・・・資源再利用などを目的に
石渡長寿会は10月30日、石渡公民館で今年2回目のアルミ缶回収を行いました。資源のリサイクル推進と、会の活動資金を得るための事業です。
次々に持ち込まれるアルミ缶を、役員が90リットル入りの大きなビニール袋に詰めたり、アルミ缶以外のものはないかなど点検しました。約30分の作業で20袋余りが集まりました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
・・・資源再利用などを目的に
石渡長寿会は10月30日、石渡公民館で今年2回目のアルミ缶回収を行いました。資源のリサイクル推進と、会の活動資金を得るための事業です。
次々に持ち込まれるアルミ缶を、役員が90リットル入りの大きなビニール袋に詰めたり、アルミ缶以外のものはないかなど点検しました。約30分の作業で20袋余りが集まりました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
・・・石渡長寿会も参加、ともに楽しみました
南堀の信州大学教育学部附属特別支援学校で10月25日、「みんなで楽しもう!あさひのスマイルゴルフ大会」が開かれました。中学部の授業として、マレットゴルフをテーマに18人全員で取り組み、9月からステックや的、椅子などの道具や地域への案内状などを全部自分たちで作りました。
地域の人と一緒に楽しみたいと、石渡長寿会にも案内が来たため、高山三良会長(2常会)ら6人が参加、童心(?)に帰って生徒たちとマレットゴルフを楽しみました。
大会には生徒をはじめ先生や家族、地域の人など大勢が参加しました。入場行進や選手宣誓、聖火点火などの進行は生徒自身が行い、校庭にテープを張って手作りのゴールのあるコースで点数を競ったり、動く的にボールを打って当てるゲームなど、多彩な催しを楽しみました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
(了)
9月中旬の石渡区内のファミリーレストランに石渡三楽同好会のメンバー5人が集まった。会長の倉澤利雄さん(80)、幹事の関保雄さん(76)、記録写真の倉澤利和さん(74)、同じく中島弘さん(78)、会計と渉外の吉野正年さん(71)。それぞれが役割を担っています。
9月初旬に登った御嶽山・剣ヶ峰についての感想を述べあった。「山頂付近はガスが出て景観がよくなかった」「山は中高年が多いんだが、御嶽山は意外に若い人が多かった」。最後に次回の登山は長野・新潟県境の苗場山に決めた。続いて恒例の懇親会が始まった。ジョッキを手に「かんぱ~い」。にぎやかな会話が飛び交う元気なシニアたちの飲み会だ。
山好きなのに「山岳同好会」ではなく、なぜ「三楽同好会」なのだろうか。関さんによると、遊びに三つの楽しみを見出し、楽しさを3倍にしようという願いから名付けたという。分かりやすく言えば、「山・温泉・酒」という三位一体で初めて「三楽」になる。この三つ楽しみがあるからこそ、設立から10年近く経っても5人のメンバーが変わらないで続いているという。
倉澤(利)さんと関さんが飲み会で、互いに若いころ山に登っていたことが話題になり、中島さんや倉澤(利和)さん、吉野さんを誘って、2015(平成27)年8月に飯縄山に登ったのが同好会のスタートだ。当初は、石渡から見える周囲の山を目指したが、次第に難しい山にも挑戦するようになった。例えば富士山や白山(石川県)、立山連峰の雄山や大汝山(富山県)なども登頂した。1年間に4回から9回登っており、今年9月の御嶽山・剣ヶ峰で登頂座数は88座になった。目標は100座なのだろうか?
