「■ 石渡区」カテゴリーアーカイブ

小正月行事の「どんど焼き」が行われました

 1月8日、小正月の恒例行事「どんど焼き」が運動公園東側の広場で行われました。午前中に氏子、公民館や育成会の役員の皆さんが夜中に積もって一面に白銀の世界になった広場を除雪しながらやぐらを組み、正月に飾った門松や玄関飾りなどを集積場や事業所から集め、やぐらの中に積み重ね2基のやぐらを完成させました。

 午後3時前には、三々五々と区民の皆さんが集まり、石渡神社に向かって氏子総代に倣い二拝二拍1拝の神事を行い、その後、区長、氏子総代、公民館長及び育成会会長がやぐらに火入れをし、2基のやぐらは瞬く間に炎は青く澄んだ空に吸い込まれるように、勢い良く燃え上がりました。炎が落ち着くと持ち寄ったお餅をアルミホイルに包み、針金を竿の先に付け、又は直接炎の中に入れるなど思い思いのやり方で焼いて、今年の無病息災を願いながらお餅を頬張っておりました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

家庭や事業所から集められた役目を終えただるま及び門松など
やぐらの最上部に「だるま」を飾って
午前中には二基のやぐらが組まれ、中に門松や正月飾りを積み重ねて
午後、やぐらに火入れ前のお宮に向かって神事
午後3時に、やぐらに火入れをしました
火入れ後、勢い良く燃え上がるやぐら
火の勢いが衰えると餅を焼きやすいように、消防団員の方がおきを均します。
炭火が出来ると早く焼けるように、上に餅を投入します

 

 

 

 

輝いてー私・仲間 第2回

鋳造に魅せられて 竹内一郎さん(74歳)

竹内さんが最初のころにつくった「リンゴ」。右がアルミで、左が真ちゅう製です。本物のリンゴで型をつくったとのことです

 鋳造は、銅や真ちゅう、アルミなどの金属を高温で溶かして型に流し込んで固め、目的の作品をつくる金属加工のひとつです。
 2常会に住んでいる竹内一郎さん(74歳)は、この鋳造による作品づくりに魅力を感じて、さまざまな作品をつくっています。令和5年の石渡区文化祭に初めて24点を出品したところ、大きな関心を集めました。

きっかけ

 令和5年の春先、夜中にYouTubeの動画に目を留めました。アルミ缶を溶かしてインゴット(塊)をつくっていました。「面白そう。俺にもできそう」。しかし道具はないので、YouTubeを参考にしてほとんどを手づくりしました。

ここで鋳造についてのおさらい

 鋳造とは作りたい形と同じ形の空洞部を持つ砂の型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工法です。

作品の制作

 令和5年12月のある日、友人に頼まれた重しの制作現場を見せてもらいました。竹細工をつくるときの重しに使うとのことです。

最初は木型づくりから STEP-1
彫刻刀で彫ります
木型の完成、この型と同じものを鋳造でつくります
砂型づくり STEP-2
木枠に砂を詰めます
木型を砂に埋めその上に砂を入れます

 縦15cm、幅8cmの木の板に縁起のよい「壱萬両」という文字を掘りました。これが原型になります。木枠の中に入れて、周りを鋳物砂でしっかり固めて取り出すと砂の型ができました。

体重をかけて砂型を固めます。メタボが役に立った瞬間
いよいよ鋳造作業 STEP-3
炉の中に炭を入れる。着火材の役目をします

 炉の中に炭とコークスを入れてガスバーナーやドライヤーを使って燃やし、真ん中に坩堝(るつぼ)を設置して真ちゅうの破片を入れました。

続いてコークスを投入。高温で燃えて真ちゅうを溶かします
ガスバーナーを吹きかけて着火させます
さらに火を盛んにするためにドライヤーとパイプを組み合わせた手づくり送風機で風を送ります
コークスに着火したら炉の真ん中に坩堝(るつぼ)を置きます
坩堝に穴の開いたふたをかけ、真ちゅうの破片を入れて溶かします
やがて真ちゅうがドロドロに溶けだします
溶けた真ちゅうを木枠に流し込みます
冷めたころで木枠をはずすと「壱萬両」が姿を現しました
取り出した「壱萬両」です
最後に研磨機にかけて仕上げました

