しめ縄・門松づくり講習会

お正月が近いぞ!!
  ・・・しめ縄・門松づくり講習会が
     開かれました

 恒例のしめ縄・門松づくり講習会が12月14日午後、約30人が参加して石渡公民館で開かれました。公民館の主催です。

 館長の笠原久善さん(1常会)が「昔からの伝統を守っていきたい」とあいさつした後、4人の講師を紹介しました。

 しめ縄の講師は91歳の飯島源一さん(1常会)です。飯島さんは元気いっぱいにしめ縄の意味や由来、作り方などを説明しました。参加者は熱心に聞いた後、それぞれが稲わらをよりながら懸命にしめ縄づくりに取り組みました。

 公民館前では、倉澤利雄さん(3常会)ら3人の講師が、公民館役員のアシストを受けながら門松づくりに取り組み、約2時間かけて立派な門松2基を完成させて玄関わきに設置しました。

【文と写真 石渡つうしん記者:水越渉】

公民館長の笠原久善さん(左端)が4人の講師を紹介しました。みなさん、神妙なおももちです
講師の飯島源一さんがしめ縄に使う稲わらをすっきりさせるため、昔使われた千歯こきでお手本を示しました
参加者は教わった通りに千歯こきを使って稲わらをきれいにしました。かなりの力とコツが必要とのことです
すっきりさせた稲わらを3本束ね、それをより合わせてしめ縄をつくる。飯島さんが見本をつくりました
さあ、いよいよしめ縄づくりです。足や腰を使って稲わらを固定してより合わせていきます
「先生、できました」と女性の生徒さんたち。「まあまあかな」と飯島先生。まんざらでもなさそうでした
公民館の外では門松づくりがスタート。まず太い竹を斜めに切って切り口の美しさを見せます
続いて竹の下の部分を切り落として、長さの異なる3本の竹の長さを調節します
オイル缶に稲わらを巻いて縄でしっかり縛り、門松の基礎部分をつくります
長さを調整した3本の竹をきつく縛りました。かなりの力が必要です
3本の竹をオイル缶に立てます。周りを土やもみ殻をびっしり入れて倒れないように固定しました
2基の門松が完成しました。今年は例年以上に太い竹と大きな謹賀新年の飾りで華やかです。来年は良い年になるよう願いを込めました。
記念撮影をしました。前列左から講師の倉澤利雄さん(3常会)、武田徳雄さん(6常会)、倉澤伸治さん(2常会)。後列は、サポートした公民館の役員のみなさんです

(了)

私たちにできることは…人権擁護講座が開催

 「犯罪被害者とその家族の人権」をテーマにした人権擁護講座が12月14日、石渡公民館で開かれました。約20人余が参加しました。

 講師は長野県人権啓発センターの啓発相談員の寺尾文子さん。2020年に起きた坂城町銃撃事件で2人の子どもを失った被害者などいくつかの犯罪被害者を例に挙げ、家族がどのように人権が侵されたかを話しました。

 この中で、いわゆる二次被害を中心に取り上げ、「容疑者は第一発見者」「被害に遭うのは本人に問題がある」「裁判はお金目当てだ」などの誤った情報の拡散が深刻な二次被害を生んでいると説明しました。近所の人からのこころない言動が6割近くを占めているとのことです。

 では、私たちはどうすればよいのか。「つらかったろうな」などの共感力や被害者の話に耳を傾ける(傾聴)ことが大切で、注意すべきは、何気ない言動が二次被害を与えることですと寺尾さんは強調しました。

【文と写真 石渡つうしん記者:水越渉】

講師の寺尾文子さんは、被害者に受け入れやすい言葉として「大変な思いをしていますね」「よく頑張ってこられましたね」など共感力のある言葉が大切ですと話しました
近所の人の何気ない言動に家族が傷つくことが全体の6割近くを占め、最も多いとの説明に、参加者は真剣に聞き入っていました

(了)。