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石渡神楽保存会が体験会を開きました

神楽の楽しさを味わって!
    石渡神楽保存会が体験会を開きました

 石渡神楽保存会は10月22日、石渡公民館で神楽体験会を開きました。親子5組を含む16人が参加、保存会の会員の指導で獅子舞の踊り方や頭の構造、横笛や太鼓の演奏の仕方を習いました。初めて参加したという2常会の高木健次さん(43)の息子の颯人君(小1)は「特に太鼓がおもしろかった。笛は難しいです」との感想でした。

 この体験会は毎年1回、神楽の普及や保存会の会員を増やすために開いています。会長の広沢幸一さん(3常会)は「120年以上続く石渡の神楽の歴史や面白さを大勢の人に知ってもらいたい。興味がある方は保存会に参加して一緒にやりましょう」と呼びかけていました。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】


初めに広沢幸一会長(右端)が石渡神楽の歴史や獅子舞の意味を説明しました。


保存会の会員が秋祭りで家々を回って踊る獅子舞「村舞」を披露しました。


獅子の頭を裏返しにして、中の構造や口の開け方を説明。参加者は興味深く見入っていました。


参加者は獅子の頭に触ったり被ったりして楽しんでいました。


保存会の会員(左端)がマンツーマンで横笛の吹き方をアドバイス。「音がでた」と喜ぶ子どももいました。


太鼓の叩き方の講義です。リズムの取り方をすぐ覚える人もいました。


親子など参加者は実際に太鼓を叩いてみました。「おもしろい」との感想が聞かれました。

(了)

 

 

 

石渡写真クラブ月例会(9月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(9月)作品&講評
 記録的な猛暑から一転、秋を通過して冬が到来?もう紅葉は見られないのではと思案しましたが、長野運動公園のケヤキ並木も心なしか染まり始めました。
 9月の例会、石渡つうしんにアップするのが遅れましたが、会員一同、夏の想い出から「秋」を感じさせてくれる作品が並びました。ご覧ください。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤 利和】

「素晴らしき眺め」(室堂ターミナル)=8月21日
コメント:朝4:30に石渡出発、扇沢駅よりトロリーバス・ケーブルカーに乗り継ぎ9時前に室堂平に付き立山連峰雄山・大汝山を目ざして登山を開始しました。雄山山頂(3,003m)にある雄山神社で石渡区の発展と区民の皆さん・家族の健康をお祈りしました。
講評:「トンネルを抜けると室堂だった」。黒部アルペンルート経由で立山三山を縦走とのことですが、この写真はその前か後かですが、見上げるようにそびえ立つ勇壮な三山が雄大です。また、右は駅ターミナルでしょうかこの光景を楽しむ人たちでにぎわう公園を手前に盛り込み、山岳観光の一端を垣間見ることができます。
「楽しい!」(城山公園)=5月4日
コメント:猛暑が続く毎日ですが、長野県立美術館屋上から撮りました。噴水で遊ぶ子供達の姿が楽しそうだったのでスマホで撮りました。
講評:いっぱいの子どもや家族が噴水で涼をとる。肖像権を意識してか、ほとんどの人の顔が見えません。本来なら、嬉々として水と親しむ人たちの表情を狙って表現するのが常套手段ですが、その真逆をいった作品で、その点が面白くユニーク。何か物言わぬ群像が何かを物語っているようです。画面が少し傾いているのも、本来なら矯正すべきですが、先の物語性を助長しているようでもあります。

