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第3回いしわたウオークラリー行われる

好天の下、「第3回いしわたウオークラリー」行われる
   ~家族連れら区民176人が爽快な汗~

 爽やかな好天に恵まれた6月4日、公民館主催の「第3回いしわたウオークラリー」が行われました。新型コロナ感染拡大のため中止となった春レク、親善球技大会の代替えイベントで昨年の初夏と秋に続き3回目。参加者も主催者もマスク着用や三密回避など予防策を徹底して臨みました。
 ウオークの範囲は前回と同じ、区内から運動公園一帯。チェックポイントは石渡八幡神社、石渡館跡、石渡南遊園地、かつら団地北遊園地、ころぼっくる園芸店、長野運動公園サブトラックの6カ所。参加者は午前9時以降、自由な時間にグループ単位でスタート、順不同で各ポイントを回り、決められたゲームやクイズに答えスタンプを押してもらいゴールの公民館を目指しました。
 回を重ね浸透してきたのか、参加者は家族連れを中心に前回を上回る57176人。各ポイントのうち2カ所は、ボールをゴールに蹴り込む「サッカー」とタオルを使った「体ほぐし」のゲーム、後はとんちクイズ当ての“頭の体操”。コロナ禍で運動不足気味の身体?解消をし、心地よいウオーキングを楽しみました。
 コースは区内と運動公園に渡り、交通量の激しい運動公園通りを横断。事故防止のため横断歩道や交差点5カ所にはこれまでの長寿会、育成会、福祉推進員に日赤奉仕団が加わり、参加者の交通安全を見守っていただきました。
 「コロナ禍の中でしたが天気にも恵まれ、各団体の皆様のご協力のお蔭で無事に終わることができました」と徳武美喜男公民館館長。翌日5日は朝から雨で、関東甲信越が梅雨入りの空模様だっただけに、「お天気でよかった」第3回ウオークラリーでした。
 各ポイントのスナップを紹介します。
    【写真と文 石渡つうしん取材班・増田今雄】

 

【チェックポイント入りスタンプ表】参加者に配布されたチェックポイントが書かれたスタンプ表

【かつら団地北遊園地】=5常会公園ゴール目がけてボールをける「サッカー」ゲーム

「ゴールはあそこだよ」

【ウオーク】=ザ・ビッグ長野東店付近植え込みに咲くオオキンケイギクの歩道を次のポイントへ

【コロボックル】=お花屋さん

ベゴニアやニチニチソウ、カリブラコアなど6種のうち1人1鉢がプレゼント。コロナ対策用の大型扇風機も登場

【石渡南遊園地】=9常会

1人ずつ好きな色のタオルがプレゼント。チェック担当員の模擬を真似て柔軟体操

【長野運動公園サブトラック】築山の上に設けられたチェックポイント。とんちクイズに親子一緒に考える

答えは三択。「これっ」と指さす
答えが当たると担当者が拍手と同時に「当たり~」

【石渡八幡神社】チェックポイントは神社鳥居前。クイズが当たると、担当者ともどもに「正解!」と拍手

「ぼく、もうつかれちゃったよ」
「どれかなあー」。担当者のヒントなどから親子で考える
クイズを考えながらもしっかりと水分補給
「当たり!」。スタンプはぼくが・・・

【石渡館跡】ゴールはもうすぐ。ベビーカーに乗ってクイズに挑戦

【ゴール】=石渡公民館ゴール締め切りは正午。お昼と日用品のご褒美をいただきウオーキングは終了

参加のみなさん、公民館役員スタッフのみなさん、そして応援の団体のみなさん、お疲れさまでした‼

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(5月)作品&講評

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。

 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉田 幹男】

「青空とオオデマリ」(自宅)
コメント:今年は、花つきがよく青空に輝くオオデマリの白を撮りました。
講評:大胆な斜め構図が躍動感を演出しました。コメント通り、花の白と空の青を対比させ、すっきりとまとめました。ただ、空のブルーの空間が大き過ぎます。花の近くに少しだけ雲が見えますが、花を連想させるような雲がもう2つ、3つあるともっといい感じになりました。そんなこと言っても、ないものはないし、出てこないものは出てこないと言われそうですが、講評はあくまで理想を求めて評価ということですので悪しからず、ご勘弁のほど。