  出来上がりました。向かって左が完成した「壱萬両」の重し。右が原型の木彫りの「壱萬両」。竹内さんもにっこりです。

さまざまな手づくり道具

 炭やコークスを入れて高温で金属を溶かす炉は、オイル缶の内側に厚さ3~4cmの耐火セメントを塗りました。
 材料の金属を入れて炉の中で溶かす坩堝はセラミック製のものを手に入れ、炉の中のコークスを燃えやすくする五徳は配管部材を溶接しました。
 炉に風を送る送風機はドライヤーを利用、真っ赤になった坩堝を取り出して型枠に流し込む取っ手も手づくりです。
 さらに作品の型を鋳物砂で固める30cm四方の木枠もつくりました。竹内さんの仕事は配管設備業です。自宅には道具や工具類などがいっぱいあり、これらを利用してつくったといいます。

坩堝の中の金属が出ないようにつくった「押さえ棒」
右は配管部材。これを溶接して五徳をつくりました
高熱の坩堝をはさんで木枠に流し込む「つかみ棒」
中央が炉。高熱に耐えられるように厚さ3~4cmの耐熱セメントを張りました。左はパイプとドライヤーを組み合わせた「送風機」
作品
石渡区文化祭に出品した竹内さんの作品です
ものづくりは楽しい!

 竹内さんは言います。「道具を自分でつくり、それを使って作品をつくり上げていく過程は本当に楽しい。これがものづくりの楽しさで、楽しいからやっている。ストレスや体の痛みを忘れます。これからもっと腕を磨いて仏像の顔や立体像に挑戦したい」。笑いながらこう話す竹内さんの顔がずいぶん若返ったように見えました。

新企画「輝いてー私・仲間」について

 石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」。

「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」

 4年ぶりに「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」が行われました

 石渡公民館の前庭で1月7日午前、「餅つき体験講座」が4年ぶりに開かれました。コロナが収まったこともあってか、予想以上に100人近くの親子が集まりました。公民館や育成会の役員たちが用意したもち米15㎏を石の臼に移し、返しの合いの手を受けながら真っ白なもちをつき上げました。子どもたちも公民館役員や親の助けを借りながら、元気に餅つきを体験しました。つきあがったお餅はあんこやきなこをまぶし、参加者全員に振る舞われ、あらためてお正月の気分を味わっていました。

 午後は恒例の新春レクリエーション大会が公民館大広間で行われました。麻雀や、トランプ、囲碁のコーナーが設けられ、子どもたちはミカンやお菓子を食べながらゲームを楽しんでいました。麻雀には20人が参加、5卓に分かれて今年の運試しとばかりに熱戦を展開していました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「みなさん、楽しい思い出をつくってください」とあいさつする公民館長の大津雅之さん(1常会)=右端
大勢が見守るなか、大津館長が元気なかけ声でつき初め(?)をしました
子どもたちが順番に子ども用の杵を持って餅つきを体験。「おもしろい」などの声が聞かれました
お父さんも飛び入りで参加。さすがに力強いです
大人用の重い杵で挑戦する子どももいて、周囲から拍手が起きました
コロナが収まったこともあってか、大勢の親子が参加、楽しいひとときを過ごしました
自分たちでついたお餅は格別の味。「おいしい」「やわらかい」などの感想でした
トランプを楽しむ子どもたちです
けん玉の腕を競う大人と子ども。やはり子どものほうが腕は上のようです
ここは囲碁のコーナー。存在感のある2人が黙々と石を置いていました
20人が参加した麻雀のコーナー。和やかな中にも勝負事とあってみなさん、けっこう真剣な表情でした
「人生と同じだ、思うようにはいかない」。あちこちでボヤキの声が出ていました
上位3人が賞品を獲得しました。右から2人目が優勝した工藤紀千蔵さん(8常会)。右端が2位の轟房三さん(9常会)。左から2人目が3位の玉置建伍さん(1常会)。左端は賞品を手渡した公民館長の大津雅之さん(1常会)
新春レクリエーション大会は無事終了。「今年も平穏な1年でありますように」との区長の竹内正男さん(1常会)の音頭で乾杯。参加者とスタッフ合同の懇親会が始まりました
懇親会では「今年もよろしく」との声が飛び交い、会話が弾んでいました

