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石渡区の避難訓練が行われました

 8月6日、災害時に備え、石渡区の避難訓練が行われました。5時50分頃、地震又は水害が発生したとの想定で、6時頃を目途に「朝陽体育館」へ避難するもので、区民95名その内、要支援者が1名参加されました。6時頃になると続々と朝陽体育館に集まり、常会ごとに隊列をつくり、常会長が避難者及び避難状況を確認し、本部へ報告を行いました。

 続いて、全体を2つのグループに分かれ、長野市消防局鶴賀消防署東部分署署員の指導によりAED(日本語では、「自動体外式除細動器」と訳すそうです。)による緊急救命訓練及び消火器の操作方法及び初期消火訓練が行われました。

 その後、消防署から講評と区長からあいさつがありました。

 避難訓練は、災害時に備え、身を守り、減災に繋げるために大切なことです。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】


石渡区の避難訓練が行われました。


人形を使って、AEDの取扱い操作と緊急救命時の注意事項の説明がありました。(1)


人形を使って、AEDの取扱い操作と緊急救命時の注意事項の説明がありました。(2)


体育館の外で消火器の操作方法の説明がありました。


消火器による初期消火を親子で体験しました。


消火器詐欺にご用心。消防署員を名乗って、高額に売り付けられたり、消火器の点検させてほしいと、高額の点検料を要求する事例があります。
消防署は消火器等の販売及び取次は一切行っていません。

 

 

 

 

 

石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(7月)作品&講評
 梅雨があけました。コロナも5類に移行し、世の中も石渡の催事なども元に戻りつつあります。
 まだ感染が完全になくなったわけではありません。細心の注意を払いながら、作品作りに励みましょう。
 盆過ぎには、高山では秋の気配がじわじわと忍び寄ってきます。雲や花など夏と秋が同居したショットもいいかも知れません。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤利和】

「面影」(しなのかわだ駅)=7月13日
コメント:71人/日あった乗車人員。平成2441日長野電鉄屋代線廃止により廃駅になった信濃川田駅 かってあった車輛も撤去され寂しくなっていました。*町の役員さんが夏祭りの準備をしていました。
講評:ほぼ同じ立ち位置で角度を変えた2枚。「どっちがいいか?」と両方出品されましたが、ホームと線路が奥に向かって延びる方(上)が遠近感があっていいかなと思います。人物がいますが、どちらも分かりにくく残念です。こういう素材こそ組み写真の登場です。この作品のほか、草ぼうぼうの中のさび付いた線路、夏祭りの準備をする地元の人、表玄関で今もかつての利用客を運ぶバスなど場面転換を考えて撮影、4~5枚でまとめます。一枚の中に入れ込む作業はとても 大変ですが、自分の表現したいものに取り組むことは楽しいものです。

【高山三良】

「お出迎え」(飯山市戸狩・高源院)=7月7日
コメント:あじさい寺と呼ばれる戸狩高源院、青い紫陽花と赤い帽子のお地蔵さまが出迎えてくださいました。ぽっくり観音にもお参りしてきました。お賽銭も。(組み写真)
講評:私もかつてカルチャーセンター「たのしい写真教室」の撮影会で訪れたことがあり、思い出深い六地蔵。作品を見た瞬間、「あれっ、こんな花(手前)あったっけ」、「高山さん、何という花?」。お地蔵さんとの境に気が付かないまま講評を続けるうちに提出の説明を読むことを促されました。その末尾に(組み写真)とあり、それまで1枚の単写真と思っていたのが覆り、すっかり“だまされました”。組む場合は、複数の作品の間に線(太さ、色などを考慮)、もしくは間隙をと提唱していますが、この手の手法もありかなと思います。
「カルガモ」(南八幡川)=6月23日
コメント:最初は子供たちだけでした。こちらが右に行くと左に、左に行くと右に向きを変えていました。親が来てからは後にくっついて安心顔。
講評:こちらも組み写真ですが、上と下に白い線があり明らかに分かります。そして、被写体の上の子ガモは右上から左下に斜めの線上に浮かび同じ顔の向きが面白く、逆に下は親の顔を頂点に左上と左下に描かれる三角形構図でまとめ、やはり同方向へ向かってゆく感じが動感を出しています。逃げるカモたちを粘り強く追いかけた労作です。