【宮澤 一成】

「八重桜の下で」(小布施町桜堤=4月7日)
コメント:躾(しつけ)がよくされているワンちゃんたち、撮影が終わるまでおとなしくしていました。                     
講評:八重桜の下で見つけた素材にすかさずレンズを向けた点がいいですね。籠の中に整然と並ぶ犬たちが何ともかわいらしく、飼い主と思われる左側にいる女性たちが立ち膝状態で2人、何をしているか分からない所が想像を掻き立ててくれます。1人はカメラを持ってインスタ映え狙い?もう1人は犬たちをあやしている?桜の枝を少しだけ入れ、地面に広がる草地の上で広げられたドラマを見ているようです。背景のフェンスが無粋と言えば無粋で、深度を浅くして、あるいは望遠系レンズでぼかすと主題が一層引き立ったかと思います。

【広澤 一由】

「御柱祭奉納獅子舞」(石渡八幡神社境内)
コメント:コロナ禍での御柱祭はいつもと違い観客が少なく、若干寂しい建立ではあったが、奉納獅子舞も厳粛に執り行なわれた!
講評:やや控えめな後ろからのポジションですが、功を奏しブランコや樹木などに囲まれた神社境内という感じが出ました。さらに、手前の氏子の法被、向こうの区役らだけが見守るコロナ禍で行われた今日性を盛り込んだ記録写真となりました。

【早川 球喜】

「咲き誇る菜の花」(飯山市菜の花公園=5月7日)
コメント:見頃を迎えた千曲川河川敷にある菜の花公園の菜の花。撮影日は素晴らしい天候に恵まれ、ちょっと汗ばむほどでした。
講評:青空の下、河川敷一面に広がる菜の花畑。ブルー、黄色の色彩の鮮やかなコントラストが目に飛び込んできます。よく見ると中央に人影がありますが、点景としてはもう少し大きめに、動きを入れてあしらうと画面がもっと引き立ったと思います。

【中島 弘】

「花もいいけど」(千曲市森=4月8日)
コメント:杏の花の下で非日常の時を楽しむカップル。
講評:24㎜のワイドレンズで特徴のデフォルメ効果をうまく使いました。ぐっと目いっぱい近づいたアンズの枝と花が大胆に存在感を持って迫ってきます。左上に伸びた枝を青空に浮かし山と重ならないように配置した気配りもよく、点景に人物を入れたことで作品がランクアップ、お花見、春の雰囲気を物語る1枚になりました。

【高山 三良】

「春耕」(飯綱町=5月5日)
コメント:新緑に菜の花が映える中、春耕が盛ん。
講評:一瞬、えらく手前から奥まで広がりのある田園風景を見つけたもんだ・・・と思いきや、中央で分離した2枚組み作品でした。上の写真には空を入れ耕運機を点景としてあしらい、下に似たような感じの光景を境目(縁取り)を設けず巧妙に組み合わせました。上の写真1枚だけでも作品として成立するかなとも思いますが、組むことでにぎやかさが一層増しました。

【倉澤 利和】

「Mウエーブ内に咲いた八重桜」(エムウエーブ)
コメント: Mウエーブ 内ジョキング中、いままでは気にしていなかったのですが、八重桜が咲きほこっていたのでタンポポを入れて、スマホで撮りました。
講評:超横長の八重桜が一斉に花を咲かせ春らんまん。右に収れんさせて流れを作り出しています。そして上は常緑のシラカシでしょうか、下の草地の間に挟まれサンドイッチのような感じが面白いです。

長寿会の健康講座「口とカラダの元気体操」が行われました

 6月1日、石渡公民館で長寿会による健康講座が行われ、長野市役所地域包括ケア推進課相談・支援担当の吉野先生から「口とカラダの元気体操」と題し、講話を頂きました。

 口の衰え(虚弱)は、「固いものが食べにくくなった」「飲み込みにくい・むせる」「口が渇く」などの症状がみられ、放っておくと、口臭や低栄養状態を招いて、誤嚥性肺炎などの病気を引き起こす場合があるとのことです。そのため、早めに気がつくことが大切で、健康状態を確認するセルフチェック表の紹介がありました。

