「石渡写真クラブ」カテゴリーアーカイブ

石渡写真クラブ「4月例会写真集」

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載
*写真をクリックすると、大きく鮮明に見れます。

1.吉池 安雄

「春の臥竜公園」<須坂市>
(臥竜山と満開の桜並木を画面左に収れんさせたリズム感、手前には目の前の桜の枝を空の空間に配置、さらに浮かぶボートなどの配置バランスなどうまくまとめました。ただし、中央のボートは大きくやや強すぎて風景写真とするならば溶け込まない感じです。もう少し左、もう少し向こうにし小さくすると全体がしっくり落ち着きます。)

2.広沢 一由

「桜の小径」 <東和田運動公園>
(重厚な幹が並ぶ桜並木を望遠系で引っ張りにぎやかに表現できました。幹と桜の花の配分も思い切った切り取りで主張が見えてきます。ピントもシャープでいいです。惜しむらくは、左奥にいる人物群がやや中途半端で生きていません。桜の木の間にカーブしてゆく小路に人物配置がほしかった。)

3.早川 球喜

「春の公園にて」 <長野市昭和の森公園>
(次の中島さんの作品と同じですが、人物配置が面白い作品です。逆C形で流れを生み出している道路の上で遊ぶ2人の子ども。その右にお母さん。さらに右にもう1人の子どもがいますが、この子のブルーの衣装が木にかぶってしまい残念。もう少し存在感があると、4人の人物群像が点々とほぼ等間隔で並び、それぞれのしぐさ、動きが面白くなりました。左上にいる固まった一家族ももう少し右に寄ると目立ち、画面全体がきゅっと引き締まりました。)

4.中島 弘

「春休み」 <静岡 三保の松原>
(富士山の世界遺産の時に入るかどうか気をもませた日本三大松原の「三保の松原」。三分割構図でうまくまとめ空気感が出て、砂浜を訪れた行楽客をタイミングよく捉えています。大きく拡大してみると、いっぱいいる人物のそれぞれの動き、表情が違いを見せ楽しませてくれます。見ていて飽きない作品です。
 常に点景の人物や動物などを入れるとき、ちょっとした表情やしぐさ、動き、バランスなどに気を配ってシャッターを押しましょう。)

5.竹内 一郎 

「道 草」  <石渡区内>
(道のべに咲くオオイヌノフグリですが、よく写真で目にするのはいっぱい咲いた群落。このように、直径2~3㍉の中の花びらの雄しべ、雌しべをどアップで見せようとした心意気はぐーっ!です。しかし、もう少し雌しべか雄しべか分かりませんが「主題」にシャープさがほしかった。これだけの極小の被写体は、マイクロレンズでもまだ足りなくて小さいです。
 ベローズアタッチメント(蛇腹の装置)をボディーとレンズの間に装着し、三脚を据え、絞りを絞り込み、光線はストロボ一発。これだけの準備でいい時間を費やします。しかし、背景を考えた、キリキリとしたシャープなピントの被写体はあまり人が目にすることのない世界を見せてくれます。少しずつマスターしていきましょう。)

6.髙山三良

「みんなモニュメントⅡ」 <東和田運動公園>
(先月の「みんなモニュメント」に続く季節を変えた第二弾の意欲作。最初に見つけた人の勝ち!の斬新なアングルから、さらに今回は手前に満開のレンギョウの花をあしらい、点景人物をモニュメントの間に入れる工夫をしました。前回はそれはそれで面白く、今回はまた一味違った作品として見られます。秋、冬と違った様相が見られるかも。また、狙ってみてください。こういう狙い方を「定点観測」といいます。一つの場所を決めて、季節の違いとか通過するひと模様とか、同じ時間帯で狙うとか・・・・。どこの場所でどういう手法で撮るかがかぎです。)(訂正 前回「エニシダ」は誤りでした)

7.倉澤 利和

「五分咲きです」 <高山村・赤和観音のしだれ桜>
(右下から左上に向かい対角線に桜の樹幹をもっていった構図がいいです。そして、左の木がやや垂れ下がったところもアクセントになっています。背景の青空と雲の適度なバランスもGood!「おっ、いいね」と思いカメラを向けるとき、まず考えるのは、いいねと思った被写体を画面の中にどう配置するか、つまり構図が肝心です。次に、被写体の向こうの背景を考えてみましょう。この作品も、画面下の向こうに左から右に斜めの林のようなものがさりげなく写っていますが、これも成功です。ないと桜ばっかりでつまらないですね。ちょっとした気配りが大切です。)

8.笠原 美敬

「池で花見客を待つボート」 <須坂市の臥龍池>
(池のほとりに咲く満開の桜並木が画面左に収れんして奥行き感を創出しています。手前の出番前のボートをうまくあしらい、この瞬間の作者の感じたものがタイトルとともに描写されています。)

9.池田 治雄

「日の出と千曲川」 <村山橋 河川敷から>
(横手山の右下がりから出た日の出をタイミングよく捉えました。千曲川の川べりにある柳の木がシルエットになり、オレンジ色のトーンの中で印象的です。早起きは三文の徳。写真活動もそうです。皆さん早起きしましょう!)

(HP掲載担当 広沢 一由)

石渡写真クラブ3月例会写真集

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載
*写真をクリックすると大きく鮮明に見れます。

1.池田 治雄

「千曲川と北志賀山麓」 <屋島橋>
(千曲川の流れを逆Cのアルファベット構図でまとめ画面に流れを作り出しています。まだ、芽吹き前の枯れ葉が多い中で、岸辺の柳の芽の白いだんだら模様がいち早い春を告げています。まもなく柳の芽吹きが始まります。)

2.笠原 美敬
「北帰行の途中、羽を休めるコハクチョウ」
 <上山田温泉の千曲川>

(安曇野市方面から北へ帰るコハクチョウが一休み。やや遠いですが、外敵を避け千曲川の岸辺でゆっくりと餌を補給し休む様子が撮れています。)

3.倉澤 利和
「くじびき当たります様に」<桐原神社わら駒祭>
(縁起物のわら駒をくじ引きする光景を狙っています。祭りを象徴する大きなわら駒、くじを引く人たちの行列、祭りを取り仕切る氏子たち・・・。やや総花的な写真で、状況はよく分かりますが、くじに当たって喜ぶ人の表情とか、大きなわら駒をもっと近づいて撮るとか、氏子さんたちの元気な様子とか・・・。もっと具体的なもの絞り込んで狙うと明快な作品になります。
その場合、肖像権や神社側への許可とか面倒な手続きが伴います。合わせて、いい場面には近づいてシャッターを押さなければならず勇気、度胸が必要です。そこを一歩乗り越えることに挑戦してください。)

4.高山 三良

「みんなモニュメント」 <東和田運動公園>
(運動公園の陸上競技場内の炬火台、外にある給水塔をぴったり隣り合わせるアングルをよく探し出しましたね。おまけに、殺風景な手前にカーブミラーを配置し「道」の存在を暗に表現しています。斬新なアングルです。最初に見つけ作品にした人の勝ち!もう一回、エニシダの花が満開のころ狙ってみてください。)

5.竹内 一郎

「高岡の夜」 <富山県高岡市>
(旅先でも積極的に面白いと思ったものを写真にする意欲はいいですね。かつて松本にもあった路面電車ですが、夜のライトを浴びて反射する鉄路がどことなく郷愁を誘います。
どこへ旅しても日が昇り、沈みます。それを撮るには、朝風呂につかっている暇はなく?早起きしなければなりません。この場合は、ややぶれてしまいましたが、ぶれないコツをマスターしたり、面倒でも三脚を使うなど写真クラブ員は少し人と違う動きをしなければなりません。頑張りましょう!!)

