「石渡写真クラブ月例会作品」カテゴリーアーカイブ

3月月例会作品

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブの増田今雄講師

 作品の下に 「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に記載

1.池田 治雄(2点) 


「親子亀」 <善光寺・大勧進の池>
(親子かどうかは亀に聞いて見ないと分かりませんが、2匹の亀を作者が親子と感じた想いが作品から読み取れます。天気が良すぎて、顔がつぶれてしまったのが惜しい。)

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 「一休み」  <東和田運動公園>
(真っ青な空を背景に、主題のスズメがぐんと浮き立ちました。できれば、スズメの動き(羽ばたくとか)を捉えると、グレードアップ。)

2.笠原 美敬(3点)

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「静まり返った前宮」  <諏訪大社前宮>
(まだ、注連張りが残り新年(お正月)の気配が漂う神社が主題。手前半分を占めるコンクリートがやや無粋な感じになってしまいました。横位置で社殿の左右を入れて撮ると、コンクリートの部分が減り、社殿がぐんと迫ってくると思います。)

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「豪華絢爛」 <生島足島神社>
(朱色の「御神橋」を天地、二分割構図でシンメトリックにまとめました。先の作品と同じに手前に地面のスペースを入れましたが、この場合は陰がアクセントとなって、あまり苦になりません。)

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「春を待つ北アルプス」 <長野道・麻績パーキングより>
(北アルプスの連山、残雪の鹿島槍と爺ケ岳が印象的です。上の空の空間と下の松の木が占める割合が多いので、思い切ってトリミングして横長にすると、山がぐんと引き立ちます。)

3.萱津 信子(3点)

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「我が家の春一番」[スノードロップ] <自宅の庭>
(中央の花はすっきりしていますが、右側は3つの花が重なってしまい、うるさい感じになってしまいました。垂れ下がった花の特徴を生かすには、アングルを決める時に背景との分離を考えてみましょう。)

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「春の妖精」 [黄花セツブンソウ] <自宅の庭>
(満開の花を印象的に見せるために、ややハイアングルから狙ったポジション(カメラ位置)がいいです。それと、背景の黒くつぶれた部分と最上部のわずかな明るい部分が少ないながらも奥行き感を出しています。)

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「今年も会えたね」(フクジュソウ) <自宅の庭> 
(こちらは、ややローアングルから、春を待ちわびたように伸びた茎、咲き始めたフクジュソウとつぼみがうまく表現できています。強くなってきた春の日差しを半逆光にした光の使い方がよく、雰囲気を助長するのに役立っています。)

4.倉澤 利和(3点)

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「春の足跡が聞こえます」 < 須坂市百々川の緑地>
(春一番に咲くオオイヌノフグリをアップで切り取っています。花がみんなあちこち向いているのが面白いです。)

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「私も早くプレイがしたいです」 <須坂市百々川緑地MG場>
(須坂、百々川の河川敷内のマレットゴルフコース。中央の左右に松の木を配し、向こうに広がる川原、さらに向こうに連山と青空。空気感を感じさせてくれる作品となりました。)

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「どのお雛様が好き?  」 <須坂アートパーク歴史的建物園内>
(何といっぱいにぎやかに並んだひな祭り。場所が狭いかも知れませんが、できれば、見る人を入れながら撮るとそこに物語りが生まれてきます。画面が、やや左下がりが気になります。)

 

5.田川 晴琉(3点)

休む電車たち
「休む電車たち」 <長野電鉄須坂駅構内>
(ややロング(遠い)なので、撮る時にもう少しズーミングして車両をアップにしよう。画像加工の時に、トリミングしてもいいです。)

最後のお別れ
「最後のお別れ」 <長野電鉄須坂駅構内>
(最後の電車」が主題なので、それを撮りたいのはよく分かります。が、別れを惜しむ人たちがいっぱいいるはずなので、その人たちの動きを画面の中に入れて撮ると、写真に「意味」が盛り込まれます。)

並ぶ英雄
「並ぶ英雄」 <長野電鉄須坂駅構内>
(今度は角度を変えたので、主題(写真で伝えたいこと)の「英雄が並んだ」感じがさっきよりよく捉えられています。ただ、これも、向こうに少し人がいて何か記念写真でも撮っている人たちなどを入れると、ぐんとグレードアップしました。)

6.中島 弘(3点)

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「サイクリング」 <篠ノ井・信更>
(農山村の逆Cの形にカーブした道が流れを生み出し、前景にあしらったリンゴの木、枝がアクセントとなりました。点景として、道路にポツンと農婦か誰かが歩いていると雰囲気がさらにアップ。)

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「春遠からじ」 <長野市・大岡>
(画面下に食を生み出す棚田、その上、画面中央部には生活している民家が点在、そのすぐ向こうには左右から重なるように林の丘陵、さらに向こうに山々が重なり残雪を抱いた北ア連山。手前から青空まで、次々と吸い込まれるような奥行き感がスケール満点です。)

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「守護神」 <麻績村>
(わらでできた「芦ノ尻の道祖神」は、その顔の形相が特徴で、ずばり撮るのが普通ですが、「どんなところ?」なのか環境を表現するアングルを選びました。来る日も来る日も雄大な北ア連山を見ることができる道祖神がうらやましい?と感じさせるポジションがいいですね。)

