輝いてー私・仲間 第1回

石渡八寿喜会

令和5年の秋祭り、石渡八幡神社では整列して木遣り歌を歌いながら行列を迎えます

 そろいの半纏(はんてん)に黒の腹掛け、鉢巻をきりっと締め、半開きの扇子を口元にかざしながら、声高らかに木遣りを歌う・・・石渡八寿喜会会員の晴れ姿です。

ことの始まりは安来節

 石渡八寿喜会は、区内の数人がたまたま安木節に合わせた「どじょうすくい」の踊りを見て興味を持ち練習を始めたのがきっかけです。安木節に因んで「八寿喜会」と名付け平成21年に発足しました。

平成23年(2011)公民館文化祭で「安来節・どじょうすくい」を踊る「八寿喜会」のメンバー
御柱祭に合わせて木遣りを

 翌年の平成22年は御柱祭。それまで祭りには善光寺木遣りを招いていましたが、「おれたちでやろう」と木遣りに方針転換、猛練習を重ねて御柱祭で本格的にデビューしました。

平成22年(2010)石渡八幡神社の御柱祭で木遣りを初披露
ボランティア活動も
朝日ディサービスで安来節と木遣りを披露 (H28.6.19)
令和4年石渡八幡神社御柱祭で大活躍
令和4年(2022)石渡八幡神社御柱祭で

石渡八幡神社御柱祭動画

現在の活動
練習は月2回。全員が順番に歌い、何回か繰り返します
練習は約2時間。みなさん真剣な面持ちです
順番に歌うことで、上手な人の歌い方を学んでいくとのことです

 現在は月2回、公民館で練習を続けています。会員は15人。春祭りと秋祭りが普段の練習の成果を披露する場です。会長の倉澤利雄さん(3常会)は「いちばんの課題は60代から80代の会員の若返りと会員の増加。なんとかしたい」と話しています。

練習後の慰労会。「仲間との会話が何といっても楽しい」「これがあるから八寿喜会を続けているんだ」などの声が聞かれました
コロナが収まり出動再開
令和5年(2023)秋祭り、区長や氏子役員などの行列の先頭を進みながら木遣り歌を歌って先導する八寿喜会の会員のみなさん
令和5年(2023)11月の区文化祭演芸大会に登場。力強い木遣り歌を披露しました
新企画「輝いてー私・仲間」について

石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」。