【中島弘】

「梅雨の賑わい」(安曇野市明科あやめ公園)=6月16日
コメント:明科のあやめ公園のハナショウブが見頃との報道があったので行ってきました。一時は連作障害で衰退した株が保存会の努力で復活したとのことです。
講評: こちらも「どっちがいいか?」。どちらもいいです。手前に紫色がある作品(上)は、向こうの散策道で花を楽しむ人たちまでフォーカスが合い、あやめ公園の全体がよく分かります。一方、薄紫色が混じった花の方の作品は、ハナショウブだけにピントが合い、向こうの花見客や東屋などはぼけてよく分かりません。どちらかというと主題の花だけに焦点が絞られた感じの作品ですね。従って、タイトルにあるように「賑わい」という視点から選ぶと、紫色の花と向こうの花見客がよく分かる方の作品に軍配が・・・。
「龍と紫陽花」(飯山市高源院=アジサイ寺)=7月7日
コメント:バイクツーリングの仲間と訪れました。ちょうど見頃で訪問客もまばらな境内でアジサイを楽しみました。本堂の前に設置してある龍の口から流れる清水を受けるアジサイに猛暑の中の涼を感じました。
講評:手水鉢といっていいかどうか、水を吐き出す龍と水を受けるアジサイの花が一服の清涼剤となりました。左のひしゃくは、この場の雰囲気を盛り立てていますが、花の周りの水空間がやや少なめ?か分かりにくい感じがします。

【早川球喜】

「梅雨間の牧場」(山田牧場)=7月13日
コメント:誰もいない牧場。放牧牛が思い思いに草を食べています。ここでは、時がゆっくりと流れているようです。
講評:樹林を切り開いたゲレンデの牧草地 。別名、冬季は「山田温泉スキー場」。上から下へ続くスロープの中で、のんびりと草をはむ牛たちがバランスよく点在した瞬間を捉えました。できれば上部の空の部分がやや少なめで中途半端です。曇り空なので、あまり入れる必要はありませんが、もう少し。

【広澤一由】

「紫陽花に囲まれて」(飯山市戸狩・高源院=アジサイ寺)=7月7日
コメント:寺院全体が紫陽花に囲まれ、参道脇のお地蔵さんも紫陽花に囲まれて参拝者を見守っていました。長い歴史をしみじみと感じました。
講評:前述の通り私たちが行ったときはアジサイの花がこの数倍以上あり、お地蔵さんの頭や肩に垂れ下がるようににぎやかでした。左にある石段が存在感はあるもののやや寂し気で、花見客の人物の往来を点景に入れたかったですね。
「ミツバチの朝食」(自宅庭)=6月6日
コメント:ムラサキツユクサの花びらに取り付き、花密と花粉(花粉団子の元)を無心に採取しているミツバチに遭遇し、興味深く観察できた!
講評:無心に吸蜜しているためか、近づいても逃げないミツバチを見事に捉えました。敏感なチョウやトンボ、危険なハチなどはマクロレンズでも望遠マクロレンズ(ニッコールマクロ200㎜)で撮らないといけませんが、この作品はスマホの撮影とのこと。クローズアップに強いスマホならではの写真となりました。ただ、画素数(ピクセル寸法の容量)が多めでないと、四つ切りクラス以上の大伸ばしにすると粒子が目立ちます。撮影段階で容量を多く設定して撮るか、加工段階で少し容量を増やしてプリントするとよいでしょう。

【宮澤一成】

「雨上り」(長谷観音=篠ノ井)=6月29日
コメント:雨降りの中で撮影したかったのですが、雨が止んでしまいました。 雨上がりの感じが分かりますでしょうか。
講評:左下の葉の上にあるしずくから推察できますが、感じとしては「雨上り」のイメージはないですね(失礼)。日が差しているのかアジサイの花が明るいせいでしょうか。大胆に望遠レンズで切り取り、背景の山門でしょうかぼけ気味ながら環境も盛り込めています。どこかにカタツムリでもいると最高でーす。
「蜂+ONE」(長谷観音=篠ノ井)=6月29日
コメント:百合の花と蜂を撮影したら、もう一匹昆虫がいました。
講評:いました。やや左下の葉の上にテントウムシかと思いますが。ファイル情報によると、2000分の一秒という超高速のシャッタースピードで蜜を求めてやってきたミツバチをしっかりと止めて捉えています。もう一匹が、このハチとほぼ同じ場所に位置するともっとよかったですね。