「高齢者ばかりの5人のメンバーは、年々気力、体力、脚力、視力、能力(元々ありませんが)が衰え、これまでのようにいつまで登山を楽しめるか挑戦の日々です。しかし、会の目的にもあるように、人生を楽しみ、楽しさを3倍(三楽)にして過ごすことを忘れないで、と考えています。(中略)これまで培ってきた良き仲間との絆を糧に、体力を使わず、頭を使わなくて済む、唯々楽しい、そんな挑戦を考えていきたいと思っています」
(山や仲間との楽しみなど、それぞれの思いをみなさんに書いていただきました)
倉澤 利雄さん(3常会)
「登山は就職後、職場の気の合う仲間3人が集まり山へ登ろうと話が合い、北アルプスを中心に南アルプスまで足を延ばしましたが、若さに任せた苦い思いもあります。退職後、離れていた山歩きは信毎のカルチャースクールの「山野に学ぶ」に参加、里山の樹木、山野草について忘れていた名前を思い出しつつ月1回冬季を除き山野を散策。
そして、今回は好山病(?)に罹患した石渡区の5人の方がそれぞれの思いを持って集まり素晴らしいサークルを結成、この年で山へ登れることは望外の喜びで、今後も助けられながら楽しい山登りを続けたいと願っています」
関 保雄さん(5常会)
「信州はどこを見渡しても山また山、3,000m級の山からハイキングに格好の低山まで沢山の山に囲まれている。これらの山を目指して私の登山は計画づくりから始まる。行き先が決まったら行程を考え、出発時間、帰宅時間は、下山後のお風呂はどこにする?等々。ここで満足し、登り始めた時、私の登山は既に終わっているのかもしれない。これが楽しい。信州を故郷(ふるさと)に持ち、信州に住んで本当に良かったと思う。私の登山は好山病万歳、信州万歳、ビバ Shinshu mountain。である」
倉澤 利和さん(2常会)
「以前は、ひとりで山城を訪ねていたのですが、あまり楽しくなかった。そんなとき三楽同好会に誘われ仲間になりました。苦労して頂上に着いたときの達成感と絶景の素晴らしさ!そして下山してからの温泉と反省会。いいもんです。仲間と一緒だからさらに楽しい。いい会に巡り合ったと思っています」
中島 弘さん(5常会)
「南アルプスが一望できる地で生まれ育ったが登山には興味なかった。社会人になって神奈川にいた頃同期入社の山好きの友人に誘われて秩父山系、丹沢山系を楽しんでいました。長野に転勤になり職場に「北信五岳を登る会」を作り仲間と制覇したが、その後登山とは無縁となり、70歳を前に三楽同好会に参加し良き仲間に助けられながら山登りを楽しんでいます。」
吉野 正年さん(7常会)
「高校生の時、生物部で毎週蝶の採集をしていたのが山との出会いです。今でも蝶が舞っていると、そちらに気をとられます。こうして集めた標本は、カツオブシムシという小さな虫に全部持っていかれ、鱗粉も残っていません。残っているのは針が一列に並んだ標本箱だけです。苦い思い出が重なった山行ですが、良いメンバーに恵まれ楽しみが尽きないといったところです」
「石渡ふれあいの集い」が10月20日、石渡公民館で開かれました。一人暮らしをしている方や、家族の介護に取り組んでいる方などを招き、少しでも元気になってもらおうという試みです。約50人が参加、区福祉推進支部長の大津雅之さん(1常会)が「ゆっくり楽しんでください」とあいさつしました。
この日招かれたゲストは、長野市内の音楽愛好家でつくっている「北石輝三倶楽部」のうちの5人編成のバンドです。リーダーの北石輝三さん(きたい、してるぞう、と読ませるとか)が軽妙なトークやギャグ、解説を交えながら、「里の秋」「青い山脈」「夢であいましょう」などを演奏、会場からは笑いや大きな拍手が起きました。
【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】
