を引いた八ヶ岳、霞んで見える向こうは南アルプスでしょうか、手前のススキの群落から奥行きたっぷり、スケールの大きい作品となりました。

【竹内一郎】

「電車」(村山)=11月6日
コメント:いつも見ている長野電鉄の車両です。たまには写真を撮ってみますか。
講評:家の中でも、庭でも、はたまた一歩出ると写真になるものはいっぱいあります。「撮ろう!」というその気持ちが第一歩かと思います。スカッと晴れた青空と郷土の山飯縄山を背景に、さっそうと走る電車が勇壮に感じられます。周辺の草木の紅葉も季節感を表しています。左側にある「むらやまはし」は読み方が「むらやまばし」ではないんですね。調べたら
連濁とは
• 後の言葉が濁る現象: 二つの言葉が組み合わさって一つの言葉になる際、後ろの言葉の最初の音が濁る現象です。
なんで?「むらやまばし」の方がしっくりしますが、どうして?

【中島弘】  

「もうすこし」(長野市大岡)=10月24日
コメント:毎年1月に各戸からしめ縄が集められそれらを元に石碑に神面が飾り付けられる。今年もあと僅か。神面に風格と少し疲れも漂う様子を撮りました。                講評:今年は長く暑かった夏、米騒動といろいろとありました。色も褪せ、少々疲れた様子の守護神。が、師走に入ったものの今年はまだ終わったわけではなく、もう少しがんばってもらわないと・・・。そんな願いが色あせたわらから感じることができます。「シーズンを終えて」(千曲市聖湖)=10月24日                コメント:夏シーズンから紅葉前の湖は人影も少なく、桟橋に並ぶアヒルボートがユーモラスで気持ちを和ませてくれていました。                           講評:♪いまはー もうあき。だれもいないうみ♪懐かしい歌を連想する一枚です。アヒルボートと手前のボートを主題に、望遠で引っ張るか、あるいはワイド系レンズで迫るか、もっと強調すると印象がもっと強烈になったかと思います。

【広澤一由】

「秋を彩るヒガンバナ」(墨坂神社=須坂市)=9月27日    コメント:墨坂神社境内がヒガンバナの群生となっており、赤一面の花で鮮やかな景色に感動しました。            講評:群生すると見事なヒガンバナ。圧巻ですが、やや周辺環境の説明不足かなと思います。上部に少しあるといえばありますが、黒くつぶれてしまい分かりづらいです。左奥には何か見えますがこちらも同様です。じゃあ、どうしたらいいか?そうですね。撮影する時間帯、天気具合による光具合を考慮し背景が多少でも写り込むような露出バランスを・・・。

「昌禅寺の紅葉」(上松=長野市)=11月12日=2点
コメント:秋晴れを待ち、昌禅寺の紅葉を撮りに出掛けた。見物人が他にも数人、今年も素晴らしい紅葉に感動した。
講評:上の作品は、露出の測光を向こうの紅葉に合わせるともっとアンダーになり飛んだ調子ではなくなります。構図的には門を「囲み構図」として使いしゃれた感じです。
下の作品は、右下にある石仏群がアンダーになってつぶれてしまい残念です。日が当たらない曇り、もしくは雨降りの満遍なく光が回って撮れる日を選ぶといいです。ただし、向こうの紅葉はこんなにカラフルではなく、しっとりとしたイメージになってしまいますが・・・。

【牧内二郎】

「ひと休み」(中野市一本木公園)=10月117日
コメント:一本木公園『秋のバラまつり』に行ってきました。バラを撮影していたら珍客に遭遇しました。逃げないよう気を付けながらもう片方の手でスマホ撮影しました。
講評:小生もかつて似たことがありました。週刊長野で動植物を連載、チゴハヤブサの野鳥を撮影中でした。200-500㎜という超望遠レンズで高い樹木の上を狙っていたら、レンズフードの上に小さな昆虫が・・・。何とハラビロカマキリの幼虫でした。体長4センチ前後と小さかったのですが、かつて成虫を写真に撮ったことがありすぐ分かりました。普通のカマキリと違い南方系の珍しいカマキリで、予備のコンパクトデジカメでパチリ。鳥と昆虫と二つ、この日は一石二鳥の収穫がありました。ということで、この作品もバラを撮影中とのことで背景にバラが写っていますが、そっとスマホにてカメラを構えた自分の手に止まったトンボをパシャリ。「逃げるな!逃げるな!」と頭の中を真っ白にしてシャッターを切った牧内さんの緊張感が伝わってきます。

【宮澤一成】

「ヤギと一緒に紅葉狩り」(戸隠鏡池)=11月4日
コメント:ヤギを連れている女性を発見、珍しかったので撮影しました。
講評:そこにいる人物や人の動きを素早くキャッチすることにたけている宮澤さんならではのショット。すかさず、お馴染みの鏡池を背景にし、タイトルも気の利いたものに工夫しました。ヤギが画面の端っこですが、これが返って緊張感というか瞬時の出来事みたいなものが感じられ面白いです。
「冬近し」(戸隠=とんくるりん付近)=11月4日
コメント:路肩にはうっすら雪の後、奥の山は雪景色、少しずつ冬が近づいているようです。
講評:夏が長く、秋は少し?でも、確実に季節は巡り冬がもうすぐそこまで。秋を代表する植物ススキの群落を手前に、中継の山塊、その向こうに秋によく発生する霧(雲海)、さらにその向こうには雪を抱いた北ア連山。右ピークは五竜岳でしょうか、遠近感たっぷりスケール大の作品となりました。

石渡写真クラブ月例会(10月)作品&講評=文化祭展示作品

石渡写真クラブ月例会(10月)作品&講評=石渡区文化祭展示作品 
      10月の例会は11月3日、4日、石渡公民館で行われた文化祭に出品する作品の洗い出しを行いました。サイズ(四つ切り、ワイド四つ)を想定し1人2点を決め、加工、プリント、額装をして文化祭に展示しました。
      今回は、展示した2作品ずつをそのまま紹介します。作品の大半は、この一年間に撮影し月例会で発表、会員全員で学んだ上、「石渡つうしん」に紹介されたものです。
   従って作品のサイズは文化祭展示の四つ切・ワイド4つですが、コメント、講評はすでに掲載済みのものを再掲しました。(「例会●月掲載」とタイトル、撮影場所、撮影月日の後に明記しました)。新たな作品は、従来通りコメント、講評を添えてあります。

 講評はクラブ会員で講師の増田今雄さん(5常会)です。  
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※公民館の文化祭展示は向かって右から「あいうえお」順でしたが、これまでの例会の順に従いますので逆順となっています。

【宮澤一成】

「天狗も花見」(戸倉宿サクラケアパーク=千曲市)=4月17日
(例会5月掲載)
コメント:初めて訪れたこの公園には、山の斜面に約500本の桜が咲き乱れ、約8メートルの巨大な千曲天狗像が埋もれてしまう程でした。
講評:手前下の桜花が右から湾曲して伸びリズム感が出ました。コメント通り「埋もれてしまう」かのように仁王立ちする天狗が印象的です。左向こうの山並みも桜の枝の湾曲に呼応する感じでウエーブ感満杯、効果的です。細かなことですが、左下に男性、右下に女性の人物をさりげなく入れたところも工夫しました。
「笑える」(戸隠奥社)=2月28日
(例会3月掲載)
コメント:インバウンドのせいなのか、ここ奥社でも外国人ばかり、お願いして写真を撮らせてもらいましたが、灯篭の上に積もった雪を見て、なぜ笑顔なのでしょうか?
講評:Can I take a picture?灯篭の上の雪と人物を対角線に配置、笑顔で振り向いた瞬間、構図、シャッターともにうまくまとめました。石灯籠の「和」と外国人の「洋」が不思議な空間を醸し出しています。

【牧内二郎】

「千曲川空撮」(長野市屋島河川敷)=2024年9月16日
(例会6月掲載)
コメント:ドローン飛行練習で屋島の河川敷で飛ばした時にパノラマでどんな感じに撮れるか試し撮りした写真です。中央に見えるのが屋島橋で左端にMウェーブがあります。
講評:私もよく野鳥撮影で足を運んだ「わんど」やグライダー滑走場、パルセイロの練習基地、そしてわが石渡区を含む朝陽地区住民自治協議会8地区、千曲川右手は須坂から中野、飯山方面・・・。どこも日ごろは目線位置でしか見られない物が次々と横につながって見え興味深い一枚です。写真界では「空撮」のジャンル。セスナなどの小型飛行機やヘリからの撮影となりますが、近年、ドローンによる撮影が当たり前の時代になってきました。
「国分寺の蓮」(上田市、信濃国分寺)=7月28日
(例会8月掲載)
コメント:信濃国分寺の蓮の花が見ごろということで行ってきました。蓮畑だけだと単調なので、国分寺と合成しました
講評:見た瞬間、やや不自然さを感じたと共に、何かうまくまとまって見える・・・。次に「ん?」。二枚を合成した写真でした。その通りに写すとなると、どこかうまくまとまらない、落ち着かない・・・ということが往々にして起こります。そこでカメラマンは悩み、苦しむ。この作品も、ハス池の向こうに本題の寺が(実際は別の方向からでないとこのように見えない)あったらなーという願望を、うまく合成して作品化しました。最近のデジタル加工ソフトでは可能な領域、表現方法となりました。あるべき姿でないものが現出するわけで、コンテストによっては応募の際に「合成」、あるいは「加工」と断りを入れる必要があり注意が必要です。

【広澤一由】

「いい日旅立ち」(東京駅・丸の内側)=11月22日
(例会昨年12月掲載)
コメント:鉄道の起点、東京駅!美しい建築美が素晴らしい!ここからそれぞれの思いを胸に旅立つ東京駅前の人々の様子が覗えた。
講評:明治時代建立のいにしえの建物と、バックには現代建築の粋を集めた高層ビルとの対比が時の流れを凝縮。それと、手前の点景の人々がそれぞれの動きをしていて写真を“読ませて”くれます。ややビルの傾きが苦になるのでほぼ直立に矯正したもの、人物の動きの中で面白そうな部分をアップにしたものを加工し下に並べてみました。ご参考まで。(上に掲載写真は、加工したものです)
「あ~ら不思議!」(あさひ・ふるさと祭り会場)=7月19日
(例会8月掲載)
コメント:ポップコーンが焼けて次から次と出てくる様子を、不思議そうに子供達が観ている姿が可愛らしかった!
講評:無心に装置の中をのぞき込む少女の表情をタイミングよく捉えています。惜しむらくは、後ろにいるお母さんたちの表情が見えるとなおよかったかと思います。(見えない方がいいケースもあるかと・・・)。

【中島弘】

「二千年の時を経て」(木島平村稲泉寺)=7月22日
(例会8月掲載)
コメント:2千年以上前の古代のハスの実から発芽・開花した大賀蓮(発見者大賀一郎博士)。2千年の時の流れをモノクロで表現してみました。
講評:カルチャーセンター写真教室の受講生から「今年あまり芳しくない」と聞いていましたが、上田市の信濃国分寺の作品(宮澤さん、牧内さん、小池さん)と比べると花数が少なかったのでは・・・。そこで考えましたね。たった一輪ですが、今に咲くハスをカラーで、いにしえの太古の昔をモノクロで対比、時の流れを対比的に表現した労作です。目的のものが期待通りでなくても、写真はそれなりに工夫をして創り上げるというセオリーを実践した作品です。
「黄金色の里」(長野市信更田野口)=9月17日
コメント:黄金色の棚田を撮りたいと思いつつ、毎年タイミングを逃していました。今年は運よく、借入前の棚田を撮ることができました。わずかな平地に棚田を造成した先人たちの知恵を気迫に敬服しました。
講評:構造改善事業で整備されたのでしょうか。整然と作業効率が高い感じの田んぼが整然と並び黄金色の穂を垂れています。一部にはざ掛けが見えますが、これば何と横長に長くビックリ。やや高めのアングルから、奥に民家と日本の典型的な里山の風景を切り取っています。令和の米騒動の真っただ中だけに、お米がいっぱいあってうらやましくもあります。

