8常会の「いこいの会」が花壇に花を植えました

 

石渡区8常会のボランティアグループ「いこいの会」は6月29日、常会内の公園花壇に、ベコニア約60本を植えました。6人が参加して、互いの趣味やかかりつけ医の情報交換などおしゃべりを楽しみながら約1時間かけて植え付けしました。

「いこいの会」は、荒れた公園に花を植えて地域の人が集まる拠り所にしようと、8年前に有志でスタートしました。地域の人々が大勢集まって互いに顔の見える関係をつくれば、災害のときなどに助け合うことができるのではとの願いがあります。今年11月にはチューリップなどの球根類を植える計画です。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

強い日差しの下での花の植栽に、会員たちは汗びっしょり。安全を考えて半分の60本で終了。残りは次週に持ち越しました

(了)

石渡長寿会研修旅行

 石渡長寿会では6月24日、春季研修旅行を男性10名女性8名の参加で須坂「 古城荘」で行いました。午前に男性はマレットゴルフ、女性はボッチャで“いい汗”をながしました。入浴後、お待ちかね懇親会でのどを潤し、おいしい料理をいただきました。マレットゴルフ優勝は武田徳雄さん、ボッチャ優勝は風間桂子さん・倉澤春雄さん・江尻照子さん組で豪華賞品を手にしました。お楽しみのビンゴゲーム「 ぜんぜん出ない」「 リーチ3つ」などなど賞品は全員に。記念撮影をして帰路に。
 楽しい研修会になりました。

【文と写真:石渡長寿会長 髙山三良】

輝いてー私・仲間(第6回)

人と人との交差点を・・笠原千代子さん

「クオーレ プラス」
お客さんと談笑する笠原千代子さん。この店が、いろいろな人が語り合い、笑い合い、やがて交流が生まれる交差点になってほしいと願っている
朝、店の内外を掃除して笠原さんの一日がスタート
「今日は何人のお客がくるかしら」と手早く準備を始める

石渡区の中心を南北に走る県道沿いの、いこいの広場の一角に建つカフェ&スナックの名前です。経営するのが1常会に住む笠原千代子さん(65)。店の広さは約35㎡。「かなりのお客さんが入れますが、10人くらいがちょうどよい人数かしら」と笠原さん。午前8時から11時までが午前の部で、夜の部は6時から10時半。午前はコーヒーなど、夜はカラオケを楽しんでもらいながら料理やアルコールを提供している。定休日は日曜と月曜。収支はトントンだが、「あまり考えないようにしています」と笑う。

 そんなことより、大勢の人がここに集まって、楽しくおしゃべりをして元気になって、やがてその元気が地域に広がれば…というのが願い。石渡区や近隣の地域の人たちが気軽に集まれる地域の居場所、縁側、交流拠点になってほしいと思っている。

転 機

長野市内の会社に勤めていたが60歳で定年を迎えた。何かしたいと派遣に登録して好きな販売の仕事を始めた。バスツアーの添乗の仕事もあり資格を取った。そんな時、コロナ禍で当時の「クオーレ」が閉店になり、やってみないかとの声が掛かった。もともと人との付き合いは嫌いではないし、心配りやホスピタリティーもそれなりに自分にはあると思う。2年前の令和4年8月、旧名に「プラス」を加えて開店した。「私、石渡の生まれ育ちです。この地区が大好きです。地元の人にいっぱい来ていただき楽しく過ごせる場にしたい。頑張ります」と話す。

達成感のすばらしさ
今年4月に行われたに長野マラソンに出場。練習不足で記録はよくなかったが、「来年は頑張る」と意気込む
石渡八幡神社の前で「石渡RAN&WALK」の仲間たちとハイ・ポーズ(後列左から2人目が笠原さん)

 会社勤めをしている55歳のころだった。子育てが終わり、親も見送った。職場でみんなで走ろうとの呼びかけがあり走り始めた。平成28(2016)年に初めて長野マラソンに出た。そして完走。タイムは4時間21分だった。以後毎回出ている。目標は70歳まで完走すること。「走るのは苦しい。でもそうやって自分を追い込むの。完走した時の達成感はいわく言い難い」。昨年4月に7人で「石渡LAN&WALK」というクラブを立ち上げた。笠原さんを含む5人が今年の長野マラソンに出場した。