【高山 三良】 

「環水平アーク」(自宅)=8月13日
コメント: 「上空の薄雲を構成する氷の粒が太陽の光を屈折させることで現れる大気光学現象」。午後4時半ころに雲の形(写真左)にアレッ?虹のような色が着きました。30分間のショウでした。
講評:写真ってまず被写体の発見から始まります。目の前で展開することもあれば、撮影会や登山、行楽などで必死に「絵になるものはないか?」と探すこともあります。発見の次は、それをどうやって作品にするべくカメラに収めるかです。レンズ、角度、露出、シャッターチャンスなどなど“機械”と格闘し、シャッターを押します。この作品はわずかに色づいたものに気付き、刻一刻と変化する様を捉え、アップ、ロングの3枚で分かりやすくまとめました。
「マクロレンズ買いました」(自宅ほか)=8月22日
コメント:マクロは撮影スタイルが変わります。純正レンズでないためピント合わせは手動、ズームなしだから自分で移動。三脚も必要となります。何でもないモノが被写体になります。
講評:「何でもないものが被写体に」という通りで、写真は「切り取り」でもあります。そこを端的に表現しやすいレンズがマクロレンズ(メーカーによりマイクロレンズ)といえます。通常のレンズには近づけるぎりぎりの距離「最短距離」があります。いくら近づいても、それ以上は近づけずクローズアップができません。その点、このレンズはぐんぐんと近づけます(このレンズにも最短距離なるもがあり、それ以上は近づけません)。すると、自分の意に沿った画角いっぱいにアップの被写体が写り、なお背景がぼけるという特性を持ったレンズです。そういうことを踏まえ、もう一度作品をよくご覧ください。

【竹内 一郎】

「もう山は秋」(白駒の池)=8月12日
コメント:想い出の湖畔を求め一路白駒の池へ。標高2,000メーターはさすがに涼しい。紅葉は早いが夏の湖畔は一杯、トンボ(アオモンイトトンボ?)が日向ぼっこしているようで。もう秋なんだなー。(トンボは秋のイメージ)
講評:撮影は8月で下界は猛暑たけなわの頃。このころ涼しい高山ではトンボが避暑中です。里が涼しくなるにつれ山から降下する習性を持ちますが、里に群れる季節が早くも山の上で見られ、「もう秋だなあ」という竹内さんの感慨が伝わってきます。3匹のトンボが岩の上に静止、望遠レンズで的確に捉えました。望遠特製の背景のぼけ具合もトンボを引き立ています。

【中島 弘】

「静寂の癒し」(上田市安楽寺)=828
コメント:バイクツーリングで上田の安楽寺を訪れました。静寂な境内で葉を透かす柔らかい光に癒され、非日常の中に身を置くことの大切さを痛感しました。
講評:写真表現の効果的なアイテムの一つが光線です。順光、斜光、逆光などありますが、この作品はカエデの葉を逆光で捉え、背景を黒バックにして引き立てています。プラス、葉の光の当たり具合の濃淡がリズム感を生みだし味わい深さが増しました。木の枝が山脈や大河、日本地図のような造形も面白いですね。

【早川 球喜】

「収穫の秋」(飯山市安田地区)=9月14日
コメント:秋色を探しに出かけました。飯山で一面に黄金(こがね)色に色づいた田圃に出会いました。もう、ちらほらと稲刈りを終えた田圃もありました。
講評:平地に広がる田んぼに一面の稲の葉。あれっ?稲穂はとよく見れば左下に垂れたものが・・・。暑さで実りすぎて垂れ下がったのか分かりませんが、トンボの カップルが2組、アクセントを添え秋色満杯です。背景の向こう、里の集落がいい感じです。

【廣澤 一由】

「蓮華のラストステージ」((別所温泉安楽寺)=8月28日
コメント:蓮池に純白に咲いた花が終わろうとしている。既に中心に蜂の巣のような花托(かたく)の準備がされている。植物の営みが進んでいる。早く涼しい秋の訪れを願う!
講評:周りの花はほとんど見えず、一輪だけ 盛りを過ぎ散りぎわ寸前の花、花托も見えます。中央にどんと配した「日の丸構図」が奏功、悠久の時の流れ、繰り返される生物の営みに悠久の時の流れ、運命的。哲学的な雰囲気を感じさせてくれます。
「涼しい参道に立並ぶ7地蔵」(別所温泉安楽寺)=8月28日
コメント:国宝八角三重塔を目指す参道に、静かにたたずむ7体の地蔵、涼しそうに参拝者を見守っていた。
講評:ややローアングルで、お地蔵さんを見上げる感じが背景の木立の環境とともに静かにたたずむ様子を表現しています。ただ、お地蔵さんの下が切れてしまい中途半端な感じがします。もう少し下がるか、さらにローアングルで狙うか、お地蔵さんは少し小さくても存在感たっぷりの被写体ですので足元まで入れるともっと雰囲気が出たのではと思います。