6.中島 弘

「春探し」 <東御市海野宿>
(海野宿へロードバイクでぶらり。いい素材を見つけました。古い宿場に今年も飾られたおひな様。行楽客など通行人に見ていただく配置がユニークで、マイバイクをさりげなく置き、古さと新しさを演出したところもユニーク。バイクの代わりに往来の人物をさりげなく配置する手もあります。)

7.早川 球喜

「北信の山々」 <飯綱町>
(北信五岳の黒姫山を背景に特産のりんご畑が手前に広がりスケール満点です。上部の空は特段の雲もなくスペースが広すぎですので少し(半分ぐらい)削って、その分下のりんご畑を入れましょう。花の時期にまた挑戦してみてください。)

8.広沢 一由
「優雅に飛び発つダイサギ」<朝陽公民館北の北八幡川>
(画面いっぱいに、ピントもシャープに飛翔するダイサギの動きを見事に止めています。この手の動きのあるものは「シャッター優先モード」で高速シャッターを切ることが必須。ISO感度を少しあげる手もあります。)

9.吉池 安雄

「早春の夜明け」 <東和田運動公園>
(木立の間に日の出方向の空をうまく入れたアングルがしゃれた感じの作品となりました。焼け方が少し物足りないですが、自然現象で仕方ないですね。いつかいい焼け方をしたら逃さず撮ってください。いい素材はないかな・・・。いつも、周りをきょろきょろ?して写真にしてやろうという気配りが大切ですね。)

(HP掲載担当:広沢 一由)

石渡写真クラブ2月例会写真集

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載
*写真をクリックすると大きく鮮明に見れます。

1.吉池 安雄


「一階の軒を脅かす」(飯山市)
(二階の屋根にたんまりとたまった雪。はしごが掛ったままで雪下ろしもままならないお年寄り家庭なのか、家の中からの温もりで溶けた雪が巨大なつららを形成、高齢化社会が抱える問題を象徴しているようです。)


「早く遊びたいよう」<飯山市・雪祭り>
(飯山のかまくら村での一コマ。かまくらの横の田んぼには人工のそりのスロープがあり、早く滑りたくておねだりしている子どもの表情をうまく捉えています。背景の集落が見えますが、やや窮屈でもう少し入れてもよかった。)

 

2.広沢 一由


「躍動するコーナリング」<M-Wave タイムトライアル>
(平昌五輪前にエムウエーブで調整する日本の男子スケート陣。コーナーを回る選手をハイアングル、流し撮りで捉えています。やや前のめりの感がありますが、かえってスピード感が助長されている気がします。)


「一糸乱れぬパシュート連走」<M-Wave タイムトライアル>
(TV観戦の金メダル獲得の感動も冷めやらぬパシュート。選手は違いますが、そろった滑りをする主題を画面中央に配置した日の丸構図で、安定した画面に仕上がっています。)

 

3.早川 球喜

「仁王門ゆめ常夜灯」 <善光寺灯明まつり>
(灯明祭りでライトアップされた仁王門が幻想的に浮かび上がりました。日中は明暗の関係で見えにくい仁王像もよく分かっていいですね。三脚使用で、静止した建物に対し人がぶれて、さわさわと行き交う動き、躍動感を感じます。門の天頂部がやや左下がりなのが苦になります。)


「参道のゆめ灯り絵」<善光寺灯明まつり>
(こちらも、しっかりと三脚を使ってスローシャッターで動きのあるもののぶれと静止を対比した作品。同じくやや左下がりなので不安定なのと手前の空間が空きすぎでもったいないですね。思い切ってカットするか、ズーミングでもう少し灯ろうを画面の下ぎりぎりに持ってくるかですね。)

 

4.中島 弘

「コハクチョウの飛来」<中野市>
(中野市・小布施町の延徳田んぼに飛来したコハクチョウを望遠レンズでしっかり捉えています。田んぼの向こうの山腹や集落を背景に、野鳥にとっては大敵の送電線が危機感を誘います。)


「根気比べ」 <飯綱町霊仙寺湖>
(黒姫山、妙高山を背景にした霊仙寺湖でワカサギの穴釣りのテントがずらり。冬季はひと休みしている遊覧船を前景に、中央と右寄りにいる人物が動きとともに温もりを感じさせてくれます。)

 

5.竹内 一郎


「ブルームーン?」<自宅>
(先の皆既月食は「スーパーブルーブラッドムーン」でした。その時の月ではないとのことですが、満月をモチーフに作画したところ、画面に変なものが写りこみました。おそらく、月の光が真逆行でレンズの屈折のいたずらと思われますが、たまにはこういう“遊び”があっていいと思います。写真って楽しいなあという幅の広い心でいきましょう。)

「後は頼むね」<長野市ゴミ処理センター>
(完成間近の新しいごみ処理センターの様子を林立するクレーンで象徴的に表現した、今の時代を切り取ったニュース作品といえます。惜しむらくは、新しい煙突がクレーンに隠れてしまったのと、見え始めた新しい建物が少し削り過ぎでもう少し見えてもよかったと思います。)

 

6.高山 三良

「ツララ溶ける」<自宅>
(春の日に溶けるつららの滴をうまく使ってリズム感ある作品に仕立てました。あたかも数本のつららがあるようにした合成写真ですが、一瞬、それぞれに落ちる滴をうまいシャッタータイミングで撮ったものだと思いました。自分のイメージを見事に一枚の写真に凝縮しています。写真県展の応募には「合成」のあるなしの欄があるので、「合成」と明記を。)


「平和に」<善光寺灯明まつり>
(この作品も、まんまとだまされました。いい写真は「今まで見たことがない」、「こんな光景初めて」といったことが基準で選ばれますが、その条件にピタリ。よく見ると、上の善光寺と、下は門前町の灯ろうの上下二枚組でした。境に白線があり、だまそうという意図は毛頭あるわけではないですね。これも県展では「組み写真の部」出品ですね。)

 

7.倉澤 利和


「さあ元気よく歌おう」<長野駅東口>
(背景に横断幕があり、イベントでの一コマ。一連の流れの中で何かを感じた瞬間にシャッターを切ったと思いますが、歌が始まる前の、どことなくみんなが遠慮がちでもじもじしている雰囲気が伝わってきます。右側にいるマイクを持った女の子の声が聞こえてきそうです。)

「久々の休日」<若里公園>
(人物が小さめで、アクションも抑え気味。普通なら、「もっと人物に迫って!」、「もっと動きを大胆に!」、「表情を・・・」という評になりますが、まあ、こういう何となく雪の休日にでかけて雪遊びを楽しむ一家ののんびりとした雰囲気を捉えた作品もありかなと思います。)

 

8.笠原 美敬


「青空に浮かぶ横手山」
(重なる山並みの向こうに横手山山頂と、近くの笠ヶ岳(左)の頂上が少しだけ顔を出す。超望遠系レンズで圧縮効果を発揮した作品。朝焼けとか夕焼けの光線でピンク色に染まった瞬間だともっとグレードアップ。)

「スキー場がかすかに見える飯縄山」
(こちらも単純にぐっと引っ張り込んだ飯縄山。山ろく左にスキー場がちらりと見えますが、手前を横切る電線がかすかに映り込み苦になるといえば苦になります。先の作品とともに、右下の撮影年月日は作品プリントには不要ですので、削除してください。)

 

9.池田 治雄

「寒さに耐える野鳥達」<吉田辰巳池>
(辰巳池の冬の表情ですが、凍ったところにたたずむカモと凍らない水辺にいるカモが対比でき、面白いですね。一面の白で殺風景になりがちな手前の氷にガマの穂をあしらったところは芸術的。)

「雄大なる飯縄山」
 前月に続き飯縄山ですが、前景を球場から陸上競技場・総合体育館に変えました。点景で、どこかに人物がいるといいですね。

 