「石渡RAN&WALK」のメンバーが各地のマラソン大会で獲得した完走メダル。多くが笠原さんのメダルで、長野マラソンをはじめ沖縄・宮古島マラソン、東京マラソンなどがある
走れ、走り続けよ!!
シニア演劇アカデミーの演劇。笠原さんは出征を見送る母親役を熱演した

 俳優の西村まさ彦さんが主宰する60歳以上の市民劇団「シニア演劇アカデミー」にも令和元年から4年間参加した。いまはその卒業生15人でつくる「Nサバイバルシアター」に加わって、昨年12月に初公演を行い、今年8月にも朗読劇に挑戦する。一方でバスツアーの添乗員をしたり、得意のウオーキングや山登りツアーの企画にも関わっている。

Nサバイバルシアターでの出演(右が笠原さん)。シニアのお見合いパーティーを題材にした内容だった

 スナックの経営、マラソン、演劇、添乗員、民生委員・・・。さまざまな顔をもつ笠原さんだが、まだなにか関われるものがあれば「無理なく、でも積極的に関わっていきたい」という。「走れ、走り続けよ!」。そんな言葉が笠原さんの生き方から浮かんでくる。しかし、最後に「秋に初めて孫ができるんです」と柔らかい笑顔になった時、また別の顔を見せてくれた。

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評
 例年より遅い梅雨に入りました。梅雨の晴れ間ともなると、真夏並みの暑さで早くも熱中症アラートが出る陽気です。
 うっとうしい梅雨ですが、それなりにこの時期ならではの被写体があります。雨、滴、傘、水たまり、カエル、カタツムリ・・・。        無理は禁物です。家の中にこもりがちですが、身体とよく相談してでかけてみましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名をあいうえお順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【吉田 幹男】

「残雪の蓮華岳、木崎湖」(大町市平のチェーン脱着所、木崎湖)=6月6日
コメント:美麻新行のそばを求めて「手打ちそば美郷」に出かけた。そこから峠を下りたチェーン脱着所で蓮華岳を撮りました。また、そこは「鹿島槍を写す田 雪形」とアースに表示も、そして木崎湖に向かいました。                                     講評:白馬への五輪道路、青具交差点を左折すると新行のそば所。隣接した旧中山スキー場を過ぎると大町市の平。目の前に北ア連山が迫るように現われます。ちょうど鹿島槍から爺ケ岳、針ノ木、蓮華岳がほぼ正面、そんな一枚です。やや空が多めなのと、露出がオーバーです。せっかくの連山なので、ワイドにトリミング、明るさとコントラストを補正してみました(写真下)。木崎湖も空が多めです。その分画角を下方に修正、キショウブやヨシなどが茂る湖畔の雰囲気を入れると全体が落ち着いてきます。

 

【宮澤 一成】

「手を貸して」(白馬村)=5月23日
コメント:田植えのシーズン、今では機械で植えるのでだいぶ楽になったのでしょうが、人手は掛かるみたいです。
講評:かつて私の子どもの頃(昭和30年代前半)の田植えは、家族総出、足りない分は「ゆい」といって田植え農家が順繰りに助っ人を出し合い、一列横並びで手で植えて行きました。そんな写真は残念ながら手元に残っていません。時代は半世紀以上も経過していますが、何と田植え機も8条?植えでしょうか、植える(働く)のは機械ですが、その分仕掛けに人手が必要ですね。身体は楽になり、相当の時間短縮となりましたが、人の手がいることは昔も今も変わらないということでしょうか。今の時代を記録した貴重な一枚です。
「冬春夏(とうしゅんか)」(大町市青木湖)=5月23日
コメント:数十年ぶりに青木湖へ行って来ました。冬を思わせる残雪、新緑の春、夏を感じさせるカヌー遊び、3シーズンを1枚に収めてみました。
講評:タイトルは季語か?と思いましたが、作者の造語とのこと。写真とともに大いにタイトル作りも楽しんでいただきたいと思います。その意味で、写真を撮る行為とは、被写体を見つけカメラ、レンズを駆使し、アングルや光線、背景などもミックスしてシャッターを切る。一連の行為の中で「自分は今何を表現したいか?何を第三者に伝えたいか?」を考えながら・・・と言われます。すでに、そこにはおぼろげながら「タイトル」が頭の中にできあがっているという図式です。「タイトルがすっと付けられるような被写体(主題)を見つけよう」です。造語ながら、目の前にある三つの季節を感じながら作画した作者の心情がタイトル、作品双方から読み取れます。

