「石渡ふれあいの集い」が開かれました

 「石渡ふれあいの集い」が1月21日、石渡公民館で開かれました。家族の介護に取り組んでいる方や、独り暮らしのお年寄りを招き、元気になってもらおうという企画です。約30人が参加しました。

 この日のゲストは、長野市内の音楽愛好家約40人でつくっている「北石輝三倶楽部」です。各地の公民館や屋外のイベントなどに招かれ音楽演奏を披露しているとのことです。メンバーのうちサックスやピアノ演奏者など4人が、 懐かしい「コーヒールンバ」や「上を向いて歩こう」「東京ブギウギ」など10曲を、リーダーの北石さんのギャグや小噺(こばなし)を交えながら演奏して、会場を盛り上げました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「年初から災害や事故がありましたが、今日は音楽演奏をゆっくり楽しんでください」とあいさつする竹内正男区長
熱演する「北石輝三倶楽部」のメンバー。演奏の合間にジョークなど交えて会場を和ませました
懐かしい曲に耳を傾ける来場者のみなさん。若いころを思い出してか(?)、和らいだ表情でした
アンコールでは「高校三年生」が演奏され、一緒に口ずさむ人も多く見られました

 (了)

小正月行事の「どんど焼き」が行われました

 1月8日、小正月の恒例行事「どんど焼き」が運動公園東側の広場で行われました。午前中に氏子、公民館や育成会の役員の皆さんが夜中に積もって一面に白銀の世界になった広場を除雪しながらやぐらを組み、正月に飾った門松や玄関飾りなどを集積場や事業所から集め、やぐらの中に積み重ね2基のやぐらを完成させました。

 午後3時前には、三々五々と区民の皆さんが集まり、石渡神社に向かって氏子総代に倣い二拝二拍1拝の神事を行い、その後、区長、氏子総代、公民館長及び育成会会長がやぐらに火入れをし、2基のやぐらは瞬く間に炎は青く澄んだ空に吸い込まれるように、勢い良く燃え上がりました。炎が落ち着くと持ち寄ったお餅をアルミホイルに包み、針金を竿の先に付け、又は直接炎の中に入れるなど思い思いのやり方で焼いて、今年の無病息災を願いながらお餅を頬張っておりました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

家庭や事業所から集められた役目を終えただるま及び門松など
やぐらの最上部に「だるま」を飾って
午前中には二基のやぐらが組まれ、中に門松や正月飾りを積み重ねて
午後、やぐらに火入れ前のお宮に向かって神事
午後3時に、やぐらに火入れをしました
火入れ後、勢い良く燃え上がるやぐら
火の勢いが衰えると餅を焼きやすいように、消防団員の方がおきを均します。
炭火が出来ると早く焼けるように、上に餅を投入します

 

 

 

 

輝いてー私・仲間 第2回

鋳造に魅せられて 竹内一郎さん(74歳)

竹内さんが最初のころにつくった「リンゴ」。右がアルミで、左が真ちゅう製です。本物のリンゴで型をつくったとのことです

 鋳造は、銅や真ちゅう、アルミなどの金属を高温で溶かして型に流し込んで固め、目的の作品をつくる金属加工のひとつです。
 2常会に住んでいる竹内一郎さん(74歳)は、この鋳造による作品づくりに魅力を感じて、さまざまな作品をつくっています。令和5年の石渡区文化祭に初めて24点を出品したところ、大きな関心を集めました。

きっかけ

 令和5年の春先、夜中にYouTubeの動画に目を留めました。アルミ缶を溶かしてインゴット(塊)をつくっていました。「面白そう。俺にもできそう」。しかし道具はないので、YouTubeを参考にしてほとんどを手づくりしました。

ここで鋳造についてのおさらい

 鋳造とは作りたい形と同じ形の空洞部を持つ砂の型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工法です。

作品の制作

 令和5年12月のある日、友人に頼まれた重しの制作現場を見せてもらいました。竹細工をつくるときの重しに使うとのことです。

最初は木型づくりから STEP-1
彫刻刀で彫ります
木型の完成、この型と同じものを鋳造でつくります
砂型づくり STEP-2
木枠に砂を詰めます
木型を砂に埋めその上に砂を入れます