【担当:石渡写真クラブ 廣澤一由】

石渡写真クラブ1月例会写真集

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載
写真をクリックすると大きく鮮明に見れます。

1.池田 治雄

「野球場から飯縄山をゲット」 <運動公園野球場外野席>
(サブトラックや陸上競技場などはよく被写体になりますが、野球場の中で珍しいですね。この写真は主題が飯綱山かと思いますが、球場内からの写真なので、もう少し画角を下げて下の芝生などを入れ、丸い形を生かし主題を「野球場」に、遠景の添え物を飯綱山にすると表現したいものがより明確になったと思います。)

 

2.笠原 美敬


「夕日に映える富士山」 <木更津 ホテル三明>
(湖面の向こうから朝焼け?日の入り?富士山を中央に見事に焼けた雲を配して感動した様子が伝わってきます。やや、全体のトーンが暗っぽい感じなので、見た目とイメージが違ってくるかも知れませんが少し明るめに加工してみてください。)


「初詣で賑う」 <成田山新勝寺>
(初参りの神社の様子が人々の表情やしぐさから読み取れます。お参りに来た人、帰る人たちが交差し、右側には記念写真を撮るご一行。特に、手前の御夫婦でしょうか、にこやかな表情が今年一年を明るくさせてくれる予感がします。)

 

3.倉澤 利和


「お昼に何食べようか?」 <ぱていお大門>
(どこの場所?と思いきや善光寺の大門町の「ぱてぃお大門」。今や観光名所ですが、いい場所、素材を見つけ、人物配置もいいですね。タイトルともどもユニークですが、画面全体がやや左下がりに傾いているのが気になります。)


「東京見物三種神器(富士山・飛行機・船)」  <海ほたる>
 タイトル通り、富士山、飛行機、船をうまく配置したスケールのある写真となりました。

 

4.高山 三良


「イルミネ」<南長野運動公園>
(複数のイルミネーションを組み写真にまとめました。横長、四角などサイズを織り交ぜて工夫しました。露出も的確で冬の夜景にくっきりと映えています。全体にブルー系の色が目立ちますが、もっと違う色を入れるとよかったかなと思います。もっとアップものを入れ込むと違ったイメージになったかも。)


「寒くないかい?」<東和田運動公園>
(雪が積もった木の枝と上を飛翔するハトたちをうまくまとめた構図です。ハトのばらけた感じ、どんよりとした冬空のトーンもよくシンプルな作品となりました。)

 

5竹内 一郎


「まだ早かったなー」 <自宅庭>
(早くも芽を出したフキノトウに雪が覆う。春と冬が同居したものを見つけシャッターを押した努力賞。雪の適度な量と点在しているバランスもいいです。)


「私綺麗かしら」 <自宅の蟹足サボテン>
(デンマークカクタス、シャコバサボテンなどいろいろな呼び方で親しまれている冬の花です。タイトルにあるように、見た目はきれいで見事と思いますが、見た目のきれいさがそのまま写真に再現できるとは限りません。とうのは、中央部分の花が重なり過ぎてやや「ぼてー」とした感じになってしまいました。色の赤のせいではないと思いますが、もっとシンプルな部分を見つけ、背景とともにすっきりまとめるときれいな写真になったと思います。)

 

6.中島 弘


「忘れ物!」 <長野市川田>
(廃線になった河東線。さびついた線路と置き去り?にされた電車、人気の途絶えた駅舎・・・。やや薄暗いトーンで、かつて活躍した路線の今を切り取っています。いい素材に目を付けました。)


「雪を待つ里」<長野市大岡>
(北アが一望できる大岡村の撮影ポイントですが、雪のない前景と北アの白い雪が対照的で面白いです。逆に、田畑にはざかけとか稲穂などの特徴的なものがなくやや中途半端な気もします。しかし、その時の様子をそのまま写すのが写真ですので、ありのままを素直に受け止めることもありかなと思います。いっそのこと、一面雪なら雪でいいんですが。)

 

7.早川 球喜


「あるクリスマス会」 <長野市大豆島>
(お孫さんの発表会でしょうか、表情、動きをタイミングよく捉えています。子どもたちのにぎやかな歌声が聞こえてきそうです。)


「山並みを望む」 <長野市豊野町>
(空というか上の雲の部分が多く占有し過ぎなので、アングル(画角)を少し下にさげ、手前の樹木などがある前景をもう少し入れると落ち着いた構成画面になります。)

 

8.広沢一由

「今も人気な氷川丸」<横浜山下公園>
(観覧船とデッキに群がる観光客がいっぱいいて衰えない人気度が写真からうかがえます。それぞれの動き、表情も的確に捉えられています。さらに、雲のない青空は時としてただ広くブルーだけになりつまらないことが多いですが、カモメをちょうど絵に描いたように配置できたシャッタータイミングはグーッです。)

「朝日に輝く北信の山々>
(橋の上で渋滞した車からパチリ。右車線も車、車、車。朝の喧騒ぶりが画面手前の様子から読み取れます。ふと遠くに目をやるときれいな北信5岳の山々がどっしりと雄姿を見せている。手前の生活感が漂う雰囲気と悠久の大自然との対比が面白いですね。)

 

9.吉池 安雄


「2018年の日の出」 <東和田運動公園付近>
(運動公園北のどんど焼きを行った場所から日の出を撮りました。元旦の初日の出ではないそうですが、日が昇り東の空が明ける瞬間を狙いました。適度な雲が赤く染まっていますが、中心から放射状に上に出る光芒がもっと強い光だったら違う印象の作品になったと思います。)


「走り初め」 <東和田運動公園>
(雪が積もった陸上競技場で、除雪されたアンツーカを年が明け初めて走るランナーたち。手前の雪から上の青空まで横の線で段階的に奥行き感が出て、山頂付近の冬雲が寒さを助長しています。ランナーが左右に2人いますが、二分割されてしまいました。真ん中にもう一人いると落ち着いたと思います。人物配置にも気配りを。)

<担当:石渡写真クラブ 広沢一由>

石渡写真クラブ12月例会写真集

 <五十音逆順に掲載> 講評は石渡写真クラブの増田今雄講師
 作品の下に、「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に記載

1.吉池 安雄


「寒くなったねえ」<須坂市臥竜公園>
(池にカモが数羽。岸辺のカモが横を向いていますが、もっと鳥全体のまとまりとか表情とかが表現できたらよかったですね。結構、時間がかかりますが・・・。)

「入賞は逃したけれど」<須坂市臥竜公園>
(もともと観賞用展示なので、バランスよく並べてあると思います。背景のヨシズもさらに向こうの雑多なものを隠すために設けたのでやや自然感が乏しいですね。何と評価していいか迷う写真です。しかし、入賞しなかったとはいえノミネートしただけの手塩にかけて育てた菊なので、きれいですね。)

 

2.広沢 一由


「晩秋に賑わう八角三重塔」<上田 別所 安楽寺>
(紅葉や石碑などに囲まれ、反逆光が醸し出すもやっとした小春日和の雰囲気がいいですね。行楽を楽しむにぎやかな人たちの配置もいいです。)


「欅並木を走る車列」 <東和田運動公園>
(絵になる運動公園のケヤキ並木で、左側の半逆光の並木と右側の順光の並木が対照的で面白いです。ただし、もともと街路樹は通行する人たちが鑑賞するためのものなので、タイトルは「車列」の体言止めではなく、もっと作品に合った感じのものにしたほうがいいと思います。

 

3.早川 球喜


「冬のイルミネーション」 <長野市北長池>
(闇夜に浮かぶイルミネーションですが、右上から左下に斜めになった構図が流れを生み出しています。中央にシルエットになった1人の人物もアクセントとなりました。)


「雨のイルミネーション」 <長野市北長池>
(全体がぶれてしまいました。三脚を立てても、蹴飛ばしたり、やや長時間露光になるとカメラぶれも生じます。シャッターを切るにはレリーズを使うことと、測光もマルチパターン、中央重点、スポットとありますが、この場合は明るいところに合わせた中央重点かスポットで。)