【竹内一郎】

「素晴らしい景色」(もうじき白駒の池)=昔
コメント:もうじき白駒の池の峠で天気が良く休憩、素晴らしい景色でした。
講評:峠はおそらく麦草峠。向こうに見えるは南アルプス連山でしょうか・・・。標高が2,000ほどと下方に見えるのはシラビソでしょうか足並みそろって山岳らしく、青空、雲とともにきれいなスケールいっぱいの景色です。
「夏だ、踊りだ」(北堀 夏の広場)=昨年夏
コメント:夏の夜、北堀で夏の祭典が行われ、八十二銀行の皆さんによる踊りがありました。とても元気そうでした。
講評:休憩でしょうか、それともこれから始まる前でしょうか。にこやかに談笑する人たちの祭りの楽しさを感じさせてくれます。来年から長野銀行と併合予定で、すでに閉行した朝陽支店のメンバーでしょうか。単独「八十二銀行」最後の貴重な記録になりました。

【高山三良】

「燃える」(南堀)=6月29日
(例会8月掲載)
コメント:夏至を少し過ぎた日、空が燃え出しました。こんな夕焼けは初めてで時を忘れてシャッターを押しました。
講評:1年に指折り数えるほどもない?見事な夕焼けですね。山並みから空を一面に埋め尽くした広大なスケール感が出ました。中央の稜線に沈んだ太陽とおぼしき場所が特定できますが、ほんの少しお日様の一かけら、あるいは光芒などがあったら・・・と想像してみました。
「湖面の風景」(徳間)=8月6日
(例会9月掲載)
コメント:高専東側の白いハスは茎が長くて湖面にさまざまなものが映り込んでいました。折しも列車が通過して行きました。
講評:白いハスは珍しいですね。群落とともに、畑の水面に浮かぶ茎や葉をバランスよく並べ、おまけに列車が入り臨場感たっぷりです。葉が枯れた冬季、いろいろな形の面白さが見られます。また足を運んでみてください。

【後藤祥子】

「三寒四温」(自宅)=3月29日・31日
(例会4月掲載)
コメント:春になると庭に一斉に咲く花があります。亡くなった母が好きだった花が咲くので母に会えた様な嬉しさを感じます。夏のような暑さがきたと思ったら、次の日は雪降りです。花が「寒いよ」と言っているようで、私も衣類を1枚追加しました。
講評:思い入れの深い花ですね。これも2枚組ですが、どちらかを大きくすると、見栄えが違ってきます。さらに配置を少しずらすとかし、自分の思いを最大限「見た人に分かる」方法を工夫してみてください。
「いつもそこにいて」(石渡八幡神社)=4月12日
(例会5月掲載)
コメント:当たり前の風景。各国で戦争が起き当たり前の安らぎは消えてしまうかもしれない事を教えてくれています。公民館の活動をしていると石渡神社に行く事が多くありますが、私が無くなってほしくない場所への思いを込め写真を撮りコメントを付けました。
講評:わが区内、地域のシンボル石渡八幡神社。多くの人に慕われ拠り所となってきた社に想いを込め、平和を願う思いでシャッターを押したところに共感します。今年も咲いた桜の花、守護神の狛犬などをあしらって作画しました。が、左の御柱、右の石碑、下の奉納の文字がやや中途半端で窮屈です。もう少しルーズ(広く)にしても雰囲気は十分伝わってきます。

【小島真由美】

「お福分け」(自宅前)=7月15日
(例会8月掲載)
コメント:会社からの帰り道、虹がでる条件がそろっているなと思いながら空を見上げるとダブルレインボーがかかっていました。ダブルレインボーは「目撃すると幸運が訪れる」との言い伝えがあるそうです。皆さんに幸福が訪れるといいなと思い「お福分け」です。写真を撮っていると通行人が「なんだ?」と見てきて、撮影方向の空を見上げ納得し、携帯を構える人が続出していました。写真を撮るには周囲の目を気にしてたら撮れないと思った1枚です
講評:「お福分け」。いい言葉を知り感謝です。というのも、そもそも写真を撮るという意義についてですが、自分が何かを見て感動する➡誰かにもその景色なりを見てもらい感動を味わってもらう思いで撮る➡コマを選びプリントし額装、展示➡同じ感動を共有(見た人に伝える)する。という一連の写真を撮るという行為も同じく、最適な言葉を見つけたような思いに至ったからです。「写真はお福分け」。
作品は空に高圧線が走り、生活感というか日常感があっていい感じですが、下の家並みがやや少なく窮屈。もう少し入れるとさらに日常、そこに暮らす人々の舞台が現出、お福分けとの関連性も出てきたと思います。
「朝露のシャンデリア」(軽井沢)=8月23日
(例会9月掲載)
コメント:草に朝露がついて朝日をあびてシャンデリアのようにキラキラしていました。実際はもっとキラキラしていたのですがうまく写真に収められませんでした。こういった場合どのように撮ればいいのでしょうか?
P136716-1はアップにしてキラキラが増すようにしてみました。どちらがいいのでしょうか。
講評:この作品もいい素材に気が付いた点が評価されます。きらきらと輝く露がきれいという感情を表現できなかったというコメントですが、それなりに伝わってくる、つまり、きらきら感はそこそこに出ていると思います。もっときらきらとさせるには、光線状態がもう少し斜光(朝夕)、もしくは逆光に近い状態。それと、レンズ選択もクローズアップのマクロ、もしくは望遠系で少し引っ張るとキラキラ感は出ます。

【小池公雄】

「お山の交差点」(志賀高原琵琶池前)=10月17日
コメント:志賀高原の紅葉を狙ってみました。この辺りが一番きれいに染まっていたように思います。曇りのため真っ青の空でなかったのが残念でした。
講評:そのものずばりではなく、カーブミラーに映り込んだ紅葉を撮影、ちょっとひと工夫した点がいいです。よく使われる手法ですが、ダブルで左右、プラス同好の仲間や車を配したところに紅葉見物のにぎわいの一端が垣間見え面白いですね。
「浅間の水花火」(軽井沢白糸の滝)=8月1日
(例会8月掲載)
コメント:暑さを逃れて軽井沢白糸の滝へ行ってみました。滝本体よりそれたところに落ちている細い滝が、石の上で弾けて大きな線香花火のようでした。
講評:多くの観光客、プロ、アマ問わず写真に撮られてきた有名な滝。どう撮っても「どこかで見たことのある」作品になってしまいます。そこで何か感じたものを絞り込んで切り取ることが求められます。その意味で、落下する水しぶきが石にあたり線香花火のように感じた感性が素晴らしいです。欲を言えば、さらに高速シャッターで、逆にスローシャッターで撮ったらどんな結果が・・・。

【倉澤利和】

「夏だ、スキーだ?」(乗鞍高原)=7月24日
(8月例会作品、「雪渓」(乗鞍)参照)
コメント:乗鞍岳(剣ヶ峰)を目指しましたが、途中雨・雹(ひょう)・雷に見まわれて登頂を中止、不消ケ池(キエズガイケ)に映る雪渓が見事でしたので撮りました。
講評:8月の例会作品「雪渓」(乗鞍)と同じ時の撮影で、例会ではみんなで鑑賞、勉強した作品です。真夏でも残る標高の高い乗鞍岳の雪渓でスキーをする人を点景にしました。シュプールが幾筋も見えますが、人の大きさから雪渓のスケール(規模)がよく分かります。右上に霧が少しだけ見えますが、もっと粘っても少し入れ込むと雰囲気が増しました。ただ、雨やひょうに見舞われたとか、それどこではなかったかと思います。
「シンクロだニャオー」(自宅)=1月9日
(例会1月掲載。掲載時のタイトルは「珍しい!(ニャーオ)」)
コメント:右側はひめ(先住猫)メス・左側カイ(オス)。普段はメスの方が、けぎらいしてますがこの日は仲良く?並んで寝ていました。今までこんなことがなかったのですが、珍しかったので撮ってみました。二匹とも保護猫です。
講評:何とも可愛らしい、微笑ましい。あまり見られない光景とかで、よく気が付いて写真に収めましたね。広い意味で、いいシャッターチャンスをものにしました。写真を志すもの、「常にあたり辺りをよく観察し、珍しい光景や瞬間、美しいもの、すごいもの、ほんのりと心打たれるものなどなどに感動し、写真に残す気持ちを忘れずに」というお手本を示してくれた気がします。信毎の1面左下の「こと映え」に四字熟語とともに寄稿したらいかがでしょうか。

石渡写真クラブ月例会(9月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(9月)作品&講評

 観測史上最高の暑さを記録した今夏。ようやく影を潜め、寝苦しさから解放されたのは何よりです(913日時点)。
 とはいえ、今日10月6日は中秋の名月ですが、昼間は結構暑さが残っています。運動公園のケヤキもまだ染まり始めません。一気に冬になってしまい、秋は短いかも知れません。
 そんな今様の「秋」を見つけに、カメラ片手に出かけてみましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【小池 公雄】

「草紅葉の奔(はし)り」(中ア千畳敷カール・駒ケ根市)=8月14日
コメント:久しぶりに孫達と千畳敷へ行ってみました。夏のさ中でしたが、既にコバイケイソウの群落が紅葉して、全体の紅葉が近いことを告げていました。乗越浄土まで行ってみましたがけっこうきつかったです。
講評:旧盆、盛夏の頃の中央アルプス千畳敷カール。標高が2600㍍と高いので,山の上の方から始まる紅葉が、すでに始まっているところに着目。右端に登山客を点景にあしらいスケール満点にまとめました。
「秋色めく」(姥捨棚田・千曲市)=8月28日
コメント:昨年の姨捨の写真はいいものが撮れなかったので、今年は、撮影位置と段差に影が出る時間帯を狙ってみました
講評:アングル、光線と写真をグレードアップする要素を考えて撮った一作。午後傾きかけた太陽光線で、棚田の畔の影がアクセントとなり立体感が出ました。ただ、中央付近手前にある電柱が存在感たっぷりで惜しいです。立ち位置を選びもう少し右に寄せるか、画面内から消すかの工夫を。例会では、「電柱の前に出る方法もあったのでは・・・」という助言も。
「沼に映るご婦人」(白馬五竜地蔵の沼=五竜岳登山口)=7月6日
コメント:遊歩道脇にある沼池に反射する写真を撮っていたところ、突然反対側からご婦人の姿が映り込みました。あまりにベタナギだったので逆さ写真に見えました。
講評:山里の水場に繁茂する植物群に囲まれた沼。水面にたまたま来訪した人物を配置、いいシャッターチャンスに恵まれました。微風でしょうか、水面が揺らいで顔がはっきりとしませんが、風の動きを感じさせてくれます。欲を言えば、下方に山並でも映るとなおよかったです(無いものねだり)。

【小島 真由美】

「朝露を求めて」(軽井沢)=8月23日
コメント:里芋の葉に朝露があり、そこに蟻が水を求めてきていました。なかなか雨が降らない時期で、蟻にとって朝露がとても貴重な水になっている様子を組み写真にしてみました。
講評:いいところ、素材を発見しましたね。そして、場所の概要が分かるハス畑の全景を一枚、主題のアリの様子を複数、うまく組みました。ただ、できればアリが水を飲む場面をもっとアップでクリアにした一枚があると(下のカットがそうですが・・・)もっとメリハリがついたかなと思います。

「朝露のシャンデリア」(軽井沢)=8月23日
コメント:草に朝露がついて朝日をあびてシャンデリアのようにキラキラしていました。実際はもっとキラキラしていたのですがうまく写真に収められませんでした。こういった場合どのように撮ればいいのでしょうか?
P136716-1はアップにしてキラキラが増すようにしてみました。どちらがいいのでしょうか?
講評:この作品もいい素材に気が付いた点が評価されます。きらきらと輝く露がきれいという感情を表現できなかったというコメントですが、それなりに伝わってくる、つまり、きらきら感はそこそこに出ていると思います。もっときらきらとさせるには、光線状態がもう少し斜光(朝夕)、もしくは逆光に近い状態。それと、レンズ選択もクローズアップのマクロ、もしくは望遠系で少し引っ張るとキラキラ感は出ます。

