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石渡写真クラブ月例会作品(8月)

石渡写真クラブ月例会(8月)作品と講評
講評はクラブ員増田今雄講師(5常会)です。
※写真をクリックすると拡大画像で見れます。

【池田 治雄】「お勤め帰り」(善光寺)
 早朝の「お朝事」でしょうか、善光寺住職がお勤めを終えて帰るところです。日がまだ斜光で、灯ろうの長い影、撮影する自分の影が写りこみ、朝の雰囲気を写し込んでいます。抜けるような空の青と住職に随伴する朱色の傘がバランスよく印象的です。

【笠原 美敬】「2000年前の古代蓮」(木島平村稲泉寺)
 太古の眠りから目覚め、今に花を咲かせる大賀蓮。今年も見事に開いたピンクの花一点を、広がる葉の中央に配した「日の丸構図」が力強く作者の感動を伝えています。半逆光で微妙な光のトーンが、花を立体的に浮かび上がらせました。

【萱津 信子】「エメラルドグリーンの昇竜湖」(須坂市の豊岡ダム)
 ダム湖周辺の木々の緑が水面に反射、エメラルドグリーンに輝く様を表現しています。山肌のまだらな部分から落ち着かない空模様が感じ取れますが、光の当たった木々は立体的でいいです。それと、湖面が湾曲した逆Cに近いアルファベット構図が奥行き感、流れを出しています。手前にある空の映り込みもアクセントになりました。

【倉澤 利和】「静かな運動公園」(南長野オリンピックスタジアム)
  わが足元の運動公園でなく、たまには南の運動公園も新鮮ですね。長野冬季五輪の開閉会式で沸いたスタジアムの花びら模様の外壁、照明塔を少し入れ、秋色に染まる樹木と大空に流れる秋雲が印象的です。人工と自然がうまく調和した作品となりました。

【高山 三良】「私でも襖絵くらいに」(運動公園)
 足元の運動公園に咲く「ハルシャギク」というオオキンケイギクの仲間の雑草です。もともと観賞用として明治時代に日本に移入した外来種ですが、繁殖力が強く、庭先から逃げだしてあちこちで増えて繁殖するように。見た目にはきれいですが、花は悪いわけでもなく、基本的にはほかの在来の植物を駆逐してしまうところが問題視されています。 そんなことはさておき、きれいに咲く花の群落を上手に切り取って作品にし、野に咲く雑草でも襖絵にしたら・・・という思いが伝わってきます。背景の単純化した緑色、適度に散らばる花々が浮世絵風に表現されています。

<写真は引き算>
   
写真をうまくまとめるコツは「切り取り」、「引き算」です。目の前に360度広がる景色や物体の前で、自分はどこに、何に感動をしたか。それをカメラという道具を使い、写真という作品に仕上げ伝える。そのまま漠と写すと、その中に伝えたいものは含まれますが、見る人に自分の感動を伝えるまでは行きません。雑然とした中から、自分の感動(主題)を見つけ、それをいかに切り取ってまとめるかです。
     切り取りには、以前お話ししたかと思いますが、アングルやフレーミング、効果的なシャッタータイミング、絞り、光の使い方、背景処理、レンズ選択などなどが複合的に同時に行われなければなりません。
    ぼーっとしているわけに行きません。ですから写真をやると脳の活性化を促し、若さを保つ(写真県展審査員細江英公氏)と言われる所以です。
    よく目の前の物を観察、主題を見つけ、切り取る。それが写真です。

【竹内 一郎】「ソフィアとマーヤ」(自宅)
 たかがヒマワリですが、大胆な切り取りとミツバチが見る人の目に飛び込む迫力があります。望遠系でひっぱり、深度も深く花びら、雄しべ雌しべ、主題のミツバチにピントが来ています。童話の世界にちなんだタイトルも作品とうまく合い、作者の表現したいこと、見る人に訴えたいことがダイレクトに出た作品です。

【中島 弘】「寺町の朝」(飯山市) 
     飯山市の仏壇通りでしょうか、雁木造りの歩道が続く店頭の植え込みに紫や白色のキキョウが行く人に安らぎと癒しを演出。対面の家並みが遠近感を演出し、小さいがポツンといる人らしきものがアクセントになり画面を引き締めました。

