第3回ふれあい「お茶のみサロン」が開催されました

 2月13日、石渡公民館において第3回ふれあい「お茶のみサロン」が、童心に帰る夢賛歌とコラボで開催されました。

 最初に地域の「民話を語る会」の萱津さんと上松さんから吉田の大銀杏と弘法大使が登場する「吉田の銀杏」。2話目は、嫁さんが彼岸を「ヒガン」と、婆様が「ヒーガン」と言い張り二人が譲らないので、和尚さんに訊ねるという民話を語られました。民話は心が和み微笑ましさや心温まるところがあります。

 又、2月の「童心に帰る夢賛歌」では、ウクレレの伴奏で、皆で声を合わせて、パ・タ・カ・ラ曲の「ウサギのダンス」を皮切りに「いい日旅立ち」、「いのち歌」など9曲ほど唄いました。3月の歌祭りは、3月12日に開催されます。なお、「パ・タ・カ・ラ歌」とは、嚥下障害を防止するために有効な音が入っている歌で、自然に嚥下障害を防止するのに有効、との事です。

【文と写真:区広報部長 早川珠喜】

最初に地域の「民話を語る会」
民話「吉田の大銀杏」を語る民話を語る会の萱野さん及び上松さん。
民話「吉田の大銀杏」の舞台となった吉田神社などを解説する萱野さん。
続いて「童心に帰る夢賛歌」
童心に帰る夢賛歌で円座になってウクレレの伴奏で童謡や唱歌を歌う皆さん。
間近でウクレレの伴奏に合わせながら、「いのちの歌」を歌う。

輝いてー私・仲間 第3回

風とともに走ろう!! 爺さんライダーズ

誕 生
最初のツーリング(2015年10月9日)
新潟中越方面(2018年4月17日)
白馬方面(2019年5月6日)

名前の通り高齢者がバイクでツーリングを楽しんでいる4人のグループです。全員が70歳以上で、しかも4人のうち3人が75歳以上の後期高齢者!。
個々にバイクを楽しんでいましたが、2015(平成27)年にたまたま集まった時、一緒に走ってみようとの話になりました。
最初のツーリングはその年の10月。石渡を出発、上越~糸魚川~白馬~石渡というルートで205kmの行程でした。「面白かった。また行こう」。こうして爺さんライダーズが生まれました。

その後

以後、毎年1~3回のツーリングを行っています。安曇野、佐久、美ヶ原、志賀高原、秋山郷、高瀬ダムなどなど。
直近は2023(令和5)年8月に信州の鎌倉といわれる上田、塩田平方面を周遊、神社仏閣や戦没画学生の絵画を展示した無言館を見学、信州の薫り高い文化に触れたとのことです。

塩田平ツーリング記録
上田市の生島足島神社で全員集合。左から中島弘さん(77歳)、水越渉さん(77歳)、高山三良さん(75歳)、廣澤一由さん(74歳)(年齢は令和6年2月現在)
安楽寺の国宝八角三重塔を仰ぎ見て「すごい技術だ」と感心しきり
4人中3人は石渡区写真クラブのメンバーです。珍しい石仏を盛んにカメラに収めていました(国宝大法寺参道で)
無言館の前で。夭折した画学生の悲しみや苦しみに触れました
楽しみのランチタイム! 腹が減っては走れません(道の駅:あおき)
修那羅峠石仏群のある安宮神社はまた、オートバイ神社でもあるとのこと。ツーリングの無事故を祈願しました
ツーリング記録
仲間とのツーリングの楽しさ

メンバーに仲間と走る魅力を聞きました。

高山三良さん
「風を切る心地よさとコース取りの楽しさ。行く先々の名物食」                      

廣澤一由さん
「皆で行けば怖くない、楽しさ倍増! 風圧を直接感じながらの走りは最高!二輪車運転は脳細胞の活性化が図れるとのこと、ボケ防止にも!」

中島弘さん
「エンジンの音、振動、排気ガスの匂いを体で感じながら自由に走る楽しさを仲間と共有できることですかね」

水越渉さん
「何かあっても助けてもらえる安心感と、冗談を交わしながらの会話の楽しさかな」

爺さんライダーズのメンバー紹介

高山 三良さん
(75歳 2常会)
弓道5段の腕前。趣味は写真。令和6年度の石渡長寿会会長
バイク歴25年

廣澤 一由さん
(74歳 9常会)
福祉自動車の運転ボランティア、GSでのアルバイト、趣味は脳トレ麻雀、家庭菜園、ウォーキング等、多忙な日々を送っています。
バイク歴20年

中島 弘さん
(77歳 5常会)
乗っているこのバイクは海外からも部品を取り寄せ、分解組み立てで復活生き返らせました。趣味はバードカービング(野鳥彫刻)、サイクリング、カメラなど。
バイク歴18年