7.早川 球喜(3点)

「オシドリ鴨かも」 <上野・不忍池> 
(2羽のカモの相対の構図がいい感じです。が、もっとつつき合うとか、寄りそうとか、何かのアクションが盛り込まれると動き(動感)が出ます。)


「芽吹きを待つ不忍の蓮」<上野・不忍池> 
(上野の不忍の池。ビル群に囲まれ、冬枯れの蓮の茎が茶色の色彩とともに印象的に捉えられています。作品の上を少し切り、その分、蓮の部分を画面の3分の2程度にするともっと主題が強調されます。)


「花見はちょっと早いか上野のお山」 <上野公園> 
(咲き始めたソメイヨシノでしょうか、右下に花を見る人を入れた画面構成がいいです。人物の大きさや表情も適切です。)

8.広沢 一由(3点)

鴨と鳩と老人
「鴨と鳩と老人」 <中越・水鳥公園>
(辰巳池のほとりのベンチでカモたちに餌をやるお年寄り。のんびりとした早春の風情が感じられます。)

蘇るオリンピックの躍動
「蘇るオリンピックの躍動」 <Mウェーブ>
(オリンピックを記念するモニュメントをシルエットに、エムウエーブの特徴である屋根を背景にうまくまとめています。)


「氷の芸術」 <Mウェーブ> 
(こちらはエムウエーブ内部の氷彫ですが、せっかく背景が黒バックなので、活かしましょう。もう少し下からのアングルで黒バックに浮かすと、もっと輝いて印象的な作品になったと思います。)

 

9.吉池 安雄(3点)


「ぼくを置いてけぼりにしないで」 <東和田運動公園>
(アンパンマンが遊具のある公園にぽつり。さんざん一緒に遊んだお友達に忘れ去られ、寂しそうな雰囲気がでました。早起きして見つけた素材を自分の感情(想い)を込めて作画できました。)


「寒さに耐えて」 <東和田運動公園>
(運動公園内にある裸婦像ですが、降り積もった雪が付き、いかにも寒そうな感じが表現できました。すぐ脇の雪帽子をかぶった低木がいい感じで、周辺も雪原なので、上半分は雲の部分を少しだけ入れて後は切った方が主題がより強調されます。)


「小さい春見―つけた」 <石渡地区内>
(ネコヤナギのつぼみを、すっきりした背景でまとめています。左側が直立しているのに対し右側に斜め上に伸びた画面構成もバランスよく、動感を生み出しています。ピントがやや甘いのが苦になります。)

【担当:広澤一由】

2月月例会作品

<今回は五十音逆順掲載>講評は石渡写真クラブの増田今雄講師、作品の下に「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に掲載

1.吉池 安雄 (3点)

そりあそび「そりあそび」 <飯山雪祭り>
(飯山の雪祭りの一コマとのことですが、作られた雪の滑り台を滑る幼児の足を上げた格好を何ともいいチャンスで止めました。周りの人たちの配置、背景の雪の無い黒っぽい家並みもお祭りの会場の雰囲気、その時の状況を物語っています。)

冬の朝「冬の朝」 <東和田運動公園>
(だんだら模様の雪の地面とどんよりとした雲り空を二分割構図でシンメトリックにまとめ安定感を出しました、左右にあしらった木の枝もいい配置です。、)

雲に向かって「雲に向かって」 <東和田運動公園>
(雲をモチーフに追いかける吉池さんならではの作品。いい雲が出たのを見て、「さて、何をひっかけようか?」昔からある円盤投げの銅像を見つけ、投げる選手と雲をうまくまとめました。タイトルも狙い通りです。下のコンクリートの塊はやや重たい感じになり、せっかくの主題の空と雲を相殺してしまっていますのでいらないか、もう少し削ってください。)

 

2.広沢 一由 (3点)

冬の松本城「冬の松本城」 <松本城>
(上のレンズ雲のような大きな雲の塊、中央の松本城、下の赤い欄干の橋を三段構図で迫りました。それぞれの段にあるモチーフがお互いに連携し合って画面全体が隙なくまとめられています。)

凍てつく朝の太陽「凍てつく朝の太陽」 <長野道・姥捨てSA>
(まぶしさとともに昇ってきた太陽を真正面から捉えています。露出も適正で、「NDフィルター(光を少なく取り入れるフィルター)」を使わずに作品になったことは今様のデジタルカメラのなせる技か?昇った直後なので空の上の空間があるのは仕方ないですが、やや空き過ぎなので少しトリミングしましょう。)

揚がったアー「揚がったアー」 <東和田運動公園> 
(無風の中?懸命に走ってやっと揚がった「凧」を動感を出し捉えています。ピントが「たこ」に合ってしまいましたが、主題は何といっても何度も走ってやっと揚がった「たこ」を喜ぶお嬢さん。こちらにピントを合わせるには、AFのフォーカスゾーンをどう操作したらいいか?「とりせつ」(取り扱い説明書)をひも解き、カメラを駆使し、修練を。)

 

3.早川 球喜 (3点)

