石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評  
 穏やかな年明けでしたが、早もう一カ月。日差しも徐々に勢いを増し、運動公園サブトラック北東にあるモクレンのつぼみも心なしか膨らみを増してきたような気がします。
 3日は暦の上では立春、春ですね。2日は節分で善光寺はじめあちこちの神社で豆まきが行われます。続く7日からは善光寺一帯で長野灯明まつりもあります。
 正月太り解消?を兼ね、足を延ばしてみましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【倉澤 利和】

「珍しい!(ニャーオ)」(自宅)=1月9日
コメント:右側はひめ(先住猫)メス・左側カイ(オス)。普段はメスの方が、けぎらいしてますがこの日は仲良く?並んで寝ていました。今までこんなことがなかったのですが、珍しかったので撮ってみました。二匹とも保護猫です。
講評:何とも可愛らしい、微笑ましい。あまり見られない光景とかで、よく気が付いて写真に収めましたね。広い意味で、いいシャッターチャンスをものにしました。写真を志すもの、「常にあたり辺りをよく観察し、珍しい光景や瞬間、美しいもの、すごいもの、ほんのりと心打たれるものなどなどに感動し、写真に残す気持ちを忘れずに」というお手本を示してくれた気がします。信毎の1面左下の「こと映え」に四字熟語とともに寄稿したらいかがでしょうか。

【小池 公雄】

「霧氷の朝」(運動公園サブトラック)=2024年12月21日
コメント:起きてみたら凄い霧で、庭木の枝に見事な霜の花を咲かせていたので、公園に様子見に行ってきました。薄暗い感じになってしまいました。手を出していられない程の寒さの中、何周もランニングしている人には、感心しました。
講評:高冷地や河原などで、冷え込んで朝霧が発生した時に見られる「霧氷」。平地では珍しく、よく気が付きました。午前8時半ごろの撮影ですが、まだ霧が残る中、桜の木でしょうか枝に霧氷が張り付き、ぼんやりとした光景が幻想的です。私もこの日午前9時半ごろ運動公園通りを通過、気が付きましたが別件の所用があり断念。
「雪布団」(飯綱町夏川)=1月5日
コメント:飯綱町の冬の棚田の表情をと思い出かけてみました。棚田の斜め上方からねらってみましたが、雪で段々の輪郭が見えにくかったので、下方へ廻ってみました。月明かりの田んぼみたいな写真になってしまいました。
講評:がくんと落ちた感じの棚田の畔が雪の質感たっぷりに表現できています。少し向こうに動物の足跡らしきものが小さく見えますが、できれば画面のもっと手前にあしらうと臨場感がでました。常套的手法ですが、アングルとしては棚田の段々が分かるハイアングル(無理かな?)、そして朝夕の斜光線など光線を工夫すると“棚田の表情”がスケールをもって描けます。
「『シュン君』ご機嫌」(城山動物園)
コメント:城山動物園のアシカ撮影に行きました。あまりの表情の豊かさにびっくりです。水から顔を出して目が合った瞬間を狙いましたが、逆光側でのポーズが多くて、設定に苦労しました。
講評:思わぬ発見があったり、素晴らしい光景に出会ったり・・・。写真を続けていると、何かしらの“返礼”がかえってきます。そのやりとりが醍醐味でもあります。ぐっと近寄ってできた手前の弓状の波、口や鼻の穴がマキシムに開いた一瞬もフォーカスがシャープで迫力満点。惜しむらくは、目がもっと色があるとか、キャッチライトがあるとか生きているともっとグレードアップしました。

【小島 真由美】

「雪が降る日の朝やけ」(自宅前)=2024年12月13日
コメント:日の出前、雲のオレンジと雪でないところの反射?があったので、それをとりたかった。
講評:日の出(入り)前後の30分、合計1時間ほどを「ゴールデンアワー」もしくは「ブルーアワー」と言って、写真愛好家にとっては狙いどころの時間帯です。刻一刻と変化してゆく様は、感動とともに、見る人にも同じ感動を味わってもらえる作品が生まれるからです。ということで、小島さん、いっぱしのカメラウーマン(失礼)。いいところに気が付きシャッターを押しました。ただ、下の駐車している車までは(どこから撮ったという証拠、説明にはなりますが)いらないかと。そして画面が右下がり。その点をトリミング、加工してみました(写真下)。ご参考まで。