水越 渉さん
(77歳 8常会)
趣味は家庭菜園。去年はイモ類とエダマメがほぼ全滅。気候のせい?それとも腕? 今年はリベンジに燃えています。
バイク歴12年

これからどうする

悩みは、4人の体調や都合がなかなか合わなかったり、予定日の天候が悪化するなど。でも、みなさん元気で春の訪れを待ちわびています。「バイク、サイコー。動けなくなるまで走るぞ」と意気盛んです。これまでは日帰りばかりだったが、一泊のツーリングもやってみたいといいます。

新企画「輝いてー私・仲間」について

石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん」。

(了)

石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評

 年の瀬からお正月と暖冬傾向の中穏やかな日が続き、節分、立春を迎え「もうすぐ春ですね」。と安閑としていたら、ドカッと久々の大雪にびっくり。しかし、翌日は雪晴れの天気で雪も一気に解け、「やっぱり暖冬か」。
 今月は、そんな暖冬の中の年末年始、どんど焼きなど暖かな作品が目立ちました。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤 利和】

「頑張る(熱い)」(運動公園東側(ホクト)駐車場)=1月8日
コメント:毎年恒例のどんど焼きが行われました。燃え盛る火の中、無事に願いを聞いて目を入れてもらいましたので熱くてもこらえます。今年でこの場所での開催は最後になるとの事、伝統文化がうすれていく中、場所を確保して頂き行事が続く様願います。
講評:1年の無病息災を一身に背負い護ってきた役目を終え、今は静かに身を滅するダルマ。ご苦労様でした。でも、最後とはいえ熱いね。そんな思いを込めてシャッターを押した作者の思いが画面から伝わってきます。

【高山 三良】

「仲良しR6」(自宅)=1月8日
コメント:今年も来てくれました。最初は一羽、翌日二羽で。ヒヨドリ、オナガの留守を狙って忙しい食事です。
講評:兄弟か夫婦か分かりませんが、中むつまじい雰囲気が感じられます。主題のメジロや周辺のナンテンの実や葉が斜光に映え、背景のぼけもいいです。
「直立不動」(運動公園駐車場)=1月8日
コメント:今冬初めての降雪がどんど焼きの日。積雪20cm。東を向く男たちがいた。
講評:突然の雪に見舞われた中、恒例のどんど焼き。組み立てられたやぐらを燃やし、残り火でお餅や繭玉などを焼き食べるだけの行事ですが、毎年同じことの繰り返しで被写体としては難しい素材です。粛々と行う一連の動きは代わり映えがしません。その中で何を感じ、何を、どうやって表現するか、写真を見てもらう人に何を訴えるか・・・。難しいだけに、そこが腕の見せ所ですね。その点、燃え盛るやぐらの向こうに人間が横並びに立つ様子に何かを感じた。その“何か”がよく分かる一枚になったと思います。

【竹内 一郎】

「参道のクリスマス」(善光寺)=昨年12月24日
コメント:善光寺は無宗派の寺院です。参道入り口のクリスマスイルミネーションの中、善光寺でお参りする人でごったがえしていました。
講評:結界された神聖な善光寺と娑婆の世界との境。西洋のキリストの生誕を祝うクリスマスの雰囲気が向こうに垣間見え、その光が日本のお寺の参道石畳に映し出され、あっちとこっちが微妙に交錯する作品に仕上がりました。

【中島 弘】

「犀川の風物詩」(安曇野市犀川)=昨年12月20日
コメント:白鳥飛来の情報が入ったので、撮影に行ってきました。約60羽の白鳥がゆったり羽根を休めていました。傍らで写真愛好家がシャッターチャンス狙っているいつもの風景がありました。
講評:今シーズンも飛来したコハクチョウとカメラに収めようとするカメラマンたちのさりげないショット。雪もなくのどかなひと時は、悠久の時の流れをも連想させてくれます。
「今年の目標」(長野市千曲川)=1月5日
コメント:新年早々、マイナス7度の早朝、千曲川の土手を散歩している人を見かけました。「今年の目標はメタボ脱出かな?」なんて勝手に想像してしまいました。
講評:堤防の枯れ草や果樹の枝にびっしりと張り付いた霜。見事ですね。向こうの下は川霧でしょうか、さらにその向こうの山並み、上の雲と青空が寒い朝の雰囲気を一層盛り立てています。アスファルトの道が人工物なので無粋といえなくもないのと、人物がやや小さめか。