DSC_0827「長野灯明まつり、寒い夜の山門」 <善光寺>
(長野冬季五輪を記念したイベント「長野灯明まつり」。五輪なので色は五色の原色で、普通は鮮やかな色で彩られる善光寺本堂や山門です。この作品は山門と、わさわさと動く見物人が落ち着いた色調でまとめられています。)

DSC_0833「参道に浮かぶミニ灯り絵」 <善光寺>
(石畳に並ぶ灯ろうと夜景に浮かぶ門前町の様子がいい露出で捉えています。中央のクロスした光源がひと際目立ちます。やや左下がりが苦になります。)

DSC_0834「赤く染まる善光寺本堂」 <善光寺>
(真っ赤な善光寺本堂と反射光を拾ってでしょうか人物や松の木、雪まで真っ赤に写り、面白い感じに撮れました。この手の写真は、三脚を使って、深度やぶれに注意しながら撮りましょう。ほかのカメラマンに、三脚を蹴飛ばされないように )

 

4.中島 弘 (2点)

01_春よこい_17Y_0312「春よこい」 <塩田平>
(田起しした水田の融け始めた雪と土が微妙なトーンで広がり、はるか向こうの煙を吐いた浅間山と連山、青空が奥行きと広がりを見せスケールのある作品となりました。)

03_願いは?_17Y_0281「願いは?」 <別所の北向き観音>
(別所の北向き観音の本堂。参拝するカップルがおみくじでしょうか何かを手渡そうとしているしぐさを捉えています。手前の左右におびただしい数のおみくじを入れ、人の動きが作者に「願い」を連想させたのでしょう。瞬時にシャッターを切らせたと思います。いい素材が詰まった場所、タイミング、主題を生かすために思い切って削った上部屋根の構図などすべてが整った一枚です。本堂奥の赤色の提灯や灯ろうの明かりもアクセントとなっています。)

 

5.倉澤 利和 (3枚)

ふきのとお「春はもうすぐ」 <自宅の庭>
(早春にいち早く芽を出すフキノトウを上にある雪で季節を表現。数はいっぱいありますが、やや散漫で分かりにくいです。狙いを1つか2つにし、クローズアップレンズで雪の間から頭を持ち上げたフキノトウを大きめに迫るか、ワイド系レンズで最短距離まで近づきデフォルメして背景を入れるという手法もあり、いずれにしろもっとアップで迫ってみよう。)

ホクト文化会館N01「冬晴れ」 <ホクト文化会館の公園>
(冬晴れの公園のさりげない風景ですが、園内の曲線を描く道をアクセントに樹木が青空の背景に浮かんでいます。一人散歩の人がいますが、位置を工夫するともっと分かりやすくなり存在感が出ました。)

ホクト文化会館N02「おじいさんと一緒」 <ホクト文化会館の公園>
(お孫さんをそりに乗せて引っ張る男性を前面に出して作画しました。お断りしたので肖像権は問題ないですが、カメラの目線でやや動きが止まってしまったのが惜しまれます。さりげなく公園の中の雪原を横切る自然の感じを捉えるには、この前後がシャッターチャンスです。撮影の前後で話し掛けましょう。)

 

6.萱津 信子 (3点)

IMG_0089「あーア 散ってしまった」 <池田町>
(先月の作品の池田町の真っ盛りの紅葉が葉を落とした光景。行ってみたら散っていたが、あきらめずにシャッターを押し、放射線状に根元から広がる樹形を見事に表現しています。写真は常に「何か絵に(写真に)なるものはないか」と観察することに、貧欲にシャッターを切ることです。)

IMG_0123「秋はロマンチック」
(フォーカスがわんちゃんの顔でなくやや後ピンですが、一面の落ち葉を背景に思い切って最短距離ぎりぎり近くまで近付き、人懐っこそうな犬の目線が印象的です。わずかですが落ち葉の向こうに明るい空間も奥行き感が出ました。)

IMG_2014「犬の雪遊び」
(一切の周辺を廃し、白一色の雪の中でボール遊びをしている光景をシャッターチャンスよく捉えました。ぐっと前のめりになってボールを足で押さえ、曲がった身体全体の格好がいいです。)

 

7.笠原 美敬 (2点)

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「何を考えているのか?」 <桜新町・八幡川>
(桜新町の用水にいたカモをモチーフに、春めいた雰囲気を醸し出しています。川べりに残った雪、カーブ曲線を描いた川がアクセントとなっています。カモの適度な間隔、みんな右を向いたところがおかしさを誘います。)

IMG_0069 団体行動は嫌だ!
「団体行動は嫌だ! 」 <桜新町・八幡川>
(今度の川は直線ですが、群れから離れた2羽のカモを「団体行動は嫌い」と擬人化、作者の狙いが明確に伝わってくる一枚です。)

 

8.池田 治雄 (4点)


「降ったなあ」 <石渡神社>
(折れんばかりにたわわにしなった境内の桜の枝の重なり、灯ろうにこんもりと三角状に積もった雪、参拝者のために誰かが雪かきをした参道。夜中にどさっと降った雪景色を足元の八幡神社にモチーフを求め、作品に仕立て上げています。参道の奥の方に点景人物がいるともっとグレードアップ。