 

4.中島 弘


「おじゃましました」 <自宅>
(自宅庭に訪問したダイサギの飛び立つ瞬間を見事に捉えました。背景の庭木群に羽の白色が映え、本来川などの水辺にいる野鳥ですが場違いな感じが意表をついた感じで目を引きます。)


「初冠雪」<木島平村>
(手前に収穫の終わった田んぼ、向こうの峰々にやってきた冬将軍。そして雪を降らせたどんよりとした曇り空と三段構図が奥行き感を表出しています。山腹にたなびいた一筋の雲(霧)もアクセントになりました。)

 

5.竹内 一郎


「永遠の愛」<山茶花の花言葉ピンク>
(光線状態もよく立体感がでてボリュームたっぷりに撮れました。日の丸構図でど真ん中に主題の花を置き安定感がでましたが、花をやや右寄りにすると少ししゃれた感じになります。いろいろな配置で撮って見ましょう。)


「金の成る木の使者」<自宅>
 (花、つぼみともバランスよく配置がいいですね。ピントもシャープです。背景も花に比べるとそんなに明るくなく沈み、主題の花を引き立てています。この種の写真を含め、どんな作品でも常に背景をどう処理するかが鍵です。)

 

6.髙山 三良

「秋の終り」 <東和田運動公園>
(ケヤキの葉が歩道に散らばり、左や右奥にはまだ葉をつけた樹木が囲むようにありすっかり秋深い風情が表現できました。一人家路を急ぐ少女がポイントで、この場の雰囲気には後姿がぴったりです。)


「秋空のもと」<東和田運動公園>
(つるべ落としの秋の夕暮れ。野球を練習する子どもたちを配し、広々とした青空と浮かぶ雲が空気感たっぷりに表現できました。フェンス際に並ぶプラタナスの黄色がリズム感をもったポイントとなりました。)

 

7.倉澤 利和


「一人で頑張るのだ」 <小布施総合公園>
(水辺や水面にいることが普通のカモですが、なぜ陸に上がり一生懸命歩いているのでしょうか。そんな疑問を持ちながらシャッターを押した作者の気持ちが伝わってきます。右足に絡みつく落ち葉もいいシャッターチャンスで捉えました。手前、背景のぼけ具合も望遠レンズの特徴を使い、主題を引き立てました。)


「何か文句ありますか?」 <小布施総合公園>
(たくさんいるコイの中で、1匹のコイに感じた作者の感情がこの作品からも読み取れます。感じたものを画面中央に配置し、ほかのコイを廃し単純化。目の前にある被写体に何かを感じ、そしゃくし、何とか写真に(作品に)仕立て上げようとしている努力が素晴らしい。)

 

8.笠原 美敬


「田んぼにたたずむ田毎観音」 <姨捨>
 (姥捨の棚田かいわいで見かける石碑。稲が実る田の脇で一本の樹木に守られるようにたたずむ観音が信州ならではの風情を醸し出しています。手前にある太陽光発電灯も現代的で今の世相を盛り込んでいます。決して邪魔者扱いしないでください。今度は、その光に浮かび上がる観音、背景の田、市街地の夜景に挑戦してみましょう。)


「荒砥城より千曲川を望む」<上山田>
(旧戸倉、上山田の温泉街をはさむように流れる千曲川を斜めに構成し流動感が出ました。さらに手前の林、向こうの峰々が主題を囲むようになりスケール満点に描かれました。)

 

9.池田 治雄


「七五三で賑う金龍寺境内」<群馬県>
(七五三のショットですが、何組かが重ならずいい配置です。ただ、神社の方が強い感じで、人物は添え物になってしまいました。むしろ逆で、神社は背景のどこかにチラッとそれとなくある程度で、人物の動きを中心にまとめた方が「人物中心」の狙いが明確になったと思います。)


「りんごの代りに柿が豊作!」 <東和田の民家隣り>
(収穫をしない柿があちこちで見られる昨今ですが、いい雲とひっかけて捉えました。ほかの雑物を廃し大胆にたわわに実る柿の木をいい光線でボリュームたっぷりに表現できました。柿の実をつつく野鳥がいるとアクセントになりました。)

【担当:石渡写真クラブ 広澤一由】

石渡写真クラブ11月例会写真集

五十音逆順に掲載。講評は石渡写真クラブ増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載

 

【池田 治雄】

「真赤に映えるナナカマド」<吉田5丁目民家庭先>
(ナナカマドの真っ赤な紅葉を街中でよく見つけました。やや見上げ、上部が湾曲し垂れ下がっている樹形をバランスよく捉えています。向こうにある樹木、左にある民家などをさりげなく入れて深山のナナカマドではない状況説明もいいです)

「軒先に吊るした干し柿」<吉田5丁目民家軒先>
(干した人が読むと怒られるかもしれませんが、柿を整然と等間隔で吊るしたとは思いますが、写真のマジックでしょうか、ばらばらと見えるところ、アンバランスなところが面白いですね。鳥よけの網も無造作なのがいい。作者の素材の発見の勝ち!)

 

【笠原 美敬】

「 綺麗だなー」<若穂清水寺>
(見事に染まった紅葉を切り取りました。左右シンメトリックに構成し、点景人物の配置、大きさ、動きなどもいいです。やや上が窮屈なので、少し上を入れ、その分下をカットすると安定感が増します)

「 清水寺は雄大だ!」<若穂清水寺>
(同じ寺ですが、こちらは一本のカエデの紅葉を周辺のお寺の雰囲気を入れながらほぼ真ん中に配置、見る人の目をそこに誘導する強さがあります。さらに、周辺の囲まれた山が奥行き感を出しています。参道あたりに点景人物がほしかった)

 

【萱津 信子】

「静かな秋」<上高地>
(上高地の田代池ですね。私もこの一週間後に行きましたが、ここは散策路がどんづまりで、前にも左右にも行けず誰もが同じアングルで撮る光景です。でも、行ったことのない人がほとんどですので、気にしないで臆せずシャッターを切りましょう。向こうの山の上に霧がまいているので、もう少し稜線の上を入れましょう)

「梓川の清流」<上高地>
(この作品も、やはり上をもう少し入れてせっかくの霧の雰囲気を盛り込みましょう。下の石ころまで透けて見える清水が流れる梓川の迫力は十分です。左上のケショウヤナギでしょうか、枝がやや小さめです。もう少し入れるか、思い切って入れないとすっきりするかも知れません)

 

【倉沢 利和】

「最近子育てはどお?」<大町市霊松寺>
(「葉についた銀杏を拾うと幸福に・・・」で知られ、拾う人々の中でいいショットをものにしました。いいところに気がついた感性が表れた作品です。よく見ると、赤ちゃんの足がにゅっと二人のお母さんのお腹の脇から出ている。ここを強調してうまくまとめるとコンテストでも上位に食い込んだ素材です。臆せずレンズを向けてシャッターを押した努力賞!!)