 又、口の機能を維持し、姿勢や呼吸を整えるための上半身の体操や口の体操、頬・舌、パタカラ体操及び早口言葉などの口腔体操を一緒に体験しました。

【写真と文:区広報部長 早川球喜】

上半身の体操で、伸ばす、突きだす、開く及びねじるときは、呼吸を止めないで1、2、3、…と口で唱え、呼吸を整えるようにしてください。

口腔の体操で、口の体操、頬・舌の体操、パタカラ体操及び早口言葉があります。

 

 

 

「はつらつ体操」が再開!!・・・でも臨時です

 石渡元気はつらつクラブが5月30日、朝陽体育館で開かれました。約20人が参加して、16種類のストレッチ体操に取り組みました。外の気温は30℃。みなさん、汗をかきながら久しぶりの体操を楽しみました。

 はつらつクラブは昨年10月に石渡公民館で再開されましたが、今年1月には新型コロナ感染が再び拡大したため中止になっていました。再開の声が出ましたが、公民館では狭く、密になる心配があり、広い朝陽体育館の予約が取れたため、開かれました。次回は6月27日の予定です。

社会福祉部長の竹内一郎さん(2常会)は「体育館の予約がなかなか取れないので臨時の開催です。早くコロナが収まって定期的な開催ができるといいのですが」と話していました。

【文と写真:水越渉 石渡つうしん取材班】

主催者を代表してあいさつする社会福祉推部長の竹内一郎さん

区顧問の西脇かおるさんも応援に駆け付け「頑張って」とエールをおくりました

手や脚をいっぱいに伸ばすなどの体操。久しぶりとあって「痛~い」「苦しい」などの悲鳴が聞かれましたが、最後まで頑張りました。

 

 

 

(了)

長寿会が新年度の活動をスタートさせました

 石渡長寿会は5月25日、石渡八幡神社境内の草取りを行いました。令和4年度になって初めての本格的な活動です。約40人が参加して朝日を浴びながら取り組みました。

 長寿会ではこれを皮切りに、今後のイベントが目白押しです。会長の廣澤一由さん(9常会)は「コロナの感染不安もありますが、十分な対策をして、積極的に行事に取り組み、会員同士の交流を行っていきたい」と話していました。

 【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

朝日を背中に受けて草取りです。みなさん、黙々と取り組んでいました

ひざの痛い人、腰の痛い人…さまざまな格好で草取りをしました

女性会員の姿も多く見られ、明るい話声が境内に響きました

かごで集めた草は協力して公共ごみ袋へ投入です

草取り終了! 全員が集まって廣澤一由会長からの連絡を聞きました

コロナに負けず、積極的に事業を進めたいと話す廣澤一由会長。やる気いっぱいです

新入会員として紹介される5常会の青木正夫さん(左)と、1常会の田中実さん(右)

終了後も役員が集まって今後の事業についての話し合いが行われました

集められた草。境内はすっかりきれいになりました

 

石渡写真クラブ月例会(4月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(4月)作品&講評
 花よチョウよ…と世の中が一斉に動き出し、素材が身の周りはじめ野に山にいっぱいの季節になりました。
 出品作品も、花を中心に寄せられました。(この原稿を書いている現在)コロナによる規制なしの3年目のゴールデンウイーク。善光寺御開帳、諏訪の御柱と街中にも人の動きがあり素材がいっぱいです。コロナの感染対策をしっかりとし、風景ものからちょっと矛先を人ものに変えてみてはいかがでしょうか。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤 利和】

「桜のちり際 たたずむ親子像」(辰巳公園)
コメント:桜の花びらの落下を狙おうかと思って辰巳池まで出かけてみました。小雨のふる中誰もいませんでしたが寂しく立っている親子像を入れてシャッターをおしました。
講評:ご存知、吉田の辰巳公園の中にある銅像。倉澤さんは「寂しい」と感じながらのシャッターですが、防寒着をまとった親子が長い冬を耐え、桜に囲まれ、落下の花を浴びてやっと訪れた春に嬉々としている感じに見えます。銅像の頭の辺に落花がちらほら載っていますが、これがもっとたくさんあると、倉澤さんが感じた春は、もっと強烈に寂しくない形で表現できたかと思います。