【後藤 祥子】

「収穫はいつ?」(三才、諏訪神社)=8月5日13時37分
コメント:蓮の花が咲いているとの情報を聞き、わくわくしながら向かいました。広大な土地一面に蓮畑は広がっていました。こんなに凄い光景は見たことがなく、圧倒されながら写し始めました。・・・が、スマホが熱くなり使えませんのエラーメッセージ。撮れた写真で組み写真にしました。
講評:まず、スマホが火災にならずよかったですね。全景、中継、アップとトリオでうまくまとめました。でも、画面の中に何かトンボとかカエルとか命ある動物が入ったカットだと、ハスの植物と相乗効果で引き締まったかなと。ところで、ここのハス、レンコン畑なので「収穫」という言葉が出てきた?いつでしょうかね?
「今日も暖かな出会いに感謝」(自宅付近)=8月5日5時19分
コメント:前回撮った虹のリベンジです。虹を撮るときは虹のみに焦点がいっていたので、こんかいは生活感を含む意味を理解しながら撮りました。車、電線、時間などいろいろと気を配りながら撮っているとあっという間に太陽が昇ってしまいました。みんなを暖めてくれるエネルギーを感じながら、今日も暑い一日に感謝。
講評:よく「周りの環境が分かるといい」と言われます。主題を引き立てる、あるいは補佐するということですが、主題の日の出(太陽)が燦然と輝き一日の始まりを告げる。その瞬間が自分の生きている舞台にも・・・。ただ、いろいろと欲張りすぎて?(失礼)入れ過ぎかなと。もう少し整理すると主題がさらに力強く見る人を引き付けてくれます。

【髙山 三良】

「湖面の風景」(徳間)=8月6日
コメント:高専東側の白いハスは茎が長くて湖面にさまざまなものが映り込んでいました。折しも列車が通過して行きました。
講評:白いハスは珍しいですね。群落とともに、畑の水面に浮かぶ茎や葉をバランスよく並べ、おまけに列車が入り臨場感たっぷりです。葉が枯れた冬季、いろいろな形の面白さが見られます。また足を運んでみてください。
「空中パトロール」(南堀)=8月19日
コメント:稲穂が実る頃、うろこ雲を背景にハヤブサ凧が乱舞していました。今年も豊作。
講評:風に吹かれて動く大鳥は実は大切な作物を害鳥から守る案山子。秋のいわし雲を背景に、夕暮れ時に凧がシルエットでやや色調がアンダーになり、本物の野鳥のようです。

【竹内 一郎】

「私が報告いたします」(NHKスタジオ)=9月9日
コメント:9月9日、NHKに行ってきました。見るところがあまりありませんでしたが、イブニング信州のスタジオで仮のスタジオ風景を体験しました。
講評:NHK長野放送局のスタジオ風景。手前に見学者をあしらい、本番前でしょうかスタッフや出演者が打ち合わせをしている光景。左に映し出されたテレビ画面があり、左の人物は何と石渡写真クラブに在籍した萱津さんとか。右側の機器に隠れてしまったのが残念。

【中島 弘】

「山もビックリ人の波」(木曽駒ケ岳)=8月22日
コメント:多くの人が何故山に登るんでしょうか?その一人として木曽駒ケ岳に登ってきました。
講評:「山がそこにあるからだ」。マロリーが答えた有名な言葉を思い出しましたが、千畳敷カールから駒ケ岳山頂へ向けて登る胸突き八丁の最後の急坂。登山者を点景に、雄大なカール、向こうに赤い屋根のホテル、さらに奥へと続く連山。カール地形の山岳を雄大に描き出しています。
「一穀豊穣」(木島平村)=8月31日
コメント:猛暑と雨不足で生育が心配されましたが、順調に豊作に向かっている様子がパッチ模様の田んぼから伺えました。
講評:令和の米騒動に加速して猛暑。心配する中島さんの心情が映し出されているように見えます。稲には何の罪もなければ罰もなにもないですね。パッチワークの水田が斜めのあぜ道に沿って整然と並び稲穂が伸びてきています。もう少し高いアングルだともっとスケールが出たかなと思います。

【廣澤 一由】

「おさわがせしてます!」(長野市保科)=9月1日
コメント:サルスベリの丘へ撮影に行き、期待した写真が撮れなかったが、その集落の神社の片隅に置かれた木彫りの熊が、世相を反映して印象的だった。
講評:クマがこんなに新聞をにぎわしたことは初めてです。そんな世の中の動きに敏感に反応、格好の素材を見つけました。ややクマの木彫りそのものがアップ過ぎて窮屈かな・・・。背景が土蔵の壁のように見えますが、全体に引いて(ズームならもっと広め)周りの環境を入れると雰囲気が出ました。

【牧内 二郎】

「水面の上と下」(新潟県中魚沼郡津南町龍ケ窪)=8月22日
コメント:水面が真ん中にくるようにして水中と上の風景を一緒に撮りたかった。竿の先にカメラを付けて池に半分沈めて撮りました。
講評:この手法は、写真県展のネイチャー部門で推薦に選ばれた「クロサンショウウオの春」と同じですね。発想は同じですが、どこが違うかというと、下の素材と上の方は向こうに広がる景色あたりか。なかなか成功作品にするには難しいです。本日(10月6日)朝刊に掲載していますのでご覧ください。この作品も、下の水中の素材がパンチの効いたものだとあるいは・・・。それにしても、カメラ落ちなくてよかったですね。
「蛇行する信濃川」(新潟県中魚沼郡津南町川の展望台)=8月22日
コメント:X(旧Twitter)で綺麗な風景写真が流れてくるので、自分も真似してみました。GIMPで彩度を上げて水彩画風に少しぼかしてみました。
講評:これまた、どこかで見た光景?カルチャーの写真教室の受講生作品で生坂村の京ヶ倉山頂から見た、同村中心部をぐるりと囲むように犀川が蛇行しているというもの。似た光景はあるものだなあと思いました。そして、作品は見た目では分かりずらいですが、水彩画風に加工をして区別化(差別化)した点はいいですね。有名なカメラスポットで撮影する場合も同じで、誰が撮っても同じ写真に陥りがちです。常に「何か、どこか、違う感じで撮ってみよう」と孤軍奮闘する心掛けが大切です。

【宮澤 一成】

「寺と蓮の花」(信濃国分寺=上田市)=7月18日
コメント:鮮やかなピンク色に、思わずシャッターを切りました。
講評:大胆にワイド系レンズで、目の前のハスの花に思いきり近づきデフォルメ。色彩とともに、生き生きとした花の生命感が迫力満点の描写となりました。光線の具合も良く、立体的でいいですね。
「蜜がないのに」(国営アルプスあづみの公園=大町・松川地区)=7月27日
コメント:突然黒い蝶(ミヤマカラスアゲハ)が目の前に、花がないのに、しばらく動こうとしません。何がしたかったのでしょうか。
講評:確かに、花があると「吸蜜」ですね。想定されるのは、蜜でなく水の「吸水」、あるいは羽化したばかりや早朝、雨上がりなどに見られる羽の乾燥。一枚の写真がいろいろなことを連想させてくれます。

 

石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評 
 8月の例会7日は暦の上では立秋。文字通り、それまでの酷暑がこの日から一服、少しだけ過ごしやすくなりました。でも、またこの原稿を書いているお盆は暑さがぶり返しエアコンの効いた部屋で皆さんの作品を見させていただいております。
 花は夏枯れでしょうか、ハスの花に集中しました。上田市の信濃国分寺に小池さん、牧内さん、宮澤さん、有名な木島平村の稲泉寺に中島さん、三才の諏訪神社脇の池に高山さんがハスの作品を寄せてくれました。それぞれに狙い方、表現方法など違いがあり興味深いです。
 また、同じ日時に発生した虹を小島さん、後藤さんが撮影していました。また、撮影日は別ですが夕焼けを高山さん、牧内さん(一部は朝焼け)が出品しました。
 類似のものが並びました。じっくり見比べてご鑑賞ください。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【宮澤 一成】

「夏色の中に」(信濃国分寺=上田市)=7月18日
コメント:蓮の花で有名な信濃国分寺、ピンク花に囲まれた親子を撮影してみました。
講評:広がるハスの花畑、その中を点景として散策する親子たちをあしらいました。日傘に炎天の暑さが感じられます。細かいことですが、右上の街灯の柱か何か、苦になるのでカットしましょう。

【牧内 二郎】

「朝焼け&夕焼け」(石渡、南堀)=6月16日、7月25日
コメント:北西の空がDCMの看板に負けないくらいに赤く染まっていたので撮りました(写真下)。また北東の空が赤く染まっていたので撮って夕焼け画像と合わせました(写真上)。
講評:市街地、ご自宅周辺から見た朝焼けと夕焼けを天地二枚に組み写真としてまとめました。いずれも写真愛好家が好んでシャッターを押す時間帯「ゴールデンアワー」(太陽が出る、あるいは沈む前後の約一時間)の作品です。この時間帯は焼ける雲のほか、運が良ければ月や一番星なども被写体としてあります。
「国分寺の蓮」(上田市、信濃国分寺)=7月28日
コメント:信濃国分寺の蓮の花が見ごろということで行ってきました。蓮畑だけだと単調なので、国分寺と合成しました
講評:見た瞬間、やや不自然さを感じたと共に、何かうまくまとまって見える・・・。次に「ん?」。二枚を合成した写真でした。その通りに写すとなると、どこかうまくまとまらない、落ち着かない・・・ということが往々にして起こります。そこでカメラマンは悩み、苦しむ。この作品も、ハス池の向こうに本題の寺が(実際は別の方向からでないとこのように見えない)あったらなーという願望を、うまく合成して作品化しました。最近のデジタル加工ソフトでは可能な領域、表現方法となりました。あるべき姿でないものが現出するわけで、コンテストによっては応募の際に「合成」、あるいは「加工」と断りを入れる必要があり注意が必要です。

【廣澤 一由】

「あ~ら不思議!」(あさひ・ふるさと祭り会場)=7月19日
コメント:ポップコーンが焼けて次から次と出てくる様子を、不思議そうに子供達が観ている姿が可愛らしかった!
講評:無心に装置の中をのぞき込む少女の表情をタイミングよく捉えています。惜しむらくは、後ろにいるお母さんたちの表情が見えるとなおよかったかと思います。(見えない方がいいケースもあるかと・・・)。
「霧のSORAテラス」(山ノ内町夜間瀬=竜王ロープウェイ)=7月29日
コメント:世界最大級の大きさを誇る竜王ロープウェイに乗り山頂へ、時折霧が出てあいにくの天候でしたが、1770mのSORAテラスは涼しく快適!
講評:天候があまりよくなかったのと撮影の時間帯も最適ではなかったと思われます。テラス手前の部分はアンダー、逆に向こうにかすかに見える山はぼんやりとし、画面内の露出がアンバランスで難しい条件だったことが透けて見えます。向こうの山並みを狙うなら、撮影時間帯としては早朝から午前中、くっきり、すっきりとした山並みになります(霞、もやがあるとだめですが・・・)。

【中島 弘】

二千年の時を経て」(木島平村稲泉寺)=7月22日
コメント:2千年以上前の古代のハスの実から発芽・開花した大賀蓮(発見者大賀一郎博士)。2千年の時の流れをモノクロで表現してみました。
講評:カルチャーセンター写真教室の受講生から「今年あまり芳しくない」と聞いていましたが、上田市の信濃国分寺の作品(宮澤さん、牧内さん、小池さん)と比べると花数が少なかったのでは・・・。そこで考えましたね。たった一輪ですが、今に咲くハスをカラーで、いにしえの太古の昔をモノクロで対比、時の流れを対比的に表現した労作です。目的のものが期待通りでなくても、写真はそれなりに工夫をして創り上げるというセオリーを実践した作品です。
「激走懐古」(乗鞍)=7月24日
コメント:乗鞍「肩の小屋」付近から撮りました。毎年8月の最終日曜日に開催される「マウンテンサイクリングin乗鞍」のレースに40代の頃4回ほど出場。距離20キロ標高差1200mの心臓破り。そのコースを眺めながら、記憶から薄れる激走に思いを馳せました。
講評:中日新聞主催で昭和50年代?ころ、初めての大会か二回目を小生も取材、写真グラフにまとめたことがあります。自転車のリムがぐにゃぐにゃに曲がったり、コースを飛び出す選手、自転車を担いでゴールなどなど悪戦苦闘の選手らの表情を中心にまとめました。取材には特別に車を許可してもらい、カメラマンは二人がかりでした。どこかに中島さんもいたかも。

