おせち料理

 今年もおせち料理の時期がやってきました。定年を迎えた7年ほど前に料理を習い始めました。妻が働いているので、私が夕食をつくることになったためです。それまで料理には関心はなく、リンゴさえむけませんでした。冷や汗をかきながら包丁を握って夕食を作っているうち、「田作り」を教わったのがおせち料理との出合いです。意外と簡単にでき、家族の評判も良かったこともあり、毎年おせち料理に取り組むようになったわけです。

 住自協の「男性の料理教室」に通い始めたことも、おせち料理に力を入れる原因です。先生は毎年11月になると、初心者でも失敗しないおせち料理を教えてくれます。これまで、「治部煮」「昆布巻き」「伊達巻き」「紅白なます」など教わりました。いまではこれらのメニューはわが家の定番おせちになっています。中でも「伊達巻き」は好評で、孫たちは重箱に残ったものを“テイクアウト”するくらいです。今年は「岩石卵」を教わりました。すごい名前ですが、簡単にできてうまい。しかも彩りがとてもきれいで、重箱の中で輝くこと間違いなしです。余力があれば「たたきごぼう」や「鶏手羽の香り焼き」なんかも作ってみたいのですが(無理かな)。

 年末におせち料理に思いを巡らすことができるのは穏やかな証拠でしょう。できればずっとこの穏やかさが続くといいのですが、世界を見ると不安がいっぱいです。日本も深刻な高齢社会に入り、来年6回目の年男を迎える私としては老後がますます心配になっています。そうはいっても、来年は今年より少しでも良い年であってほしいと思います。来年もどうかよろしくお願いします。お互いの健康と健闘を祈って・・・。

【石渡区長:水越渉】