「小春日和に参拝」(実家=軽井沢町=のそばの神社)=2024年12月29日
コメント:小さい頃からお参りしている神社。季節によって違う様子になるので、四季を通して撮影していけたらと思っています。
講評:これまたいっぱしのカメラウーマンのコメント。写真の表現方法に、1枚の写真(単写真)で見てもらう方法とやや大きめの画面の中に複数の写真を組み合わせて見せる「組み写真」という手法があります。取りも直さず、季節を違えて、例えばこの神社の春夏秋冬を表現して1枚の中に組み合わせて見せるという手法があると直感したからです。この気付きを大切に、無理しない範囲で、実家に帰ったらシャッタ-を押し続けましょう。季節感を盛り込む、同じアングルから、人物配置など細かいことがありますが、追々・・・。

【後藤 祥子】

「のびのびと芽覚め」(南堀公園)=2022年4月11日
コメント:満開に咲いた桜ののびやかさ。伸びのびと眠りからさめた様子を感じたので表現した。
講評:いくつもの球形の桜の花が散らばり、満開になった桜の花の勢いを感じます。光線も斜光で花に立体感が出ました。画面全体がやや左下がりです。特にスマホ撮影の場合は、機体が軽く、明るい野外では液晶が暗く見づらいという難点も加わります。ぶれや露出、傾きなど特に注意してかかりましょう。シャッター後、液晶を見やすい日陰や車の中などで確認、だめなら再撮影を心掛けましょう。

【高山 三良】

「R7元旦14:26」(長野運動公園)=2025年1月1日
コメント:役定めの後出かけました。雪もなく何と平穏な年明け。子供は風の子、袖なし!
講評:雪のない石渡区の年末年始でした。元日の様子を時計の時刻を工夫してあしらい、元気に遊ぶ家族連れを点景に作画しました。何と袖なし。東の山も昔は、もっと真っ白だったですね。2025年、令和7年、一月一日、午後2時46分。この瞬間を記録した貴重な報道写真でもあります。
「元旦祭を終えて」(八幡神社)=2025年1月1日
コメント:二年参り、元旦祭を終えて、お賽銭がたくさん!お宮も一安心。お疲れさまでした。今年も平穏無事をお願いします。クヌギやケヤキから元気をもらいました。
講評:神社のご神木を前景に、本殿、拝殿。この作品も、真っ青な青空、雪のない2025年の元旦を切り取った記録性ある1枚となりました。

【竹内 一郎】

「善光寺忠霊殿」(善光寺)=1月3日
コメント:久しぶりに善光寺に行きました。撮るものがなかったので・・・。
講評:善光寺本堂の裏側から見た忠霊殿。樹木の向こうに控えめに塔の上部が見え、手前の桜や松の老木とともに歴史、時の流れを感じさせてくれます。

【中島 弘】

「釣り人のいない湖」(麻績村聖湖)=2024年12月26日
コメント:冬の湖は人影も釣り人も居なく静まり返っていました。桟橋は雪に埋もれ寒さに耐えながら春を待っているかのようでした。
講評:ヘラブナ釣り用の桟橋が、雪をかぶり独特の形をして湖の中にたたずんでいます。最盛期のにぎわいとは逆に、静かなオフシーズンの様子が寂し気に表現できました。
「北信三岳プラス」(高山村)=1月5日
コメント:北信五岳の三峰の絶景に出会い新年に相応しいと思いながら撮りました。戸隠、斑尾に代わって高妻、火打山が見えます。今度はモルゲンロートを狙いたいと考えています。
講評:手前はテニスコートか何かでしょうか、雪もなく黒ベースの色彩だけに青空の下に浮かんだ北信五岳のうちの三岳がきれいです。青空の中に白い雲でもあると点景になったと思いますが・・・。朝焼けでピンク色だといいですね。暗いうちの出番、交通事故、足元にはご注意を。