【高山 三良】

「燃える」(南堀)=6月29日
コメント:夏至を少し過ぎた日、空が燃え出しました。こんな夕焼けは初めてで時を忘れてシャッターを押しました。
講評:1年に指折り数えるほどもない?見事な夕焼けですね。山並みから空を一面に埋め尽くした広大なスケール感が出ました。中央の稜線に沈んだ太陽とおぼしき場所が特定できますが、ほんの少しお日様の一かけら、あるいは光芒などがあったら・・・と想像してみました。
「こんなとこに」(三才)=8月4日
コメント:「三才諏訪神社の蓮がきれい」の情報を聞いて早朝6時に出かけました。予想よりも大きな池でたくさん咲いていてビックリ!
講評:北信では有名な木島平の稲泉寺が今年、あまり思わしくなかったという複数の情報を耳にする中、身近にこんなにたくさんのハス池があるとは私もびっくりしました。さまざまな形、色のハスの花を角度、単独、複数とバラエティーさを持ってうまく組み写真としてまとめました。

【後藤 祥子】

「ついておいでよ よーいドン❢」(自宅)=7月10日
コメント:草取りをしているとカマキリの赤ちゃんに出会いました。大きな葉っぱを登ろうとしているのかと思うけれど、人間の自分に警戒して動きが止まってしまいました。自分が去ったあと登っているかなと思いながらタイトルを付けました。久しぶりに見たカマキリ 頑張って育ってね。
講評:わずか1、2㌢の小さなものをよく見つけました。上部、左に細い茎かなんかにいっぱいいるのが仲間のように見え、そこに向かっているのかな?実はお仲間は単なる枯草とか。本来カマキリは一塊の中におよそ200、300卵を産み付けるとか。かつて、次々とうじゃうじゃと生まれたてのにぎやかな作品を見たことがあり、その生命力に驚いた記憶があります。
「あがりの15分」(ケーズタウン屋上=若里)=7月15日
コメント:仕事が終わり外に出ると虹がかかっていました。写真を撮るにも電線ばかり。急いでケーズタウン屋上に向かいました。「消えないで」と願いながら・・。足場はびっしょりの中で靴を濡らしながら写真を撮りました。間に合って良かった。15分間は願いの15分になりました。久しぶりに虹を見たので感激しました。
講評:次の小島さんの作品「お福分け」と同じ虹です。くしくも同じ日の同じころ、石渡写真クラブの部員が同じ被写体を写真に収めたということは偶然とはいえ稀有な事ではないかと感激。小島さんの方が26分早く午後6時半撮影。まだダブルで見えていました。後藤さんは、その後6時41分に気が付き、15分後の56分、遠望のきく屋上に駆け上がりどうにか間に合って撮影。両人の同時刻の行動を追ってみると、何か共通のものがあるように思え不思議な気持ちになります。以前屋上からの別作品があり家並みが写っていましたが、虹の下に家並みがあると生活感が盛り込めて作品がグレードアップしたかと思います。

【小島 真由美】

「希望通りに撮るのは難しい」(新潟県清津峡トンネル)=7月12日
コメント:インスタでも有名な清津峡トンネル。長野から1時間半ぐらいで行けることがわかり行ってきました。本来はトンネル出口と水面が鏡のように映るはずですが、人気のスポットでたくさんの人がおり皆さん順番待ちをしながら撮影するので、なかなか水面が落ち着かない状況でした。何枚か撮ったなかで一番綺麗に水面が写っているものです。希望通りに撮影するのは難しいと思った1枚です
講評:以前の写真県展で入選、カルチャーセンターの写真教室の生徒さんが撮影、見覚えのある場所。自分もそういう作品をーと目的を定めて行く人、そんな事情を知らずに撮る人、みんな「どこかで見たことのある写真」に挑戦します。このパターンは昔からあることで否定するものではありません。取りあえずは、そんな風な同じ感じの「どこかで見たことのある」写真を撮ってみましょう。しかし、そこで満足してはいけません。むしろ「それ以上」を目指しましょう。その意味で、この作品は「どこかで・・・」写真でなくいいです。手前の水鏡がお仲間の歩行によって揺らいだ点、本来向こうの縁取りにのみいる(並ぶ)人物が整然としていなくて、右だの左だのあちこちにいる。と、むしろ逆にそういうところを思い切って強調して仕上げると傑作が生まれたかも。「どこかで・・・」作品を撮るのは難しいですが、一歩そこを超えて行きましょう。
「お福分け」(自宅前)=7月15日
コメント:会社からの帰り道、虹がでる条件がそろっているなと思いながら空を見上げるとダブルレインボーがかかっていました。ダブルレインボーは「目撃すると幸運が訪れる」との言い伝えがあるそうです。皆さんに幸福が訪れるといいなと思い「お福分け」です。写真を撮っていると通行人が「なんだ?」と見てきて、撮影方向の空を見上げ納得し、携帯を構える人が続出していました。写真を撮るには周囲の目を気にしてたら撮れないと思った1枚です
講評:「お福分け」。いい言葉を知り感謝です。というのも、そもそも写真を撮るという意義についてですが、自分が何かを見て感動する➡誰かにもその景色なりを見てもらい感動を味わってもらう思いで撮る➡コマを選びプリントし額装、展示➡同じ感動を共有(見た人に伝える)する。という一連の写真を撮るという行為も同じく、最適な言葉を見つけたような思いに至ったからです。「写真はお福分け」。
作品は空に高圧線が走り、生活感というか日常感があっていい感じですが、下の家並みがやや少なく窮屈。もう少し入れるとさらに日常、そこに暮らす人々の舞台が現出、お福分けとの関連性も出てきたと思います。

【小池 公雄】

「あの世にも咲くという」(信濃国分寺・上田市)=7月15日
コメント:雨上がりの池に、蓮が満開でした。前後にボケを入れてふわっとした感じに撮りたいと思いましたが、池が平面のため、前をボケさせようとすると、撮りたいヤツが隠れてしまい、なかなかうまくいきませんでした。
講評:仏教、仏像に由来するハス。一斉に咲いた花がにぎやかですが、花が重なり過ぎて雑然とした感じになってしまい残念です。やや立ち位置を高くする、そして上の部分を半分くらいカットしハスの部分を多くするとすっきりしたハス池が表現できたのでは・・・と思います。右端の人物は点景としてあしらったかと思いますが、中途半端で一層のこといらないです。
「必死で語る」(信濃国分寺・上田市)=7月15日
コメント:葉蔭から必死で何かを語りかけているような花を見つけたので撮ってみました。
講評:コメント、タイトルを突き合せ、こちらも必死で写真を読み解きますと、開き始めた蕾がちょうど動物の口に似ていて?、中に舌らしきものも見え、「おーい」と話しかけているように見えます。仏様か誰かが、何かを小池さんに訴えているかのようですね。よく気が付き、創造力を盛り込みました。
「浅間の水花火」(軽井沢白糸の滝)=8月1日
コメント:暑さを逃れて軽井沢白糸の滝へ行ってみました。滝本体よりそれたところに落ちている細い滝が、石の上で弾けて大きな線香花火のようでした。
講評:多くの観光客、プロ、アマ問わず写真に撮られてきた有名な滝。どう撮っても「どこかで見たことのある」作品になってしまいます。そこで何か感じたものを絞り込んで切り取ることが求められます。その意味で、落下する水しぶきが石にあたり線香花火のように感じた感性が素晴らしいです。欲を言えば、さらに高速シャッターで、逆にスローシャッターで撮ったらどんな結果が・・・。

【倉澤 利和】

「雪渓」(乗鞍)=7月24日
コメント:乗鞍岳(剣ヶ峰)を目指しましたが、途中雨・雹(ひょう)・雷に見まわれて登頂を中止、不消ケ池(キエズガイケ)に映る雪渓が見事でしたので撮りました。
講評:残雪と雪解け水を満々と貯えた池が印象的、涼し気な真夏の高山のたたずまいを演出しています。やや全景(広すぎ)的で、コメント通りの倉澤さんが感じたところのものが残念ながら表現しきれていないかと思います。思い切って頂上や左部分を捨てて、右側の池と雪渓をもっと絞り込んで切り取ったら・・・。

石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評                    
 今月の例会は、615日に区公民館主催の春レクに参加する形で行われた実践セミナーにて撮影した作品、講評です(一部所用で不参加部員は別作品です)。
 雨が降ったりやんだりの中、大座法師池をぐるりと回りました。同じところを回ったわけですが、素材の見つけ方、レンズ選択・撮影の仕方など、それぞれに違った作品が出品されました。セミナーの「撮影会」はその意味で、自分とは違う視点、カメラ技法などたくさんの勉強をすることができました。
 大暑(22日)は過ぎましたが暑さ本番。各地で夏祭りや旧盆の行事が盛んです。熱中症に気を付けながら、作品作りにでかけてみましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【倉澤 利和】

「あら何かしら?」(大座法師池)=6月15日
コメント:ドローンを観ている姿が目に入りシャッターを押しました。
講評:撮影にドローンを持ち込んだ牧内さん。小やみになった雨を見計らってドローンを池の上空へ。ドローンがうまく中央部分に差し掛かったところ、それを狙うかの如くカメラを構えた女性(小島さん)を対峙するかのように配置、すっきりとまとめました。タイトルもマッチしました。

【小池 公雄】

「新緑撮影会」(大座法師池)=6月15日
コメント:大座法師池に深く映り込む新緑が神秘的でした。
講評:前回に続き組み写真に挑戦。湖畔には黄色の花のキショウブが彩りを添え格好の被写体になりました。その主題の花を中に、花を被写体に狙うカメラマンを左右、相対に配置し画面全体に一体感、関連性を生み出しました。

【小島 真由美】

「大座法師池の草花」(大座法師池)=6月15日
コメント:春季レクリエーションで写真クラブの皆さんとの撮影会での写真です。草花を中心に組み写真にしました。幸運の四つ葉のクローバーをみつけて撮りました。(写真では2枚ですが本当は3枚あります)
幸運がすぐに訪れました。昼食会のビンゴで一等をとることができました。この写真はラッキー効果あるかもしれないです(笑)。
講評:湖畔端はキショウブばかりが目につきましたが、よく観察をしさまざまな草花を見つけ組み写真にまとめましたね。私も気が付かなかった花がありますが、賑やかな感じにまとまりました。複数を並べて組みにしたわけですが、できれば草花が生育する環境を現す水面の写った池のカットが一枚あるとよかったかな。ビンゴ一等賞で喜ぶ自分のカットを入れ、四葉のクローバーと幸運をテーマにまとめても良かったかと思います。

【高山 三良】

「梅雨の大座法師池①」(飯綱町)=6月15日
コメント:雨模様で人出は少なく湖面にボートもなく山も見えずで何を撮ろうか思案していました。梅雨に咲く花を集めました。
講評:そうですね。目に付くのは水面に落ちる雨脚、草花にたまった雨の水滴、色としてはキショウブの黄色。知恵の出しどころでしたが、うまく花を集め組みにまとめました。前述、小島さんの評で触れましたが環境を現す池の写真があって分かりやすいです。
「梅雨の大座法師池②」(飯綱町)=6月15日
コメント:雨に濡れたキショウブにアリがのっかっていました。湖面を背景に撮りました。
講評:アリ、よく見つけました。花びらの左下の水滴もいい感じです。ワイド系レンズで主題にぐっと近づきデフォルメ、背景の広がり、特に水面に写り込んだ樹木の曲線がリズム感を生み出しいい感じです。

【竹内 一郎】

「いい日になればいいね」(大座法師池)=6月15日
コメント:今日は公民館の春のレクリエーションです。あいにくの雨ですが元気を出して撮影に行きます。客も見当たりませんがせめて一家族でも。
講評:梅雨時、雨降りのキャンプ場でしたが、空模様を気にしながら行動しているキャンパーらを捉えました。もう少しズーミング、半分ぐらいアップにするとよかったかなと思います。
「     」(大座法師池)=6月15日
コメント:宮澤さんを撮りました。
講評:雨宿りをしながら思案するカメラマンをタイミングよく捉えました。「さて、なにを撮ろうか」。思案する感じが読み取れます。

