339人が参加して自主防災訓練を実施

 石渡区の29年度自主防災訓練が8月6日の日曜日、朝陽体育館で行われました。午前6時、区長から大地震が発生したという想定の一斉メールが送信され、さらに電話で連絡網を利用しての情報伝達訓練が行われました。

 各常会の人たちは、あらかじめ決めてあった指定集合場所に集まり、誘導責任者の指示に従って朝陽体育館に集合しました。各常会長は常会ごとにきびきびと参加人数を報告、集計結果として訓練参加者数は399人との報告がありました。

 参加者は2班に分かれ、AEDの使い方や、太い竹竿2本に毛布を巻きつけた簡易担架の作り方、テントの中に煙を充満させて中をくぐり、煙の怖さを知るスモーク訓練、消火器の使い方を習いました。指導には長野市消防局東部分署の6人や朝陽分団第4班の石渡班4人があたりました。スモークの体験をした笠原千代子さんは「本当に何も見えず怖かった。実際にはパニックになるのでは」との感想でした。

 最後に講評として、東部分署の青柳係長は「みなさん積極的でした。知っていることとやれることとは違う。このような訓練ではぜひ実際にやってほしい」と話していました。


午前6時地震発生。常会単位で避難(5常会)


避難所に集まり、常会ごとに点呼


毛布を使った簡易担架を作る訓練


AEDの使い方を学ぶ


人工呼吸をみんなで体験


炊き出しの訓練。水とともに参加者に配布

「火事だ!」大声で周りに知らせて、放水

テント内に充満する煙を体験

【文:石渡区長水越渉 写真:HPスッタフ 増田今雄】