【廣澤 一由】

「奇麗でしょ!」(中野市一本木公園)=5月25日
コメント:一本木公園のバラ祭初日、園内には沢山のバラが咲いていました。その中の一角で、周りが蕾なのに、この一輪だけが咲き誇っていました。
講評:いち早く開いた一輪を見つけました。目立ちますね。ほぼ標準レンズに近い焦点距離41㎜、絞りは開放に近い5でほかの蕾をぼかして、主人公を際立たせました。タイトル「奇麗でしょ!」は確かにきれいですが、ややストレート。先んじて咲いたことに関わる言葉のタイトルにした方がベターかと思います。
「バラに囲まれて」(中野市一本木公園)=5月25日
コメント:沢山のバラに囲まれた小径を、心ウキウキ歩くカップルが印象的でした。
講評:若そうな?カップルですね。いつも付きまとう「肖像権」がまた問題となります。が、そこをクリアできればカップルは正面の方がインパクトがあります。将来の夢を語り合っている表情などが盛り込まれれば、周辺のバラの雰囲気にぴったりでしたが・・・。(クリアするには?は以前この講評内で紹介したかと思いますが)
「ポプラの木倒れる」
講評:この写真は2点のほかに説明なしでお披露目されました。公園内のポプラの大木が倒れ小学生がけが」とニュースにもなりましたが、廣澤さんが撮影に訪れ偶然遭遇した時の一枚です。すかさずシャッターを押したこと、素晴らしいです。
写真は時を刻みます。写真を読み解くと、事故直後かと思われますが、腐った根をこちらに向け倒れたポプラの木が写っています。突然起こった事故に花見に訪れた人たちがわいわいがやがやした騒然とした雰囲気が伝わってきます。救急車やけがをした人物が写っているとなおよかったと思いますが、貴重な報道(記録)写真となりました。
ニュースは刻一刻、日々どんどん動いています。その時の様子をよりリアルに伝え、見た人に信ぴょう性を持って納得させるのが一枚の写真です。この事故は幸いにも軽いけがで済み大事に至りませんでしたが、警鐘を鳴らす意味でより多くに人に見てもらうこと、同じ事故が再び起こらないことを喚起するのが写真の役目でもあります。
地元紙信濃毎日新聞では、読者が撮影したこのようなニュース写真を随時受け付けて紙面に反映するシステムになっております。これはーというニュース写真を撮った時は連絡をしてください。その場に居合わせ瞬間を捉えた写真は貴重なスクープ写真です。

【早川 球喜】

「花の共演」(我が家の庭)=6月3日
コメント:我が家の小さな庭にブーゲンビリア、ゼラニウムなどが咲き揃い、夕陽を受け可憐さを増しています。
講評:見事ですね。手塩にかけた花々が期待に応えて咲いてくれる。物言わぬ植物とはいえ、「我が家の一員」のようなつながりを感じさせてくれます。前々回の「クンシラン」のように、画面の背景かどこかに小さくても「我が家の小さな庭」の片鱗が写りこむとよかったかと思います。ブーゲンビリアの花は数も色もあり、多少小さめにしても存在感は保たれますので・・・。

