認知症を考えようー講演会が開かれました

 石渡公民館で12月8日夜「認知症について考える」をテーマにした講演会が開かれ、約50人が参加しました。

 講師はコンフォートきたながいけの看護師、武田尚子さん。▽認知症とは▽早めに気づくには▽本人と家族が自分らしく暮らし続けるためには▽MCI(軽度認知障害)や認知症の診断を受けたときはどうしたら…などパワーポイントを使って説明しました。

 新手法として、参加者はゴーグルを装着してVR(仮想現実)を視聴しました。内容は、家庭内において認知症の父親と息子の衝突を映像にして、2人の心理をそれぞれ解説しながら、なぜ対立したのか、どうすれば穏やかな関係を保てるか、などを学びました。

 武田さんは「認知症は他人ごとではなく自分ごと。1人で悩まずぜひ相談を」と呼びかけました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

認知症について看護師の武田尚子さんがパワーポイントを使って説明しました
「認知症は他人ごとではない」との説明を熱心に聞く参加者のみなさん
参加者は順番にゴーグルを着けて、認知症の親と子が衝突した仮想現実の世界を視聴しました
主催の福祉推進員支部長の大津雅之さんが「認知症について新しく正しい知識を学びました」と話しました

(了)