「みくりが池」<立山町室堂>
(初雪を抱いた立山三山を背景に、池が静かにたたずむ初冬の作品。雲も何にもない青空は空気感があっていいですが、やや多いのでカット。それと、下の人工物は「ミク」の文字の片鱗が見えますが、作品として撮るなら必要なし。思い切って看板の手前まで近づいてはずすか、アングルを工夫してハイマツに隠すか。それにしても余計なものをこんないい風景の中に立てたものですね)

 

【高山 三良】

「鏡」<戸隠>
(戸隠高原の鏡池。いい紅葉と秋雲に恵まれました。四つ切り、半切、全紙など写真の企画サイズがほぼ四角に対し、パノラマに仕立て上げたことが違った感じ、新鮮な感じの作品に見えます)

「彩の朝」<運動公園>
(運動公園のケヤキ並木の紅葉を斜めのラインでまとめ流れを創出しました。朝の通勤の慌しい雰囲気も盛り込まれています。少し酷評となりますが、中央の自転車の男性はやや全体の雰囲気に不釣合いかなと思います。右向こうの、3匹の犬を連れた散歩の人物をあしらった方が周りの雰囲気にマッチしたのではと思います)

 

【竹内 一郎】

「笑い過ぎて」<自宅庭>
(自宅のザクロの実。熟してぱっくり口を開けたところが、人が笑いこけて口を開けたように見えたのでしょう。それにしても何と不ぞろい?な歯並び。「ワハハ・・・」と笑い声が聞こえてきそうな、また、見る人が思わず笑ってしまうユーモラスな作品です)

「遅咲きのバラ」<自宅庭>
(中心部にきちんと合ったフォーカス(ピント)。外に向かってぼけていき、静物写真としては成功です。が、タイトルにあるように、「遅咲き」というところをどこかに盛り込むとよかったと思います。例えば、花の周辺のぼけている背景に何か秋や初冬の色をあしらうとか・・・)

 

【中島 弘】

「小春日和」<長野市信級>
(やや盛りを過ぎたコスモスですが、逆光に浮かび上がらせ秋の柔らかな日差しが表現できました。左下の2輪にフォーカスを置き、後はぼかしたレンズ選択、絞りの使い方も適切です。ただ左上のスペースが単調。何かあったらよかったですね。トンボとか?)

「待ち人未だ来たらず」<聖湖>
(のんびりと釣りをする人が3人。時を忘れさせてくれるような作品です。人の動きもないところがそのことを助長しています。釣り場の曲がりくねった感じも自然の風景と溶け込み、右上の紅葉をアクセントに入れた工夫もいいです)

 

【早川 球喜】

「初冬の日向ぼっこ」<上田市>
(水面に投影したカモ。よく見ると二羽で、右下は石ですが、何か三羽いるように見えるところが面白いですね。カモが石を真似して丸まっているのか、石がカモの真似をして・・・?揺らいだ波紋もいい感じで、いい素材をいいシャッターチャンスで捉えました)

「晩秋の散策」<上田市>
(ハイアングルで迫りました。下に道があり人もいますが、よく見ないと分かりづらいです。邪魔な枝を切ってしまうわけにもいきませんし・・・。どうやっても、どうしようもない“箸にも棒にも”的な素材はあるものです。でも、何とかしよう、作品に仕立てようとあきらめないことも大切です)

 

【広澤 一由】

「ひと時の絶景」<白馬八方池>
(白馬三山を中央に、山腹に流れる雲、空の左側だけにある雲、目の前の絶景を楽しむ人、人、人・・・。そして、池を入れた絶景をパチリと撮る廣澤さんも、正に「ひと時の絶景」)

「山上の賑わい」<白馬八方池>
(よく見ると中高年が多い感じですが、家族連れ、カップルなど山を親しむ人たちの群像を捉えています。雄大な岸壁を大胆に入れた三分割構図で迫力満点)

 

【吉池 安雄】

「霜月の朝の雲」<運動公園>
( 朝の長い日差しがありますが、やや下の部分がアンダーな色調で重い感じがします。暗いので余計そう感じるかも知れませんが、主題が雲だとすると思い切って下をもう少しカットするともっと明るいイメージになったかも知れません)

「夕焼けを追っかける飛行機」<運動公園>
(だんだんと下火になり遠くなってゆく夕焼け。たまたま運よく飛行機が通過。しかも飛行機雲が左上から斜めの構図に、しかもその一端が赤く染まるというラッキーな瞬間に恵まれました。そこをすかさずシャッターを切った、構図を決めまとめたところがすごいです。「いつも何かないかなー」と観察して世の中を見つめている証拠ですね。感服!)

 

【掲示担当:石渡写真クラブ 廣澤一由】

石渡写真クラブ10月例会(文化祭出展)

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載
.吉池 保雄   (2点)


「豊穣の秋」 <南堀>
(たわわに稲穂を垂れ、刈り取りを迎えた田んぼが広がっています。ぽっかりと雲が浮かび、昔も今も変わらない秋の光景に悠久の時の流れを感じさせてくれます。)


「わらび狩り」 <木島平村>=6月月例会作品
(雄大に広がるスキーゲレンデと向こうに丘陵、雲を従えた空とスケール満点の作品です。ワラビを採る2人の人物が点景となり、自然の大きさを比較する対象物となりました。)

2.広沢 一由(2点)

「梓川の清流」<上高地>
(梓川本流に注ぐ支流、岳沢湿原の中をとうとうと流れるゆったり感が心を癒してくれます。水草や周りの古木がアクセントとなりました。)

「お花畑と下界」<白馬岩岳>=9月月例会作品
(俯瞰したアングルがいいですね。下がってゆくユリ畑の下の丘陵に広がる水田や畑・・・。すべてを共にした人々が暮らす生活圏が続く。大きなスケールが出た作品となりました。)

3.早川 球喜(2点)

「夜の駅」 <野駅善光寺口>
(善光寺を模した長野五輪のころの駅舎から近代的になった長野駅を夜景で表現しています。さまざまな光が交錯し、今の県都の現代的な玄関口の様子を捉えています。長い年月が経過すると貴重な記録写真となります。)

「夜景」 <城山公園>
(いかにも周りが緑で囲まれた自然豊かな善光寺平ということがよく分かる作品です。左上の枝はもっと入れるとボリューム感が出て、さらに“囲まれた”感じが増します。)

.中島 弘(2点)

「まっすぐ」 <妙高市)>
(自然が創り出した造形を主題に作画しました。雪の重みに耐え長い間かかって成長してきた樹木に感動した作者の気持ちが伝わってきます。大胆に根元から曲がった幹、広がる枝をほぼ中央にまとめ安定感が出ました。)

「不帰キレット」 <唐松岳>
(岩の尾根が続く不帰の剣を唐松岳から撮影。幸運にもいい雲が谷間に出現し、北ア前岳の稜線の雰囲気を盛り立てています。)

5.竹内 一郎 (2点)

「キノコが撮れた」 <飯縄山中>
(ナラタケでしょうか、群生するキノコを主題にまとめました。下から見上げたローアングルで、「採る」前にまず一枚を「撮った」ところが写真を目指す心意気が感じられ素晴らしいです。古木の根に発見した作者の気持ちが伝わってきます。)

「秋の訪れ」<若槻大通り沿い>
(運転中にでも見つけたのでしょうか、真っ赤な彼岸花。群落を全部入れず、この作品も思い切ってローアングルで手前の花を空に浮かし、その間から向こうに続く株をあしらっています。アップで小さな世界ながら奥行き感(遠近感)が出ました。)

6.田川 晴琉 (2点)

「走りゆく蒸気」(飯山駅)=信濃毎日新聞社第172回課題写真コンクール・「高校生以下の部」二席  昨年の秋、飯山線を走ったSLを飯山駅で撮影。だいたいの“鉄ちゃん”作品は列車全体を入れたものが多いですが、感動した「蒸気」に特化して大胆に撮ったところが評価されました。運転席には機関士の手しか見えませんが、顔や表情が見えるともっと上位に食い込んだ作品です。

「迫る石の旋律」 <福井県東尋坊>
(どこから撮ったのか?ドローン?こちら側にぐるっと回り込んだ岩壁があるのか、何とも不思議な作品です。そのまま縦位置だと下の船がぎりぎり切れてしまうので、斜めに傾けて船を入れたアングルが逆に面白いです。いろいろなことを想像させる一枚です。)

7.高山 三良 (2点)

「夕暮れ時」 <運動公園サブトラック>
(先月に続き、夕暮れの運動公園の夕暮れを素材に再挑戦。前回より放射状に広がる秋の雲をタイミング良く大胆に切り取りました。一見、モノクロのようですが、よーく見ると下のサブトラックの照明がカラーで、陸上の練習する人物がいます。「つるべ落とし」の秋の夕暮れの表情を的確に表現できました。)