【吉田幹男】

「溢れる白」(自宅庭)=6月20日
コメント:奥にアナベルを手前にノリウツギの花を入れて撮りました。
講評:いずれも白色の花とほかの植栽の葉のグリーン、2色でシンプルにまとめています。花でも何でもそうですが、「白」色は晴れた太陽光を光源に撮影すると、「白飛び」といって周りのものよりさらに真っ白に写りすぎてしまいます。露出を加減する方法もありますが、むしろ曇天や雨降りの下での撮影をお勧めします。白花のデティール(詳細)がきれいに写るはずです。

 

夏の防犯パトロールが行われました

 石渡区の夏季防犯パトロールが7月21日行われました。区の役員や常会長などが参加して4班に分かれ、区内全域を巡回、路上駐車や車、自転車のカギのかけ忘れがないかなど点検しました。大豆島交番の警察官2人も参加しました。

パトロール後の報告会では、駐車違反が1件あったとの報告があり、そのほかは特に異常はなかったとのことでした。参加した警察官からは「防犯カメラやドライブレコーダーの設置など、防犯意識の向上をお願いします」との話がありました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


冒頭、あいさつする竹内正男区長(中央)。「石渡区が平穏無事であることを願いパトロールをしてください」と話しました。


パトロールの方法などを聞く常会長など参加者のみなさん。


大豆島交番の警察官も参加して、区内をくまなくパトロールしました。


パトロールの終了後、各班から状況報告がありました。


最後に大豆島交番の警察官が「隣の南堀で最近バイク火災がありました。放火かどうかまだ不明ですが、ぜひ防犯意識を高めてください」と訴えました。

 

  (了)

長寿会­・・・資源再利用のためアルミ缶を回収

 石渡長寿会は7月14日、石渡公民館で今年1回目のアルミ缶回収を行いました。資源のリサイクル推進と、会の活動資金を得るための事業です。

 次々に持ち込まれるアルミ缶を、役員が90リットル入りの大きなビニール袋に詰めたり、アルミ缶以外のものはないかなど点検しました。約1時間の作業で19袋余りが集まりました。9月には2回目の回収を行う予定です。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】


「さあ、頑張りましょう」。小池公雄会長(左)の掛け声でアルミ缶の回収作業が始まりました。


区民(右)も次々にたくさんのアルミ缶を持ちこんできました。役員は受け入れに大忙しでした。


回収も無事終了。「例年より多くのアルミ缶が集まりました。ありがとうございました」とあいさつする会長の小池公雄さん(左)。右は副会長の高山三良さん。


小池会長(右)の話を聞く役員のみなさん。


山と積まれたアルミ缶を背に、全員で「お疲れさまでした」

 

 

 (了)

長寿会の奉仕活動・石渡公民館清掃

7月5日、曇り空で朝の清々しさの残る中、石渡長寿会の奉仕活動、シルバー隊による石渡公民館の屋外の草取りや屋内の掃除が行われました。

 朝、9時から屋外では草刈り機が出動し、公民館裏の参道を草刈り、草や落ち葉を拾い集め、又屋内では掃除機により床や、天井の蛍光管等清掃を熟年パワーでテキパキと、こなしておりました。

 1時間程の作業でしたが、心地よい汗を流し、終了後に全員が玄関前に集まり、小池会長から「暑い中をお疲れ様でした」と謝意が語られ、それぞれお茶と手袋を受け取り、帰路に着きました。シルバー隊の皆様ありがとうございました。公民館を使用される皆様も喜ばれると思います。お疲れ様でした。

 長寿会の今後の予定は、7月14日に「アルミ缶資源回収」を始めとして、様々な行事や奉仕活動などが計画されています。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】


屋内の床は、電気掃除機で。


天井の蛍光管及び器具は、雑巾拭きで。


和室は、電気掃除機をかけた後、雑巾で拭いて。


植え込みの中も、綺麗に落ち葉やごみを拾い集めて。


草刈り機2台が出動。


落ち葉やごみを袋に入れて。

綺麗になった公民館裏の参道。

小池会長から「暑い中をお疲れでした」と参加者の皆さんへ謝意がありました。

 