【早川 球喜】

「冬の陽射し」(自宅)=1月9日
コメント:日常の中の何気ない景色ですが、新春の薄曇り空で時々太陽が顔を覗かせているのが、何となく長閑(のどか)で平和を感じました。
講評:中央上部から後光のごとく差し込んだ薄日。それとなく明るい太陽を起点に放射状に広がる光に早川さんはのどかな「平和」を感じたとのコメント。ウクライナやガザの人たちには、そのように感じる瞬間もないかと・・・。そんな日常を大切にしたいものですね。

【廣澤 一由】

「新春5日小寒の朝」(東和田運動公園)=1月5日
コメント:新春5日小寒の朝に運動公園に行くと、早朝からトレーニングをしている人に会う。そして山並みには朝陽を受けて光り輝く飯縄山が印象的だった。
講評:まだ暗いサブトラックと光が差し込んで茜色に染まる飯縄山が対照的です。ランニングの人物も一日の始まりを表現する点景としてひと役買っています。白いヤッケで暗闇に沈まなくてよかったです。
「霧の彼方から」(新穂高ロープウエイ)=2024年9月18日
コメント:あいにくの曇り空で霧に包まれていたが、幻想的な風景も見え、西穂高口駅の展望台からのゴンドラと山並みが印象的だった。
講評:霧に山頂部分は隠れて見えませんが、山肌は北ア特有の山岳模様。ゴンドラの支柱の天頂部を起点に手前に放射状に広がってくる構図で迫ってくる感じがいいですね。ややピントが甘い気がしますので、前後コマでいいものを選び出してください。

【牧内 二郎】

「元旦の石渡区①」(朝日病院近くの畑から・地上130m)=2025年1月1日
コメント:元旦の朝8時の石渡区をドローンで撮影しました。南堀に借りている畑で飛行高度規制150m手前の130mまで上げてみました。石渡区全体を入れたかったけど、空1/3と地面2/3で配置したら運動公園周辺しか入らなかった。
講評:「こんなに高い位置からの写真はどうやって撮った?」。説明を受けましたらやはりドローンからの写真。高山さんの元旦作品と同じく、今年ならではの雪のない石渡区を中心とした善光寺平が一望できた記録写真です。
「元旦の石渡区②」(長野駅方向)

【宮澤 一成】

「乱舞」(白鳥湖=安曇野市)=2024年12月23日
コメント:氷点下7度の川霧の朝、寒さを知らぬかのように、元気に飛び回る鴨たち。
講評:早朝、カモが群れる川面から立ち上る霧が厳冬の臨場感を表しています。その上部には一群のカモが舞い降りる瞬間を収め、静止している群れとは対照的で、「静」と「動」をうまくアレンジした作品となりました。

 

はつらつ体操とお茶のみサロン

―ひと味違った内容で開かれました

石渡公民館で1月27日、「はつらつ体操」と「お茶のみサロン」が開かれました。

冒頭、区の福祉推進員支部長の大津雅之さん(1常会)が「今日はいつもと内容が違います。楽しんでください」あいさつしました
はつらつ体操

40人ほどが参加。「冬の運動不足を解消する簡単な運動と糖尿病のお話」がテーマ。NPO法人ながの健康サポートセンター代表で区顧問の西脇かおるさんが体操指導とお話をしました。西脇さん自身がⅠ型糖尿病と言い、「Ⅰ型もⅡ型も症状的には同じ。対策として食生活の健全維持、適度な運動、ストレスをため込まない、適正体重の維持」の大切さを強調しました。ゴムボールを使って有酸素運動と筋トレを指導、参加者からは「体が熱くなって気持ちがいい」などの声が聞かれました。

ゴムボールを使って糖尿病対策の運動を指導する区顧問の西脇かおるさん
参加者はゴムボールを指でモミモミ。指先の運動です
続いてゴムボールで肩や腕、脚などを軽く叩き、全身の筋肉をほぐしました
両脚でゴムボールを挟んで力をグッと入れる。内ももの強化です
両脚で挟んでスクワット。お尻や太ももの強化になります
お茶のみサロン