【中島 弘】

「あじさい寺」(千曲市上山田)=6月28日
コメント:千曲市上山田の「智識寺」へアジサイを撮りに行きました。思っていたより多くの人が訪れていました。アジサイを見る人、絵を描く人、写真に撮る人などいましたが点景として撮ってみました。
講評:しっとり落ち着いたブルーがきれいです。日陰のせいでしょうか。画面の左上から右下へ斜めに配置した花がアクセントとなりました。向こうに花見客やお堂を入れ遠近感が出ました。
「相棒と走る」(長野市鬼無里)=5月13日
コメント:国道406号で白馬に抜ける峠の白沢洞門に行きました。我が愛車と同じVESPA(ベスパ)の旧車に遭遇。ライダーとしばし談笑。先回りしてトンネル手前で旅を楽しむ走りを撮りました。
講評:前回の作品「鬼無里を走る」と同じ場所。同じライダーがらみの作品ですが、中島さんの旅と乗り物に寄せる“思い”が伝わる作品。個性がにじみ出ています。

【廣澤 一由】

「雨に咲くアヤメ」(大座法師池)=6月15日
コメント:雨の撮影会に湖畔を巡ると、緑が鮮やかな風景の中に、黄色のアヤメが一段と冴えて印象的だった。
講評:そうですね。色と言えば雨に濡れた木々の緑、そしてキショウブの黄色でした。手前湖畔端と向こうの中州に群生するキショウブをにぎやかにまとめました。水面の雨脚も映り込み情緒を一層盛り立てています。
「湖畔で一休み」(大座法師池)=6月15日
コメント:黄色のアヤメの葉に小さなトンボ(?)を発見! 「そっとしといて!」とでも言っているようなしぐさに、そっと撮影しました!
講評:高山さんの「アリ」同様、よく見つけましたね。主人公をど真ん中にした日の丸構図で安定感が出ました。下左右にキショウブの花二輪、背景の樹木の向こうの玉ぼけが良い感じです。どこからかオーケストラの奏でるシンフォニーが聞こえてくるようです。

【牧内 二郎】

「大座法師池」(大座法師池)=6月15日
コメント:公民館主催の春季レクリエーションに便乗して、写真クラブのスキルアップ講座で大座法師池で撮影会です。あいにくの天気で飯縄山に雲がかかっていましたが水面に映る景色が綺麗でした。
講評:飯縄山は見えませんが、山麓から空いっぱいに立ち込める雲や大座法師池がしっとり感たっぷりに梅雨の高原を表現しています。ドローンならではのスケールある作品となりました。
「撮ったり撮られたり」(大座法師池)=6月15日
コメント:カメラを向けられたので、こちらからも撮りました。撮られているの気づきました?
講評:リモコン操作で水上からこちらをうかがうドローン。その姿を写す写真クラブの一行、逆にドローンは搭載カメラから一行をパチリ。シャッターはもちろん牧内さんのリモコンからですが、どういう角度からいつシャッターを押したかは知る由もありません。

 【宮澤 一成】

「仲間は、どこに」(大座法師池)=6月15日
コメント:黄菖蒲の群生から離れたところで咲いていた二輪を撮影してみました。
講評:群落の中に離れ離れになった株を見つけ、“物語”風というか擬人化して離れた2輪を主題に作画しました。何を、どう表現するか、組み立てるかいつも頭に置いておきたい視点です。
「ターゲット」(大座法師池)=6月15日
コメント:皆さんには、男性が何を撮影している分かりますか。それは、ドローンです。
講評:最初の倉澤さんの「あらなにかしら?」の作品と比べるとドローンがやや分かりにくいですね。でも、男性のレンズの向かった方向をたどってゆくとその先にあります。謎解きのような一枚となりました。

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評          
 今月の例会(612日)は、「石渡つうしん」で連載中の「輝いてー私・仲間」で当クラブを取り上げていただくということで、記者の水越渉元区長(8常会)の取材がありました。
 例会の3日後、区の春レクがあり昨年から“便乗”する形で写真クラブも参加しました。あいにくの雨が降ったりやんだりでしたが、飯綱高原の大座法師池の湖畔端を一周しながら野外セミナー、撮影を実施しました。水辺には黄色のアヤメに似たキショウブが雨に打たれ咲き誇っていました。
 さて、どんなショットが撮れたでしょうか?次回例会には、このセミナーで撮影した作品を中心に勉強したいと思います。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【宮澤 一成】

「雨上がり」(長野市石渡)=5月6日
コメント:自宅のアヤメ(一初イチハツ)が満開に。今年は、いつになく綺麗に見えたので撮影してみました。
講評:「きれいに・・・」と写真に残そうと思ったこと自体がいいですね。作品もしたたる雨粒とともに生きのいいアヤメが見事です。ただ自宅とのことですが、背景に環境が分かる程度に自宅の片鱗を少しだけでも入れるとよかったかと思います。
「野鳥の毛づくろい」(長野市八島橋周辺)=6月8日
コメント:朝陽住自協主催の令和7年度探鳥会に参加した時の一枚です。三脚なしでの撮影は大変でした。
講評:データを見させていただくと、焦点距離はFULL換算で300㎜弱。本格的な野鳥狙いなら倍の600㎜が必須ですね。トリミングし拡大していると思われますが、ピントはシャープ、毛づくろい?でしょうかアクションもありいいタイミングで捉えています。
※種名は「コムクドリ」。サハリン、北海道、本州北部で繁殖、冬季は南方へ渡る夏鳥。

【牧内 二郎】

「千曲川空撮」(長野市屋島河川敷)=2024年9月16日
コメント:ドローン飛行練習で屋島の河川敷で飛ばした時にパノラマでどんな感じに撮れるか試し撮りした写真です。中央に見えるのが屋島橋で左端にMウェーブがあります。
講評:私もよく野鳥撮影で足を運んだ「わんど」やグライダー滑走場、パルセイロの練習基地、そしてわが石渡区を含む朝陽地区住民自治協議会8地区、千曲川右手は須坂から中野、飯山方面・・・。どこも日ごろは目線位置でしか見られない物が次々と横につながって見え興味深い一枚です。写真界では「空撮」のジャンル。セスナなどの小型飛行機やヘリからの撮影となりますが、近年、ドローンによる撮影が当たり前の時代になってきました。
「水芭蕉」(新潟県中魚沼郡津南町龍ケ窪)=5月19日
コメント:写真のネタ探しで津南町の龍ヶ窪に行きました。水芭蕉が咲いていたので棒の先にカメラを取付けて遠隔操作で撮りました。
講評:目の前にありながら、立ち入り禁止で一歩たりとも入ることができないところにあるミズバショウ。そこで、カメラを棒の先端に取り付けて遠隔操作でパチリとか。普通は、望遠レンズで撮影しますが、花はアップ気味に限定され、やや立ち位置が高いので背景はほとんどが地面になります。その点、カメラを花に近付けた上、地面すれすれからのローアングル撮影ができ、背景の木立や空、右側に人物も入っていて異空間の一枚となりました。

【廣澤 一由】

「賑わう桟橋」(宮城県松島)=5月20日
コメント:日本三景の一つ松島に行って来ました。平日にもかかわらず観光船の桟橋には沢山の観光客で溢れていました。これらを見渡せる五大堂からの絶景にも感動しました。
講評:松島と言えば海上に浮かぶ島々を連想、写真も多くあり見慣れた光景ですが、そこを一歩外したショットですね。三艘の船、そこに乗降する観光客とにぎやかな日本三景の裏側のひとコマが表現されています。
「春全開」(東和田運動公園)=4月11日
コメント:今年も待ちに待った運動公園の桜が満開となった。公園での構図が大好きで今年も色々な角度から挑戦した。今年の気に入った作品です。
講評:手前に主題の桜の花をあしらい、その向こうにサブトラック、レンギョウの黄色の群落、はるか向こうには春霞みの飯縄山。左右の桜の幹が安定感を表出、トラック内に配置した点景もいいです。

【中島 弘】

「鬼無里を走る」(長野市鬼無里)=5月13日
コメント:長野から白馬へ抜ける国道406号はサイクリスト、バイクツーリスには人気のルートである。旅の手段は色々あるが、旅は心を躍らせる。トンネルを抜け新たな景色に遭遇するワクワク感を撮りました。
講評:まさに文字通りのトンネル構図(囲み構図)。暗闇のトンネルの向こうの世界に希望や夢、未来を感じさせてくれます。じっと待つこと10数分、同志のバイクを点景に入れストーリー性を持たせました。ただ、トンネルの黒い部分が多くやや重たい感じがしなくもないです。もう少しトリミングしてみて自分のイメージにどちらが合うか比べてみてください。
「潤いの清流」(飯山市)=5月23日
コメント:飯山は田植えの真っ最中。田んぼを潤す豊富な雪解け水と赤く咲くタニウツギ(別名タウエバナ)で初夏の季節感を撮りました。
講評:とうとうと流れ落ちる雪代をスローシャッターで流動感たっぷりに撮れました。いい場所にタニウツギがありラッキーでした。春の爽やかさが感じ取れます。

【竹内 一郎】

「良くみてください」(屋島グラウンド)=6月8日
コメント:探鳥会の様子。
講評:朝陽地区住民自治協議会主催の河川敷清掃を兼ねた探鳥会のひとコマ。中央、顔の見える方は、探鳥の解説役の日本野鳥の会長野支部会員で小生も面識のある人物。参加者たちを誘導し、河川敷内の林方向にいる野鳥を双眼鏡で観察する様子が分かります。
「あそこに鳥が」(屋島グラウンド)=6月8日
コメント:探鳥会に行きました。鳥を撮りましたがうまくいきませんでした。
講評:宮澤さんの作品「野鳥の毛づくろい」と同じ鳥。こちらは、顔が隠れてしまい残念です。小さくても、顔が見えると雰囲気で何とかなる場合もあります。

【高山 三良】

「変形田んぼ」(豊野町浅野)=6月4日
コメント:雲を撮りたくてガードレールを飛び越したら不定形な田んぼが現れました。雲は24ミリでも入りきれず田んぼの写真になりました。
講評:予期せぬ「棚ぼた」でしたね。雲に代わって面白い田んぼの造形に出合えました。形だけでなく、田植えの終わった田んぼ、田植え前のような田んぼ、草むらがうまく混在、構造改善事業の整然とした田んぼや 棚田とはまた違った様相の田園風景です。
「露草と蜜蜂」(自宅)=5月31日
コメント:露草を撮っていると小さなハチが忙しく蜜を集めていました。小さなハチですが、トリミング拡大したら見たことのない表情がありました。
講評:舞台はツユクサ。そこに集まるハチの様子をさまざまな角度、瞬間を集めまとめています。背中の模様から一種類でなく複数の別種のハチでしょうか、人面のように見えるハチ、宙に浮いたもの、逆さまのもの・・・と見ていて楽しい作品となりました。
「飯縄山が見たくて」(南堀=付属小北)=6月8日
コメント:前日飯縄山に上りました。筋肉痛でしたが飯縄山を見たくていつもの場所に。田植えが済んでいました。あそこまで行ったんだー。
講評:いつも何気なく、あまり意識することもなく眺めている飯縄山。汗をかいて自分の足で一歩一歩登ったばかりの山を改めて、いつもの場所から眺めてみた。陽が沈む夕暮れ時、作者の思いが伝わってきます。

【後藤 祥子】

「回想風景」(運動公園)=5月8日
コメント:5月は自然の芽吹きで緑がとてもきれいです。若葉の緑が太陽の光に照らされて、キラキラと輝いていました。天気のいい日に近くの運動公園に足を運び、散歩をしながら若かった頃、ここで沢山の日常を過ごした事を思い出しパノラマで写真を撮りながら心のリフレッシュをしました。
講評:運動公園サブトラック西に隣接した築山。私のウオーキング休憩場所から数歩の位置からの撮影で親近感が沸きます。新緑の木々、広々とした芝生の光景がパノラマで迫ってきます。人はそれぞれに思い入れのある光景がいくつかありますが、それを一枚の写真に具現化し、いつ何時、どこにいてもその光景を目にすることができる。やや理屈っぽくなりますが、過去、現在、未来を含有した作者の「写真回想」法が感じ取れました。
「平凡な日常風景」(ケーズデンキ屋上=若里)=4月15日
コメント:長野市の街並みをパノラマ撮影しました。自然が沢山ある長野市でもそれぞれの日常があり、毎日の生活が繰り返されているのだと感じながら写真に写しました。
講評:遠く善光寺平の東北方面、志賀高原から木島平村、栄村に連なる山々が見え、スケール満点です。交差点から延びる湾曲した道路が流れを演出、そしてひしめくように人々が暮らす家々の屋根。全国、世界どこに行っても、写る家や道路、山々は違ってきますが、そこに営々と日々を過ごす生活の舞台が同じくあります。普遍的な哲学を感じながら撮影した作者の思いが伝わってきます。

【小島 真由美】

「今までの中で一番の海鮮丼」(静岡県沼津市 沼津漁港「いりいち」
)=5月24日
コメント:家族でバスの日帰り旅行に静岡まで行きました。お昼は沼津漁港にある「いりいち」という海鮮丼専門店に行きました。赤身・白身・深海魚 長野県民ではなかなか口に入らないお魚もありとってもおいしかったです。お値段もそれなりでした。ただバスツアーで集合時間が決まっていたためゆっくり味わえずそれが残念でした。
初めて組写真チャレンジです。
講評:1番最初に手を付けたお刺身は?その次は・・・。と小島さんが舌鼓をうって珍しい魚を口にしている様子が読み取れます。“証拠”写真のジャンルですが、これも写真の楽しみ方の一つ。魚の種類のラベルを入れて分かりやすくした組み写真となりました。もう一枚、うまそうに珍しそうに食べている人物写真が加わるとレベルアップ!