 

  (了)

令和6年石渡区の役決め総会が開かれました。

 令和6年1月1日、石渡公民館において恒例の役決め総会が開かれました。11時50頃に竹内副区長から選挙の説明があり、その後投票箱が空であることを、集まった会場の方々に示し、確認しました。11時に役決め総会の開会及び投票開始宣言が行われ、4人毎に投票が始まり、11時30分に竹内副区長の投票締め切り宣言で投票箱が閉鎖され、別室に運ばれ、開票作業が行われました。その間、区長の挨拶及び区長経験者の先導で、一本締めが行われました。

 その後、連合常会長が投票総数、当選者及び得票数が報告され、区長に竹内一郎 さん(2常会)、副区長に佐々木利明さん(2常会)、区会計に牧内二郎さん(6常会)、氏子総代に廣澤幸一さん(3常会)、氏子代理に徳武美喜男さん(2常会)、公民館長に笠原久喜さん(1常会)及び副館長に林部智子さん(2常会)が当選されました。

 新役員の紹介及び挨拶後、昨年のだるまと新しいだるまが用意され、昨年のだるまには旧役員が、新だるまには新役員がそれぞれ目を入れて、総会が終わりました。その後ささやかではありますが、懇親会が行われました。新型コロナが一段落したものの、諸課題も山積する中、今年も大変だと思いますが、石渡区の行政及びかじ取りをよろしくお願いします。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

新役員投票の風景
連合常会長による開票結果の発表がありました
新役員が前に整列し、紹介と簡単な個人の挨拶がありました。 右から区長、副区長、区会計、氏子総代、氏子代理、公民館長、公民館副館長
昨年のだるまの左目に目玉を入れる倉沢利和区相談役
西脇かおる区顧問も目玉入れ
佐々木利明新副区長は新しいだるまに目玉を入れます
新年度区会計の牧内二郎さんによる目入れ
目玉入れを行う竹内正男区長

 

 

令和6年石渡神社元旦祭が行われました

 令和6年石渡神社の元旦祭が11日午前7時から行われました。
 氏子三役、区の四役及び西脇市議(区顧問)などが参列し、倉澤宮司による祝詞の読上げ、お祓い、玉櫛の奉天が行われ倉澤宮司の先導により参列者が家内安全、無病息災を祈念しました。
 その後、竹内正男区長のあいさつ、引き続きそれぞれお神酒を頂き、元旦祭を無事に終えました。
 午前7時は、日の出とちょうど重なり、次第に空に明るさが増し、三々五々初も詣でされる区民の方が見受けられました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

区長及び氏子総代など区役、氏子役員などが拝殿に参列しました
倉澤宮司による祝詞が読み上げられました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
氏子総代など参列者による玉串奉奠が行われました
竹内正男区長の挨拶及び発声によりお神酒を頂きました

 

雨の中、石渡八幡神社で越年祭が行われました

石渡八幡神社で昨年の大みそかに、越年祭が行われました。雪ではなく雨の降る中での二年参りになりました。氏子役員によると、この時季の雨は記憶にないほど珍しいとのことです。雨のせいか例年より参拝者の出足は少なかったようですが、それでも午前零時を過ぎると列ができ、厳粛な表情で健康や安全を祈願し、互いに新年のあいさつを交わしていました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

娘さんと一緒に参拝した8常会の佐々木剛さん(50)。「昨年は大病をしたので今年は健康であることを祈りました」と話していました
今年は例年以上に若い人の参拝が目立ちました
境内で順番を待つ間に参拝者が雨に濡れる心配があるため、急きょ拝殿にブルーシートを敷いて、靴のまま入ってお祈りができるようにしたとのことです
拝殿には石渡八寿喜会の皆さんが昨年12月に製作した長さ2m40cmの大きなしめ縄がつるされ迫力ある光景を見せていました。その下は越年祭の準備に取り組んだ氏子役員のみなさん。左から、氏子相談役の高山秀則さん(2常会)、氏子総代の小山友一さん(1常会)、氏子代理の廣澤幸一さん(3常会)。お疲れさまでした