体操の後は今年度3回目のお茶のみサロンです。長野市青木島にお住いの伝統文化演者、山崎寛子さんが、津軽三味線や銭太鼓、紙芝居などさまざまな伝統芸を披露、参加者はお茶やお菓子をいただきながら、歌ったり踊ったりして楽しんでいました。

五円玉を入れた2本の棒を操って行う銭太鼓です。チャッ、チャッという音が心地よい
津軽三味線の伴奏で、全員で「武田節」を熱唱しました
南京玉すだれの熱演。拍手が起きました
宮城県の民謡「こめぶし」を紙芝居にして、お米の大切さを訴えました
「リンゴの唄」に合わせて山崎さんと参加者が一緒に歌ったり踊ったり。楽しい光景です
ボンボンを振って踊る参加者のみなさん。なんだか楽しそう

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

(了)

令和7年どんど焼き行われる

令和7年どんど焼き行われる
 積雪もなく好天に恵まれた19日、石渡区の「どんど焼き」が行われました。氏子総代、育成会、公民館などの主催で、昨年まで実施してきた長野運動公園東の空き地が公園周辺整備のため使うことができなくなり、南堀のホクト駐車場に場所を移してのどんど焼きとなりました。
        (写真・文 石渡つうしん記者 増田今雄)

準備
 昨年1年間、区民の安泰を見守ったお札やだるま、そして今年一年の健勝、幸福を祈願した松飾りや門松の正月飾りは、早朝に育成会の児童らが各戸から回収、最寄りの公園(区内5カ所)に集めました。午前9時半過ぎ、軽トラで会場に運ばれ、主催者関係者らがお飾りの金具やビニールなどを一つ一つ丁寧に点検し除去、次々とやぐらに組み立てました。だるまは金づちで頭部と台座に穴をあけわら縄で連結、やぐらを囲むように飾り付けました。最後に、昨年暮れ石渡八幡神社の拝殿前の交代したしめ縄をやぐら上部に飾り一基が完成しました。

集積所にだるまやしめ飾りを持ってきた家族連れ=かつら団地北遊園地(5常会公園)

各戸から集めたお飾りは軽トラに積み込み南堀の会場へ=かつら団地北遊園地
正月飾りの金具やビニールひもなどはペンチやニッパなどで分離、除去。次々とやぐらに積み上げられました

だるまは金づちで頭部と底に穴をあけ(写真上)、わら縄で連結(同中)。やぐらを囲むように取り付けられました(下)

最後に石渡八幡神社拝殿前のしめ縄を飾ってやぐらが完成(写真上)。遠く長野市のシンボル飯縄山と共演(下)

願い事が書かれただるまや正月飾り=写真上。中には、剣道で使われた竹刀も=写真下。お焚き上げをじっと待つ

お焚き上げ
 午後2時前には主催者、消防団、さおや柳の枝などにお餅を付けた親子連れなどの区民が続々と集まりました。会場周辺は畑や田が広がり風も微風。遠く飯縄山や東の連山が青空に映え、絶好の“どんど焼き日和”となりました。
 徳武美喜男氏子代理が司会、進行。まず、廣澤幸一氏子総代がやぐらの周りをお神酒で清め、いよいよ点火。竹内一郎区長、氏子総代、松田由香育成会長、笠原久善公民館長がたいまつで灯すと見る見るやぐらは火に包まれ、燃え上がりました。

お神酒でやぐらを清める廣澤幸一氏子総代
氏子総代、育成会長、公民館長、区長がたいまつで点火
青空を焦がし一気に燃え上がるやぐら
均等に燃え上がるように火の管理をする消防団員
飛び入りで書き初めを投入する姿も