【高山 三良】

「ドカーンと春」(自宅=3月29日)
コメント:自宅の水仙ドカーンと真ん中に。
講評:スイセンの花を大胆に切り取りました。やや垂れ下がった花をおそらく地べたに這うようにして(今様のデジカメは、背部の液晶を操作するとその必要がありませんが)超ローアングルで迫らないとこのように写りません。花芯をほぼ真正面に、そして天地左右をほぼ均等に割り振り、さらに軸の中心を画面中央に置いた典型的な「日の丸構図」です。見る人の目をすっとそこに誘導してくれます。深度も浅く、芯にしっかりとフォーカスがきてその他はぼけている点、そら空間を入れた事、背景を暗っぽくしたところも主題を引き立てています。

【竹内 一郎】

「夕陽の朝陽駅」(朝陽駅)
コメント:夕日が線路に反射と電車が長野方面と須坂方面と同時に停車。
講評:一瞬、ど真ん中の柱が何とも…と思いきや、よくよく読み取るとこの柱を境に左右対称なのが分かります。でも、鏡のように写っているのではなく電車は別の車両。夕陽とともにいいタイミング を逃さず収めたところがすごいですね。左奥に2人ほど人物がいますが、この人影がもう少し手前で、後ろ姿だったりするとまさに「たそがれ時」が、もっと強烈な作品になったかと。

【中島 弘】

「春の音」(長野市大岡日方=3月15日
コメント:雪解けを待ちわびた福寿草のワクワクした姿を撮りました。
講評:咲き始めたばかりで葉がまだ伸びてこない、花だけの生き生きとした息吹が感じられます。画面構成も右上から左下へ斜めに配置した“斜め構図”でリズム感が演出できました。そのために、角度を意図的に傾けたのかと?背景左にある樹木の傾きから推察しましたが、よく見るとさらに左にある土蔵の建物はしっかりと水平、垂直で、「わざと傾けたのではない」と納得しました。でも、超ワイド系レンズですと、収差が生じて見た目よりはそっくり返っている可能性もあります。

【早川 球喜】

「杏の里に春」(千曲市森)
コメント:杏は千曲市の花に指定され、森・倉科地区の緩やかな山腹に古木が点在し、訪れたときは春の温かい日差しに花が「乱舞」のように咲いておりました。元禄時代、伊予宇和島藩主の娘・豊姫が故郷をしのぶよすがに、種を持参したのが始まりだそうです。
講評:主題のアンズの花を手前に、やや下り加減で重なりゆく山々、そして集落と遠近感、スケールのある一枚となりました。コメントに温かい日差しとありますが、やや色調が柔らかい、落ち着いた感じがいいです。

【原 芳幸】

「春先の山風景(西岳)」(戸隠宝光社周辺)
コメント:垂直な大樹とワイドな岩壁
講評:戸隠といえば樹齢300年超の奥社参道の杉並木を連想しますが、その代表的な樹木の杉木立とうまく戸隠連峰西岳が引っかかる場所を見つけました。コメント通り、木立の縦線と不連続ながら横に延びる西岳の稜線がT字構図でバランスよく構成、安定感のある作品となりました。スマホ撮影とのことですが、前回までの超横長(縦長)比率から、ほぼ既定の写真サイズの比率になり、プリントの際に極端にカットして写真イメージが変わってしまうことが回避できると思います。

【広澤 一由】

「臥竜の桜」(須坂市臥竜公園)
コメント:待ち遠しかった桜の開花が、一日そこそこで満開近くに咲きほころんだので人手がどっと出た。近所の中学生も桜の回りで楽しく課外授業を楽しんでいた!
講評:奥に向かい、桜の木が手前左、右、左と順に配置していますが、できれば手前左の桜は幹をもう少し入れると安定感が出たかと思います。もう少しズームをルーズ(広く)するとよかったかなと。点景に中学生を入れて雰囲気を盛り上げていますが、中でも手前に小走りにこちらに向かってくる1人の動感が出て効果的です。