「小さな訪問者」(自宅庭)=6月7日
コメント:庭の草取りをしていたらゴソゴソ動くものが目に止まり、目をこらしてみるとカエルがいました。アップで撮ったものとちょうど日差しがスポットライトのようにカエルにあたっているものを撮ってみました。
こういうときどちらの写真がいいのでしょうか?写真選びのコツを教えていただきたいです。
今回高山さんからお借りしているカメラを使って撮影しました
講評:まず、スポット(光)が当たっている作品=写真上=と当たっていない作品=写真下=は、圧倒的に「光」がある方が作品的(芸術的)です。光がない方でも、主題のカエルそのものにインパクトがあるのでそんなに悪くないですが・・・。次に両方ともカエルさんをややアップにしトリミングしています=左側写真=が、両方とも少しトリミングし過ぎ、つまり主題が大き過ぎの感があります。トリミング前、カエルが小さくても、十分草むらの中で身を潜めた感じが出ていますので・・・。それにしても、保護色に体色を変えるカエルの色彩が、隣の石とともに見事に捉えられています。何よりよく見つけましたね。さらに、光が当たった瞬間をよく捉えました。

【小池 公雄】

「巣立ち」(長野市)=5月18日
コメント:高山さんにご指導頂き,初めて組写真並べてみました。シジュウカラの「営巣始め」を見てから,ひと月半。5/18の朝、8羽の雛が次々と巣立って行きました。ひたむきに子育てをする親鳥に感心しながら、雛の無事を願いつつ、見送りました。
講評:目の前で自由に撮影できてラッキーでした。巣材運び、雛の糞運び、餌運び、そして巣立った雛・・・。さまざまな違ったショットが撮れ、うまく組み写真にして並べました。ただ、だぶった感じのショットが散見されます。営巣から巣立ちまでのストーリー性などを念頭に枚数を厳選、サイズを大小にして変化付けすると違った印象の組みになります。組み方のバリエーションは自由で無限だけに捉えどころが難しいかも知れませんが挑戦してみてください。この作品が悪い(よくない)いうことではありません。

【倉澤 利和】

「豊作を祈って」(長野市小島)=6月9日
コメント:ウオーキング途中、田植えが終わった田んぼを見ました。世間を騒がしているコメ不足。豊作になる事を祈っています。
講評:お馴染みの光景と言えばそれまでですが、今問題となっている「令和の米騒動」を念頭に置いた時評作品。写真は「その時、その瞬間」を切り取り記録、後世に残す役も併せ持ちます。大きな流れの中に生きている自分の立ち位置、「今」を意識した作品です。
「これが山だ」(美ケ原)=5月26日
コメント:山楽同好会で美ヶ原に行ってきました。天気はあまり良くなかったのですが、富士山を含め山々がまるで写真のように見えました。特に槍ヶ岳が印象にのこりました。
講評:天気がいいと360度パノラマが楽しめる美ケ原山頂。とりわけ、松本から安曇野平の向こうの北アルプス連山は頂に雪があると印象的です。「これが山だ」というタイトル通り、その感激が伝わってきます。作品的には、やや空のスペースが多いので半分くらいトリミングしましょう。左右はそのままワイド、パノラマで。

 

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評 
 梅雨入り前の爽やかな気候が続きます。暑くもなく、寒くもなく1年で1番過ごしやすい季節です。
 今回は桜や桃、菜の花、チューリップなど春の花をモチーフにした作品が目立ちました。百花繚乱、花を楽しみながら写真を撮った思いが伝わってきます。
 間もなくうっとおしい梅雨がやってきます。雨降りですと撮影が敬遠気味になりがちですが、雨降りならではの狙い方があります。気温、湿度が高い日があるかも知れません。熱中症と体調管理には十分注意し、カメラ片手に出かけましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【倉澤 利和】

「なにみてるの!」(石渡5常会)=5月6日
コメント:とある病院で開業時間待ちをしていました、ふとプランターに植えてある花が目に入りました。とたんにこの言葉がでました。
講評:一瞬の驚きというか、感動と言いましょうか、すかさずレンズを向けたところがいいですね。パンジーかビオラか、この種はヒマワリのように、花が一斉に同じ方向をく性質があります。群生すると圧巻でもあり面白くもあり、不思議でもあります。一輪の花をアップでみると、中央の黄色は鼻、左右に目、下が口、まるで人か犬のような顔にも見えますね。左右のしおれた花が開いているともっと迫力が出たかと。
「夕食を探して。」(南堀)=5月7日
コメント:ウォーキング途中、田植えの準備が始まる前の田んぼに「サギ」が目にはいりました。近づいたのですが、逃げる気配も感じなかったので撮ってみました。
講評:鳥の種類はアオサギですね。苗代で水が張った田んぼで餌探しでしょう。頭の中はそちらでいっぱい。よほどの大きな音とか刺激などがない限り逃げません。じっくり構えて餌をパクリとやるところが撮れるとよかったですね。でも、ゆっくりと歩くさまが前後に広がった脚に表現され、シャッタータイミング最高です。

【小池 公雄】

「薄暮夜桜」(須坂市臥龍公園)=4月12日
コメント:臥竜公園の夜桜を撮りに行ってみました。暮れ切らない空色とライトアップされた桜が湖面に反射してとても綺麗で幻想的雰囲気でした。
講評:強烈なライトに照らし出された左手前の桜が踊っているように見えます。躍動感たっぷりです。そして、そのつながりが向こうに延びて右側に曲がり、遠近感が出ました。まだ暮れ切らない「薄暮」とあって空のブルー、そして水面に映った反射の光景が幻想的です。
「春便り」(小布施橋東)=4月24日
コメント:菜の花畑に行ってみました。手前の山の上に雲を従えた黒姫山が頼もしげに聳えていました。日ざしが強く、菜の花の黄色が目にしみるほど。堤の八重桜も満開です。
講評:手前から菜の花の黄色。すぐ向こう樹木の赤紫色。さらに向こうは桃畑のピンク色。左右の色濃い緑色は柳でしょうか。里山の丘陵の上には低い雲、そして残雪を抱いた黒姫山。早春の色とりどりの花をうまくまとめています。
「湧き立つ花色」(足利フラワーパーク=栃木県)=4月30日
コメント:足利フラワーパークに行きました。どこを向いても色とりどりの満開の花で、写真に収め切れません。人出がもの凄く多かったですが、「藤ソフト」美味しかったです。
講評:3色ほどのツツジ、白色のフジなど多彩な彩りに感動した様子が見事に再現できました。コメントにある通り、この写真の左右にもっと色々なものが広がっていたかと思いますが、写真は「切り取り」の世界です。その中で一番カラフルでいい部分をカットして見せることです。“収め切れない”とありますが、こんな感じで成功したかと思います。左上の青空空間も息抜きでいいですね。

【小島 真由美】

「春の勢い」(小布施町千曲川河川公園)=4月27日
コメント:右奥に残雪が残る山があり手前には菜の花が天に向かって勢いよく咲き誇っています。冬から春へ、春の勢いを表現したくて撮った写真になります。
講評:やや奥の山塊が遠くて小さいと言えば小さいですが、手前の菜の花が主題なのでOKです。勢いを感じた菜の花をややローアングルで手前の数本を空に浮かした工夫が見て取れます。空の雲もアクセントになりました。
「桜のトンネル」(小布施町千曲川河川公園)=4月27日
コメント:八重桜のトンネルです。全長4キロあるそうです。奥に続いている感じが表現できたかなと思っています。春らしいピンクとグリーンが気に入っています
講評:長いトンネルが主題ですが、アクセントにカメラを持った点景人物をあしらいひと味出しました。が、人物の向こうに小さくほかのグループが写っていますが、手前の人物と重なってしまい残念。となれば、人物はもう少し左にし、横位置で撮るともっとすっきりとし、にぎやかさ、ボリューム感が出たかも知れませんね。奥行き感は出ました。

【後藤 祥子】

「木漏れ日の中で・・・」(長野市五分一・中村公園)=4月15日
コメント:車で走っていると素敵な公園を見つけました。思わず近くの駐車場に車を止め、木漏れ日の中に満開に咲いている沢山の桜に出会いました。その中の一枚です。太陽に照らされ温かい様子を写しました。
講評:1本の見事な満開の桜が目に留まり、車を止め、写真に収めようとした心意気が素晴らしいですね。その感動が写真にも表れています。手前の地面に投影した影から推定するとやや逆光気味の光線、その光の照らしあんばいで“温かな”感じが出ました。
「いつもそこにいて」(石渡八幡神社)=4月12日
コメント:当たり前の風景。各国で戦争が起き当たり前の安らぎは消えてしまうかもしれない事を教えてくれています。公民館の活動をしていると石渡神社に行く事が多くありますが、私が無くなってほしくない場所への思いを込め写真を撮りコメントを付けました。
講評:わが区内、地域のシンボル石渡八幡神社。多くの人に慕われ拠り所となってきた社に想いを込め、平和を願う思いでシャッターを押したところに共感します。今年も咲いた桜の花、守護神の狛犬などをあしらって作画しました。が、左の御柱、右の石碑、下の奉納の文字がやや中途半端で窮屈です。もう少しルーズ(広く)にしても雰囲気は十分伝わってきます。

【高山 三良】

「花々に囲まれて」(飯綱町丹霞郷)=4月26日
コメント:髻山に登った帰りに寄りました。花霞で山はぼんやりでした。受粉作業でしょうか。広い畑に一人きり。熊は大丈夫?
講評:パラパラと散在する桃の木の花、地面を覆いつくす雑草の緑、遠く菜の花の黄色と春の訪れを感じさせてくれます。ハイアングル、左の点景人物も効果的です。霞んだ山をカットしていますが、プリントしてほんのりとでも出るようなら入れてみたらいかかでしょうか。もっとスケール感が出るかもしれません。元データにあるならこの作品と比較してみてください。
「丹霞郷」(飯綱町丹霞郷)=4月27日
コメント:前日の写真が気に入らず、また出かけました。山は霞んでいましたが桃、タンポポ、菜の花、ハナモモが咲き競っていました。1枚には入りきれず、2枚組になりました。
講評:前日の作品の再撮影。「納得行くまで何度でも許す限り足を運ぶ」気構えがいいですね。前日とは違った別アングルで、今回はそれぞれ髻山、黒姫山を背景にし、組みにしたことで丹霞郷の全容が迫ってきます。

【竹内 一郎】

「鐘を鳴らして」(能生海岸)=5月5日
コメント:5月の連休に能生の海岸に行ってきました。天気も良く楽しい一日でした。
講評:中央にタイトルの「鐘」を鳴らすお嬢ちゃんが写っています。大型連休の行楽客でにぎわう喧噪ぶりが感じ取れます。ただ、主題の鐘を鳴らすお嬢ちゃんが小さいのと、背景の向こうにわずかに見える海が一目で見えず惜しいです。