【早川 球喜】「白糸のような雷滝」(高山村) 
     滝を内側から見ることができ別名「裏見の滝」と呼ばれる滝。その裏側の部分に露出を合わせ、岩盤や歩道の様子がよく分かります。その分、明るい滝の水は調子が飛び、白糸のようになりかえって面白い感じの作品になりました。右の樹木、滝、裏側と縦三分割構図でまとまっています。水の部分に露出を合わせると、暗い部分は真っ暗につぶれ、また、違った感じのものになります。

【広澤 一由】「岩に張り付く観音堂」(小諸市布引観音)
         朱色の柱の観音堂がぴたっと岸壁に張り付きその景観に圧倒されます。「右の空間の向こうに浅間山が・・・」という浅間山は残念ながら天気具合で見えません。浅間山が写りこんだ写真をどこかで見たことがありますが、有名なスポットと言っていいでしょう。「どこかで見た作品だなー」になってしまいますが、まずは、そういう写真に挑戦してみることが大切、第一歩と思います。手前の木々が赤や黄色に染まる紅葉と絡めたらぐんと引き立つと思います。

【吉池 安雄】「涼しい家」(木島平村稲泉寺)
 大胆に蓮の大きな葉を手前に、花は一輪。うまく入道雲を背景に奥行き感も出ました。ローアングルで寺の建物を葉で隠すように撮っていますが、少し下の部分をカット、上の青空を活かしたら空気感がもっと出たと思います。少し中腰になりアングルを上げ、建物をさりげなく入れて、雰囲気を盛り込んだ方がしっくり落ち着くのではと思います。タイトルにある「家」が、もっと見えてきます。

脳と体の若返り体操講座を開催

 一緒に楽しく笑いながら脳と体を鍛えましょう――。こんな呼びかけで9月4日、石渡公民館で「脳と体の若返り体操講座」が開かれました。区民約20人が参加、区長の廣澤一由さんが「健康で長生きしたいものです。しっかり学んで健康寿命を伸ばしましょう」とあいさつしました。

 講師は、フィットネスサポートセンター代表の三浦弘さん(51歳)。三浦さんは自己紹介で、家庭でも出先でも体は絶えず動かしていると話し、主な趣味は水泳でマスターズで3種目の日本記録をもっているというと、会場からは驚きの声が起きました。

 脳と体を鍛えるゲームでは、三浦さんが交互に出す赤、青、黄の板に応じて、それぞれ違う動作をいかに速く正確に反応するかなど何種類ものゲームを楽しみました。三浦さんが強調したのは「AKB48」にならって「PPK48」を目指すこと。つまりピンピンコロリへの道を進むことです。それには、足腰を鍛え、人とのかかわり(社会参加)に積極的に取り組むことが大切といいます。決して「NNK48」、つまり「ネンネンコロリ」という寝たきりのグループにならないでと話しました。

 最後に脳の前頭葉や海馬などの構造を描いて、さまざまな分野がいかに密接に関係しているか、その関係を体操や社会参加で保つことが幸せな人生を送ることになると強調しました。三浦さんの熱い話しぶりに会場は終始、笑いと汗(冷や汗)に包まれました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

「しっかり学んで健康寿命を伸ばしましょう」とあいさつする廣澤一由区長

赤や青の板を見てそれぞれ違った動作をいかに速く正確にできるか―。参加者は懸命に取り組みました

手と脚を異なるリズムに合わせて別々に動かすゲームでは、大勢がパニックになって笑いが起きました

講師の三浦さんは、黒板に脳のイラストを描き、各分野が互いに密接に関係しあっていることを説明。この関係を保つことが大切です強調しました

 

恒例の区民運動会が行われました

 残暑も和らぎトンボが飛び交う初秋、防災の日の9月1日、石渡公民館及び育成会主催による恒例の区民運動会が信大附属特別支援学校グランドで開催されました。

 各常会選手・応援団の入場、開会式、ラジオ体操の後、運動会が始まり、微笑ましく、勇壮な、力走する、チームの息の合った、和気相合い、そして楽しく、競技、アトラクション及び踊りが展開されました。