「雪がこんこん」 <自宅ベランダから>
(降りしきる雪の中でもシャッターを押し作品に仕上げた労作。雨降りとか雪降りはよほどの事がない限り撮影はお休みするカメラマンが普通です。自宅ベランダからとはいえ、降りしきる雪を撮ってみようとカメラを持ち出しシャッターを切ったところがすごい。その成果が、どんよりとした雪曇りの空に、ぽっかりと太陽が見え、不思議な光景となりました。送電線を画面全体に配したアイデアもよく、下に小さいながらテレビアンテナがちょこっと見えるのも生活感が出ました。)

「雪のトンネル」 <自宅ベランダ>
(構図の中にある「三角構図」で、三角の向こうに見える景色に視線を誘導する効果的な構図です。いっぱい積もった三角の雪の向こうは、やはり雪景色。雪をこれでもかと見せつける印象的な作品となりました。)

「大丈夫かな」 <自宅前道路>
(雪かきをする女性が通りかかった手押し車のお年寄りを振り向いた瞬間をものにしました。多分、おぼつかない雪道を危なげなく通って行った経過を作者も見ていたことでしょう。作者の思いが伝わってくる作品。もう少し、周りをトリミングし人物を大きめにするともっと迫力が出たと思います。)


【担当:広澤一由】

1月月例会作品

<五十音順に掲載>講師は石渡写真クラブの増田今雄講師

作品の下に、「タイトル」 <撮影場所> (講評) の順に掲載

池田 治雄 (3点)

「ああ寒い」 <自宅の庭>
(講評:自宅庭の池田家の守護神?のカエル。凍てついた早朝、周辺が真っ白な霜の中にいるカエルがいかにも寒そうです。口周辺に当たった差し込み始めた冬の日差しが温もりを感じさせ、寒さと対照的です。擬人化した「寒さ」が伝わるとともに、隣にいるクマのぷーさんと一緒に春を待ちわびる気持ちも読み取れます。

「まだ頑張ってる」  <自宅の庭>
(講評:つぼみのまま開かずに冬を迎えてしまった一輪のバラ。うっすらと来た雪にも耐えている姿に感動した作者の気持ちが伝わってきます。

「初雪」   <自宅前の道路>
(講評:うっすらと積もった初雪。朝一番に通り掛った車、自転車、人、それぞれの足跡が姿こそありませんが、いる気配を感じさせてくれます。まだ街灯が灯っている時間帯に、ずくを出してカメラを持ち出し、シャッターを押した労作。

笠原 美敬 (3点)

「雪を待つ菅平高原」 <長野市内から>
(講評:雪がなく穏やかにスタートした今年のお正月。例年はもっと真っ白な菅平も何かおかしい・・・?。雲上殿の高台から善光寺平を俯瞰したアングルでスケール感が出たさりげない風景写真ですが、ニュース的に捉えた記録写真です。説明に年月日を入れるといいと思います。

「正月も終わりだ」 <石渡・どんど焼き>
(講評:一年の締めくくりと年の始めを家族で祝ったお正月。本年の無病息災、家族安泰を祈願して飾ったしめ飾りやだるまなどをお炊き上げするどんど焼きに、過ぎ行く時の流れ、無常感などを感じた作者の思いが作品、タイトルから伝わってきます。

「燃え尽きた」 <石渡・どんど焼き>
(講評:前の作品の後のシーンですが、燃えている、いないの違いがあるだけで、むしろ「終わりだ!」という意味合いを込めるなら、「正月は終わりだ!」の作品は、こちらの燃え尽きた写真が良かったかもしれません。一つのテーマを複数の写真を組み合わせて見せる「組み写真」でも良かったかも。

 

萱津 信子 (2点)

「やっと出会えた七色カエデ」 <池田町>

「孤高の七色カエデ」  <池田町>
(講評:2作品の講評=著名な池田町のカエデを角度をやや変えて撮影した作品ですが、地面の微妙な傾きの違い、鑑賞に訪れた人々の配置や大きさの違いなどがありますが、2枚とも主題のカエデを「日の丸構図」で画面の中央に配置し印象深い作品になりました。背景の様々な木々の色もグリーンでカエデの色彩を盛り立てています。向こうに山並みの見える方が奥行き感がありスケール感が出ています。

 

倉澤 利和 (3点)

「満水の浅川ダム」  <長野市浅川>
(講評:満水となった穴あきダムをV字の谷と、満水となったダム湖を「二分割構図」でまとめた記録写真。細かいことですが、微妙に左に傾いているので水平にすることと、左下下部にある少しだけ写った手すり?みたいなものが中途半端なのでトリミングで削ってください。

「今にも電車が走ってきそう」                           <旧国鉄篠ノ井線廃線敷きウォーキングコース ・豊科地籍>
(講評:遊歩道とのことですが、道路や土手などが中央に向かって収れんしてゆく「放射線構図」で奥行き感が見る人の目を誘導します。左右の木々や向こうの青空、雲も印象的、欲を言えば、視線を誘導した向こうに、点景として家族連れとかカップルなどがいるとアクセントとなり、ぐーんとグレードアップしました。