【中島 弘】

「里山の息吹」(千曲市大林山)=5月29日
コメント:千曲市の大林山。登山道を行くと1mほどのシダの群生。里山に生える木、草、苔。そこに住む鳥、動物、昆虫、微生物。全ての調和が取れて里山を形成する自然の仕組みに改めて感動しました。
講評:シダ類の中でもよく見かける「オシダ」。語源は?ですが、林相を分けた手前の明るい斜面に群生したシダの造形美が見事です。点景に登山者のグループを配置、スケールの大きさが分かります。
「初夏に向けて」(安曇野市)=6月1日
コメント:田植えを待つ田んぼ。北アルプスの残雪も夏山モードに変更。カッコーやオオヨシキリの鳴き声が聞こえそうで夏を控えたワクワク感を捉えました。
講評:代掻きが終わり、無風の水鏡に写る北ア前山の連山。安曇野の典型的な光景です。中央の屋根の赤色とそこを起点に斜め手前に延びた畔道が力強く、アクセントとなりました。私には、田に水が張り、夜になると始まるアオガエルの大合唱が聞こえてくるようです。

【高山 三良】

「薔薇競演」(なかのバラ園)=5月30日
コメント:倒木騒ぎがあったなかのバラ園、切り株は見当たりませんでした。毎年新種が出品されていますが、淡い彩りのがいいですね。
講評:微妙な色のサンプルの「みほん」を見ているようです。原色ではなく中間調の淡い色が並び、それぞれが自分の形、色を主張し、過去流行した歌謡曲のリズムが頭をよぎります。多様な色をどうやって見せるか、発想と撮影、まとめ方がうまく連携した労作です。
「優勝・三位決定戦」(運動公園運動ひろば)=6月6日
コメント:上は優勝チームのプレイ。下右側は優勝決定戦、下左側は三位決定戦。石渡チームはどちらにも出場し優勝と三位に。
講評:金銀銅を決める戦いぶりを組み写真で表現しました。中央の電柱を二枚とも軸に配置、戦いの流れが読み取れます。

【小池 公雄】

「水瓶を跨いで」(長野市裾花大橋)=5月25日
コメント:梅雨にそなえてか、水位を少し下げて見える長野市の水がめ。ここを通るたびに、湖底に水没した泥んこ道を走るボンネットバスに乗った記憶が蘇る。異常気象の中、夏の水不足の対応お願いします。
講評:通常の水位が水面の上に白っぽい線状になって見えます。その底にあった道、走るボンネットバス・・・。今は、上部にできた赤い橋を渡り基幹道路が走ります。何か小池さんの記憶がボーっと透けて見えてくるようです。その頃の写真があると貴重です。
「光彩」(中野市一本木公園)=5月29日  
コメント:むせ返るほどのバラの匂いと、色とりどりの花に圧倒された「バラ祭」でした。見るほどに見事な花の造形美に吸い寄せられる感じでした。
講評:手前左側のバラの固まりをデフォルメし、右側向こうの固まり、青空と遠近法を使い作画できました。左手前の斜めにあるバラ3輪、空の斜めの雲がバランスよく印象的です。
「もう限界」(長野市戸隠=旧柵村)=6月9日
コメント:かつては9軒/20数名が暮らしていた集落でしたが、今は3軒、4人の集落に。人の数より獣の数の方が多いと嘆く住民。ダルマにも応援してもらいます。
講評:それでも故郷を捨てず、営々と暮らしが続く。その生き方や故郷に寄せる想いがひしひしと伝わってくる作品です。錆びたトタン屋根、切れたまま放置されたハウスのシート・・・。住む人の人数、年齢などを連想させてくれます。ダルマや左側のキショウブの花に生活力というか生活感を感じます。手前に畑の片鱗が垣間見えますが、できれば畑を大胆に入れ、農作業をするお年寄りを点景に入れた構図もよかったのでは・・・。もちろん、背景はこのまま。

はつらつ体操とお茶のみサロンがコラボしました

 石渡公民館で6月24日、恒例のはつらつ体操に、お茶のみサロンが加わった今年度初めての事業が行われました。約20人が参加。主催の福祉推進委員支部長の大津雅之さんが「市役所から理学療法士が来て腰や肩の予防についてのレクチャーがあります」とあいさつしました。