 

4年ぶりに石渡区親善球技大会が行われました

【本会場・信大特別支援学校】

 7月2日、久しぶりに石渡区親善球技大会が信大附属特別支援学校校庭及び朝陽体育館で行われました。当日は、前日の雨とは打って変わり、素晴らしい晴天に恵まれ、盛夏のような陽光で汗ばむ中をグランドゴルフ及びペタンク体験が行われました。

 親善球技大会はぶりという事で、種目なども常会対抗から誰でも参加でき、個人及び小グループでもプレーが可能な種目へと変更になりました。

 グランドゴルフは、4人、1グループで専用のクラブ、ボール及びスタートマットを使ってホール毎のポストにボールを入れて、打った数で順位を競いますが、校庭が狭いため他のプレイヤーに注意をしながら、和気あいあいとプレーを楽しみながらコースを廻っていました。

 ペタンクは、最近普及してきたスポーツで条件を選ばず誰でも楽しむことが出来ます。今回は体験という事で、附属特別支援学校の校庭で長寿会のペタンククラブの方からルールや競技説明を聞き、ペタンクの簡易体験をしました。ボッチャと似たようなルールで、ジャンケンで勝ったチームの代表が白い目標球を投げ、それぞれ各チームの選手が交互に金属球を投げ、勝敗を競います。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】


初めに竹内区長より「今日だけ天気という事で、楽しみたいと思います…」と挨拶がありました。


怪我が無いように、体をほぐすラジオ体操第一。


第一打、飛ばすぞ。(グランドゴルフ)


目指すはホール。(グランドゴルフ)


スタートマットから旗が見印のホールに向けて、第一打。(グランドゴルフ)

固唾をのんで見守られる中で投球、ちょっと緊張するなぁ。(ペタンク)

この投球で勝敗が決まるとなると、責任感じるなぁ。(ペタンク)

 

【ドッジボール大会・朝陽体育館】

 朝陽体育館では、小学生によるドッジボールが行われました。1年生から6年生まで23人が参加、全学年男女混合の3チームができ、総当たりで試合が行われました。久しぶりの試合とあって児童たちは張り切り、見守る父兄もファインプレーが出るたびに声援を送っていました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


児童たちは常会ごとに集合したあと、3つのチームに分かれて試合に臨みました。


親の声援を受けながら、児童たちは懸命にコート内を走り回っていました。

 

にぎやかに、和やかに・・・お茶のみサロンが開催

 今年初めてのふれあい「お茶のみサロン」が6月26日、石渡公民館で開かれました。20人ほどがお菓子をつまみながら、近況や健康のことなどを話し合い、久しぶりの会合を楽しみました。

 お茶のみサロンに先立って、約30分、はつらつ体操で体をほぐし、その後は、地域包括支援センター「コンフォートきたながいけ」の職員が、生き生きとした日々を送る3カ条として、「動く」「食べる」「つながる」ことの大切さを訴えました。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】


お菓子を食べながらのおしゃべりはとても楽しそうでした。


健康の話になると真剣な顔つきで情報交換していました。


まずは、ストレッチで体をほぐしました

(了)

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(6月)作品&講評
 梅雨の晴れ間、しとしと雨が交互にやってきます。この時季ならではの被写体が花を中心に多くあります。リュウキンカはもう終わりでしょうか、まだ間に合う高原のレンゲツツジ、アジサイ、蓮、ニッコウキスゲなどなど。湖沼や高原で、水やカエル、トンボなどの動物、行楽客などの点景を工夫して撮ってみましょう。図鑑的、観光パンフレット的な写真から一歩抜け出る作品作りを。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【宮澤一成】

「整然と」(安曇野)=5月24日
コメント:安曇野は、県内でも田植えの早いことで有名ですが、初めて行ったので撮影場所を見つけるのが大変でした。
講評:安曇野といっても広うござんして・・・。穂高や豊科かいわいを散策するとより取り見取り、たくさんの適地があります。有名な場所としては大王わさび農場周辺ですが、どこにでもスポットがあります。わさび田や道祖神などを絡めたりするとご当地の特徴が出ます。作品は上部真ん中を起点に手前に広がりを見せる放射線構図で、田んぼの苗がいい感じで表現できました。残雪を抱いた北アルプスも効果的です。
「新緑の壁」(長野市大座法師池)=6月4日
コメント:石渡公民館の春レクに参加させて頂きました。新緑を撮影したいと思っていたところ、空に飛行機雲が現れたのでシャッターを切りました。
講評:もこもこと新緑の葉を伸ばした木々、そして青空にひと筋の飛行機雲。右には小さめですが雲がアクセントとなり初夏の高原の装いが表現できました。やや左下がりで、右側の池の水がどーっと左側にこぼれそうですので矯正を。