「人々はどこに?どんど焼き」 <石渡どんど焼き>
(講評:石渡地区のどんど焼き。燃え盛るこの瞬間には、餅や団子を焼くのを待つ区民が200人超はいましたが、人っ子一人いない不思議な光景で、何かを訴えているような気がする作品です。ひたすら御神を燃やし、区民の本年の無病息災、ご安泰などを願うだるまが印象的です。

 

中島 弘 (3点)

「意気揚々」 <長野市篠ノ井>
(講評:何かを口にくわえ低空飛行しているカラスを見事にキャッチしました。鳥なので、写真的には右上の青空の中に位置するとバランスがとれたのでは・・・・と思います。が、くわえたものをこれから食べるか、あるいは貯食のため隠す場所を探すためか、カラスらしいショットと思います。

「熟れすぎた柿」 <長野市松代>
(講評:柿が豊作だった昨年と、昨今あまり収穫しなくなった時代的事情を端的に反映、表現した時評作品です。柿の占める割合がほぼ半分ですが、もう少し6~7割まで入れると主張が明確に、力強い写真になったと思います。柿を食べに来た鳥でもいるともっと付加価値がアップ!

「春のじゅうたん」 <千曲市>
(講評:画面中央の少し上部の民家に向かって収れんしてゆく麦の畝。手前に横切る畝と合わせリズム感が出ました。欲を言えば、早朝か夕暮れの斜光線で狙うと畝の線が浮き出て、もっと主張が鮮明になったと思います。

 

早川 球喜(3点)

「古戦場の雪化粧」 <松代>
(講評:雪に埋もれた古戦場の東屋や池の静かなたたずまいが寒さ、静かさを表現しています。小さいですが左にいる水鳥、下の枯れすすき、右下の雪の塊はいずれも中途半端なのでトリミングで消すか、撮影時に入れるならもっと大胆に入れてみてもよかったと思います。

「海津城址から山々を望む」 <松代>
(講評:常緑樹と葉の落ちた桜やイチョウの落葉樹を対照的に配し、石垣の向こうに広がる集落と里山をうまくまとめています。

「結氷した海津城址のお堀」 <松代>
(講評:海津城の石垣とお堀を主題にまとめ、お堀の中の凍った氷の上の丸い模様も面白い感じです。左に少しだけ見える柳の木は、もう少し幹や枝を入れると、画面全体の左側の押さえになり安定した作品となります。

 

広沢 一由(2点)

ミニSL最終調整「ミニSL最終調整」 <鉄道記念日・JR平林工場施設公開>
(講評:整備士らが寄ってたかって整備している様子が、にぎやかな感じで捉えられています。2,3人がやや前かがみで手をかけているところに動感がでています。背景の旧国鉄長野工場の建物も場所の説明に役立ちました。

「平和を願う石鐘楼」 <古間 称名寺>
(講評:石が吊り下げられた鐘楼を主題に、向こうに広がる民家や田園、山並みをうまく配置したアングルがいいです。鐘楼内がやや露出アンダーなので、カメラについているポップアップ式ストロボ程度でも一発たくと明るくなったと思います。

 

吉池 安雄(2点)

「春の朝」 <石渡>
(講評:シルエットとなった家並みなどがまだ静寂な未明の雰囲気を醸し出し、日の出前にピンクに染まった雲を捉えています。もっと厚い雲だとボリュームが出てよかったですが、自然現象で仕方ないですね。また挑戦を!

「初日の出」 <運動公園>
(講評:この作品も日の出前に染まる雲と空を綺麗に捉えています。運動公園の陸上競技場を前景に、街路樹のケヤキを左に大胆に、右に少し取り入れアクセントとなりました。画面が暗くて分かりずらいですが、やや左下がり?

【担当:広沢一由】

12月月例会作品

<五十音順に掲載> 講評は石渡写真クラブの増田今雄講師

「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に記載

池田 治雄 (2点)

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「晩秋(冬の支度を急ぐ石渡神社)」<石渡神社>
(講評:昨年のナラタケ菌退治が奏功、今春には見事に咲いた桜の葉の紅葉。一番色づいた盛りの時期の葉が画面の八割近くを占め、晴れた日の光線をうまく使ってボリューム感あふれる作品です。やがて葉が落ちる冬へと向かう光景を同じ位置から撮影、季節の移ろい、時の流れを2枚組みで表現しました。「瞬間を止める」という写真の持つ特性が出た組み写真となりました。)

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「落ち葉の中に小さな花見っけ!(虫眼鏡で見て)<石渡>
(講評:イチョウの落葉、根本部分を少し入れ、回りを囲むように埋めた葉を写しています。よく見ると中央部分に小さな白い野菊が2本。作者の細かな観察力、感性が感じ取れます。)

 

笠原 美敬 (2点)

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「凍り付いた初雪」 <志賀高原横手山頂>
(講評:いい素材に巡り合い、すかさずシャッターを押した作品にした努力が感じ取れます。手前の雪が積もった樹木と向こうの山並みの裾、両方の斜めのラインがマッチしリズム感を生み出しています。)