 競技等種目は
※みかさ幼稚園アトラクション
 ①かけっこ
☆②綱引き(常会連合)
※信大附属特別支援学校アトラクション
 ③幼児・区役・長寿会 玉入れ
 ④おやつをどうぞ
☆⑤リレーアラカルト
 ⑥障害物競争
☆⑦お水をいっぱい
 ⑧常会対抗リレー予選
 ⑨ミニマラソン
☆⑩常会対抗百足競争
 ⑪太公望
☆⑫ゲートボールリレー
☆常会対抗リレー決勝、
※朝陽音頭〝皆で踊ろう〝で、13競技、2アトラクション及び朝陽音頭が行われました。
☆印の競技は、得点種目で1位に5点、2位に4点、3位に3点、3点、4位に2点、5位に1点がそれぞれ賦与され、その結果、総合順位として、第1位が3常会で20点、2位及び3位が18点の同点でじゃんけんの結果、2位が1常会、3位が6常会となりました。上位はかなりの接戦になりました。最後にお愉しみ抽選会がありました。怪我や事故もなく楽しい1日を過ごすことができました。

 昼食を挟んで午後から石渡神社境内において慰労・懇親会が行われました。運動会を企画・運営いただきました役員の方々、ありがとうございました。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

みかさ幼稚園児のアトラクション

みかさ幼稚園児のマーチングバンドの演奏

1位だ! かけっこ

ゴールへまっしぐらだ! かけっこ

これは手強いぞ 綱引き

もっと踏ん張れ-! 綱引き

パパに抱っこされ、入れるぞー 玉入れ

こちらは大きな叔父さんたちだな 玉入れ

おやつめがけて突進だ おやつをどうぞ

タスキを渡すよ リレーアラカルト

前の人について網を抜けなければ 障害物競走

こっちはアンパンだ 障害物競走

せっかくここまで来たので、こぼさないで お水いっぱい

行はゆうゆう ミニマラソン

ぼくの走りかっこいいだろう ミニマラソン

足並みを揃えて 百足競争

廻るには大変だな 百足競争

真剣な顔だな 太公望

スタートダッシュ ゲートボールリレー

第1ゲート通過したかな ゲートボールリレー

なかなか通過しないな ゲートボールリレー

それーバトンタッチだ 常会対抗リレー決勝

それラストスパートだ 常会対抗リレー決勝

和やかにおどりましょう ❝皆で踊ろう❞

話のほうに夢中かな ❝皆で踊ろう❞

微笑ましい❝皆で踊ろう❞

総合第1位(3常会)カップ授与 おめでとうございます

総合第2位(1常会)カップ授与 おめでとうございます

総合第3位(6常会)カップ授与 おめでとうございます

賑やかな慰労・懇親の宴1

賑やかな慰労・懇親の宴2

 

 

 

石渡区の防災訓練が行われる。

 8月4日(日)に石渡区の防災訓練が行われました。

当日の天候は、曇りのち晴れ、暑い夏日が予想される中、午前6時に自主防災会長から区役等、常会長への一斉メールによる避難開始等の伝達で大規模地震を想定した防災訓練が開始された。参加者は、常会ごとに指定された一次避難場所へ集合、到着後、参加者名簿に氏名を記入し、その後各常会の旗を先頭に訓練時避難場所である朝陽体育館へ移動。体育館に到着後、各常会長から本部に体育館等までの避難者数、途中の道路状況等の報告が行われ、会長から体育館までの避難者147人、常会指定集合場所までの避難者152人及び途中道路等の発表がありました。

続いて、1~9常会を3グループに分け、順次入れ替わり①緊急救命訓練として、三角巾を使っての応急訓練及び簡易担架を作っての避難訓練、②AEDを使っての救命体験、③スモーク体験及び消火器を使用しての初期消火等の体験を行いました。消火器は噴射時間が、粉末で約15秒、液体で30秒又メータの付いている消火器が、レバーを放すと噴射が止まり、メータが付いていない消火器が、消火剤が終わらないと噴射が止まらない旨、又、消火の方法はピンを外し、ノズルの先端を持って、火から3~5mぐらい離れたところでレバーを握って噴射させることなどの説明がありました。