【宮澤 一成】

「渋滞」(戸隠神社奥社)=8月12日
コメント:お盆直前に戸隠神社奥社へ参拝に行って来ました。連休ともあって参拝者が大勢。参拝までに2時間かかりました。
講評:猛暑を避けて涼しい高原の神社が込み合う様子。神社拝殿まで並ぶ行列がジグザグに、渋滞。よく見るとZ字状の列が一旦木の葉に隠れ、また見える感じが一層込み合っている感じを助長しています。
「除草は任せろ」(長野市小島)= 8月18日
コメント:稲穂が出始めるころ、カルガモ達が水草をついばんでいる様子を撮影しました。           
講評:水田の除草といえばアイガモ農法がはやりましたが、これはカルガモですね。右下の一株の稲が画面全体にアクセントを添えています。が、ここにフォーカスがきていて、主題のカルガモがややピン甘なのが惜しまれます。

【吉田 幹男】

「未熟なシャンデリア」(自宅)=9月10日
コメント:「木立ベコニア」好きな花が咲いた。育て方が悪く、7月下旬から咲き始めた花は枝分かれして釣りがねのように垂れ下がり姿がシャンデリアに例えられます。花も双葉から最後は釣りがねの様になりますが、小ぶりです。残念。                                       
講評:斑点のある大きな葉の間からちょこんと顔をのぞかせた薄いピンク色の花が印象的です。室内の雰囲気が左右の写り込みから推察できますが、こんなにも必要なく、主題のシャンデリアを引き立たせるには少しカット、色調もやや加工してみました=写真下。

4年ぶり 区民運動会開かれる

4年ぶり 区民運動会開催
~秋晴れに心地よい汗~
 猛暑から一転、秋空が広がった923日、石渡区運動会が信州大学附属特別支援学校グラウンドで開かれました。
 運動会は令和元年に実施し、その後新型コロナの感染予防で中止し4年ぶり。昭和51年に第1回を始めてから(平成14年は雨天のため中止)、43回目の運動会となりました。
 久々の開催とあって、各常会ごとに並んだテントは区民が大勢参加、関係者らを含め400人を超す盛況ぶり。グラウンドを飛翔するトンボの群れの中、心地よい汗を流しました。

 大津雅之公民館長や竹内正男区長、西脇かおる顧問らのあいさつで開会。選手宣誓、全員で準備体操をし競技が始まりました。
 競技前には区内のみかさ幼稚園の鼓笛や旗による園児のアトラクション。小学児童によるかけっこから競技がスタート。常会連合による綱引きの後は、グラウンドを提供してくれた信大附属特別支援学校のアトラクション。太鼓演奏の前の芝生に区民らが座り大音響を楽しんだり、子どもらが実際に太鼓をたたく体験もありました。
 競技は4年前にあった「リレーアラカルト」、「ミニマラソン」、「百足絵競争」を取り止めましたが、後はほぼ同じ。幼児と長寿会対抗の「玉入れ」、幼児がお菓子を拾ってゴールする「おやつをどうぞ」、小学生による「障害物競走」・・・と続き、会場は本部で流すスピーカーの大音響、軽快な音楽とともに力いっぱい頑張る選手らに、応援の拍手、掛け声が飛び、運動会ムードは最高潮でした。
 常会対抗リレーの決勝を最後に、参加者全員で朝陽音頭を踊り終了。閉会の最後に小池公雄長寿会会長が「真剣に助け合い、応援あり、ほほえましいシーンがあり素晴らしい運動会でした」と締めくくりました。今年の優勝は得点が同じ2、6常会がじゃんけん勝負で2常会に、3位は7常会でした。
 午後には石渡八幡神社境内で各常会ごとに分かれて懇親会。こちらも久しぶりとあって大いに盛り上がって4年ぶりの区民運動会は盛会の中、無事に終わりました。