016「遠方に広がる北アルプス連峰」 <志賀草津ライン>
(講評:同じ時の作品ですが、晩秋の志賀高原に突然訪れた冬将軍の白い雪の風情をよく捉えています。欲をいえば、空の部分が多すぎるので、(空の)半分位はカットすると主題が鮮明になります。)

 

萱津 信子 (2点)


img_1983「イチョウのじゅうたん」 <吉田の大銀杏>
(講評:吉田の大イチョウの木の下の方だけを切り取り、社の屋根や地面いっぱいに落ち葉を入れ、大胆なフレーミングでまとめました。回りの民家も、イチョウの木がある状況を説明するのに役立っています。)


img_1984「御神木 弘法イチョウ」 <吉田の大銀杏>
(講評:今度は思い切って、大イチョウの根元と横に張った枝ぶりで樹齢1000年超とされる大イチョウの生命力が表現できました。もう少し、根の下(画面の下)を入れると安定感が出ました。)

 

倉澤 利和 (2点)

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「焼岳・大正池」 <上高地>
(講評:上高地の大正池。ぴたりと静止した水鏡に焼岳をシンメトリックに写し込み印象的な作品となりました。やや露出がオーバー気味なので、中央の黒部分は真っ黒につぶれても、飛んだ調子を出して色調を整えてください。)

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「キイロハギ」 <三重県伊勢シーパラダイス>
(講評:「黄金分割点」に黄色の熱帯魚を置き、見る人の視線を効果的に誘導しています。水族館の水槽の中のようですが、その割にはピントもシャープで魚の動き、背景の水草、全景などの配置もいい感じです。)

 

中島 弘 (2点)

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「小春日和のモミジ」 <山梨恵林寺>
(講評:大胆に中央に配した杉の木の大木を背景とし、主題の紅葉を浮き立たせています。更にその奥の空間にはお寺でしょうか、屋根をさりげなく置き雰囲気を盛り上げています。手前に立ちはだかる枝は邪魔と言えば邪魔ですが、枝の色が黒色なのと紅葉との微妙な重なりを避けてあり、ごく自然な感じに受け取れます。)

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「どうしよう」  <山梨恵林寺>
(講評:いい素材を発見しました。すかさずシャッターを切りました。木の上に登って枝の先端に口先を当てる猫のしぐさも絶妙です。弱まり行く秋の日差しが感じ取れ、残った紅葉の葉が数枚あるのも効果的です。)

 

早川 球喜 (3点)

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「紅葉に憩う」 <長野市保科>
(講評:適度に日が差し込んだ1本のカエデの木を中心に、微細に変化する葉の光、色彩のグラディエーションを巧に表現できました。惜しむらくは、手前にいる白い装束の人物は、せっかくの雰囲気を相殺し点景としてはいらない感じです。

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「山寺の錦秋」 <長野市保科清水寺>
(こちらは、中央に当たる日差しに映える色彩を印象的にまとめました。左右に広がりながら暗くなっていくのも、中央部分を引き立てる役目を果たしています。こちらは、どこかに点景人物が欲しかった。

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「山寺の錦秋」 <長野市保科清水寺>
(講評:前の作品の右側手前に一枝の葉を前景としてあしらって作画しています。もう少し大胆に入れてもよかった。

 

広沢 一由 (2点)

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「晶禅寺の紅葉」 <長野市上松>
(講評:やや見上げたアングルで主題の紅葉を針葉樹の常緑を背景にして目立たせています。寺の一部でしょうか、屋根もどういう状況にある紅葉か分かっていいです。)

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「夜の如是姫像」 <JR長野駅前>
(講評:ブルーにライトアップされた妖しく光る如是姫を、長野駅の大屋根を背景に捉えました。やや画面全体が左下がりなのと、左にある柱が右端で中途半端に切れているのが気になります。)

 

吉池 安雄 (2点)

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「晩秋の夕焼け」 <東和田運動公園>
(講評:明るい昼間だとコンクリート製で無粋な”四阿風”建物に写りますが、シルエットにしてアクセントにし、夕焼けに染まる雲とともに晩秋の夕暮れの雰囲気を捉えました。左右にある葉が落ちた樹木も雰囲気を助長しています。)

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「つたもみじ」 <東和田運動公園>
(講評:無機質なコンクリートを覆い、秋の彩りを演出する蔦をモチーフに作画、いい素材を見つけました。下方の地面が斜めに右に上がり、蔦は左右から右下方向へ斜めに下がる・・・。線で構成された作品ですが、線の流れがリズム感を生んでいます。ややピントが甘いの残念。)

【担当:広沢一由】

11月月例会作品

<五十音順に掲載> 講評は石渡写真クラブの増田今雄講師です。

1.池田 治雄 (3点)

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「運動公園欅並木の紅葉」 <撮影場所:東和田運動公園>
(評:見事な紅葉です。発色も素晴らしい。どこの紅葉なのか建物とかを少し入れると良かった)

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「秋の石渡神社」 <撮影場所:石渡神社>
(講評:紅葉は写ってますが背景で神社が主の写真になってしまいました)