【広澤一由】

「初夏の鏡池」(戸隠)=6月4日午後
コメント:初夏の鏡池の様子を見に出掛けた。うっそうとした緑の木々に囲まれた鏡池とその上には戸隠連山がどっしりと姿を表し、湖面に写っていた。日差しは暑かったが涼しい風に癒やされた!
講評:鏡池といえば晩秋から初冬、紅葉と戸隠連山の初雪を絡めての作品、あるいは芽吹き、新緑の作品が定番です。過去、多くのカメラマンが同じような作品を創出していますので、類似の作品を撮ることも結構ですが、この作品のように少しタイミングをずらして狙ってみることは新たな作品を創るという意味ではいいですね。2枚とも、やや画面下が窮屈な感じです。草むらなどが中途半端なので、思い切って空部分を少なくしその分下を入れるか、ズーミングを広くして下の草むらやほとりを入れてみましょう。そして、池の命名由来「鏡」のごとく水面に上部の景色を投影する手法もあります。

【早川球喜】

「麦秋の十五夜の月」(長野運動公園)=6月3日
コメント:月は仲秋が一番美しいとされ、月見や団子をお供えする習慣がありましたが、今は初夏で時候の挨拶は「麦秋」です。そして満月でなく十五夜です。こんな月見もいかがですか。
講評:運動公園のケヤキ並木の上にぽっこりと顔を出した十五夜の月。まだ明るさが残り、出たばかりの月が郷愁を誘います。

【中島弘】

「八坂の大滝」(大町市八坂)=6月5日
コメント:何度か撮影に行ったが水のない岩壁でした。水が流れているという情報を得たので行って見ると、細い流れでしたが落差50mは迫力があります。裏側に入ることもできるそうですが、いまは進入禁止となっています。
講評:いつもはあまり水量が少ない滝とのこと。何度も出かけてやっと出会えた滝。水は細めですが高さと左右の針葉樹、落葉樹の対比した樹木が雰囲気を盛り上げています。紅葉、あるいは厳冬期の光景もいいかも知れません。水があるかどうかですが・・・。裏見も見たいですね。
「田植えを終えて」(千曲市姨捨の棚田)=6月5日
コメント:青々とした棚田を撮りたいと思って行ったが早かったようです。急斜面に棚田を整備した先人の苦労を思いつつ撮りました。
講評:そうですね。悠久の昔から先人が守ってきた棚田の形はそう変化してないと思いますが、一年の営みの中でどのタイミングを切り取るかは撮影者の考え方次第かなと思います。代掻き、田植え、稲穂、刈り取りなどなどいっぱいあります。この作品の場合は、田植えが終わり、青々と茂るまでの中間で確かに中途半端と言えばそうですね。何度通っても絵になる素材、場所なので、また足を運び先人の労苦に触れて作品作りを。

【竹内一郎】

「怖いもの知らず」(飯綱大座法師池)=6月5日
コメント:石渡公民館主催の春のレクリエーションに参加をし湖畔を散策中、若い女の子が高い所を何とも思わないのか楽しそうに遊んでいるのが印象的でした。
講評:今はやりの「ツリークライミング」でしょうか。高さのある樹木にロープを吊り下げ登降するポーツですが、大昔、我々が子どもの頃はせいぜい木登りでした。しかもおてんば娘以外の大半の女子はしなかった。そんな思いから、新鮮に映った竹内さんの気持ちが作品から伝わってきます。ハラハラドキドキ感とともに樹木の緑色の葉、青空と清涼感たっぷりの作品となりました。横位置の写真ですが、女の子たちの高さをもっと強調するなら縦位置にして上の方に配置するとよかったかも。