なお、消防署から①大規模地震の後に、多発的な火災が想定される。放置すると拡大し、適切な初期消火で未然に防ぐことができる。②今日の訓練はさわりで、講習会を開催しているので、希望の方は消防署に申し込み受講してほしい、③訓練に積極的に参加し、自分がやるべきこととして取り組んでほしいとの講評があり、会長からは要支援者の参加について、第一次避難場所まで16人、体育館まで3人、又隣組長等が事前にお宅へ伺い60人の安否が確認されているとの報告及び積極的に区の行事・交流の場に参加していただくなどで、お互いに知り合い、交流を深め、助け合いの輪を広げていただきたいとの挨拶があった。

【文と写真:石渡広報部長 早川球喜】

9常会第一次避難場所への集合の様子

朝陽体育館への移動の様子

朝陽体育館各常会の集合

簡易担架つくりの体験

三角巾を使った応急措置訓練

ペアを組んで三角巾の使い方を習得する

AEDの体験

胸骨圧迫(心臓マッサージ)とAEDとの連携訓練

消火器での初期消火訓練

消火器の操作の訓練

スモーク体験

煙の恐ろしさを体験

消防署による講評

廣澤一由(区長)自主防災会会長挨拶

 

石渡写真クラブ月例会作品(7月)

石渡写真クラブ月例会(7月)の作品と講評
講評はクラブ員増田今雄(5常会)講師です。

【吉池 安雄】「夏の湖」(信濃町野尻湖)
 遊覧船でしょうか、自分の乗った船のスクリューの描く軌跡、そこを横切るモーターボートをタイミングよく捉えました。岸辺から広がる湖のブルーが清涼感を表しています。

【広澤 一由】「楽しい水遊び」(石渡区内)
 
面白い場面に遭遇、すかさずレンズを向けてものにした努力が褒められます。アッと思っても、なかなか一枚の写真に残すことはできません。「そのまま、そのまま」とそーと近づく広澤さんの姿、ドキドキ感が思い浮かびます。しかもスマホとのことですが、グーと近づかないとこれだけのものは撮れないだけになおさらです。ただ、もう少し、水たまりの向こうにある車を入れるともっと臨場感が増したと思います。

【早川 球喜】「紫陽花と六地蔵」(長野市蓮台寺)
 
寺境内に咲き誇るアジサイをワイド系レンズを使い右の株をデフォルメして大きくし遠近感が出ました。左奥に花見客の人物をアクセントに入れたのもよかったですね。ただ、左手前のアスファルト部分の面積がやや多く気になります。できれば、トリミングで下と右をやや削るとアジサイがぐっと生きて見えます(トリミング写真下に)。

【中島 弘】「高原に初夏の訪れ」(妙高高原)
 
妙高山ろくの「いもり池」と思われますが、大胆に水面だけを切り取って作画しました。投影した夏を思わせる雲と青空、そして手前に睡蓮の葉とバランスよくまとめました。水面の水平に対し、睡蓮の右から左下に下がる斜めのラインが流れを創出しています。

【竹内 一郎】「朝陽を浴びて」(自宅)
 自宅庭か畑のホオズキ。タイトルにあるように、左側からの朝日が実や葉に当たり印象的です。写真は言うまでもなく光から成立しています。その光をよく観察して作品の中に生かすことが大切な要素です。光には、順光、逆光、斜光などに大別されますが、特に後者2つをうまく使いこなすことが上達の一歩です。例えば、新緑や紅葉の木々の葉がキラキラと輝いて見えるのは逆光、あるいは半逆光で撮ることです。

【高山 三良】「梅雨の彩」(自宅かいわい)
 梅雨時の代表花アジサイの多様な色に目を付けた着眼点がいいいですね。花はもともときれいなもので、誰がどう撮っても今どきのカメラ、きれいに写ります。それを見て「きれい」と言っているうちは初歩段階といっていいでしょう。そこから一歩脱却するのが写真を学ぶわれわれのしなければいけないこととクラブ員の皆さんは認識してください。例えば、アジサイなら花に着いた梅雨時の雨粒、あるいはひょっこり出てきたカタツムリ、カエルなど。花プラスαです。
 
前置きが長くなりましたが、そういう意味で、単にきれいな花を一枚で見せるのでなく、さまざまな色があることに着目し、複数を組んでまとめた点が、「一歩」前進した作品となりました。

【倉澤 利和】「待っていろよ八ヶ岳」(野辺山高原)
 