 全員でストレッチ運動やバランス、筋力トレーニングをしたあと、理学療法士で市の地域包括ケア推進課の宮入綾子さんが、腰痛や肩の痛み予防のための体操を資料で説明したり、実技を披露して「できたら毎日、無理なら週2、3回はやりましょう」と呼びかけました。

 このあとは、お茶やお菓子をいただきながらの茶話会です。参加者は運動とおしゃべりに楽しいひとときを過ごしました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

福祉推進員支部長の大津雅之さんが「市から招いた講師の話を聞いて、腰や肩の痛みを予防しましょう」とあいさつあいました
全員そろっての背伸び体操です。この日は湿度が高く早くも汗ばむようでした
市の理学療法士の宮入さんは、腰や肩の痛み予防の体操を資料をもとに説明し、参加者は熱心に聞き入りました
宮入さんは説明だけでなく、痛み予防の体操を実際に披露、わかりやすく説明しました
体操で体をほぐしたあとの茶話会では、口もすっかりほぐれたようで、おしゃべりが弾んでいました
ふだん口数の少ない男性たちも、体と口がほぐれたせいか、いつもよりおしゃべりが弾んだようです

(了)

交通もお金も安全第一に・・・長寿会が交通安全教室を開きました

 石渡長寿会による交通安全教室が6月20日、石渡公民館で開かれました。約20人が参加して、交通の安全とお金の詐欺防止について勉強しました。

 冒頭、高山三良会長が「増えている自転車事故と特殊詐欺を取り上げました。いずれも油断大敵です」とあいさつ。長野市役所の2人の交通指導員が人形を使って、高齢者の事故の状況、中でも自転車事故防止について熱演しました。高齢者の事故は夜間の横断中が多い。自転車にはヘルメットの着用が義務化されたーなど説明、ヘルメットには市から補助金が出るのでぜひ着けてほしいと呼びかかけました。

 特殊詐欺については、長野中央警察署生活安全課の警察官が、県内の詐欺被害は1月から6月で102件、3億2000万円に上るといい、オレオレ詐欺や架空料金詐欺、SNS型詐欺が目立つと説明。「とにかく電話でお金の話が出たら迷わず切って。+や050で始まる電話は無視すること。この2点を特に覚えてください」と強調、大切なお金をだまし取られないでくださいと訴えました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「交通事故と詐欺に遭わないよう勉強しましょう」とあいさつする高山三良会長
長野市役所の2人の交通指導員が人形を使って事故防止について説明しました
大勢の長寿会員の視線を受けながら交通指導員が事故の怖さを熱演しました
参加者は、他人事ではないと真剣に聞き入っていました
詐欺防止を訴える警察官。分かりやすくユーモアたっぷりの話に時々笑いが起きました

(了)

春のレクリエーション

快晴に恵まれ木島平村の自然を楽しみました

 石渡公民館主催の春季レクリエーションが6月16日の日曜日、行われました。行先は木島平村の高原にあるリゾートホテル。大人子ども合わせて50人が3台のバスに分乗して出発しました

 参加者はマレットゴルフや山菜採り、ホテル周辺の散策の3グループに分かれました。予想以上の快晴に恵まれ、それぞれが熱中症対策をしっかりしながらアウトドアを楽しみました。マレットゴルフではコースの上り下りが多く、「難しい」「上手くできた」などの声が聞かれました。

 懇親会は飲み放題で食事もたっぷり。あちらこちらのテーブルでおしゃべりをしたり、笑い合ったり…。和やかな光景が見られました。目玉のビンゴゲームでは数字が発表されるたびに「リーチだ」「惜しい」などの叫び声が飛び交っていました。最後に玄関前で全員がそろっての記念撮影。事故もなく具合の悪い人も出ず、無事に石渡に到着しました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