「熱っつ~」。区民の安泰を見守っただるまも“最後”。「ありがとう!!」

やぐらを遠巻きにし、燃え尽きるのをじっと待つ区民ら

無病息災・家内安全
 焼き終えた炭火(おき)で焼いたお餅を食べると今年の無病息災、家内安全、商売繁盛などが叶う。いにしえからの伝統に、区民は、竹や菜園用のイボだけ、柳の木の枝など思い思いのさおにお餅やマシュマロなどをぶら下げ、遠巻きにして火が下火になるのをじっと待ちました。
 火の温度は数百度超でしょうか、時折、門松の竹が「パン」と大きな音ととに破裂。消防団員の皆さんが火が均等に焼きあがるよう、焼き残ったダルマを中に入れたり、かき回して火の管理をしてくれました。
 点火後約40分。「ぼつぼついいですよ」と徳武氏子代理のアナウンスが流れると、一斉にお餅などをぶら下げた区民らが残り火を取り囲む。炭火(おき)を目差してさおを伸ばす。しかし、肌がもろの顔ばかりが熱い。手や帽子などで顔を覆いながら焼く姿は、いつもながらのどんど焼きならではの光景です。
 お餅のほか、スルメ、マシュマロ、たい焼き、サツマイモなど焼き物は多彩。焼きあがると早速口にし、「ことしも無事、健康で、平和でありますよう・・・」。

ほぼ鎮火し燃え残った炭火(おき)の中に、さおを伸ばす区民
近づくととにかく熱い。顔を背けたり、帽子で覆ったり・・・
柳の枝にスルメとマシュマロ

中にはたい焼きや焼き芋を焼いた家族も

焼きあがったお餅を早速口に。今年も無病息災、安全! 

 場所が例年と違い少し遠かったためか、参加総数はこれまでの200人越えより少ない150人余。およそ1時間で無事終わりました。
 関係各位の皆さま、そして参加の区民の皆さま、お疲れさまでした。

長寿会 信大附属特別支援学校で新年会

1月14日信大附属特別支援学校で新年会が行われました。生徒、先生、来賓の学校 関係者と石渡長寿会三十数名が参加して楽しいひと時を過ごしました。最初に自分で 書いた書初めを披露しながら自己紹介をした後全員で餅つき、長寿会員も懐かしそう についていました。つきたての餅を食べながら歓談。校内の畑でとれた大豆を石臼 で引いたきな粉は特別の味でした。新年アトラクションでアーチェリーと駒回し、石 渡神楽保存会の協力で獅子舞が披露されました。石渡の獅子と生徒が自作した獅子が 並んで舞い会場が盛り上がりました。生徒も先生も獅子に頭を噛んでもらい「頭が良 くなりますように」。あっという間に2時間が過ぎました。

【文と写真 石渡長寿会長 高山三良】

「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」が開催

 1月12日、石渡公民館で恒例の二つのイベントが開かれ、終日にぎわいました

餅つき体験講座

 午前10時から公民館前庭で開かれ、天候にも恵まれて大勢の親子が集まりました。公民館役員が用意したもち米15㎏を石臼に移し、「ヨイショ」の声援を受けながら、お父さんや子どもが順番につき上げ、貴重な体験をしました。つき上がったお餅は、あんこやきなこをまぶし、全員に振る舞わられ、あらためてお正月気分を味わっていました。

天候に恵まれたこともあって、大勢の親子が集まり餅つきを楽しみました
子どもたちが見守るなか、まず公民館役員がお手本を示しました
お父さんも飛び入りで参加、「つかれる~」とのことでした
子どもは小さな杵を使ってチャレンジです
「ぼくも、私もやりたい…」と行列ができるほど、餅つきは子どもたちの人気を集めました
つき上がったお餅は女性役員のみなさんがあんこやきなこで包み、参加者に提供しました
いただいたお餅を母子一緒に食べました。「おいしい~」とⅤサインです
新春レクリエーション大会

 午後は、公民館大広間で新春レクリエーション大会です。大人たちはマージャンと囲碁です。マージャンには20人が参加、5つの卓を囲んで、楽しさと真剣さを交えて交流を深めました。子どもたちは例年以上に大勢が参加して、オセロやトランプ、将棋を楽しみました