(了)
天候に恵まれ、石渡八幡神社で秋の例祭が行われました・・・13日が前夜祭、14日が本祭りです。
前夜祭では、石渡神楽保存会のメンバーが神楽を2つのコースに分け、笛や太鼓を叩きながら区内の家々を回って舞いを披露しました。2つの神楽は2常会の高山三良さん宅の前で合流、大小さまざまな提灯を高々と掲げ、長い行列をつくって石渡八幡神社に向かいました。
神社拝殿では氏子総代など関係者が参拝した後、神楽保存会のメンバーが獅子舞いを奉納しました。境内につくられた特設の舞台では、高山将造さん(中学1年生)が「三番叟」を踊り、続いて「狂い獅子」が披露され、ユーモアたっぷりの踊りに見物人から笑いと拍手が起きました。
翌日の本祭りでは、氏子役員や区の役員らが石渡公民館に集まりました。午後2時前に石渡八寿喜会のメンバーがそろいの法被姿で木遣り歌を歌いながら行列を先導して神社に向かいました。拝殿では、倉澤宮司が多くの人の幸せや健康を祈って祝詞を読み上げ、続いて氏子総代の廣澤幸一さん(3常会)や、区長の竹内一郎さん(2常会)らが区民を代表して次々に玉ぐしを供えました。最後に氏子総代の廣澤幸一さんが「石渡区という地域の安寧と平和を祈っています」とあいさつ、神事を終えました。
境内では石渡公民館や育成会の役員らによる焼きそばやたこ焼きなどの店が開かれ、子どもたちの歓声が響き渡り、祭りの雰囲気を盛り上げていました。
【文と写真 取材班 水越渉】
(了)
石渡写真クラブ月例会(9月)作品&講評
やっと涼しくなりましたが、まだ昼間の最高気温が30℃近くの日もあり「暑い今年だったなぁ」。それでも、標高の高い山の上から紅葉の便りが届き、里の秋ももう少しと待ち遠しくなります。
区の運動会は中止となりましたが、秋祭り、文化祭と芸術の秋本番を迎えます。風景、ネイチャーものも結構ですが、たまには人物、人の動きを狙った写真にも挑戦してみましょう。
講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名をあいうえお順に、月ごとに逆にして紹介しています。
【小池 公雄】
コメント:お盆の帰省も束の間、連日猛暑が続き、行く先には交通渋滞も待っている中、明日からの仕事に向け帰京?お疲れさまです。流れる車を線状に表現したかったですができませんでした。
講評:横断陸橋の上からハイアングル、意図した構図で遠近感を出して表現した工夫が感じられます。車を流して線状にしたかったようですが、昼間ならNDフィルターを使って、ISO感度をカメラ規定値よりさらに落とす(数字の少ない方に)とシャッタースピードが低速に設定できます。すると、速く走る車がぶれて動感が表現でき線状とまで行きませんがそれに近い表現ができます。あるいは、薄暮の時間帯より遅い時間帯(つまり夜間)で撮影すると、感度を落とすフィルターもいらず、低速が切れます。ヘッドライト、テールライトが連続して写り込み、まさに線状に表現できます。試してみてください。
コメント:先輩の真似をして、雷滝へ涼みに行ってきました。滝の飛沫による冷気に圧倒されました。
講評:前回の宮澤さんの作品と同じ滝です。が、滝上部ではなく、途中から滝つぼ、そして下流へと少しアングルを変えて狙っています。くるりときびすを返すような水の流れが躍動感をもって迫ってきます。
コメント:スーパーからコメが消えて大騒ぎになっている中、棚田の様子を見に行きました。黄金色に実っている反面、ゲリラ雷雨のせいでしょうか、倒伏の田が目立ちました。米騒動の善光寺平を案山子が見ています。
講評:米騒動も倒れ掛かった稲穂も、「どこ吹く風?」とばかり相変わらず今年も姿を見せた案山子3体。棚田のだんだんとした様子が黄金色に輝いてのどかな秋の風情を醸し出しています。気持ち画面が左下がりで苦にし始めると苦になります。