 公民館役員さん、応援の各種団体のみなさん、大変お疲れさまでした。
          (写真と文 石渡つうしん記者増田今雄) 

【選手宣誓】4年前(令和元年度)優勝の3常会、小林偉良常会長が選手宣誓

【準備体操】競技に備え身体をほぐす

【アトラクション】みかさ幼稚園園児の鼓笛、旗の演技

【かけっこ】小学生が学年別に全力疾走
【綱引き】常会混成の3チームが争い、2勝すると優勝
【玉入れ】幼児と区役・長寿会が対抗

【おやつをどうぞ】幼児がおやつを拾いゴールへ

【障害物競争】小学児童がネットくぐり→ロープまたぎ→パン食いをクリアしてゴールへ

【お水をいっぱい】バケツからお玉で水をすくいペットボトルへ。各常会4人が順に渡し、5分間で一番水量が多いと優勝
【太公望】テーブル越しに魚を釣りゴールへ
【ゲートボールリレー】各常会6人が交代でボールをゲートに向かい打つ。通過すると次にリレーし時間が早いチームが優勝
【常会対抗リレー決勝】予選を勝ち抜いた5チームが争い、4、5常会が最後までデッドヒート
【応援】常会ごとに並んだテントからは声援、拍手で選手を応援
【朝陽音頭】最後は朝陽音頭で“皆で踊りましょう”。大きな輪になって2回踊った
【抽選会】お米やタオルなどが抽選で当たった。一等は食事券
【成績】常会対抗の成績結果
【優勝】今年度の優勝常会は2常会

【懇親会】石渡八幡神社で懇親会。久しぶりで大いに盛り上がりました。お疲れ様でした!

 

なごやかに・・・長寿会が今年度2回目の誕生会

石渡長寿会は9月19日、石渡公民館で今年度2回目になる誕生会を開きました。7月、8月、9月生まれの会員や役員約30人が楽しい時間を過ごしました。

会長の小池公雄さんが「誕生日、おめでとうございます。出席者の中に90歳以上の方が3人います。みなさん、これからもお元気で」とあいさつ。慶賀伝達に移り、雲崎アヤ子さん(1常会)、小山英雄さん(2常会)、青木綾子さん(6常会)の3人に米寿のお祝いとして、小池会長からお祝いの賞状と記念品が贈られました。続いて金婚を迎えた工藤紀千蔵さん、憲子さん夫妻(8常会)に賞状と記念品が贈られました。

相談役の廣澤一由さんの音頭で乾杯をした後は、全員が一人ずつ孫や今の生活の様子をスピーチ。笑いあり拍手ありのなごやかなひとときを過ごしました。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】


「いつまでもお元気で」とあいさつする小池公雄会長(中央)


米寿のお祝いを受ける雲崎アヤ子さん。


米寿のお祝いを受ける小山英雄さん(右)


米寿のお祝いを受ける青木綾子さん。


金婚のお祝いを受ける工藤紀千蔵さんと憲子さん夫妻。


廣澤一由相談役(左から3人目)の音頭で乾杯。ひとりずつ全員がスピーチを行いました。

(了)

 

長寿会が神社境内の草取りや公民館の掃除

 石渡長寿会は9月13日、石渡八幡神社境内の草取りと、石渡公民館の掃除を行いました。全国老人クラブ連合会が9月20日を「社会奉仕の日」と決めて、全国の老人クラブにボランティア活動を呼び掛けており、石渡長寿会もこれに応じた活動です。

 神社境内には約30人が集まり草取りに汗を流しました。公民館では、女性会員が中心になって玄関や窓ガラスの掃除や、大広間の扇風機などをきれいにしました。

 終了後にはお茶を飲みながら、今後の事業を話し合うなど交流を深めました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