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「秋の石渡神社」 <撮影場所:石渡神社>
(講評:わが石渡神社にはこんなにも綺麗な紅葉に囲まれる時があったのか!という現実を目の辺りに見せてくれています。

2.笠原 美敬 (2点)

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「池に写る新緑の松」 <撮影場所:平泉町毛越寺浄土園>
(講評:水面に山の景色を投影した上下ほぼ均等の二分割構図で安定した作品となりました。手前左下の柵やその上の斜めの松もアクセントになりました)

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「海に浮かぶ灯台」 <撮影場所:陸奥湾蟹田港~脇野沢港>
(講評:面白い岩をモチーフに作画できました。あまりいい天気でない曇り空なので上を少しカットし、岩にもっと迫ると迫力がでます)

3.倉澤 利和 (3点)

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「参道」 <撮影場所:戸隠・奥社>
(講評:何百年以上の杉並木の太い幹が、人物を入れることによって対比されスケール感が表現できました)

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「秋の雷滝」 <撮影場所:高山村>
(講評:右上から斜めに流れ落ち、くるりと向きを変え左上の方向に流れ下る。流れ、動きを感じさせてくれます)

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「親子」 <撮影場所:高山村山田牧場>
(講評:草紅葉の牧場でのんびりと草をはむ牛たちがバランス良く適度な配置で捉えています)

4.中島 弘 (3点)

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「晩秋の千曲川」 <撮影場所:千曲川河川敷>
(講評:長芋の枯草と畑の耕作跡の線が斜めに入り組み、その向こうにススキ、樹木は水平で「線」をうまく利用して作画、リズム感がでました)

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「冬を待つ稲田」 <撮影場所:千曲市>
(講評:この作品も水田や道路が広がる棚田の一角を、交差するやや斜めの線をうまく利用してまとめ、リズム感がでました)

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「至福の非日常」 <撮影場所:聖湖>
(講評:水面に浮かぶ木道でしょうか、面白いジグザグ模様を見つけました。左下にいる釣り人も点景として効果的です)

5.早川 球喜 (3点)

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「ゆめのくにへようこそ」 <撮影場所:長野市大豆島>
(講評:お祭りの中の親子を中望遠レンズでスポット的に浮かび上がらせました。上の建物の傾きが気になるので少しだけカットしましょう)

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「秋のひととき」 <撮影場所:長野市上西之門町>
(講評:これ以上近づけないし、もたもたすると逃げてしまうトンボをよく撮りました。左右の画面が無駄ですので縦位置写真にトリミングしましょう)

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「袋田の滝」 <撮影場所:福島県>
(講評:画面を斜めに流れる雄大な滝と、幾筋もの水の流れが面白いです。欲を言えば、上の方の稜線や空が入ると奥行き感がでました)

6.広沢 一由 (3点)

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「湖底が見える淺川ダム」 <撮影場所:淺川ダム>
(講評:さまざまな議論を得て完成した淺川ダム。水が溜まる上流からですが、もっと画角を下げて下の水路が見えると良かった)

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「朝霧が晴れての眺望に一息」 <撮影場所:黒斑山中腹>
(講評:秋の小春日和。春霞が雰囲気よく写り、広々としたスケールの大きい作品になりました)

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「穏やかに噴煙をあげる浅間山」 <撮影場所:黒斑山より>
(講評:浅間山の噴煙が白い雲のように見え、活火山と思えないのんびりとした風情となりました)

7.広田 美土里 (3点)

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「琵琶池秋景」 <撮影場所:山ノ内町>
(講評:手前の岸辺に織り成す紅葉を水辺に浮かべ、向こうに目をやれば左右から丘陵が折り重なり、さらに奥に山、と遠近感がよくでました)

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「霧のブナ林」 <撮影場所:妙高市>
(講評:ブナの木を手前、中間、奥と配し、霧の雰囲気をうまく表現しています)

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「秋の不動滝」 <撮影場所:妙高市>
(講評:滝の水が出るポイントを黄金分割点に位置し、やや斜めに落ちる滝の流れが、見る人の目を飽きさせません)

8.吉池 安雄 (2点)

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「クレーン」 <撮影場所:長野市中越>
(講評:巨大なクレーンが、広大な空の中に重たい荷を吊り上げる瞬間を捉えました。いいシャッタータイミングですが、少し傾きが苦になります)

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「落ち葉掃き」 <撮影場所:東和田運動公園>
(講評:紅葉に囲まれた運動公園内、道の枯れ葉を掃き掃除する人物をうまくあしらい、左右に分かれた竹ぼうきの動きもいい感じです)

以上22点です。 

(写真投稿担当:広沢 一由)

 

9月月例会作品

<写真を1クリックすると拡大できます>

hn0903_16y_7817-jpg ■作者:中島弘 ■題名:「まだ登るの」 ■作者のコメント:体も心も「もういいよ!」
■講師コメント:道標と登山者をシルエットに、雲海のスケールがでてます

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■作者:中島弘 ■題名:「逆さ富士」 ■作者のコメント: 雲の上の逆さ富士が高さを表す
■講師コメント:珍しい逆さ富士に出会えてラッキーでした