参加者は3台のバスに分乗して木島平村へ出発です
バスの中では「今日は楽しむぞー」。そんな声が聞かれました

このバスの中は笑顔がいっぱいでとてもいい雰囲気です

マレットゴルフでは4チームがつくられ、炎天下、みなさん汗をかきながら楽しんでいました。4枚の写真で気合の入ったプレーをご覧ください。

レクリエーションが終わり、懇親会の始まりです。公民館長の笠原久善さん(1常会)が「いっぱい食べていっぱいおしゃべりをして楽しみましょう」とあいさつしました。

会場いっぱいに並べられたテーブルでは「かんぱ~い」「もっと飲もう」などにぎやかな声があふれました。

いよいよお楽しみのビンゴゲームの始まりです。数字が読み上げられるたびに歓声やガッカリの声が広がりました
1等賞を獲得した吉野正年さん(7常会=右)と吉田幹男さん(4常会=中央)。左は賞品を贈った笠原公民館長
最後に玄関前に全員が集合しての記念撮影です。笑顔がいっぱいです
今年の春季レクリエーションを支えた石渡公民館役員のみなさんです。お疲れさまでした。そして、ありがとうございました

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評
 石渡つうしんへの作品発表が遅れ6月に入ってしまいましたが、桜も新緑も終わりすっかり初夏の装い。異常気象とはいえ、梅雨入り前の暑からず寒からず、一年で一番過ごしやすい季節となってまいりました。
 今回の例会作品は、長い冬から春を迎え「待ってました」とばかりに花開いた桜を中心に、花桃、ニリンソウとリュウキンカ、ネモフィラ、チューリップなど花の作品が多く寄せられました。花を通して、作者側も「やっと春が・・・」とシャッターを押した気持ちが伝わってきます。
 さて、ぼつぼつ爽やかな季節から、うっとうしい梅雨、そして夏本番。そんな季節の移ろいにカメラを向け、ともに頑張っていきましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名をあいうえお順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【倉澤 利和】「ヤアーイ!こんにちは」(佐久市千曲川スポーツ交流広場)=5月5日
コメント:5月3~5日に行われました佐久バルーンフェスティバルに行ってきました。5日、最終日でしたので会場は人盛り。熱気球係留体験が行われていました。
講評:ありきたりですが、気球が大空高くたくさん写っている写真はどこかで見たことがあり、見栄えはするものの「またか」とあまり新鮮味がありません。盛りだくさんのイベントがあったかと推測しますが、この作品はそのようなものではなく、「体験」の模様とのこと。右下にのんびりと見学する家族連れを配置、グラウンドの中には気球二基と順番を待つ人たち・・・。のどかな春のひと時が感じられます。「ケンシロウ見参」(佐久市千曲川スポーツ交流広場)=5月5日
コメント地元佐久出身の漫画原作者武論尊さん、漫画で人気の北斗の拳主人公のケンシロウがデザインされた熱気球です。
講評:1昨年の県展の入選作品に、アニメの主人公が描かれた気球を題材にしたものがあったかと記憶しています。気球の間近まで迫りワイド系レンズで上がる寸前の大胆な作品でした。倉澤さんの作品はやや遠目ですが、目の付け所は同じ。ケンシロウが佐久平の空を独り占めしているような感じがいいです。

【小池 公雄】

「凛として」(松本城)=4月12日
コメント:画面いっぱいの桜に囲まれた松本城を撮ろうと思いましたが・・・。
講評:お城だけではどう見ても(撮っても)面白くも何ともないですね。花でも山でも、建築物でも、人物でも、そのものをズバリ撮る方法もありますが、その中に息吹というか作者の思いなどを込めなければならず、表現方法としてはやや難しい。そこで、一歩、プラス何かを絡めての手法になります。遠近はとにかく周りにあるありとあらゆるものを画面の中に整理整頓し、主題を中心に画角を決めていきます。その意味で、ずばりお城だけでなく、左に桜の花、右には常緑の樹木を入れ、散策する人たちをあしらい、それらに囲まれて「春」を迎えた松本城が控えめながら存在感があります。タイトルのように「凛として」見えます。
「春の稜線」(飯縄山頂付近)=5月2日
コメント:近隣の山の頂をまぢかに感じながら稜線を行く爽快感を何とか表現できたらと思いました。
講評:笹を覆う残雪、芽吹き前のシラカバと冬から目覚めたばかりの山頂の様子が軽快に描かれています。シラカバの向こうには、妙高連山も遠慮気味に顔を出し爽やかさが伝わってきます。