「天気が良すぎて暑い」と言いながら草取りに熱中する会員のみなさん。


この日は湿度が高く,汗をかきながらの活動でした。


石渡公民館では、掃除機をかけたり天井の扇風機をきれいにしました。


玄関や窓ガラスは女性会員が掃除機やほうきで丁寧に掃除しました。


終了後はお茶を飲みながら、今後の計画を話し合ったりして交流を深めました。

(了)

石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評
 異常な暑さが続きますが、このところ朝夕は心なしか涼しくなり虫の声も。スーパームーンも雲間から見え隠れ、秋本番までもう一歩と言うところです。
 先月末までに、県内の写真コンテストの中でトップレベルの第73回写真県展、第28回信州写真展の審査が終わり、間もなく展覧会も開かれます。追い打ちをかけるように、各クラブの展示会も次々と開かれます。ぜひ会場に足を運び観賞、参考にしてください。撮る人も、撮らない方も、さまざまなシーンに出合えることが出来ます。写真は見るだけでも楽しいです。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉田 幹男】

「飯綱の里山」(飯綱町)=8月3日
コメント:飯綱町のそば店の駐車場から日が差していた南東の方向を撮影しました。奥の志賀の山並みと手前の里山の緑を狙いました。                                          
講評:田園地帯が広がり集落が点在する、日本のどこにでもある里山の光景。雑木が茂る丘陵をはさんだ向こうの山との間には同じ光景があるのではと連想させてくれます。営々と神代の昔から続いてきた人々の暮らしに想いを馳せシャッターを押した作者の思いが汲み取れます。

【宮澤 一成】

「涼花」(いもり池妙高)=8月4日
コメント:猛暑の中、水面に咲いている真っ白な睡蓮の花がちょっと涼しげに思えたので撮影しました。           
講評:3枚の葉が三角構図で並び、左上から水中に伸びた赤い茎とその上に白い花。思い切った切り取りがいいいです。涼感を誘います。水面にコイかなんかが顔を出しているとか葉の上にカエルかなんかがいれば最高!ちなみにハスとスイレン、ヒツジグサの違いは?ハスは木島平村稲泉寺のハスのように、水面から茎が立ち上り、その頂点に花があります。スイレンは水面に花があり茎は水中にあり、花の色はさまざまあります。その仲間のひとつがヒツジグサで花の色は白です。
「三点倒立」(飯山市北竜湖)=8月4日
コメント:学生たちが湖面に大きなボードを浮かべ、その上で色々なパフォーマンスをするウォータースポーツをしていたので、珍しく思い撮影しました。
講評:倒立している人物に左のボートの全員の目線が集中。そうかと思うと、右のボートではぐったりとした人物がいたりアンバランスな動きが左とは対照的。水面に仰向けに浮かぶ人がその仲介役となり、シンプルな背景も主題をぐんと引き立てています。

【廣澤 一由】

「山上テラスから」(車山頂上)=7月25日
コメント:車山にも山上テラスが出来て、高校生らしき集団が大勢で、爽やかな風に吹かれて山上での空気を満喫していた。
講評: 山岳地帯のあちこちにお目見えのテラスが流行です。個人的には、人工物をなるべく自然の中に登場させないのが望ましい心情ではありますが、テラスから霧ヶ峰の丘陵地帯、さらに向こうの八ヶ岳連山、雲たなびく空と順を追って遠近感がたっぷりの作品。高原の爽やかな風を感じます。

「思い出すWindows?」(車山)=7月25日
コメント:草原と青い空と白い雲、初めて出会ったPCWindowsを思い出すような景色にシャッターを切る。
講評:パソコンでは、よく「壁紙」写真とも呼びますが、色彩が豊富だったり珍しかったり、場所や被写体の形がユニークだったり・・・。そんなイメージと自分の感覚がうまくかみ合った瞬間に出合え、切り取った作品かと思います。写真とは、まず何を感じ、それを残したいと思うかどうかが一歩です。その感度を磨き高めるために、できるだけさまざまなシーンに出合う(体験する)こと、追体験できる作品を多く見ること(展示会など)かと思います。以前触れました「目を肥やす」ことが大切です。