開会の冒頭、あいさつする公民館長の笠原久善さん(1常会)。右は副館長の林辺智子さん(2常会)
例年以上に大勢の子どもが参加して、オセロゲームなどを楽しみました

トランプ遊びも楽しそうです
熱の入った将棋ゲーム。なかなかの腕のようです
マージャンの開始です。「親睦、親睦」と言いながらも「勝負、勝負」と真剣な雰囲気です
「ウ~」とか「ア~」とか、切ない声が響き渡りました
3常会の倉澤利雄さんが最終盤で大四喜というすごい手(役満)を上がり、大逆転!思わずⅤサインです
囲碁のコーナーは例年2人ですが、今年は4人が参加。少しにぎやかに
笠原館長(左)からマージャンの優勝賞品を受け取る倉澤利雄さん。右へ2位の牧内二郎さん(6常会)、3位の須田正志さん(8常会)
レクリエーションが終了。区相談役の竹内正男さん(1常会)の音頭で「かんぱ~い」
懇親会が始まりました。あちらこちらでマージャンの反省やらジョークが飛び交いました

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評

明けましておめでとうございます。
 掲載が年を越してしまいましたが、昨年12月の例会作品、講評です。
 昨年は元旦早々の能登半島地震、翌2日の羽田の飛行機事故と不穏な幕開けでしたが、今年は家の周りに雪もない穏やかな2025年、令和7年の年初めとなりました。どんな年になるでしょう。 
     12月の例会から、クラブに新しいお仲間が増えにぎやかになりました。牧内二郎さん(6常会)、後藤祥子さん(6常会)、小島真由美さん(5常会)の3名です。写真を通して知識と見聞を広げ、仲間同士の親睦を深め楽しくやっていきましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。
※作品・講評の順番は、会員の氏名を「あいうえお」順に、月ごとに逆にして紹介しています。

【吉田幹男】

「冬の訪れ」(自宅)=12月9日
コメント:店先に並んだシクラメン、購入して次の年もと考えるが上手くいかない。作品は、陽の差す窓側に置いて花を撮りました。
講評:上の写真と下の写真は同じに陽の差す窓際作品ですが微妙に違います。まず上。アングルがやや上からのぞき込む感じで光線は順光で花が強調された感じです。葉のほとんどがアンダーでつぶれ惜しいのと背景がほとんどぼけています。下写真はアングルが正面からで光線は逆光気味で、上よりはやや芸術的な雰囲気です。背景がうるさいと言えばうるさい感じですが、窓辺の「室内」といった感じが前のより良くわかり現実味があります。

【宮澤一成】

「コラボレーション」(松本城)=11月16日
コメント:先月、朝陽地区の「史跡めぐり」で松本方面へ、紅葉と松本城を撮影してみました。
講評:右下に天守閣、左上に紅葉と「対角線構図」でバランスよくまとめました。撮影時点の光線状態で仕方ないでしょうか、紅葉の左側部分に日が当たらずアンダーになってしまい残念。紅葉全体に鮮やかな色が出るとよかったです。日中シンクロという手もあったかと。
「冬を待つ」(青木湖)=11月21日
コメント:新緑の春に訪れた青木湖、秋はどんな顔を見せているのか、訪ねてみました。
講評:湖畔端の丘陵の紅葉、さざ波だった湖面、向こうの北アは雲に隠れて残念ですがちらっと垣間見える峰には真っ白な雪。空の雲もいい感じに散らばりまさに初冬の雰囲気が漂った一枚になりました。右から出た木は何でしょうか、葉も落ち斜めに出たところに存在感があります。

【牧野二郎】

「早朝の榛名山と榛名湖」(榛名公園)=2021年10月28日
コメント:榛名公園で車中泊した朝に撮りました。
講評:湖面に霧が立ち込め早朝の感じが漂っています。手前の水面に山がもう少し分かる感じで投影されるとよかったですね。水鏡とまでいかなくても、ややさざ波だっている程度で、山の姿が対比的に見えるイメージです。この作品のように見えない場合は思い切ってカットしてしまうという手もあります。あるいは、湖面にボートとか野鳥とか点景が入るといいですね。それと、右奥に榛名山と似たようなこんもりした山が見えますが、画角的に中途半端です。もう少し入れ込む、あるいは逆に入れないでおくという手もあります。手前の木の枝とともに。