(了)

石渡長寿会と信州大学附属特別支援学校 「クリスマス交流会」開催

石渡長寿会と信大附属特別支援学校「クリスマス交流会」  ~対面交流4年ぶり~

 年の瀬恒例の20年余続いている石渡区の長寿会(小池公雄会長、102人)と信州大学付属特別支援学校中学部の「クリスマス交流会」が昨年1220日、区公民館で行われました。新型コロナの影響で、令和2年から会からのプレゼントを贈る形で継続していたが、対面での交流は4年ぶりの開催。久しぶりに再開した交流会に公民館は歓声で包まれました。
 特別支援学校からは中学部の生徒18人と先生11人、長寿会からは役員を中心に15人が参加。司会進行を初めて生徒が務め、最初に小池会長が「同じ地区の人同士が仲良くと企画。楽しくやりましょう」と歓迎のあいさつ。続いて生徒、先生、長寿会の順番に一人一人が自己紹介をし、皮切りに生徒が同校校歌に振り付けをした「みんなで踊ろう」の体操で始まりました。
 ひと汗かいたところで、生徒による「朝陽野太鼓」の演奏。乱れ打ちや飛龍一段返しの勇壮な響きが館内にとどろき渡りました。長寿会の皆さんも加わり、ともに太鼓演奏を楽しみました。
 お楽しみは、石渡神楽保存会による神楽獅子舞披露、ペットボトルを倒す長寿会手作りのボーリングゲームと続き、ムードは最高潮。いよいよお互いに話し合う「お茶飲み会」になると、同会会員ふんするサンタクロースが登場し一人一人にミカンやチョコ菓子などをプレゼント。乾杯をし、おやつを食べながら交流を深めました。
 最後に、生徒代表が「たのしかったです」。大日方清相談役が「大いに若返り、パワーをもらいました。来年また会えるのを楽しみにしています」と締めくくり、楽しかったクリスマス会はあっという間に終わりました。
       (記事・写真 石渡つうしん記者  増田今雄)

「地区内の人たちが仲良くと企画」。小池公雄長寿会会長のあいさつで交流会が始まりました
初めて司会進行は特別支援学校中学部の生徒さんが務めました

クリスマスファッション姿の生徒、先生、長寿会の一人一人が自己紹介。「楽しくやりましょう」
 生徒が校歌に振り付けをした「みんなで踊ろう」。中にはリズムに乗って太鼓をたたきながら踊る生徒も
 クリスマス会の交流が始まったきっかけを話す小山英雄さん(中央)。「散歩の皆さんの先輩から元気なあいさつをもらった。それを契機に始まった」
 長寿会の皆さんを前に和太鼓演奏を披露する生徒
 長寿会会員も一緒に太鼓演奏を楽しんだ
石渡神楽保存会が神楽獅子を演舞
 長寿会手作りのボーリングゲーム。ピンはペットボトル
 長寿会会員ふんするサンタクロースがミカンや菓子をプレゼント
 生徒からは、手作りの2024年のカレンダーが返礼
「また来年も」。大日方清相談役=右=が締めのあいさつ
 帰り際、公民館玄関前で記念の撮影

まもなくお正月・・・しめ縄・門松づくり講習会が開かれました

 石渡公民館主催の「しめ縄・門松づくり講習会」が12月9日、20数人が参加して公民館で開かれました。

 館長の大津雅之さん(1常会)が「伝統を守っていきたい」とあいさつしたあと、5人の講師を紹介しました。

 しめ縄の講師役で1常会の飯島源一さん(90)が、しめ縄の意味や由来、作り方などを説明、参加者は熱心に聞いたあと、それぞれ懸命に稲わらに取り組みました。

 公民館の玄関前では、倉澤利雄さん(3常会)らが中心になって門松づくりに取り組み、立派な門松を2本完成させ玄関に設置しました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