【早川 球喜】

「夕陽との競演」(石渡の自宅)=8月6日
コメント:夕方、ふと家の窓から外を見ると、黒い雲の中から突然炎が現れた様な夕陽に思わず1枚。
講評:今年は雨が降らず、夕暮れ時に東の空に残った入道雲が夕焼けに染まり奇妙な光景が出現しています。この作品は、まさに夕陽を浴びた雲のひとコマで、雄大な自然現象の瞬間を捉えています。前述のピンク色に染まる入道雲と類似の現象として、日が沈む時間帯に東の山上に横長にピンク色の帯ができることがあり、「ビーナスベルト」というそうです。日の出、日没の前後、それぞれ40分ほどは刻一刻と光が変化し「マジックアワー」と言われます。一番写真になる時間帯です。

【中島 弘】

「霊山のご来光」(石川県白山山頂)=7月24日
コメント:日本三大霊山の白山のご来光見るため、夜明け前に山頂を目指し、雲の合間からご来光を捉えることができました。
講評:何度見てもいいものですね。ご来光。神秘的、宇宙的な一瞬を求めて足を運んだ甲斐がありました。しかも、たなびく雲も味方し付加価値がぐんと上がりました。ご来光の自然と手前にお仲間さんの姿を配し、人と自然をコラボした点はいいですが、ややアンダー気味でよく分かりにくいのが気になります。その分、向こうの景色に目が行きやすいかも知れませんが・・・。少し、加工の中の「シャドー部のみを明るく」するファンクションで調整してみました(写真下)。見比べてみてください。

「涼を求めて」(新潟県苗名の滝)=8月2日
コメント:落差55mの滝は水量も多く迫力があり、猛暑を忘れる清涼感がありました。RAWデータの現像で滝を強調するよう背景を暗くしてみました。
講評:こちらは、手前の部分はややアンダー気味ですが、ほどよく出て(つぶれず)いい感じかと思います。背景を暗くして流れ落ちる水を強調、自分のイメージに近づける撮影、加工が功を奏しました。水の流れを止め、それぞれの水の塊の姿が見え、見た目(肉眼)では絶対に見ることのできない写真ならではの世界(表現)となりました。ちなみにファイル情報から、撮影データは、640分の1、絞り14、ISO400、焦点距離85㎜でした。

【竹内 一郎】

「ボンボン」(朝陽夏祭り)=7月29日
コメント:4年ぶりに開催となりました朝陽夏祭り。めったに行くことがありませんでしたが、孫と一緒に出かけました。大変な込み具合で楽しんできました。
講評:ボンボンは釣り上げるのでしょうか?周りを囲んだ子どもたちや親御さんたちでにぎやかな雰囲気がややハイアングルから表現できました。いつの時代も、もらったお小遣いで夜店の綿あめや金魚すくいなどに興じる子どもたちの姿は変わりませんね。今もって続くお祭りのシーンを普遍的に記録した報道写真となりました。

【高山 三良】

「月と百日紅」(自宅)=8月5日
コメント:月と百日紅を一緒に撮るのが難しく、位置関係をいろいろ変えて撮りました。彩りを添えた感じに。
講評:月、約38万㌔彼方の物体と目の前の物を合体、一枚の中に収めることは確かに難しいですね。でも、何とかこの距離感を克服して表現してみようという努力が素晴らしいです。超望遠で小さい月を大きめに、ぼけてはいますがサルスベリのピンク色、空のブルー、色、構図ともどもシンプルにまとめました。
「もう秋」(屋島河川敷)=8月8日
コメント:朝6時から菊芋畑の草取りです。自宅付近からは見られない景色でした。もう秋、まだ暑いけど。
講評:朝夕は少し涼しくなってきましたが、いつまでも暑い今年の夏。しかし、この酷暑も過ぎる9月末ころには標高の高い山の上から紅葉が始まります。待たずして、空の雲も入道雲から秋を代表するイワシ雲(ウロコ雲)が時折顔を見せ、秋到来を告げてくれます。暑さの中、すでに秋模様の上空の雲をすかさず捉えています。