【中島 弘】

「完走をめざして」(長野市千曲川)=4月12日
コメント:土曜日の千曲川。4月20日の長野マラソンを控えて多くの市民ランナーが走っていました。ランナー、菜の花、麦の緑から動き出した春を感じました。
講評:右上から左下に斜めのラインで構成した「斜め構図」。まだ殺風景な景色の中で、堤防ののり面を埋める菜の花の黄色、伸び始めた麦畑の緑色が今年も巡ってきた春を演出しています。斜めラインの起点にランナーを点景として配置したこと、たまたまか赤いウエアも効果的です。
「祈り」(長野市篠ノ井)=4月12日
コメント:千曲川で小学生を亡くされたご両親が供養のため「救難地蔵尊」として昭和17年9月にまつったものだそうです。
講評:80有余年の歴史を重ねてきたお地蔵さん。ちょうど戦争が佳境に入るころでしょうか、脇には解説文が添えらえていたとか。その後から現在まで、住民らを護ってきたお地蔵さんの思いが伝わってくるようです。背景の満開の桜、左側のプレハブや人物が年年歳歳、刻んできた歴史を物語っているように見えます。

【廣澤 一由】

「水中しだれ桜」(高山村)=4月17日
コメント:高山村「五大桜」の一つの「水中しだれ桜」を見に行くと、桜の大木が天を突くような立ち姿を見せてくれた!桜は少し早かったが歴史を感じる大木であった!
講評:主題のしだれ桜をドーンと真ん中に置いた「日の丸構図」。右側には、頭でっかちに見える針葉樹が対照的です。さらに左下には、桜をスマホ撮影する人物がほかの花見客と重ならず良い感じで点景となりました。
「千曲川の春」(須坂市村山・千曲川堤防)=4月24日
コメント:満開の桜と飯縄山周辺一帯に霧がかかり、春の爽やかな情景が印象的だった!
講評:満開の桜を手前にピンク色の桃の花、村山橋の向こうにたなびく雲を挟んだ重なる山並みとスケール満点です。ただ、手前右の車はあった方がいいかどうか、車でなく別の花見客など人物だったらどうか・・・。橋に長電の電車を入れた努力はいいものの、林に隠れてしまい惜しいです。
「小谷村塩の道祭り」(小谷村)=5月3日
コメント:歴史ある「塩の道」を歩くイベントに参加した。街道をわらじを履いたり、昔の装束で歩く姿もあり楽しい祭りを演出した!
講評:道端にいっぱいのスイセン、木立に囲まれた塩の道が緩やかなS字カーブを描きリズム感を表出。にぎやかな日傘軍団が行進し、話し声が聞こえてくるようです。列中央の向かって左に、隊列からやや離れた男性が交差した足とともに存在感たっぷり、人目を引いています。いいシャッターチャンスです。

【牧内 二郎】

「チューリップ5種」(自宅庭)=4月14,21,23,24日
コメント:昨年チューリップ祭りで購入したチューリップが咲いたので撮りました。
品種ごとに開花時期が違うので、画像編集ソフト(GIMP)を使って組み写真にしました。
講評:色、形がさまざまなチューリップをモチーフに組みでまとめました。一輪一輪、周辺にぼかしを入れ幻想的なイメージに仕上がりました。もう一枚、これらの花が群生している感じ、環境が分かるカットをあしらうとよかったかと思います。

【宮澤 一成】

「天狗も花見」(戸倉宿サクラケアパーク=千曲市)=4月17日
コメント:初めて訪れたこの公園には、山の斜面に約500本の桜が咲き乱れ、約8メートルの巨大な千曲天狗像が埋もれてしまう程でした。
講評:手前下の桜花が右から湾曲して伸びリズム感が出ました。コメント通り「埋もれてしまう」かのように仁王立ちする天狗が印象的です。左向こうの山並みも桜の枝の湾曲に呼応する感じでウエーブ感満杯、効果的です。細かなことですが、左下に男性、右下に女性の人物をさりげなく入れたところも工夫しました。
「眺望」(戸倉宿サクラケアパーク=千曲市)=4月17日
コメント:この日は桜も満開で、先には千曲川、温泉街、そして山なみを一望でき、メディア等でよく目にする絶景スポットですが、実際に見ると、それ以上の感動ものでした。
講評:桜を手前にした遠景でスケール大です。見た目の「感動もの」の気持ちがそのまま表現されていると思います。しかし、最初の「天狗も花見」の方が大胆な切り口で迫力があります。

石渡写真クラブ月例会(4月)写真&講評

石渡写真クラブ月例会(4月)作品&講評 
 駆け足で福寿草やセツブンソウの春の妖精から桜と通りすぎ、あっという間に新緑の季節に突入しました。長野運動公園のケヤキ並木も日一日と萌黄色から緑へと色を濃くして生命力を感じます。
 飛び石とはいえ大型連休が始まりました。野に山に、街の中に、さまざまなイベントや催事が盛りだくさん。ネイチャーものから人物ものまで被写体がごろごろ。天気もいいようです。事故、事件(最近思わぬもの多し)、体調管理に気を付けて自分も楽しみつつ、傑作探しに出かけましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【宮澤 一成】

「夫婦揃って」(信州国際音楽村=上田市)=4月4日
コメント:ご夫婦揃って写真を撮っているのを見て、ちょっとうらやましく思い、撮影しました。いつまでもお幸せに。
講評:お父さんは本格的、一眼レフを三脚付きでファインダーをのぞく、奥方はスマホで液晶画面を見ながら指でシャッター。それぞれのアクションの良い瞬間を的確に捉えました。やや斜めのスイセンの列に対し背景の大小の木立ちが垂直でリズム感を創出しています。
「散策日和」(信州国際音楽村=上田市)=4月4日
コメント:この日は、天気も良く多くの方がスイセンを見に来ていました。比較的高齢者が多かったです。
講評:この作品もスイセンの咲く場所が斜めや平面とアクセントがつき、花見客も右側斜めの道、中央と適度なバランスで配置した瞬間がいいですね。欲を言えば向こうの横切った道にも花見客がいるとなおよかったです。

【牧内 二郎】

「満開のあんずの木」(千曲市・あんずの里スケッチパーク)=3月31日
コメント:天気が良かったので千曲市の『第70回あんずまつり』に行ってきました。全体的に五分咲きでしたが『あんずの里スケッチパーク』の前の木だけ満開でした。
講評:周りの木々はまだ眠りの中でしょうか、休憩所?前のあんずの花だけがピンク色の花をいち早く咲かせ印象的です。中央に配置した「日の丸構図」。花だけをアップにしなかったところが殺風景な周りの景色の中に一段と映えました。
「あんずの花」(千曲市・あんずの里スケッチパーク)=3月31日
コメント:あんず畑の中に入って撮影できるので花を接写してみました。風で枝が揺れるので枝を押さえながら、あんずの花をスマホのマクロモードで撮りました。
講評:スマホによる「作品」はあまり撮ったことがなく「マクロモード」があるとは驚きです。通常マクロ(マイクロ)撮影すると、被写体そのものがクローズアップされ背景はぼける程度で、このように景色があまり写り込みません。花一輪が大きく写り、その向こうにはほかの枝や花、さらにその向こうに山並風の波を打った稜線があり遠近が出ました。

【廣澤 一由】

「早くも満開」(長野市エムウエーブ北)=4月9日
コメント:8日に長野地域の開花宣言があり、早速周辺の桜を探しに散策したらエムウエーブの近くに満開の桜を発見した。早咲きの桜が満開で咲き誇っていた!
講評:例年の運動公園サブトラックの桜はまだ開花せず、開花が宣言されたのでどこかに咲いているはずーと探索した行動力がいいですね。夕暮れに近い斜光線で桜の花が立体的になり、背景のエムウエーブの特徴的な屋根を背景に単純化、すっきり感がでました。

【中島 弘】

「ボチボチ始めるかい」(飯綱町)=3月18日
コメント:リンゴ畑の老木が相棒の草刈り機に「今年も春がきたのでボチボチ始めようか」と語りかけているように見えたのでその雰囲気を撮ってみました。
講評:耕運機はずっとこの位置に置いてあったとは考えにくく、おそらく短期、あるいは昼飯か休憩か。たまたまと思われますが、運転する人もいない耕運機と傍らの老木に“何か”を感じてミニ物語風に仕上げた作品です。また春が来て、老木がいつものように機械に語り掛けるように見えた作者の思いが伝わってきます。
「わさび田に春の訪れ」(安曇野市大王わさび農場)=3月26日
コメント:安曇野市のワサビ農園に行ってみました。当日は黄砂がひどく霞がかかっている中、インバウンドの客が春を告げる紅梅を楽しんでいました。
講評:常緑のワサビの葉に対し、ワサビ田の横には春が来て咲き始めた紅梅が彩りを放っています。適度に観光客もあしらいうまくまとまっています

【竹内 一郎】

「雨水はここまで」(中野市立ヶ花)=3月26日
コメント:東北部水害対策のイベントで立ヶ花の橋を見てきました。2019年の水害の水位が間もなく橋の上層部に達しようとしていました。もし、決壊がなければこの橋はどうなっていたのでしょう。
講評:水害後、立ヶ花狭さく部の一帯は川底の堆積土砂のしゅんせつ工事が行われ増水が流れやすく改良工事が進みました。水害時に記録した水位が橋脚手前の右下に赤くマーキングしてあります。見学をした時の感想とともに、水害の時の様子を思い出した記憶に残る一枚。

【高山 三良】

「春集め」(自宅)=4月7日
コメント:自宅で春を集めました。和名「蒲公英」、別名「星の瞳」、クリスマスローズ、山茱萸、雪の下。土筆も風情があります。
講評:歴史を今に刻む「石渡館」にはさまざまな植物も歴史を継承しています。植栽したものを含め、春一斉に咲いた花々を一堂に会しました。ご先祖様たちも、身近な自然を慈しみ、楽しみ、心癒し・・・といにしえへ思いを馳せさせてくれる一枚です。
※参考。「蒲公英」→タンポポ(読み方)。「星の瞳」→オオイヌノフグリ。山茱萸→サンンシュユ(読み方)。土筆→ツクシ(読み方)
「北信4岳の重なり」(太郎山)=4月5日
コメント:太郎山から撮りました。斑尾山は離れましたが、西の4岳は見慣れた景色よりくっついていました。
講評:山容は、見る位置が少しずれただけで微妙に変わり、「はて?」ということがあります。そこをテーマに撮影した一枚。いつもより重なりが違って見えた山は左より戸隠、飯縄、黒姫、妙高。撮影に出かけた際にはいつもマウンテンウオッチングをすると、楽しみも倍加します。

【後藤 祥子】

「三兄弟 これはピーマンかパプリカか?)」(自宅)=2022年9月17日~22日
コメント:父親が野菜を作り、孫が大好きなパプリカを初めて作り持ってきましたが、「色が付かない、もしかしたらピーマンか?」と言うので様子を見ていたら、少しずつ色づき無事にパプリカになりました。その様子を1枚にまとめてみました。
講評:コメントを読ませていただき写真を見ると謎解きができます。が、通常の展示会などでは「タイトル、撮影場所、撮影者名」のラベルが付くだけです。従って、物語りを複数の写真で組んだ「組み写真」とした表現手法はいいのですが・・・。変化を見て分かってもらえるような組み方があるはずなので、その点に知恵を絞って組みなおしてみてください。面倒ですが・・・。
「三寒四温(春の訪れ)」(自宅)=3月29日・31日
コメント:春になると庭に一斉に咲く花があります。亡くなった母が好きだった花が咲くので母に会えた様な嬉しさを感じます。夏のような暑さがきたと思ったら、次の日は雪降りです。花が「寒いよ」と言っているようで、私も衣類を1枚追加しました。
講評:思い入れの深い花ですね。これも2枚組ですが、どちらかを大きくすると、見栄えが違ってきます。さらに配置を少しずらすとかし、自分の思いを最大限「見た人に分かる」方法を工夫してみてください。

【小島 真由美】

「海外の日本のガイドブックで必ず紹介される場所」(山梨県新倉山浅間公園)=2022年10月22日
コメント:桜の季節でもなく紅葉の季節でもなく富士山に雪がある季節でもないのですが、一度は訪れてみたいと思った場所です。ガイドブックで紹介されている構図を真似て撮影しました。3年前ですがその当時も外国人がとても多かったです
講評:ガイドブックを念のためネット検索すると、いっぱい出てきました。五重塔左の緑が桜満開、遠く富士山はくっきり。でも、それと同じ写真を撮っても、立ち位置が多少のずれはあっても同じなので、「どこかで見た写真だなあ」、「絵葉書調だな」。写真初心者はそれでいいのですが、いつしか壁にぶつかります。その意味で、季節をずらすとか気象条件、光線状態など別の視点で臨むことになります。その意味で、この作品は空の雲がいい感じでこの瞬間ならではと思います。それを活かすには、下の部分を思い切って切り、空の雲をもっと取り入れるともっとオリジナル性アップ!
※参考。新倉→あらくら。浅間→せんげん。ともに読み方。
「雪に残る足跡」(飯山市)=3月20日
コメント:この日の残雪はまだ1メートル近くありました。その雪の上にネコと思われる足跡が続いており動物のたくましさを感じた1枚です。
講評:よく気が付きましたね。ただし、足跡がやや遠いです。もっと手前にまであればこの画角でよかったですが。雪の中に入ると靴の中に雪が入ってくるので、望遠系で引っ張り、手前部分をカットするとよかったです。