「山門から」 <善光寺>=9月月例会作品
(盆踊りの舞台に集まる提灯が放射状に並び、その向こうに善光寺本堂。踊り手は動くのでぶれて動感を表していいですが、提灯が全体にぶれた感じになってしまい残念。風が強かったですか?山門からのハイアングルであまり見たことのない作品だけに、来季再挑戦してみてください。)

8.倉澤 利和 (2点)

「夫婦仲良くいつまでも」 <若穂清水寺>=5月月例会作品
(紅葉の時期は多くの人、カメラマンが訪れますが、あえて別の季節に足を運んだことで違う清水寺の表情が表現できました。適度な木漏れ日が新緑の季節の雰囲気を醸し出しています。)

「人々はどこに?」 <石渡地区のどん度焼き>=1月月例会作品
(石渡地区のどんど焼き。燃え盛るこの瞬間には、餅やだんごを焼くのを待つ区民が200人超はいましたが、人っ子一人いない不思議な光景として捉え何かを訴えているような気がする作品です。ひたすら区民の本年の無病息災、ご安泰などの願いを込め御身を燃やすだるまが印象的です。)

9.萱津 信子 (2点)

「見事な七色カエデ」<池田町>=1月月例会作品(2点のうちの1点)
(著名な池田町のカエデ。地面の微妙な傾きと鑑賞に訪れた人々の配置がいいです。主題のカエデを「日の丸構図」で画面の中央に配置し印象深い作品になりました。)

「黄金色のじゅうたん」 <吉田の大イチョ>=昨年12月月例会作品
(吉田の大イチョウの木の下の方だけを切り取り、社の屋根や地面いっぱいに落ち葉を入れ、大胆なフレーミングでまとめました。周りの民家も、イチョウの木がある状況を説明するのに役立っています。)

10.笠原 美敬 (2点)

「漁村の夜明け」<北海道利尻島>
(夜から昼へ。日の出の瞬間をいい雰囲気で捉えました。薄暗い海岸に小屋や重機などが静かにたたずみ、夜明けとともに操業に繰り出す船。その軌跡が躍動感、生命力を表現しています。 )

「お遍路さん」<四国霊場8番 熊谷寺>
(お寺に向かうお遍路さんの力強い足のステップが印象的です。金剛杖をぐいと後ろにつき、前へ踏み出した足が着地した瞬間を捉えています。)

11.池田 治雄 (2点)

「春夏秋冬」<石渡八幡神社>
(それぞれの季節に足を運び、同じアングルで同じ桜の木を撮影して季節の移ろいを表現した労作です。違う時点を一同に並べ時の流れを感じてもらう写真ならではの世界を創り上げていま。)

「日光浴」 <地獄谷野猿公苑>
(サブタイトルに「夫婦愛」とあるように、のんびりと毛づくろいをする2匹の猿。中むつまじい表情に感じ入った作者の気持ちが伝わってきます。)

【担当:石渡写真クラブ 廣澤一由】

石渡写真クラブ9月例会写真集

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブの増田今雄講師
作品の下に、「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に記載

1.池田 治雄(2点)

「どうか、お願いします!」 <善光寺大勧進 前池>
(仏教と関わりの深いハス。汚い泥の中からきれいな花を咲かせ、やがて結実。実は悟りの世界を意味するといわれます。その“悟り”が葉の間から垣間見え、大きなお椀状の葉の中心にはお賽銭が・・・。人はいませんが、人の想いを感じさせる作品です。)

「朝日と共に、山の中に月が!」 <長野運動公園>
(尼飾り山でしょうか、日が昇る瞬間を美しく捉えました。山並みはシルエットですが、向こうの黒っぽい重厚な雲と手前に迫ってくる陽に染まった2種類の雲が効果的に配置されています。まだ、眠りの中の街の中に輝く2、3の屋根も雰囲気を助長しています。)

2.笠原 美敬(2点)

「年よりも頑張っています!」 <Mウェーブ>
(身近な催しを自分も参加しながら作品作りに挑戦、意欲を感じます。ボールをのけぞって渡す「腰伸ばし?」ゲームの一瞬を止めています。欲をいえば、目線位置なので、いすとかミニ脚立を使い少しだけでもハイアングルだと2列目、3列目の人たちも入ってにぎやかさや奥行きが出ました。

「一輪ずつ咲き誇るハイビスカス」 <自宅>
(「やっと私の番」と真っ赤な一輪の花をモチーフに作画しました。鉢植え、自宅という状況ですが、背景もさりげなくその雰囲気を醸し出し、作者の一輪に寄せる想いが伝わってきます。

3.萱津 信子(3点)

「長閑な里山風景」 <飯綱町>
(丘陵が広がる里山をスケールいっぱいに表現しています。水田が多くを閉める中で点景に入れたソバ畑の花の白色がアクセントになりました。点在する集落と霞んでいますが向こうに見える山も長閑(のどか)さを感じさせてくれます。)

「よこ亭のソバになります」 <飯綱町>
(ソバ畑の花が主題です。数本が抜き出るように咲いていますが、もっと大胆に空に浮かすとか、向こうの山をうまく配置すると印象が違ってきます。)

「つまんないな~」 <自宅庭にて>
(のんびりと体を休めている愛犬の想いを代弁した作品。長年培った主とワンちゃんとの信頼、親近感などが感じ取れます。)

4.倉澤 利和(2点)

「雲海の向こうに白馬山」 <北安曇郡白馬村>
(素晴らしい雲海に出会えた感激がそのまま作品に盛り込まれました。白馬三山を中心に広がる峰々が雄大なパノラマとなりました。上の空の雲がややアクセントに欠けるので、雲の部分を半分くらいカットし横長にトリミング「パノラマ写真」にしてみましょう。)

「百日紅の丘」 <長野市若穂保科>
(本数が多くある百日紅(サルスベリ)の中で、紅白のバランスのいい素材を見つけてまとめています。背景の里山のこんもりとした山の配置もいいです。行楽客など人物を点景に入れると感じが変わった作品になったかも知れません。)

5.高山 三良(3点)

「〇雲」 <長野運動公園>
(夕暮れの秋空でしょうか、放射状に広がる秋の雲を適切な露出で迫っています。中央にある車をアンダーな露出でシルエットにし隠し、さらにエノコログサを数本、空に浮かせて秋の風情をさりげなくアクセントとして入れ画面をキュッと引き締めています。)

「山門から」 <善光寺>
(盆踊りの舞台に集まる提灯が放射状に並び、その向こうに善光寺本堂。踊り手は動くのでぶれて動感を表していいですが、提灯が全体にぶれた感じになってしまい残念。風が強かったですか?山門からのハイアングルであまり見たことのない作品だけに、来季再挑戦してみてください。)

「真剣!」 <区運動会>
(区の運動会。主題を「スタート」に絞って意欲的に作品作りをしています。 かけっこ、ミニマラソン、常会対抗リレーなどのスタートを切り取り、組み写真にまとめました。よく見ると各人各様のスタートがあり、面白く見させてくれる作品です。)

6.中島 弘(2点)

「重ねた風雪」 <唐松岳>
(自然が創り出した造形を主題に作画しました。雪の重みに耐え長い間かかって成長してきた樹木に感動した作者の気持ちが伝わってきます。大胆に根元から曲がった幹、広がる枝をほぼ中央にまとめ安定感が出ました。)

「晩夏に咲く」 <木島平村>
(素材はコスモスですが、花の散らばり方のいい株を選び、ほぼ半円形にまとめ、さらに向こうの雲も同じような形になりました。さらに向こうの雲が遠近感を表現しています。)

7.早川 球喜(2点)