大きな望遠鏡が並ぶ近くの山稜からでしょうか、残雪の八ヶ岳、その上にちょうど形、量とも適度な雲、そして青空。実に空気感の漂う作品です。そして、夏から秋、「ぜひ登ってみたい」と意欲をそそる主峰赤岳に語りかけるようなタイトルもユニークですね。公民館長役は多忙で登れるかどうか・・・?無理は禁物ですが、いつか八ヶ岳稜線に立った作品が楽しみです。

【萱津 信子】写真①

写真②
写真③
「よみがえった弥生」(桐原、浅川扇状地遺跡群)
 まあ。よく面白い素材を見つけたもんですね。おひざ元で続いている道路工事現場で、繰り広げられていた古代、弥生時代の土器の発掘作業。そして、何とそこから出てきた土器の展示。例会には2枚出品されました(写真①・②)が、いずれも発掘現場、土器の展示と1枚だけの単写真では物足りなく、「組み写真にしたら」とアドバイスさせていただきました。その2枚をクラブ会員の高山三良さんが写真加工ソフトで2枚を1枚にうまく組んでいただきました(写真③)。
<組み写真>とは
1枚の作品は「1枚写真」もしくは「単写真」と呼びます。これに対し、複数の写真を組み合わせたものを「組み写真」といいます。ここで問題なのは、同じサイズの単写真を単純に複数並べただけでは、組み写真としての基本的な概念が違います。あくまで、一枚の規定サイズの写真(枠)の中に、複数の写真を組み合わせたものが「組み写真」です。
(以前、どこかで触れたと思いますが)あくまで四つ切りや半切、全紙など決められた単写真サイズの中に、複数の写真を組み合わせて表現、伝えたいことを盛り込む手法です。
そして、一枚の中に盛り込む写真の枚数、サイズ、レイアウトなどは自由です。自分の伝えたいテーマに沿って、より効果的な枚数、サイズ、レイアウトなどを決めます。写真以外の台紙の色も作品のうち(写真県展審査員細江英公氏談)です。
何か面倒だと思うかもしれませんが、その通り、面倒で手間暇がかかります。が、それだけに長野県の写真界の歴史では、この「組み写真」における表現が特徴と細江英公氏が絶賛しています。「単写真は単写真ならではの表現、魅力があります。しかし、組み写真は単写真では言い足りない、表現できないものを写真を組み合わせるという手法から可能にし、時には1+1がイコール2ではなく、3にも4にも、あるいはそれ以上の想像できないプラス効果を生み出す」と解説しています。
県展では、組み写真の出品はサイズ「A2サイズのスチレンボード」としています。過去、上位に入った作品の中で記憶にあるのは、自宅庭にエサ台を置いてそこに集まってくるスズメたちのさまざまな表情、しぐさなどを20枚ぐらいのサービスサイズ程度の写真を効果的に張り付けた作品。昨年の推薦は、クワガタやカブトムシが集まる「樹液酒場」。そこに集まるほかの昆虫、チョウやガ、スズメバチなどをアップ、ロング含めて組み合わせた作品でした。
ぜひ、手間暇かけて狙い定めたテーマを組み写真にし、クリエイティブな世界にも挑戦してみましょう。

【笠原 美敬】「孫の成長を祈って」(武井神社)
 右上から左下に人物の姿態を斜めにした構図が流れを創出、その流れを食い止めるように、見る人を引きつけるつぶらな瞳がポイントとなりました。視線を感じてシャッターを切ったジージの孫を思う気持ちが画面からひしひしと感じ取れます。プリント裏、あるいはデータのどこかに「撮影笠原美敬」と必ず入れて保存を。孫末代まで残る、笠原家の家族記録写真。何よりの宝です。

【池田 治雄】「薔薇とバッカリヤ」(自宅)
 バラばっかりと思いましたが、違う花バッカリヤが・・・。さまざまな花が百花繚乱とにぎやかな池田亭の庭の中で、バラとバッカリヤの2種に特化してうまくまとめました。両者のできるだけにぎやかな花の部分を天地の二分割構図でまとめ、安定感とすっきり感が出ました。境目の右に無粋なブロックがちらっと見えるのも、「隠そう」とした作者の意図がそれとなく伝わってきますが、そんなに見苦しくなくかえって自宅庭という情報を少し入れてみたといえばそれまでですね。

石渡写真クラブ月例会作品(6月)