石渡八幡神社で夏祭りが行われました

石渡八幡神社恒例の夏祭りが8月23日行われました。風祭りともいい、作物に台風など強風による被害がないように祈願する神事です。石渡八幡神社では古くから毎年8月23日に行われています。

 氏子や区役員など12人が参加して、石渡公民館からそれぞれ提灯を片手に行列をつくって神社拝殿に集合しました。

 氏子総代の小山友一さんが「全国で台風の被害が起きています。区民の安全をしっかりお祈りしたい」とあいさつ。区長の竹内正男さんの音頭で乾杯して全員で区と区民の無事を祈りました。

 【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】

 


12人の関係者が提灯を持って石渡公民館を出発、石渡八幡神社にむかいました


竹内正男区長(右端)の音頭で作物や区民の安全を祈りました。


神事も無事に終わってみなさん、ホッとした表情でした。

童心に帰ってみんなで歌おう!!

「童心に帰る夢賛歌」の8月例会が8日、石渡公民館で開かれました。約40人が参加、長野市内の音楽学校で教えている関昌夫さんと、生徒の山崎由絵さんのウクレレ伴奏で1時間、懐かしい歌謡曲や童謡、唱歌を力いっぱい歌い上げました。

この催しは区民の有志が実行委員会をつくり、毎月第2火曜日に開いている歌う会です。リーダーの関保雄さん(5常会)は、みんなで歌う効果として①外に出て豊かな人間関係を築ける②大きな声は心肺機能の維持、向上が期待できる③認知症予防―などを挙げています。

例会に先立ち、警察官OBで活発な社会活動を続けている原明徳さん(若里在住)が、手品や声帯模写でリラックスさせながら、頻発している特殊詐欺をどう防ぐかノウハウを説明しました。
次回の例会は9月12日で、終了後はお茶のみサロンを開く予定です。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】


40人が参加。大広間いっぱいに座って童謡や唱歌を熱唱しました。


みなさん、歌集片手に大きな声で歌い上げました。心肺機能がアップしたかも。


ウクレレの生伴奏で会場を盛り上げた音楽教師の関昌夫さん(左)と、生徒の山崎由絵さん。


歌の前に登場した警察官OBの原明徳さん。手品などを織り交ぜながら巧みな話術で、増加する特殊詐欺の防ぎ方を熱弁しました。

大人の祭り動画

 

(了)

石渡区の避難訓練が行われました

 8月6日、災害時に備え、石渡区の避難訓練が行われました。5時50分頃、地震又は水害が発生したとの想定で、6時頃を目途に「朝陽体育館」へ避難するもので、区民95名その内、要支援者が1名参加されました。6時頃になると続々と朝陽体育館に集まり、常会ごとに隊列をつくり、常会長が避難者及び避難状況を確認し、本部へ報告を行いました。

 続いて、全体を2つのグループに分かれ、長野市消防局鶴賀消防署東部分署署員の指導によりAED(日本語では、「自動体外式除細動器」と訳すそうです。)による緊急救命訓練及び消火器の操作方法及び初期消火訓練が行われました。

 その後、消防署から講評と区長からあいさつがありました。

 避難訓練は、災害時に備え、身を守り、減災に繋げるために大切なことです。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】


石渡区の避難訓練が行われました。


人形を使って、AEDの取扱い操作と緊急救命時の注意事項の説明がありました。(1)


人形を使って、AEDの取扱い操作と緊急救命時の注意事項の説明がありました。(2)


体育館の外で消火器の操作方法の説明がありました。


消火器による初期消火を親子で体験しました。


消火器詐欺にご用心。消防署員を名乗って、高額に売り付けられたり、消火器の点検させてほしいと、高額の点検料を要求する事例があります。
消防署は消火器等の販売及び取次は一切行っていません。