「蓮池より山門を望む」 <善光寺>
(善光寺大勧進の放生池のハス。一時、カメの食害で激減したものの、見事、再生した大賀ハスですが、前出の池田さんの作品はぎゅっと主題を絞ったものですが、ハス全景と背景の山門が威容を誇っているように見えます。画面全体がやや左下がり、左上の角にあるぼやっとしたものが苦になります。)

「城山よりの遠望」 <長野市城山>
(いかにも周りが緑で囲まれた自然豊かな善光寺平ということがよく分かる作品です。左上の枝の部分はもっと入れるとボリューム感が出て、さらに“囲まれた”感じが増します。)

8.広沢 一由(3点)

「お花畑と下界」 <白馬岩岳>
(俯瞰したアングルがいいですね。下がってゆくユリ畑の下の丘陵に広がる水田や畑・・・。すべてを共生する人々が暮らす生活圏が続く。非常にスケールが出た作品となりました。)

「ハンモックの姉妹」 <白馬岩岳>
(2人の少女、姉妹がハンモックの中でスマホでしょうか、何かを一心にいじくっている。昔から営々と続くキャンプの中に、最新の文明の利器が重なり「今」を切り取っています。できれば、もう少しスマホが分かるといいですね。手前のぼけた草も花か何かだったらもっといいですね。(咲いてないもの、無理ですよね)。)

「霧の金角湾と黄金橋」 <ウラジオストク>
(橋と港湾の外国の町が霧に煙り、斜長橋の上も隠れてしまっています。S字に曲がる道が流れを作りだし、霧の雰囲気を伝える調子もいい感じです。)

9.吉池 安雄(2点)

「秋の久尾」 <運動公園>
(お馴染のフィールド、運動公園陸上競技場をモチーフに秋の雲を表現しています。主題の空、雲の露出がややハイキ―で残念。主題の空以外はアンダーにしてつぶしてもいいので、空の測光に合わせる工夫してみてください。)

「秋の夕暮れ」 <運動公園>
こちらの作品は、主題の雲の露出を測り、明確な作品となりました。看板や電柱がシルエットになりましたが、照明が当たりそれぞれの内容が読み取れるとさりげなく歴史を盛り込んだ作品になったかもしれませんね。)

(HP掲載担当:広沢一由)

平成29年8月月例写真

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師

作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載

1.吉池 安雄(2点)

「祭り」 (ねぶた展示場:青森市)
(講評:出番前の倉庫でしょうか、勇壮なねぶたの大きなはりぼてを背景に記念写真を撮るところをパチリ。踊り手とその家族か知人たちでしょう、Vサインで納まり、これから始まるお祭りの雰囲気を楽しもうという高揚した気持ちが伝わってきます。手前のカメラマンの編み笠のカラフルさも主題を助長しています。)

「虫たちの会話」 (自宅) 
(講評: くいの先端に静止するカミキリムシ。その左下にアシナガバチ。小さな生き物をよく見つけ、写真に収めようとしたことが素晴らしいです。そして、そこに虫たちが話を交わすように感じたツーショット、タイトルもいいですね。いろいろなことを想像させてくれる1枚です。)

2.広沢 一由(2点)

「アムール河に沈む夕陽」<ハバロフスク:アムール河展望台>
(講評:川面に沈む夕景をきれいにまとめました。できれば、もう少しアングルを高くして夕日の筋を長くするのと、人物をもう少し左に寄せ、もうひと回り小さくするとスケール感がもっと出ました。)

「噴水で遊ぶ少女」 <ハバロフスク:レーニン広場>
(講評:少女が交差する瞬間、それぞれが泡を手にしたり、ボールに向かうアクションも明確でいいです。惜しむらくは、右奥も噴水だそうですが、ややスケール感に欠けるので、右に寄り(自分が)左にある噴水を思い切って多く取り入れた背景にすると主題にぴったりの構図になりました。)

3.早川 球喜(2点)

「我が家のインパチェンス・ベコニア」 <自宅>
(講評:赤い花が数輪ありますが、ほぼ平面に並ぶので、写真に“味”というかアクセントが出てきません。もう少し並ぶ花びらを前後のものを探すか、絞りを工夫してどれか一輪にピントを合わせ、後はぼかすなどの工夫を。

「夜景」 <JR長野駅前>
(講評: 長野駅前の夜景を表現しています。三脚を立て、通り過ぎる車を流し撮りにして流動感を出すことに挑戦。どのくらいシャッターを開けるか、絞りはどのくらいかなど露出決定に苦労したことと思います。車の赤いバックランプがきれいに出ました。)

4.中島 弘(3点)

「避暑の飛翔」 <千曲川>
(講評: ゴイサギかササゴイかと思われますが、真っ青な空を飛翔する姿をシャープに捉えました。ピントがいいのでもう少しアップに、粒子の荒れが目立つぎりぎりぐらいまでトリミングしてみましょう。そして、いつか飛翔にプラス“何か”アクションを付加したショットに挑戦してみましょう。)

「ブナの出迎え」 <妙高市>          
(講評: 登り始めと思われる光景ですが、大きなブナの木を画面の大半に取り入れ、右下に登山者の列を適度な大きさで(小さめ)あしらい、登山口付近の山の状況がスケール感をもって迫ります。

「渓流の涼」 <妙高市>
(講評: 渓流の流れをスローシャッターで、流れ落ちて向かって左に向きを変える水の流れを表現しています。できれば、もう少しローアングルにして奥の流れを入れること、たち位置を少し左にずらし左の柳の枝をもう少し入れること、画角を広めにして上の柳の葉の幹を(あったら)入れること・・・。さらにグレードアップ。)

5.髙山 三良(2点)

「ねぐらへ時間調整」 <自宅裏>
(講評: ムクドリの大群が集まる夕暮れ時。ここ(高山家)で、いったん終結し、まとまって西南方向(権堂、鍋屋田、?)へと飛び立つ。そんな現象に気がつき、大群、集結、飛び立つの3枚の組写真でまとめています。大きな写真でにぎやかさと飛び立つ鳥をぶらして動感が表現できました。)

「朝日に輝く」 <東和田運動公園>
(講評: エノコログサの群落ですが、逆光をうまく使い、穂の立体感が出ました。嫌われ者の雑草とはいえ、これも命のひとつ。存在感ある作品として撮ってもらいさぞかし喜んでいることでしょう。そう見えます。)

6.倉澤 利和(3点)

「バッタ(本物みたい)」 <自宅>
(講評:自然素材を使った手作りのキリギリスでしょうか、止まったススキの葉を斜めに配した構図、「斜め構図」が効果的です。すだれでしょうか背景をぼかしたところも主題を浮かび上がらせています。左上のススキは中途半端なので、もう少しとまっている葉と同じラインにして大胆に入れてください。)

「山小屋」 <妙高市>
(講評:これも人工物ですが、見上げた超ローアングルが斬新なイメージの写真となりました。屋根の上部を支えるがっしりとした柱も印象的です。天窓のブルーもアクセントとなっています。ブルーの中に、飛行機雲とか鳥とか、はたまた星空・・・さらにグレードアップ。)

「火打山」 <妙高市火打山>
(講評:こちらは大自然。火打山でしょうか、妙高でしょうか。山頂の池塘をあしらった作品で、水面に連山の山容を映しこみ、静止した様子に山の静寂さが伝わってきます。やや左下がりの感じがしますが・・・。)

7.萱津 信子(2点)

「飯縄山と対峙」 <大座法師池>
(講評: 大座法師池と飯縄山を素材にまとめています。水面だけだと単調になり、手前の手すりを入れて作画したところがポイントとなりました。人工物をあえて入れ、「いっそのこと」?とウオーキングポールまでも入れたところは“人くささ”を感じさせてくれます。普通は、風景写真としては邪魔なので入れません。)