石渡写真クラブ月例会(6月)作品
 
講評は、講師増田今雄(5常会)。5月の月例会(13日)は、クラブ初めての撮影会に飯綱、戸隠高原に行きました。

【池田 治雄】「春の訪れ」(千曲川河川敷)
 「4月末といっても、今年は北信濃の山には雪が多く残っており、朝夕は冷え込む日も何度かありました。5月連休を前にして、自転車で落合橋から村山橋に向かい千曲川堤防を散策しました。木々の芽吹きと同時に、桃の花をはじめ野沢菜、リンゴ、ナシの花がきれいに咲いていました。また、農家では畑の種まきの準備のためか、忙しそうに耕運機、農機具を使って畑を耕す姿を目にしました。写真は、遠くに雪を抱いた北信濃山ろくをバックに、カメラに収めてみました」(本人説明)。
 説明の通り、閉ざされた冬から解放の春の様子に感動した作者の思いが画面いっぱいに表現されています。自転車での撮影行脚、ゆっくりといろいろなものを探しながら、考えることができ写真を撮りながら行くには最適の乗り物です。

【笠原 美敬】「水際に咲く水芭蕉」(戸隠森林植物園)
 飯綱、戸隠方面にでかけた撮影会。牟礼のいいづなリゾートスキー場脇の水芭蕉園では、時期が遅く茂った葉だらけ。白い仏炎苞はくたびれていて見る影もなく残念でしたが、標高を上げた戸隠森林植物園のみどりケ池のほとりには、まだ凛と咲く株がありました。群落ではありませんが、池のほとりでほかの植物の間に咲き目立つミズバショウに「やっと絵になる写真が撮れた」嬉しさが感じ取れます。

【萱津 信子】「和美の桜でBGM」(高山村)
 今年も見事な花を咲かせた和美(なごみ)の桜。青空を背景に、満開の花が映え、花を愛でる音楽が聞こえてきそうな作品です。その周りには、複数のカメラマンもアクセントとしてにぎやかな春の雰囲気を助長しています。

<トリミング>
 
桜の上側と右端の下に入ってしまった腕をトリミングするかどうか迷ったようですが、本人が右をばっさり切ってトリミングしたものが写真②です。すっきりしましたが、右上の空の空きがもったいないといえばもったいなく、主題の桜がやや左寄りになってしまいました。そこで、右端にある樹木や人物を少し入れてトリミングしたのが③です。が、これもカットがやや中途半端で、このぐらいの入れ方なら、むしろカットした②の方がいいです。
 
は、元の画像を私がトリミングしてみましょう。③より、わずかですが人物や林を入れ、下のカットしたい腕ぎりぎりで線引きをしてみました=写真④。どうでしょうか?②のすっきりカットもいいですが、邪魔な腕が消えながらも、人物や樹木がもう少し入り、にぎやかさ、広がり感が出たと思います。
 
撮影した元の画像を、より効果的に仕上げるのが加工。画面の傾き、明暗、コントラスト、色調補正などを調整するわけですが、トリミングはその中でも重要なポイントです。画面の中の主題をどの位置に置くかなどいろいろと変えながら、変化を楽しむのも写真をやる醍醐味の一つです。そして、トリミングで得た感覚を撮影時のフレーミングやアングル選びに役立てることも大切です。

写真②右の邪魔な部分を全部カット。すっきりしました
写真③ 右部分を少し入れてみたカット
写真④ 講師がトリミング。③よりわずかながら右をもう少し入れてみた

【倉澤 利和】「遅かった水芭蕉」(むれ水芭蕉園)
 
撮影会の日程調整がうまくいかず遅めのミズバショウでした。が、事実は事実で、ありのままを素直に作品として出したことは評価したいと思います。写真は、その時、その瞬間、起ったことをそのまま写し取る。まさに真を写すから「写真」で、記録性は写真の大切な要素です。何を伝えたいかを明確にすることが大切で、きれいな花ばかりが多い作品群の中で、写真道の中の進むべき道の一つと思います。臆せず、主張を持った作品に乾杯!