「高原の芽吹き」(飯綱高原柳沢の池)=5月2日
コメント:林を抜けた途端に、降りてきたばかりの山の頂と、湖面に映る空の青・芽吹きの若芽色の景色が目前に開けました。ハッとした美しさを切り取れればと思いました。
講評:樹林帯を走るバードラインをショートカットした道路沿い。池に写った新緑や空を二分割構図でまとめました。空色も投影した水面の方が鮮やかで、くっきりと浮かび出た雲とともにハッとした美しさが表現できました。

【高山 三良】

「サクラと遊ぶ」(長野運動公園)=4月13日
コメント:今年の桜はどう撮ろうかなー、サブトラックを散策していました、お花見と食事とスポーツを済ませた家族連れが帰るところでした。まだ遊び足りない様子。
講評:年年歳歳花相似たり。また今年も咲いた運動公園の桜。そうは言っても、今年はどうやって?と頭を悩ませたとのことですが、人それぞれの動きが違った感じで捉えられ味わいある作品となりました。左の子どもがペットボトルを手に打ち上げたバトミントンの羽を見上げ、その先に空中高く上がった羽。それを見届ける?お姉ちゃん。その右には軽やかに足を広げ腕を大きく振り上げた少年。さらにその右には、ザックを背負い、クーラーボックス様のものを手に左の人物方向に向かってくる女性。それぞれの関係性は不明ですが、咲いた桜の花に集う人物群像をいいタイミング、瞬間で捉えることに成功しました。
「霧のリゾート」(いいづなリゾート)=5月1日
コメント:水芭蕉は大きな葉っぱに、ニリンソウは霧雨でつぼんでいました。ニリンソウとリュウキンカの共演は見ごたえがありました。
講評:お日様が差さないと花を開かないのはフクジュソウと同じですね。花は白い点にしか見えませんが、向こうのリュウキンカの黄色、霧とのコラボレーションでしっとりとした高原の湿地帯の雰囲気を捉えています。右の大木がアクセントとなり、画面に安定感を与えています。

【中島 弘】

「花桃の小路」(上田市武石余里)=4月28日
コメント:上田市武石の花桃を見に行ってきました。川沿いや道沿いの花桃並木が見事でした。花桃と言えば阿智村の月川温泉が有名で華やかさがありますが、武石の花桃は周囲の山々と調和して素朴な田舎の原風景を遺していました。
講評:手前右と上部に大胆に花桃の枝をあしらい、くねくねとした花桃街道が向こうに延びていく。さらに民家が点在、里山が左右から入り込み、その向こうには小さい山(丘?)、青空・・・。どんどんと先へ先へといざなわれるような錯覚を覚える遠近感が強烈に出た作品です。手前左下の道路の影も、無粋なアスファルト空間を埋めいい感じで落ち着かせました。
「城址の枝垂桜」(小諸懐古園)=4月19日
コメント:桜を撮り損ねたので開花が遅い小諸城址に行ってきました。桜は散り初めでしたが、枝垂桜が見頃で淡い色がなんとも清楚で春らしさを醸し出していました。
講評:桜の花は、とかくぼてっとした塊の花の写真に陥りがちです。が、清楚ないい感じの小枝を見つけまとめました。およそ100㎜の中望遠を使い、絞りもF4と開けて前景、背景をぼかし、主題を強調できました。できれば、ぼけてもいいですが、背景にお城の片鱗などが入ると・・・。