「緑 陰」  <大座法師池>
(講評: 並んだ3本の樹木を主題に、池の水面とうまくマッチングさせています。3本から出た枝の張り方も見事で、グリーンの発色もいいですね。ただ、タイトルにあるように「陰」の部分が少し物足りなく、もう少し下にこの倍くらいの陰があるともっと安定感が増し、主題通りの作品に仕上がったと思います。)

8.笠原 美敬(2点)

「水面を渡る冷風」 <須坂市臥龍池> 
(講評: あずまやが佇み、誰もいない光景です。誰もいない場合は、画面全体を引いて点景にボートを入れるとか、水面がさざ波だつとか、水鳥がいるとかのアクセントが欲しいところ。あずまやに家族連れなどの人物を配置するとぐっと画面が引き締まります。)

「静寂の弁天橋」  <須坂市臥龍池>
(講評: 赤の橋を印象的に捉えています。手前の水草の群落と左のアジサイの花が彩を添えていい感じにまとめています。この作品も、できれば橋の下の水面にカモかなんかがいるとか、橋の上を家族連れが通るとかするとアクセントができ、写真がぐんとグレードアップ。そうした場合でも「静寂」さは、変わりません。)

9.池田 治雄(組3点)


「真夏の花」 <スーパー デリシア店周辺民家>
(講評:ノウゼンカヅラ、ヒマワリ、ネムノキの夏の花をテーマに撮影。それぞれが、暑さの中、暑さにめげず元気よく咲いている様を、ほぼセミロングでにぎやかに画角設定をしています。講義でも「アップの方がいいか迷った」とのことですが、アップですと花の形や様子はよくわかりますが図鑑的な写真となってしまいつまらないと思います。その場合は、昆虫が花芯にやってくるとか、雨上がりの水滴が花びらにあるとか何かアクセントを付加しないと“作品”まで昇華しません。)

                         (HP掲載担当:広沢 一由) 

平成29年7月月例会作品

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師

作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載

1.池田 治雄 (1点・組み写真)

「楽しみにしていた蓮の花が咲いた」 <善光寺大勧進の放生池> ハスをテーマに季節を追って撮影、3枚で組みました。枯れた茎が立ち並ぶ秋から冬、芽が出て葉が水面に浮かび始めた春、そして茎が伸び花が咲いた初夏と、組み写真を前提に主題を同じ位置から撮影した労作。組み写真の組み方はさまざまなバリエーションが無数にあります。効果的な並べ方を考えましょう。

2.笠原 美敬 (3点)                              「アジサイの共演」 <自宅庭> 
青色、空色、黄色の3色が肩を並べるように咲いたアジサイの様子を捉えました。ブルー系が2つでやや同系色なのが惜しいです。

「寂しく咲くアルストロメリア」 <自宅庭>  
葉っぱばかりが茂り、花がやや寂しいなと感じた通りに表現できました。よく見ると、花の下方から右下に散った花びらもあり、情感を助長しています。

「最後の力を振り絞るアッツ桜」 <自宅庭> 
にぎやかに咲いた花も終わりを迎え、「最後の力を・・・」とタイトルにもあるように自分の感じたものを素直に表現しています。きれいで、にぎやかな花ばかりが花ではなく、こんな時期もあるとの気付きがいいですね。もっとクローズアップして「げんなり」した感じが出るといいです。  

3.萱津 信子 (1点・組み写真)

「赤い宝石」 <中野市 さくらんぼ園> 
例会で出された3枚。池田さんと同じにサクランボを素材に3枚組みでまとめてみましょう。組む場合は、文章でよく言われる「起承転結」と同じです。アングルやレンズ、遠近、時間や季節差などを効果的に並べる表現手法です。気を付けたいのは、組んだものの伝えたい意味や効果がなくなってしまい、逆に組んだうちの一枚だけの方が力強いということがままあります。なぜ、複数(組み写真)にするのか、よく考えて取り組みましょう。

4.髙山 三良 (2点、内1点は組み写真)                              「田植え済んで」 <南堀地区>
調整区域でしょうか、住宅街に隣接した水田に苗が並ぶ。石渡地区でもそうだったように、市街地ではどんどん姿を消してゆき、やがて見られなくなり、貴重な歴史を刻んだひとコマになるかも知れません。さりげない風景でもシャッターを押し、記録に残し、大切に保存しましょう。場所と撮影年月日を忘れずに。畔の斜めのラインが流動感を演出、遠くの飯縄山も遠近感を出しています。

「梅雨に咲く」  <石渡各地>  
うっとうしい梅雨を吹き飛ばすようなカラフルな作品。同列に配置し、色、花の大小などをバランスよくまとめています。組み方はいろいろあります。先に述べたように一番印象的な花を思い切って大きくし、後は中、小とする。とか、「大きく」する場合でも縦長の通し、あるいは横長の通しとか・・・。自分の思いのまま自由に表現できる面白さがあります。想像力を膨らませ、オリジナルな組み写真に挑戦してみましょう。

5.中島 弘 (2点)                               「え!なに」 <長野市千曲川> 
セグロセキレイをいい場所で、いい瞬間で捉えています。振り返る様を擬人化しタイトルにも反映していて、主題が明確に伝わってきます。人工的な石組みも雪景色を連想、左の扇状、手前の斜めの植物も前後でぼけ効果を演出し、雰囲気を盛りたてています。

「雨飾山から」 <小谷村 雨飾山>
山頂付近の残雪を手前に、北アルプス北部の連山の遠景でスケールが出ました。やや右下がりのような気がしますが、北ア連山をほぼ水平に矯正すると、手前の雪が右から左に下降し、安定感が出たと思います。

6.早川 球喜 (2点)

「梅雨晴れの休日に遊ぶ」 <飯山市北竜湖>
北竜湖で殺風景な湖面にボートでしょうか、人物が乗った二隻を入れてアクセントを付加しました。下にある雑草が中途半端なので、もっと入れ込むか、逆に全部削ってください。上の松の枝も“おしゃれ”的な入れ方でいいですが、やや重い感じがします。

「山寺に咲く紫陽花」 <長野市若穂綿内蓮台寺>
前回の鐘楼の別アングルですが、アジサイの花をさりげなくあしらい、逆光をうまく生かし木々の葉が透けて見え際立ちました。六地蔵もポイントして浮かび上がりました。左の樹木の幹が中途半端で、もっと入れた方が安定感が出ます。

7.広沢 一由 (2点)                              「ドレスアップ奇麗でしょ!」 <石渡コインランドリー前歩道花壇>中央の園芸種の花3本。ドレスをまとったご婦人として見立て擬人化したセンスがいいですね。それだけでは単調なので、右にさりげなく花の終わった実だけの「ナガミヒナゲシ」(ポピーのようなオレンジ色の花の外来植物)を入れバランスを取ったところもいいです。

「梅雨の晴れ間に」 <自宅庭>
 近年、北信でも普通に見られ珍しくなくなった南方系のチュウ「ツマグロヒョウモン」の雌。自然界の動物を、椅子でしょうか人工的なオブジェとのコラボしたところが、都会的なあかぬけた作品になりました。

8.吉池 安雄 (2点)                              

「雲にいざなわれて」  <エムウエーブ>                 「雲」撮り名人の吉池さんならではの作品。主題の雲にエムウエーブをひっかけて撮影していますが、適度に空にばらけた雲の間隔がいいです。そして、左上の太陽を感じさせる明るい雲と、ほぼ対角線上にあるエムウエーブの銀屋根が光ったところがポイントになっています。

   「夏山」  <野沢温泉スキー場>
 ゲレンデの斜面、千曲川沿いの信越トレイルの峰々が折り重なるように続き、はるか向こうには妙高山も小さく顔を出しています。雄大な光景に仕上がりました。わらび採りの人たちが点景でいるとさらにスケール感が出たと思います。上部の雲の空間はこんなにいらないので、半分くらいカット。

以上 UP担当:広沢 一由