【高山 三良】「鏡池でなくたって」(戸隠高原小鳥ケ池)
 天地真っ二つ、二分割構図で池に映る戸隠連峰を切り取りました。鏡池の方が、猫も杓子も足を運んで撮りまくりますが、負けず劣らず「鏡池とは違った趣があるんだよ」と主張する小鳥ケ池を代弁するかのような作品に仕上がりました。たまたま太陽は時折顔を出す程度でしたが、曇りの色調、渋いしっとり感がいいです。

【竹内 一郎】「さざ波の鏡池」(戸隠)
 こちらは猫も杓子も全国から集まった写真愛好家が撮る鏡池。みんな大同小異、似た写真になってしまいます。まあ、残雪の戸隠連峰と新緑、紅葉とか、自分の撮った写真を「きれいでしょう。鏡池ですよ」と自己満足的な作品を残すことを否定はしません。その点、この作品は手前のえん堤を入れ、水面右にある何だか分からない邪魔者を入れ、自由奔放に作画しています。その意味であまり見たことのない作品となったと思います。

【中島 弘】「ナニコレ」(飯綱高原)
 
撮影会でのひとコマですが、撮影会であろうと、日常の身の回りであろうと何を見つけ、感じ、それにカメラレンズを向けシャッターを切るのが写真を撮るという行為です。つまり、写真撮影の第一歩は、何を見つけるか、主題は何かです。次に、その主題をいかに見る人に伝えるかで、どういうカメラ、レンズを使ったら思うような画像になるかです。さらに、アングルやフレーミング、露出・・・などと進み、ようやくパチリ。この作品は、写真撮影の一番初期の「主題」が明確で、その思いが素直に見る人に伝わってきます。

【早川 球喜】「肩を寄り添う水芭蕉」(戸隠高原)
 
お馴染みのミズバショウで、白い苞に包まれた花は見飽きていると言えばその通りです。図鑑のカット写真は、解説文とともにその様子がよく分かるように撮ることが条件ですが、われわれが目指すところはそうではありません。いかに、自分の感じ、思いなどを盛り込むかが勝負どころです。その意味で、「肩を寄り添う」に込めた幸福感や安ど感など、このミズバショウの小群落を見た時に感じた気持ちが伝わってくる作品です。欲を言えば、一株ぐらいは、苞と花がしっかり見えているとさらにグレードアップ!

【広澤 一由】「森の水車」(白馬村・大出公園)
 
新緑と桜などの花々の彩りの組み合わせが訪れた春を表現しています。雪解け水が回す年期の入った水車がいかにも重々しく存在感たっぷりです。できれば、もっと水量が多いとよかったですが、無いものはないから仕方ないですね。しかし、そういう自分の描いたイメージの写真を追求すべく、それでは水は多くなる事はあるのか、あるとすればいつか、何時かなどなどを聞いたり調べたりし、それに近づけて再撮影するということも一歩進んだ撮影行為です。多い水をスローシャッターでぶらすと動感が出てさらに存在感が増すと思います。

【吉池 安雄】「望郷」(戸隠高原小鳥ケ池)
 画面の周辺がぼけ、独特の雰囲気を醸し出しています。タイトルとともに、何か現実の世界から引き離されたような気配を感じさせてくれます。「ぼけ」は、レンズフードとレンズの焦点距離の不適合、もしくは最近のデジタルカメラ内にある特殊効果を作画するメニューを使うと簡単にできます。天地対称や色変換などいくつかのファンクションがあります。が、現実離れした作品になりますので、多発しては「またか」になりますので注意が必要です。しかし、クリエイティブな一面も合わせ持つのが写真ですので、大いに挑戦してみてください。

 

 

 

 

 

朝陽公民館共催の第54回史跡めぐり

 6月28()朝陽住自協公民館部会・朝陽公民館共催の第54回史跡めぐりが実施されました。梅雨真っ只中ではありましたが、晴れ男の倉澤利和石渡公民館長の面目躍如 雨具を使うこともなく、バス3台総勢134(石渡からは18名が参加)で南信の名所旧蹟を訪れ楽しい一日を過ごすことができました。