 縦15cm、幅8cmの木の板に縁起のよい「壱萬両」という文字を掘りました。これが原型になります。木枠の中に入れて、周りを鋳物砂でしっかり固めて取り出すと砂の型ができました。

体重をかけて砂型を固めます。メタボが役に立った瞬間
いよいよ鋳造作業 STEP-3
炉の中に炭を入れる。着火材の役目をします

 炉の中に炭とコークスを入れてガスバーナーやドライヤーを使って燃やし、真ん中に坩堝(るつぼ)を設置して真ちゅうの破片を入れました。

続いてコークスを投入。高温で燃えて真ちゅうを溶かします
ガスバーナーを吹きかけて着火させます
さらに火を盛んにするためにドライヤーとパイプを組み合わせた手づくり送風機で風を送ります
コークスに着火したら炉の真ん中に坩堝(るつぼ)を置きます
坩堝に穴の開いたふたをかけ、真ちゅうの破片を入れて溶かします
やがて真ちゅうがドロドロに溶けだします
溶けた真ちゅうを木枠に流し込みます
冷めたころで木枠をはずすと「壱萬両」が姿を現しました
取り出した「壱萬両」です
最後に研磨機にかけて仕上げました

  出来上がりました。向かって左が完成した「壱萬両」の重し。右が原型の木彫りの「壱萬両」。竹内さんもにっこりです。

さまざまな手づくり道具

 炭やコークスを入れて高温で金属を溶かす炉は、オイル缶の内側に厚さ3~4cmの耐火セメントを塗りました。
 材料の金属を入れて炉の中で溶かす坩堝はセラミック製のものを手に入れ、炉の中のコークスを燃えやすくする五徳は配管部材を溶接しました。
 炉に風を送る送風機はドライヤーを利用、真っ赤になった坩堝を取り出して型枠に流し込む取っ手も手づくりです。
 さらに作品の型を鋳物砂で固める30cm四方の木枠もつくりました。竹内さんの仕事は配管設備業です。自宅には道具や工具類などがいっぱいあり、これらを利用してつくったといいます。

坩堝の中の金属が出ないようにつくった「押さえ棒」
右は配管部材。これを溶接して五徳をつくりました
高熱の坩堝をはさんで木枠に流し込む「つかみ棒」
中央が炉。高熱に耐えられるように厚さ3~4cmの耐熱セメントを張りました。左はパイプとドライヤーを組み合わせた「送風機」
作品
石渡区文化祭に出品した竹内さんの作品です
ものづくりは楽しい!

 竹内さんは言います。「道具を自分でつくり、それを使って作品をつくり上げていく過程は本当に楽しい。これがものづくりの楽しさで、楽しいからやっている。ストレスや体の痛みを忘れます。これからもっと腕を磨いて仏像の顔や立体像に挑戦したい」。笑いながらこう話す竹内さんの顔がずいぶん若返ったように見えました。

新企画「輝いてー私・仲間」について

 石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」。

「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」

 4年ぶりに「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」が行われました

 石渡公民館の前庭で1月7日午前、「餅つき体験講座」が4年ぶりに開かれました。コロナが収まったこともあってか、予想以上に100人近くの親子が集まりました。公民館や育成会の役員たちが用意したもち米15㎏を石の臼に移し、返しの合いの手を受けながら真っ白なもちをつき上げました。子どもたちも公民館役員や親の助けを借りながら、元気に餅つきを体験しました。つきあがったお餅はあんこやきなこをまぶし、参加者全員に振る舞われ、あらためてお正月の気分を味わっていました。