【早川 球喜】

「どんど焼き」(長野運動公園陸上競技東側空地)=1月8日
コメント:どんど焼きは、年神様を見送る火祭りだそうですが、今年も成人の日、西日が傾く頃火入れされました。
講評:倉澤さん、高山さんと素材が同じどんど焼きですが、三人三様、それぞれに視点が違い、個性が出ました。この作品はやぐらを二基入れ、ポイントを西日の太陽に絞っています。ややアンダー気味にし、人物の影や立ち上る煙などが逆光に映え独特の雰囲気が出ました。惜しむらくは、もう少し太陽の上のスペースがあると窮屈感が払しょくされました。

【廣澤 一由】

「夕闇のサブトラック」(運動公園サブトラック)=昨年12月28日
コメント: 誰もいなくなったサブトラックがオレンジ色のライトに照らされてひっそり一日の疲れを癒やしているようだ。飯縄山が綺麗にバックを飾っていた!
講評:「ファイル情報」から撮影は17:16分。短い日に、灯り始めた照明の明かりがいい感じで捉えられました。向こうには飯縄山やまだ残る青空。夕暮れ時の一瞬をタイミングよく切り取りました。いい素材に気が付き、色調豊かに表現できました。
「赤い実を食べた!」(自宅庭)=1月8日
コメント:今季初積雪で、ツグミが食べ物を探しに舞い降りた!でも赤い実は種が大きく実が少ないので長居はしなかった!
講評:庭先に飛来する野鳥はヒヨドリが圧倒的に多いですが、運よくツグミ。すかさず収めましたね。惜しむらくは、できれば実をついばんでいるショットとか静止する前後の羽がきれいに広がったショットとか、何か動きがほしいかなと。それと、背景が単純な色彩なので、思い切って鳥の部分を明るく、コントラストを上げ加工してみました=写真下。

  

【宮澤 一成】

「雪のない初詣」(善光寺)=1月2日
コメント:最近にない、寒さを感じさせない初詣でした。
講評:暖冬の予報通り、雪のない穏やかな年の明け。さりげない写真ですが、日時をきちんと明記し残すと、貴重な記録となります。
「酷寒の明けがた」(千曲川リバーフロント)=1月5日
コメント:霜が降り、薄霧のかかった氷点下4℃の早朝です。
講評:早朝6時47分とファイル情報。びっしりと降りた霜が手前の枯れ草に、その向こうには左からやや下降気味に規則正しく並んだ林がリズミカル。さらにその向こうは川霧でしょうか、右上には青空が顔をのぞかせぽっかりと残月。ビバルディーの「四季」の旋律を想起させてくれます。シンプルにまとめ、空気感たっぷりです。

【吉田 幹男】

「漸く白くなった」(東長野病院手前のすくすく保育園前)=1月9日
コメント:漸(ようや)く積もった雪が、市内と山並みを白く染めてやっと冬らしくなりました。市内と山並みを撮りました。          
講評:暖冬傾向で大晦日から年明けは雪もない穏やかな年初めでしたが、やっと白くなった銀世界に思いを寄せた吉田さんの気持ちが伝わってきます。温暖化が進まないためにも、少しは寒いくらいのほうがいいですね。例会に元の画像とトリミングしたものと二枚出品。画面真下の中央にガードレールに取り付けてある反射装置でしょうか、黄色の丸いものがあり、これをカットしたものです。確かになくなりましたが、向こうに新幹線の高架がありますが、その間が窮屈になってしまいました。

【加工時の作業を撮影段階にフィードバック】 
 吉田さんの例は、撮影後に気が付きトリミング加工したわけですが、できれば撮影段階で気が付いて、立ち位置を高い場所や脚立を利用しハイアングルから撮影するとよかったかと思います。後で困らないように?最初、つまり撮るときに工夫することをお勧めします。
 加工。撮影した元の画像をいろいろといじくる作業ですが、仕上がりイメージとして主題を引き立たせたり、余計なものを除去したりすることを指します。露出としては暗めのアンダー、逆に明るめのオーバーの明暗調整、眠い感じのフラットなものをくっきりとさせるコントラストの強弱、画面が傾いた場合や歪曲した場合の矯正など第三者により効果的に見ていただく作品に仕上げる作業です。
 撮ってしまったものは撮り直すわけにはいきませんね。従って、あるものを最大限見栄えよく加工せざるを得ません。最終的に自分の納得行く作品にまで加工できず、仕上がらない場合はそこでおしまいです。
 そのことを含め、撮った画像データを加工するさまざまな作業は、ただそれで終わりにするのでなく、今後に生かしていただきたい。つまり、露出、左右前後、高い低い、ズーミングでアップもしくはルーズ(ひく)、傾きなどなど加工段階で学んだ作業を撮影の段階で思い出し、シャッターを押していただきたい。せっかく学んだ、加工してみて体得した知識を、撮るときに生かしてもらいたいということです。
 写真を撮るという行為は回りまわっています。写真が上達してゆくには、その繰り返しがあればあるほどいいと確信しております。加工を最初の撮影に生かしましょう。(増田)