 昨年の史跡めぐりは台風直撃により中止となったことから同じコースのリベンジとなり、満蒙開拓平和記念館・長岳寺水引の里お菓子の城 飯田奈良井宿を訪れました。

 満蒙開拓平和記念館は一度は行ってみたかったということで参加された方もいらっしゃいました。記念館ボランティアの方から、当時の現地での厳しい現実を歴史の流れと合わせて、映像や掲示資料をもとに説明していただきました。長野県からの開拓移民、満蒙義勇団員が全国一多く国策に協力したため、日本への引き上げに伴う犠牲者も最多だったということは、お役所に従順な県民性と農村の貧しさならではの結果だったかもしれません。説明されたボランティアの方の最後の「このような先人の犠牲を経た歴史を、無駄にしないよう今後にどのように生かしていくかを考えないといけない」とのメッセージが心に響きました。

 長岳寺は武田信玄が野田城攻めの際、病が重くなり甲斐への帰路に病死し、火葬された場所とされています。また、中国に残留した満蒙開拓団の子供、婦人の帰国にあたり尽力された山本慈照氏が住職を務められたお寺でもあります。現在の住職の方が信玄公との関わりや歴史を説明して下さり、50年程前に中央道建設にあたり現在地に移転となったそうです、阿智村在住の日本画家吉川優氏が下伊那地方の四季を描いた襖画や信玄公の供養塔等見所の多い古刹です。

 満蒙開拓平和記念館と長岳寺は隣り合って建っていますので、合わせて見学できます。今回は多人数だったため、2班に分かれ石渡は長岳寺、記念館の順で見学しました。

 奈良井宿(塩尻市:旧楢川村)は中山道木曽11宿では1番標高が高く、難所鳥居峠を控えた宿場町として発展し、町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されているそうです。宿場町をゆっくり五平餅でも食べながら木曽大橋まで歩きたかったのですが、時間制限があり早足でかけ巡らねばならなかったことが少し残念!

 帰路は雨があたり始めた高速道を姨捨の休憩を挟み長野まで一気に北上し、石渡いこいの広場から自宅までの間が唯一の雨具の出番でした。

 車中では、バスガイドさんの楽しいお話を聞きながら今回の感想、これから行ってみたい所等アンケートも行い、次回もより魅力的な史跡めぐりが期待されます。

公民館役員の皆さま、大変お世話になり、ありがとうございました。

【写真と文:通信員 笠原千代子】

定員120名を大きく上回る参加者が3台に分乗

長岳寺:信玄公との関わり等の住職の説明を傾聴

都道府県毎の開拓民、義勇軍送出数一覧長野県は突出しています

総勢18名の石渡からの参加者一同でパチリ

 

水引の里で昼食。倉澤館長 お疲れさまでした(右端)

記念館見学完了まではアルコールを控えたため、昼食会場は大盛り上がり!

作りたての名物「赤飯まんじゅう」を買い求める行列ができた風雲 お菓子の城 飯田城

奈良井宿は見所の多い落ち着いた宿場町

木曽大橋  総檜造りの太鼓橋は、橋脚を持たない橋としては日本有数の大きさを誇ります

 

公民館清掃に長寿会、出動!!

 石渡長寿会が7月2日、石渡公民館の清掃を行いました。この日は役員や会員26人が出動、公民館周辺では刈り払い機も登場して、草刈りやごみ拾いを行いました。中では会議室や台所、トイレ、天井の蛍光灯まできれいにしました。梅雨の合間を縫っての清掃で、湿度が高いため全員が汗びっしょりになって取り組んでいました。

 この作業は長寿会慣例のボランティア活動で、春には石渡神社境内の草取りなどの清掃を行っており、9月には再び石渡神社境内で行う予定です。

 終了後は全員でお茶とお菓子の反省会(慰労会)です。会長の中島弘さん(5常会)が「おつかれさまでした」とあいさつ、「会員のうち2人が米寿を迎えました。記念品を贈ります。先日の物質あっせんは合計83,200円になりました」など報告。しばらく談笑が続きました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

大勢で公民館裏の草取り。「腰が痛い」「ひざも…」など言いながらも元気に取り組んでいました

刈り払い機も2台登場。作業はグンとはかどりました

草取りの作業もほぼ終わりに近づき、ヤレヤレといった表情です

高い脚立に乗っての蛍光灯の掃除。「大丈夫?」の問いかけに「だいじょうぶだ~」の返事が返ってきました

長寿会の活動報告をする会長の中島弘さん(中央)。頑張ったのでシャツの背中はびっしょりでした

ボランティア活動に参加した長寿会の精鋭たち。気のせいか、お茶とお菓子ではなんとなく物足りない表情でした