 午後は恒例の新春レクリエーション大会が公民館大広間で行われました。麻雀や、トランプ、囲碁のコーナーが設けられ、子どもたちはミカンやお菓子を食べながらゲームを楽しんでいました。麻雀には20人が参加、5卓に分かれて今年の運試しとばかりに熱戦を展開していました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「みなさん、楽しい思い出をつくってください」とあいさつする公民館長の大津雅之さん(1常会)=右端
大勢が見守るなか、大津館長が元気なかけ声でつき初め(?)をしました
子どもたちが順番に子ども用の杵を持って餅つきを体験。「おもしろい」などの声が聞かれました
お父さんも飛び入りで参加。さすがに力強いです
大人用の重い杵で挑戦する子どももいて、周囲から拍手が起きました
コロナが収まったこともあってか、大勢の親子が参加、楽しいひとときを過ごしました
自分たちでついたお餅は格別の味。「おいしい」「やわらかい」などの感想でした
トランプを楽しむ子どもたちです
けん玉の腕を競う大人と子ども。やはり子どものほうが腕は上のようです
ここは囲碁のコーナー。存在感のある2人が黙々と石を置いていました
20人が参加した麻雀のコーナー。和やかな中にも勝負事とあってみなさん、けっこう真剣な表情でした
「人生と同じだ、思うようにはいかない」。あちこちでボヤキの声が出ていました
上位3人が賞品を獲得しました。右から2人目が優勝した工藤紀千蔵さん(8常会)。右端が2位の轟房三さん(9常会)。左から2人目が3位の玉置建伍さん(1常会)。左端は賞品を手渡した公民館長の大津雅之さん(1常会)
新春レクリエーション大会は無事終了。「今年も平穏な1年でありますように」との区長の竹内正男さん(1常会)の音頭で乾杯。参加者とスタッフ合同の懇親会が始まりました
懇親会では「今年もよろしく」との声が飛び交い、会話が弾んでいました

 

  (了)

令和6年石渡区の役決め総会が開かれました。

 令和6年1月1日、石渡公民館において恒例の役決め総会が開かれました。11時50頃に竹内副区長から選挙の説明があり、その後投票箱が空であることを、集まった会場の方々に示し、確認しました。11時に役決め総会の開会及び投票開始宣言が行われ、4人毎に投票が始まり、11時30分に竹内副区長の投票締め切り宣言で投票箱が閉鎖され、別室に運ばれ、開票作業が行われました。その間、区長の挨拶及び区長経験者の先導で、一本締めが行われました。

 その後、連合常会長が投票総数、当選者及び得票数が報告され、区長に竹内一郎 さん(2常会)、副区長に佐々木利明さん(2常会)、区会計に牧内二郎さん(6常会)、氏子総代に廣澤幸一さん(3常会)、氏子代理に徳武美喜男さん(2常会)、公民館長に笠原久喜さん(1常会)及び副館長に林部智子さん(2常会)が当選されました。

 新役員の紹介及び挨拶後、昨年のだるまと新しいだるまが用意され、昨年のだるまには旧役員が、新だるまには新役員がそれぞれ目を入れて、総会が終わりました。その後ささやかではありますが、懇親会が行われました。新型コロナが一段落したものの、諸課題も山積する中、今年も大変だと思いますが、石渡区の行政及びかじ取りをよろしくお願いします。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

新役員投票の風景
連合常会長による開票結果の発表がありました
新役員が前に整列し、紹介と簡単な個人の挨拶がありました。 右から区長、副区長、区会計、氏子総代、氏子代理、公民館長、公民館副館長
昨年のだるまの左目に目玉を入れる倉沢利和区相談役
西脇かおる区顧問も目玉入れ
佐々木利明新副区長は新しいだるまに目玉を入れます
新年度区会計の牧内二郎さんによる目入れ
目玉入れを行う竹内正男区長

 

 

令和6年石渡神社元旦祭が行われました

 令和6年石渡神社の元旦祭が11日午前7時から行われました。
 氏子三役、区の四役及び西脇市議(区顧問)などが参列し、倉澤宮司による祝詞の読上げ、お祓い、玉櫛の奉天が行われ倉澤宮司の先導により参列者が家内安全、無病息災を祈念しました。
 その後、竹内正男区長のあいさつ、引き続きそれぞれお神酒を頂き、元旦祭を無事に終えました。
 午前7時は、日の出とちょうど重なり、次第に空に明るさが増し、三々五々初も詣でされる区民の方が見受けられました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

区長及び氏子総代など区役、氏子役員などが拝殿に参列しました
倉澤宮司による祝詞が読み上げられました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
氏子総代など参列者による玉串奉奠が行われました
竹内正男区長の挨拶及び発声によりお神酒を頂きました