石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評
年の瀬からお正月と暖冬傾向の中穏やかな日が続き、節分、立春を迎え「もうすぐ春ですね」。と安閑としていたら、ドカッと久々の大雪にびっくり。しかし、翌日は雪晴れの天気で雪も一気に解け、「やっぱり暖冬か」。
今月は、そんな暖冬の中の年末年始、どんど焼きなど暖かな作品が目立ちました。
講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
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【倉澤 利和】
【高山 三良】
【竹内 一郎】
【中島 弘】
【早川 球喜】
【廣澤 一由】
【宮澤 一成】
【吉田 幹男】
【加工時の作業を撮影段階にフィードバック】
吉田さんの例は、撮影後に気が付きトリミング加工したわけですが、できれば撮影段階で気が付いて、立ち位置を高い場所や脚立を利用しハイアングルから撮影するとよかったかと思います。後で困らないように?最初、つまり撮るときに工夫することをお勧めします。
加工。撮影した元の画像をいろいろといじくる作業ですが、仕上がりイメージとして主題を引き立たせたり、余計なものを除去したりすることを指します。露出としては暗めのアンダー、逆に明るめのオーバーの明暗調整、眠い感じのフラットなものをくっきりとさせるコントラストの強弱、画面が傾いた場合や歪曲した場合の矯正など第三者により効果的に見ていただく作品に仕上げる作業です。
撮ってしまったものは撮り直すわけにはいきませんね。従って、あるものを最大限見栄えよく加工せざるを得ません。最終的に自分の納得行く作品にまで加工できず、仕上がらない場合はそこでおしまいです。
そのことを含め、撮った画像データを加工するさまざまな作業は、ただそれで終わりにするのでなく、今後に生かしていただきたい。つまり、露出、左右前後、高い低い、ズーミングでアップもしくはルーズ(ひく)、傾きなどなど加工段階で学んだ作業を撮影の段階で思い出し、シャッターを押していただきたい。せっかく学んだ、加工してみて体得した知識を、撮るときに生かしてもらいたいということです。
写真を撮るという行為は回りまわっています。写真が上達してゆくには、その繰り返しがあればあるほどいいと確信しております。加工を最初の撮影に生かしましょう。(増田)