公民館長の大津雅之さん(1常会=右端)があいさつのあと、しめ縄と門松づくりの講師を紹介しました


しめ縄の講師、飯島源一さん(1常会)がしめ縄の意味や由来などを説明


参加者はしめ縄の歴史に耳を傾けました


しめ縄づくりのコツを説明する飯島源一さんに、参加者からはたくさんの質問が出ました


いよいよしめ縄づくりです。参加者はひたすら稲わらに取り組みました


「先生できました」と3常会の長谷川由美子さん(左)と4常会の松岡利美さん。「上手くできたね」と講師の飯島源一さんにほめられて笑顔があふれました


公民館玄関前では門松づくりです。太い竹を斜めに切ってきれいな切り口に仕上げます


手前はドラム缶に稲わらを巻き付けて土台づくりの作業、中央では千歯扱き(せんばこき)で稲わらを整える作業、奥では竹を切る作業と、講師たちは分業で取り組みました


仕上げは、3本組んだ竹の周りに土を投入、固定させました


完成した門松は玄関に置かれました。前列の左から右へ講師の武田徳雄さん(6常会)、倉澤利雄さん(3常会)、倉澤伸治さん(2常会)。後列は講師をサポートした公民館役員などのみなさん。お疲れさまでした

 (了)

年末を迎え、防犯パトロールが行われました

 石渡区の年末防犯パトロールが12月7日行われました。区の役員や常会長などが参加して4班に分かれ、九つの常会内を巡回、路上駐車や車、自転車のカギのかけ忘れがないかなど点検しました。大豆島交番の警察官も参加しました。

 パトロール後の報告会では、各班からは、重大な問題はなかったものの、路上駐車が1台、樹木が茂って防犯灯の明かりを妨げているなどの発言がありました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


パトロールの手順を説明する笠原好幸・安全防災部長(中央)


4~5人ずつ4班に分かれてパトロールに出発しました


パトロールを終え、各班ごとに結果を報告しました


最後に大豆島交番の警察官が「年末のせいか管内では交通事故が多くなっている」と安全運転を呼びかけました

(了)

八寿喜会が大きなしめ縄づくりに挑戦!!

 「自分たちの手でしめ縄をつくろう」―こんな呼びかけで石渡八寿喜会が中心になって12月6日、石渡公民館で大きなしめ縄づくりを行いました。およそ2時間かけて長さ240cmの立派なしめ縄を完成させました。

 きっかけは、石渡出身で桐原在住の中澤信雄さん(83)の、八寿喜会会長の倉澤利雄さん(3常会)への提案でした。中澤さんは10年余り前から大小のしめ縄づくりを続けており、桐原牧神社などに奉納しています。しかし、「最近は物忘れがひどく、早くこの技術を伝えたい」と旧知の倉澤さんに話しかけて実現しました。

 たくさんの稲わらは宮澤一成さん(7常会)が提供しました。中澤さんの指導で、会員は両手でつかめる太さの棒状の稲わらを何本もつくり、それを次々に足して2m40cmの棒状の束を3本つくりました。さらにこの3本をより合わせて完成させました。

 このしめ縄は氏子役員のみなさんが石渡八幡神社拝殿に飾り、新年を迎えるとのことです。いままではしめ縄は毎年購入してきましたが、会長の倉澤利雄さんは「来年からも自分たちでつくっていく」と話しています。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


しめ縄づくり講師の中澤信雄さん(右)。「元気なうちに技を伝えたい」と話していました


しめ縄づくりの手順を説明する八寿喜会会長の倉澤利雄さん(中央写真を持っている)。「ぜひ自分たちの手でつくろう」と呼びかけました


講師の中澤さん(中央)に束ねる稲わらの太さを聞く会員のみなさん


稲わらを束ねる作業を始めた会員のみなさん。「けっこう難しい」との感想でした


出来上がった棒状の稲わらの余分な部分を丁寧に切り落としました


いよいよしめ縄の仕上げです。まず2m40cmの2本の棒状稲わらをより合わせます


続いて3本の棒状稲わらをより合わせました。かなりの力が必要でした


ついに長さ2m40cmの立派なしめ縄が完成しました


「おれたちのつくったしめ縄だ」と完成を喜ぶみなさん。制作の手順を動画に撮り、来年もそれを参考につくるとのことです


石渡八幡神社にいま飾られているしめ縄。新しいしめ縄はこの2倍の長さになります


令和6年には「俺たちのしめ縄」が飾られます(イメージ)

(了)