【小池 公雄】

「春光」(長野市七二会小坂)=4月6日
コメント:厳しい冬に耐えて、蕾を膨らませてきた福寿草。近寄ってみると気品の良さというか、何か気高さのようなもの漂わせているように思われました。
講評:春一番に咲き、おめでたい花で被写体になる確率が高い花です。多くの写真愛好家が作品を産みだしていますので「私ならこう撮る」という視点がないとオリジナル作品が出てこないという難しい?花です。まあ、どこかで見たような写真でもいいのですが・・・。満開の花にミツバチが来訪したり、背景に北アルプス、あるいは思わぬ降雪とコラボなどなど。この作品は、花開く寸前のつぼみ状態ですが、これからという将来性、勢い、初々しさなどを感じさせてくれます。背景のぼけ具合も主題を強調しています。
「老いの風格」(千曲市森)=4月10日
コメント:未だ3分咲き、ちょっと気が早いですが、森の杏畑に行ってみました。咲ききらないのと平日の曇天で、人影はまばらでしたが、見事な老木が花を付けて、春を告げていました。
講評:いっぱいの老木を発見。上に伸びた枝は剪定され短めですが、幹の太さは生きてきた年月を物語っています。左3、右1と左右に分かれてしまいやや迫力を減衰しています。どれか一本の幹を代表して前面に出し、その向こうに同格の木が見えるという遠近法で迫ると老木の風格、力強さが表現できたと思います。
「来訪者」(長野市・自宅)=4月10日
コメント:満開になった梅の木にヒヨドリが飛んできては、蜜を吸いながら花びらを落としていきます。あまりに器用に、いろいろな姿勢を見せてくれるのでシャッターを押してみました。
講評:メジロほどではないですが、結構花から花へと動きが早い鳥です。セオリー通りに頭部にフォーカスがきていますが拡大してみるとやや甘いか・・・。羽の部分はぶれていて、逆に動き(躍動感)があっていいです。ファイル情報を見ますと、250分の1秒、絞り5.6、ISO720です。シャッタースピードをもっとアップし少なくても500分の1以上、絞りも望遠レンズなので微妙ですが8以上に。このセットにするには連動してISO感度を思い切って1600とか3200とアップしてみましょう。いい天気でも。そして前後の動きにも対応、ピントを追尾するフォーカスモードし、さらに「ここぞ」という動きを逃さない連写に。いろいろといじる設定がありますが、挑戦をしてみてください。

 

石渡写真クラブ月例会(3月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(3月)作品&講評 
 朝の気温が氷点下になる日が遠のき春がやってきました。27日現在、セツブンソウやフクジュソウがほぼ満開の便りが届き、新聞の広告にも森のあんず祭まつり(信毎)、列車と絡めた桜特集(市民新聞)などが掲載、撮影情報満載です。
 春分の日も過ぎ日差しが日一日と長くなり、4月から石渡写真クラブの例会開始時間が6時半から7時に。毎年のことですが、時の移ろいの早さが身に染みて感じるような齢になってきました。
 後数日で新しい年度となります。新しいお仲間も増えました。気持ちを新たに、また、野に山に📷片手にでかけましょう。
 季節の変わり目、体調管理には十分気を付けながら・・・。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【小池 公雄】

「信濃路の朝」(須坂市)=2月25日
コメント:モルゲンロート撮影に挑戦してみました。もう少し天候状態の良い時を探して、再挑戦してみたいと思っています。
講評:北信五岳のうちの三岳ですが、まあまあの朝焼けの色と思います。コメントにあるように「天候状態の良い」時に再挑戦を。できれば残雪がある方がインスタ映えします。刻一刻、そしてあっという間にロートは終わりますので連写を。
「『なる君』ピース」(長野市内)=2月1日
コメント:隣組の「なる君」が配り物を持って来てくれました。<ピース>のポーズです。いつも、庭のガラス戸をコツコツ。呼んでくれます。
講評:家族やお隣さんといっても、何か行事でもない限りカメラを向けることが少ないです。日常の中で、“何かを感じた”ところに写欲いっぱいの小池さんの気持ちが現れています。ぎこちないピースサイン、なる君にとって一生の思い出となるでしょう。ぜひプリントして差し上げてください。撮影日時、場所、撮影者を必ず付記してください。
「夢の中」(長野市内)=2月1日
コメント:上の写真と同じ時です。ママの懐の中が余程気持ち良いらしくて、全く目を開けません。
講評:なる君だけでなくその下の妹さん。こちらも「気持ちよさそう」と感じシャッターを押したところが素晴らしいですね。同じくプリントしてプレゼントしてください。

【小島 真由美】

「無限空間」(チームラボ麻布台)=2月1日
コメント:森ビル、デジタルアートミュージアム、エプソンチームラボボーダレズを体験してきました。六面鏡の空間で、そこにいる人が浮いているように見えたり、地下にいるように見えたりもし、おもしろいなと思ったので・・・。
講評:何とも芸術的と言おうか、摩訶不思議な写真です。人間が見世物として最先端技術を駆使して作ったと言えばそれまでですが、面白いと感じた気持ちをそのまま作品(写真)にしようとシャッターを押したところがいいですね。
「東京タワー」(東京都港区)=2月1日
コメント:遠くから見る東京タワーでなく見上げた時の東京タワーの大きさが出るといいなと思い撮ってみました。
講評:いい写真を生む一つに「アングル」があります。遥か遠く、逆にすぐ近く、はたまた右寄り、左寄り、上から、あるいは下から・・・。「見上げたら?」と気付いた点がこの条件をクリヤ、天を突き上げるようにそびえ立つ東京タワーの雄姿を捉えることができました。

【後藤 祥子】

「道は続くよ 前進(一歩一歩前へ)」(千曲市川沿い道路)=2022年2月9日
コメント:2019年水害がありました。その時の川の様子がすごく目に焼き付きました。その後、同じ場所を通るといつもの姿になっていました。その時感じた気持ちを込め、少しずつ復旧してゆく現状に前進の思いを込めエールを送る思いで撮りました。
講評:例会では2枚別々に作品を提出しましたが、コメントはじめいろいろと事情聴取をしていると、2枚は密接に関連づいていることが判明しました。つまり、過去にあった水害の記憶をたどって3年後に復旧した被災地を撮影(1枚目)、そして、「前向きに頑張っていきましょう」の思いを込めすぐ近くの鉄橋を撮影、写真の中に文字を入れ込んでみた(2枚目)。関連した2枚なので、せん越ながら、複数の写真を組み合わせて表現する「組み写真」に増田がアレンジしてみました。タイトルも合体しました。

【高山 三良】

「二月のうろこ雲」(信大付属小学校北・南堀)=2月15日
コメント:うろこ雲が空いっぱいに出ていました。冬のうろこ雲は天気が下り坂へと向かうサインらしい。飯縄山も一役。
講評:うろこ雲と言えば秋を代表する雲ですが、冬に出現したうろこ雲をすかさずカメラに収めました。ほぼ中央下にシルエット状ですが飯縄山が鎮座し、そこを起点に大空いっぱいに放射状に広がっている雲が雄大、やや黒めの雲とともにスケールいっぱいに迫ってきます。
「北信二岳を背にドヤ」(飯綱町)=2月25日
コメント:石渡は雪が少ない冬でした。たくさんの雪が見たくて出かけました。飯綱産直「むーちゃん」で小さな雪だるまを作り目鼻を付けました。柵に乗っけると黒姫山と妙高山を背に得意満面。
講評:積雪量は九州、四国の方が多い時もあり、どうなっているの?と首をかしげる長野、石渡の今冬。雪が恋しくて近くの山裾まででかけ創作した作品。単なる雪景色でなく、雪そのものを加工して景色の中に置いてパチリと創作。昔、子どもの頃は雪だるま、かまくら、すべり台など雪が友達、童心に帰りました。

【中島 弘】

「静かに春を待つ」(千曲市姥捨棚田)=2月15日
コメント:冬の棚田に行きました。思っていたより雪がなく、静かな棚田がありました。稲の無い棚田は地形が良く分かり、自然と融合した造形美に見とれました。
講評:苗代から収穫まではにぎやかな棚田も今はひっそりですね。手前の田のうっすらとした雪模様が情緒的。その向こうにさまざまな形が分かる棚田が顔を見せ、さらに善光寺盆地へと続く広がりがいい感じです。
「セツブンソウ」(千曲市戸倉)=3月9日
コメント:千曲市戸倉のセツブンソウ群生地に撮影に行きました。遅いかと思っていたが、居座った寒波の影響で開花が遅く、更に4,5日前に降った雪が溶けなく群生地は雪に覆われていました。雪の中から咲き始めた1輪を撮りました。
講評:満開、一斉に咲いた花の群落は見飽きたと言えばそれまでですが、桜もフクジュソウもカタクリもすべて、一ひねりしないとオリジナルな作品は生まれてきません。その意味で、運よく雪と絡めることができてラッキーでした。開き始めた花弁(がく)と、その奥に顔を見せた花芯が明るい露出で捉えられ新鮮なイメージの作品に仕上がりました。上部の茶系の色は「枯れ葉」とのことですが、形も不鮮明でやや分かりにくく、もっと面積を小さくしても良かったかもしれません。

【廣澤 一由】

「青天バスは爽快」(東京都内・ハトバス車内)=2024年11月22日
コメント:いつか乗ってみたいと思っていた屋根無しの観光バスにやっと乗れた!開放感があり、視界が広く、高層ビルも真上に見えとても爽快であった。
講評:かつて英国、バーミンガムで長野冬季五輪決定のIOC総会取材のおこぼれでロンドン市内を巡った観光バスがこれでした。懐かしく思い出しますが、首都のビル群と手前のバス内の観光客とををうまく配列、青空が爽快感を誘う作品となりました。

【牧内 二郎】

「分杭峠 気場の木漏れ日」(伊那市分杭峠気場)=2022年9月16日
コメント:ゼロ地場で有名な分杭峠の気場から撮った太陽。皆が太陽を撮っていたので真似して撮りました。家に帰って写真を見たら光彩が八方向に広がって縁起の良い写真が撮れていました。
講評:何とも、(写真を)見ている私も“気場”を感じる気分になるような作品です。よく太陽を樹木の幹や枝の間から撮る手法がありますが、ハレーションを起こして四方八方に光が放射状に広がる程度です。何か、中央斜めに横切る強烈な明るめの光線、広がる帯状の光、色など初めて見ました。磁気ゼロ地帯のためでしょうか、不思議な一枚です。

【宮澤 一成】

「粉雪のベール」(戸隠奥社)=2月28日
コメント:参道を歩いていると、頭上後方で「ガサガサ」と、音がしたので、すかさず振り返りシャッターを切りました。撮れているか心配でしたが、何とか写っていました。
講評:あそこは熊の宝庫。熊出なくてよかったですね。まだこのタイミングでは冬眠中のはずですが、物音に瞬時に反応しシャッターを押したところがいいですね。よく「あっ!」という瞬間は、目で見てしまう、あるいは危険を伴う事態なら回避してしまうのが普通ですが・・・。種明かしをすると、高いところからパラパラと落ちてくる雪を見事に捉えました。欲を言えば背景が少しぼけるともっと雪が強調され雰囲気がでました。
「笑える」(戸隠奥社)=2月28日
コメント:インバウンドのせいなのか、ここ奥社でも外国人ばかり、お願いして写真を撮らせてもらいましたが、灯篭の上に積もった雪を見て、なぜ笑顔なのでしょうか?
講評:Can I take a picture?灯篭の上の雪と人物を対角線に配置、笑顔で振り向いた瞬間、構図、シャッターともにうまくまとめました。石灯籠の「和」と外国人の「洋」が不思議な空間を醸し出しています。