<縦位置と横位置>
 テレビや映画の画面は横位置なので、日ごろ見慣れているせいか、撮る人も観賞する人も違和感なく感じるのが横位置の写真です。
 しかし、被写体によっては縦位置にした方がより効果的なものがあります。例えば先の4月の例会発表の中で解説した「最短距離」の作例写真。樹木は概して下から上へと伸び、まとめるには縦がいいかと思います。あるいは滝。上から下へ流れ落ちる水、落差(高さ)を表現するにはやはり縦かと。ただし、次の中島さんの「八坂の大滝」のように周辺の環境を入れ込むと横位置という事もあり、一概には論じられない部分もあります。
 そこで、どちらがいいかという決断は後回しにして、撮る段階では以下のようにすることを心掛けてください。まず被写体と向かい合ったら素直に心が動いた「位置」でシャッターを押しましょう。そして、近づいたり、遠のいたり(レンズのズーミングもあり)、右に寄ったり左に寄ったり、高い場所から低い場所から、フレーミングや立ち位置を変化させながら納得いくまで撮りましょう。
 液晶画面で確認しつつ「よし!」ですが、これからが私の言いたいことです。納得いく最初の画面が横でしたら縦、縦でしたら横。つまり反対の位置でもう一度ファインダーを覗き撮影をしておいてください。その位置ではまとまらないなあと思っても一枚でいいです。逆位置のコマを残すよう心掛けてください。
 場合によっては、撮りながら縦を撮ったり、横を撮ったり、また縦、横・・・ということもあり得ます。
 そして、最終的にはデータを整理整頓、保存。再度コマを見ながら作品選びをしますが、そこでもどちらが見る人により効果的なインパクトのあるのはどちらか選んでください。

【高山三良】

「ユリノキ」(長野運動公園)=5月14日
コメント:運動公園には何本かのユリノキがあります。こんなに可憐に咲いていることに気づいている人は少ないです。
講評:石渡八幡神社西隣のトラックの周りでしょうか、背景の照明塔から推察できます。背景は主題のユリノキと重ならないようにうまく配置、環境が分かります。葉の中をよく見ると、黄色い花がポツリポツリと見えますが、花の時期は短く確かに花がないと何の木か分からないでいる人が多いですね。
「俺様の縄張りだ」(長野運動公園)=5月25日
コメント:早朝、鳩がエサをついばんでいるところへカラスがズシン。一斉に飛び立ちました。ほとんどの鳩の顔が見えています。スズメも。
講評:いい瞬間を止めました。こっちを向いているようにも見えるカラスは脚を踏ん張り高山さん(撮影者)を睨みつけているように見えます。そして、侵入者から逃げた瞬時のハトたちの頭部にきちんとフォーカスがきていながら、羽はぶれて動感が出ました。よく見ると、飛び立たないハトやスズメ(手前中央下ぎりぎり)もいてユーモラスな一面も合わせ持った作品です。

【倉澤利和】

「脱走」(自宅庭)=5月30日
コメント:近所に蜂蜜を作っている方がおられ、巣箱から出た女王蜂を追いかけて庭の松に群がってきていました。
講評:珍しい光景が、まさか“我が家”に。よく気が付いてカメラに収めましたね。女王バチはどれか分かりませんが、群がる働きバチが圧巻です。ハチと松だけの単純化した素材だけですっきりした作品となりました。

石渡8常会「いこいの会」が公園に花を植栽

 石渡区8常会のボランティアグループ「いこいの会」は6月18日、常会内の公園に、マリーゴールドや日日草、サルビアなどの苗約500本を植えました。60代から80代の会員10人が参加して、健康状態や病院の情報交換などおしゃべりを楽しみながら約1時間かけて苗の植え付けや花壇周辺の草取りをしました。

 花壇には昨年、市から提供を受けて植えたユリの花が咲き誇り、植栽した花苗と美しい光景をつくり出しています。

 「いこいの会」は、荒れた公園に花を植えて地域の人が集まる拠り所にしようと、8年前に有志でスタートしました。毎年、この時期と11月に花壇に花を植えています。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】

「この花はここでいいですか」など話し合いながら苗を植えました

すでに咲いているユリとの共演です

プランターにもたくさん植えました

花壇とプランターの花がお互いに引き立てています

ユリとプランターの花も色とりどりの光景を生み出しています

ひと仕事を終えて休憩です。スイカを食べながら花と人生(?)について語り合いました

(了)