【廣澤一由】

「良い日旅立ち」(東京駅・丸の内側)=11月22日
コメント:鉄道の起点、東京駅!美しい建築美が素晴らしい!ここからそれぞれの思いを胸に旅立つ東京駅前の人々の様子が覗えた。
講評:明治時代建立のいにしえの建物と、バックには現代建築の粋を集めた高層ビルとの対比が時の流れを凝縮。それと、手前の点景の人々がそれぞれの動きをしていて写真を“読ませて”くれます。ややビルの傾きが苦になるのでほぼ直立に矯正したもの、人物の動きの中で面白そうな部分をアップにしたものを加工し下に並べてみました。ご参考まで。

「古今コンテスト」(東京皇居周辺)=11月22日
コメント:皇居の城壁と近代的なビルディングのコントラスト、時代を超えての対比が水辺にも写り印象的であった。
講評:この作品も時代の新旧を対比的に映し出し、プラス水辺にも映ったビル群まで気配りをした点がいいです。ただ、左の皇居の石垣が日陰でアンダーになってしまい残念。

【中島弘】

「長峰山展望台から」(安曇野市明科)=11月21日
コメント:明科の長峰山の展望台は安曇野の田園風景と北アルプスを一望できるビューポイント。展望台の直下に鉄の大きなモニュメントがあり違和感を感じた。調べてみると、「歴史の塔」といい、1971年塔の下にタイムカプセルが埋められ、当時の明南、明北小学校6年生が書いた作文や、町の写真などが入っていて2022年4月に開封されたそうです。違和感がロマンに。
講評:殺風景な画面手前の空いた空間に、そこにあったモニュメントをうまく前景としてあしらいました。手前から、安曇野の平、向こうに北アの連山と遠近感もいい感じでスケールがでました。違和感を感じたようですが、逆手にとった配置が成功しました。広々とした大自然を見守っている守護神のようにも見えます。
「初冬なのに」(長野市小島)=12月9日
コメント:ウオーキングコースの晩秋の夕暮れ時。10月に刈り取った田んぼが青々と麦畑のようです。もうすぐ冬なのに稲株も撹乱させられたか?
講評:穭田(ひつじだ)が黄緑色に輝き印象的です。中央奥を起点に放射線構図で手前にふわーっと広がってくる感じがいいです。夕暮れの太陽の斜光線が株を立体的に浮かび上がらせています。

【高山三良】

「地附山から」(地附山公園)=10月16日
コメント:地附山公園は少し高いだけですが幾重にも重なった山々を見ることができます。
講評:善光寺盆地を眼下に、向こうの山の重なりが印象的です。この部分をもう少しズーミングアップ、もしくは望遠レンズで引っ張って切り取る手もありかなと思います。
「三日月と宵の明星」(自宅=石渡)=12月4日、5日
コメント:12月初め、月と金星が近づいていました。右の写真は「月星接近!」と急いで帰宅して撮りましたが離れてしまい「最接近」は撮ることができませんでした。
講評:月と金星を素材にした2枚ですが、それぞれ違った味を出した作品と言えます。まず左。電線は写真の世界では電柱とともに画面内に入れると邪魔な存在ですが、うまく取り入れて、この作品がどの位置から撮影されたかを如実に物語る一つのオブジェとして役立っています。それと三日月の欠けた部分が星と相対に向かい合い、一本の糸で結ばれているような「一体感」を感じさせてくれます。一方右の作品は、月の欠けた部分が逆になり、星とは背中合わせになり「反発」、「離別」的で下方の黒い雲とともに静寂さ、寂しさみたいなものを感じさせてくれます。

【小池公雄】

夜行軌道」(姥捨駅)=12月2日
コメント:空気が澄んできたので姨捨夜景を撮りに行きました。山影から突然現れた電車、どこへ行くやら。あまり明るくないライトに照らしだされたレールに「銀河鉄道」を連想させられました。
講評:宮沢賢治の世界に見立てたという姥捨駅の夜景が幻想的に描写されています。輝いた点が5つ。星のようにも見え、どこか宇宙の空の果ての光景のようです。光る線路が印象的ですが、列車の姿がもう少し見えるとさらに「銀河鉄道」に近づいたと思います。