【早川 球喜】

「なんじゃもんじゃ」(善光寺参道=アーケード通り近い)=5月7日
コメント:5月7日付の斜面(信濃毎日新聞)に「長野市の善光寺表参道沿いにで『ナンジャモンノキ』と説明が添えられた街路樹に、今年もいっぱいの白い花がついた」との記事が掲載されていました。いにしえの記憶が蘇り、名前につられて写真撮影に出かけました。長野では初めて見ました。
講評:私もかつて、松本平の南西、島々から入った奈川渡かいわいにこの木があると記憶がありますが、実際に見たことはなく、この作品で初めて見ました。また、同じ記事も読みましたが、「では」っと腰を上げることもなく、早川さんの行動力に脱帽です。参拝者を歓迎する吊り花もあしらい、周辺のビルや道路、車などから市街地の環境がよくわかります。ただ、ワイド系レンズのため、画面がやや右下がりでビルなどが傾き不安定です。右端は垂直で一見いい感じに見えますが、この手の場合は画面の中央線を垂直にするのが常套的な加工方法です。矯正加工してみました(写真下)。

【廣澤 一由】

「ネモフィラの丘」(茨城県ひたち海浜公園)=4月22日
コメント:ネモフィラの丘は、満開の花を見に訪れた人・人・人で大混雑であったが、こんもりした丘一面の花に感動した!
講評:圧巻ですね。淡白なブルーがきれいですね。(植栽が)人工的なものと言ってしまえばそれまでですが・・・。上下に二分割され、空のスペースが多めです。画角を少し下げ空を削り、花をもっと入れるとよかったかと思います。ならば、加工段階で上部を半分トリミングし横ワイドに仕上げる方法もありです。後、狙い方としては、人、人、人をあしらいながら、花の群れ、人の群れをうまくマッチングさせる撮り方もあったかと思います。
「多彩な花園」(茨城県ひたち海浜公園)=4月22日
コメント:多色、満開のチューリップ園は、色々な種類のチューリップで彩られ、メルヘンの国を思わせる景色であった。
講評:この作品もやはり二分割され、主題のチューリップが弱められています。上の部分の半分くらいはカットしてみましょう。

【宮澤 一成】

「蜘蛛の化身」(高山村)=4月12日
コメント:高山村の五大桜の一つ、水中のしだれ桜です。まるで巨大化した蜘蛛が、足を広げているような感じがします。
講評:擬人化というか木の枝ぶりを昆虫、クモに見立てた作品。目の前にある物や光景を別の視点で想像を巡らせて作品とする。典型例として今の残雪時期の雪形がありますが、写真の一つの楽しみ方と思います。大いに創造たくましくしてほしいと思います。花の間から垣間見える枝が八方に伸びたクモの脚のよう・・・。そう言われて見ていればだんだんとそう見えてきます。で、鑑賞した人も「なるほど」と。撮った思いをそのままタイトルに反映していますが、このように素材と対峙したとき、何を感じるか、それをどう表現するかということが大切。逆に言うと、タイトルを付けやすい感動を持つこと、見方をすることが、主題が明確な作品を産む一歩です
「倒れるぞ~」(高山村)=4月12日
コメント:こちらも五大桜の一つで、赤和観音のしだれ桜です。斜めに伸びた太い幹、支えが無ければ間違いなく倒れるでしょう。
講評:支えがないと倒れそうな老木。超ハイアングルから切り取り新鮮な感じとともに、今年も花を咲かせた生命力が感じられます。右下に男性を点景に入れて大きさを表し、C構図の背景の道路も流れを演出しています。ただ、濃いブルーの車はいるか、いらないか?迷うところです。スローシャッターでぶらす、別の色ならいい、いっそうのこといらない・・・。

【吉田 幹男】

「春の空」(須坂市臥竜公園)=4月13日
コメント: 臥竜公園から北信五岳の山並みを桜の背景にと思い出かけたのですが、黄砂もあるのか霞が強く春の空は残念。                                                               
講評:確かに上の写真の遠望する北信五岳の峰々は黄砂でしょうか、春霞でしょうかくっきり見えず残念です。思い切ってアングルを変え、別カット(下写真)はすぐそこの山やお寺など周辺の環境が入り、水面に桜も映り込みうまくまとまったと思います。水鳥でもいるとなおよかったかなと思います。