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■作者:中島弘 ■題名:「安堵」 ■作者のコメント:目標を達成し、静寂が心を癒す
■講師コメント:日本一の山から見るさまざまな下界がスケール感を持って迫ります

img_1237■作者:廣田美土里 ■題目:「夕映えの棚田」 ■作者コメント:焼けた空が田んぼに映り一瞬のドラマでした 
■講師コメント:さまざまな形の水田、水面に映る朝焼け!印象的な作品

img_3145■作者:廣田美土里 ■題名:「れんげつつじ咲く頃」 ■作者コメント:丁度可愛らしい雲が浮かんでいた 
■講師コメント:手前、その向こうにあるツツジ、雲と遠近感が出て、小さいながら見つけた雲を広大な空に浮かばせました

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■作者:廣田美土里 ■題名:「トニシマカンゾウが咲く大野亀」 ■作者コメント:海に突き出た岩場に咲く見事な群落であった 
■講師コメント:花が咲く丘のやや斜めの線と背景の山が柔と剛を対照的に表現できました

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■作者:笠原美敬 ■題名:「夜桜」 ■作者コメント:桜と湖面に浮かぶ橋 
■講師コメント:桜、赤い橋、湖面の街灯の筋がバランス良く配置できてます

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■作者:笠原美敬 ■題名:「アジサイ」 ■作者コメント:雨を待つ庭に咲いたアジサイ 
■講師コメント:花びらのひとつひとつが立体感を持って表現できてます

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■作者:笠原美敬 ■題名:「レンゲツツジ」 ■作者コメント:高原に咲くレンゲツツジ 
■講師コメント:背景の高原の環境が良くわかります。オレンジ色が綺麗です

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■作者:吉池安雄 ■題名:「秋の雲」 ■作者コメント:羊雲があまりにも美しかった 
■講師コメント:右端に送電線を入れたことで雲の高さが出ました

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■作者:吉池安雄 ■題名:「蜂の終焉」■作者コメント:もう飛ぶことができずに歩き回っていた 
■講師コメント:小さな昆虫の命の動きをよく見つけました

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■作者:吉池安雄 ■題名:「樹陰」 ■作者コメント:樹陰の色合いに魅せられて 
■講師コメント:逆光をうまく使い、樹陰が印象的に表現できました

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■作者:倉澤利和 ■題名:「飯綱山」 ■作者コメント:飯綱山と松のロケーションが良かったのでシャッターをきりました 
■講師コメント:面白い素材を見つけました。背景の山との距離感も良く空気感がでました

%e5%ad%ab■作者:倉澤利和 ■題名:「孫」 ■作者コメント:どんな娘に育つのか?ちょっと心配です! 
■講師コメント:周辺の黒ボケはレンズフードの枠?タイムスリップしたような効果がでました

%e3%81%b2%e3%82%81■作者:倉澤利和 ■題名:「ひめ」 ■作者コメント:同居している猫「ひめ」、昼寝はこの場所が指定席です 
■講師コメント:いい素材を逃がさず撮りました。気持ちよさそう!

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■作者:池田治雄 ■題名:「クラハムトーマス」

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■作者:池田治雄 ■題名:「デンティベス」

%e8%96%ab%e4%b9%83■作者:池田治雄 ■題名:「薫乃」
以上3作品について■作者コメント:家の新築を機会に庭先に薔薇を植えて育てています。20種類50株位ありますが、私は専ら草取りと消毒を任されています。今年も綺麗に咲いたので写真に収めました 
■講師コメント:丹精込め、見事に咲いたバラの花々を青空に浮かしたり、光線をうまく利用し、細部まで描写できました(3作品共通)

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■作者:早川球喜 ■題名:「春の隅田川」 ■作者コメント:対岸の墨田公園はちょうど桜祭りが行われていた 
■講師コメント:春のうらーらーのー。歌声が聞こえてきます

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■作者:早川球喜 ■題名:「石渡神社の御柱祭」■作者コメント:神社の境内、今年は7年に一度の御柱祭が行われた 
■講師コメント:建立された御柱を配し、獅子舞、見物の氏子たちと祭りの雰囲気満点です

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■作者:早川球喜 ■題名:「秋深し、清水寺の紅葉」 ■作者コメント:昨年の秋、ちょっと遅めの紅葉を撮影した 
■講師コメント:灯篭と紅葉をうまく配置し、点景に人物を入れたこともアクセントとなりました

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■作者:広沢一由 ■題名:「霧の中に咲くツツジ」■作者コメント:霧で幻想的な高原(入笠山)でのツツジが印象的だった 
■講師コメント:中央奥にある樹木が遠近感を演出し、霧の雰囲気を出しています

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■作者:広沢一由 ■題名:「蜜を吸うアサギマダラの群れ」■作者コメント:焼額山で遠距離移動を前に乱舞し、蜜を吸う蝶に魅せられた 
■講師コメント:背景をぼかすか、空にするなど単純化すると蝶がもっと浮きだった

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■作者:広沢一由 ■題名:「碓氷峠めがね橋」 ■作者コメント:重層な元JRのめがね橋と青空が美しかった 
■講師コメント:稜線と橋の斜めが交差し、リズム感がでました。空の雲もいいです


【担当:廣澤一由】