「家路」(長野運動公園)=12月4日
コメント:寒かったですが、カメラを担いで散歩に出かけました。寒さで目が潤んだか、テールランプが少しにじんで見え、空中でオレンジ色を灯す街灯が印象的でした
講評:この作品も前の作品同様に「点」が多くあり、どこか宇宙のイメージが濃厚です。こんな見たことのない不思議な光景はどこ?と思いきや、運動公園西側入り口の交差点付近からの光景。夜景なので、“見たこともない”光景を作り出し、写真ならではの世界を創出しています。できれば、少しハイアングル、スローシャッターを駆使すると、テールランプが長く尾を引いたように写り、違った感じになります。
「氷雨の贈り物」(長野市)=12月8日
コメント:夜来の初雪が上がり、陽が射した時に、落葉した紅葉の小枝に沢山の雫がまるで宝石の首飾りのようについていました。ひと風吹くまでの夢。
講評:いい素材を発見、すかさずシャッターを押したところに、逆に小池さんへの素晴らしいワンショットの贈り物となりました。観察力の眼力の強さ、写真を撮ろうとする意欲が伝わってきます。滴が宝石のようで、右下に入れた黄葉が季節感を演出しポイントになりました。

元旦。恒例の役定め総会が開かれました

 石渡区役定め総会が1月1日午前、石渡公民館に約50人が参加して開かれました。

 令和7年度の役員を決めるための総会です。投票の結果、区長に佐々木利明さん(2常会)、副区長に大津雅之さん(1常会)、区会計に宗像進一さん(1常会)が選ばれ、氏子総代に徳武美喜男さん(2常会)、氏子代理に藤澤敏彦さん(2常会)が、そして公民館館長に林辺智子さん(2常会)、副館長に今井剛さん(2常会)が選出されました。

 新役員が整列してそれぞれ抱負を述べ、公民館長に選ばれた林辺さんが「公民館活動に新しい風を巻き起こしたい」と話して注目されました。最後に新旧役員によるダルマの目入れ式が行われました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

総会は新役員の選挙で開始。常会長による投票箱の確認です
1常会の参加者から順に投票用紙を受け取り、記載場所に向かいます
真剣な表情で候補者の名前を記入しました
候補者の名前を書き終えた用紙を投票箱に入れて終了です
開票事務の合間に、竹内一郎区長が「残り3か月間ですが、いっそう職務に励みます」とあいさつしました
区長経験者代表として3常会の鵜野治支さん(手前)の音頭で、恒例の一本締めです
選出された令和7年度の役員です。右から左へ区長の佐々木利明さん、副区長の大津雅之さん、区会計の宗像進一さん、氏子総代の徳武美喜男さん、氏子代理の藤澤敏彦さん、公民館館長の林辺智子さん、副館長の今井剛さん。それぞれ自己紹介と抱負を披露しました
新旧役員のダルマの目入れ式。令和6年度の区長、竹内一郎さんが右目に墨を入れ開眼しました
令和7年度の区長、佐々木利明さんが力強く左目を描きました
総会が終了、全員で「かんぱ~い」。にぎやかに懇親会が始まりました

(了)

石渡八幡神社で越年祭

 石渡八幡神社で昨年の大みそかの夜、越年祭が行われました。雪はないものの冷え込む中での二年参りになりました。午前零時近くになると境内には約30人の行列ができました。

 参拝者は真剣な表情で健康や家族の安全などを祈願していました。コロナ感染防止のため中止していてお神酒やミカンの振る舞いが復活、参拝者はミカンを受け取り、にこやかに新年のあいさつを交わしていました。

【文と写真:石渡つうしん記者 水越渉】

厳しい寒さの中、境内には午前零時の年明けを待つ参拝者で長い行列ができました
年が明けるとともに参拝者は次々にそれぞれの願いを込めてお参りしました
参拝後にはお神酒とミカンが振舞われ、「今年もよろしく」と和やかなあいさつが交わされていました
越年祭の準備に取り組んだ役員のみなさん。右から左へ、区長の竹内一郎さん、氏子総代の広沢幸一さん、氏子代理の徳武美喜男さん、氏子相談役の小山友一さん。みなさん、お疲れさまでした

(了)