【高山 三良】
コメント:「雲の風船」が襲来、小学校や樹木を押しつぶしそう。
講評:低く垂れ込めた暗雲が迫力をもって迫ってきます。その大きさが下の方の建物と比較でき、コメント通りの「押しつぶそう」な感じに見えます。自分の感じた通りのものが写真に再現でき成功した作品といえます。見たもの、感じたものを写真として残す、シャッターを押す。その心構えが写真を志す一歩です。
コメント:何かに似ている雲が現れました。ネズミ?猫?リス?カピバラ?珍獣?屋根と庭木の間の光景を20ミリレンズで撮りました。
講評:こちらも雲の作品ですが、あれっと思った雲を撮影。「あなたなら何にみえる?」と写真を見た人に問いかけ一緒に謎解き。これも、写真は撮る人、見る人がいるという一つの楽しみ方ですね。秋のうろこ雲に囲まれるように出現した動物のようなもの、ちょっと振りかざした手のようなものの形、動きがいいです。私は「カピバラ」。
【中島 弘】
コメント:最近北信ではほとんど見られなくなった麦畑。刈り入れ直前の黄金色の麦畑を安曇野で見ることが出来撮影しました。
講評:撮影は初夏、6月。小さめですが、送電線の向こうの北アの山並みにはまだ残雪が雲間から垣間見えます。今では懐かしい?麦畑で、かつては二毛作の善光寺平は麦を収穫してから稲作の田植えでした。はるかウクライナも戦禍で穀倉地帯、世界のお腹を満たす麦畑が・・・。はたまた、NHKの朝ドラ、中島みゆきの主題歌を思い出しました。さまざまなことを連想させてくれる一作です。
コメント:猛暑だろうが、豪雨だろうが、淡々と引き継がれる自然界の神秘的な摂理を感じながら撮影しました。
講評:たかがトンボの交尾ですが、57億年の地球の歴史、命が誕生し、あらゆる生物に枝分かれし進化し営々と続いてきた生き物たちに思いを馳せた意味深い作品。写真という作品には、シャッターを押した作者の心情が端的に映し出されます。500㎜の超望遠でISO2500、シャッター2000分の1で、背景の黒バック、ぼけ具合が主題を強調していますが、トンボの頭部が重なってしまったのとピンとがやや甘く、惜しまれます。
【早川 球喜】
コメント:ふと空を見上げると、入道雲に夕日が部分的に染まっていたのでシャッターを押しました。
講評:「あっ」と思った瞬間をものにしましたね。普通、入道雲をいうと純白で壮大に立ち上る様を連想しますが、夕日に染まった色が何とも付加価値を増幅して圧巻、迫ってきます。下、左上の瓦屋根や樋を前景としてうまく、バランスよく配置しまとめました。アンテナもいいです。
【廣澤 一由】
コメント:駅前の高層ビルから地上の様子を見たら、まるで立体模型のように見えました!
講評:「はっ」と一瞬感じたものを素直に作品に仕上げたところがいいですね。バスターミナルの四方に囲まれたスペースに適度な間隔で並んだバス5台。本物そっくりに作られるジオラマのように、実態を模型のように感じた感性が素晴らしいです。
【宮沢 一成】
コメント:久々に庭先で蝉の殻を見つけたので撮影しました。
講評:気候、気温に敏感な動植物。とんとセミの鳴き声が聞かれなかった今年の夏。新聞にはほかにスズメや?も見かけなくなった(全国的に)とありましたが、写真をやる人はこうした自然に目を向ける、関心を寄せることも大切なことです。背景がぼけて主題のセミがクリアに描写できました。
コメント:白いアジサイと朝陽に向かって伸びる朝顔を撮りました。アジサイは、冬アジサイで今は2番花になります。
講評:今ごろアジサイですか?冬アジサイとのことで冬に一回、今は2回目の花。2回も咲いた花に寄せる作者の思い、花を愛でるやさしさが感じられます。また、上へ上へと伸びる朝顔の弦の先が青空に映え、生き生きとした生命力が表現できました。