【宮澤 一成】

「お待たせ」(自宅=4月7日)
コメント:自宅の梅の木にやっと数輪の花を付けました。去年よりかなり遅い開花です。次は、桜ですね。
講評:前回のフキノトウも自宅でしたが、やや背景が詰まり気味でした。しかし、今回の梅は、背景を選び、ぼかし、主題がぐんと引き立ち空気感も出ました。主題の花の位置は高山さんのスイセンと同じ「日の丸構図」ですが、画面のどこに置くかで違った印象の作品になります。迷ったときは「日の丸構図」が無難ですが、そのほかの方法として「黄金分割点」といって、中央からやや右上、左上、右下、左下(4点)のいずれかに配置すると主題が一層効果的によりよく見えるとされます。この場合は、こちらを向いている花の向きが右向きで、やや下向き加減ですので、左上の分割点が適切かと。長玉なので背景はぼけますが、色とか構築物を排除するなどの配慮が必要です。

【吉池 安雄】

「あんずの花が咲きました」(千曲市森)
講評:早川さんのアンズ作品とは違い、ぐっと手前に枝を配し、向こうに全体、そして少し霞んでいますが飯縄山と遠近感も出ました。この作品もスマホと思いますが、上記原さんの講評でも触れましたが、サイズの比率が超縦長ですね。このHPで見ている分には全く問題ないですが、プリントするとなると規定の写真サイズでは天地が切れてしまいます。最悪、このまま縦長にプリントし、額の中の台紙をそれに合わせて切ってもらうという手法もありますが・・・。設定の中で画面の比率をもう少し四角に近い比率にするとよいでしょう。

【吉田 幹男】

「レンギョウと桜」(長野運動公園テニスコート東の築山)
コメント:今年は、急に夏日の天気が続き春の草花が一気に咲きだしました。運動公園の桜をバックにレンギョウを撮りました。
講評:レンギョウ、桜、芽吹きとうまくバランスを取って作画し、春の息吹を感じさせてくれます。左下に枯れ葉とその右に運動公園の建物の屋根が垣間見えますが、もう少しアングルを下げるかズーミングをルーズ(広く)にし、枯れ葉の木、建物をもう少し入れるとよかったかなと。すると、冒頭の3つに「まだこれからの枯れ葉」が加わりにぎやかさが増したのではと思います。

厳かに、さわやかに・・・石渡八幡神社で御柱祭

 石渡八幡神社の御柱祭が4月24日、神社境内で行われました。約80人の区民や氏子・区の役員などが見守る中、2本の大きな柱が無事に建立されました。
 新型コロナの感染が続いているなかでのお祭りになりました。感染を防ぐため、これまでの前夜祭や榊山巡行、御柱行列、そして各地区でのたくさんのお菓子の撒きものなどのイベントが中止になりました。
 御柱祭は午後2時、倉澤玄宮司の祝詞で始まりました。重さが250㎏、長さ8mの2本の御柱がクレーンでゆっくりと吊り上げられ、そろいの法被を着た祭典常会の3、4常会の区民が、柱の先端に取り付けたロープを引っ張りバランスをとりながら、約1時間かけて建立されました。副区長の竹内正男さん(1常会)と区会計の山崎典英さん(8常会)が「えいっ」と声を掛けながら、棒で柱の根元を突く「突き固め」の儀式を行いました。
 この間、八寿喜会の14人が「大手古」などの木やり歌を朗々と歌い上げ、神楽保存会が代々伝わる神楽を奉納、お祭りを盛り上げました。氏子総代の高山秀則さん(2常会)は「コロナ禍の影響で、中止になった行事もありましたが、みなさんおかげで無事にお祭りができました」とほっとした表情でした。

                        【文:水越渉 写真:増田今雄 石渡つうしん取材班】

【積み込み】受け入れ式(16日)で地蔵寺に安置されていた御柱を移動式クレーン車に積み込み=24日午前7時5分
【垂れ幕】クレーン車のサイドには、新調した紅白の垂れ幕が張られた
【出発】準備から30分ほどで積み込みが完了。車に搭載したまま地蔵寺から出発=7時27分
【区内通過】コロナ禍のため行列は省略。車はそのまま南進し運動公園通りへ
【運動公園通り】ケヤキの新緑がまばゆい運動公園通りを西へ
【石渡八幡神社境内へ】神社前に到着。鳥居脇からバックでゆっくりと境内へ
【建立場所前に】神社拝殿前、前の御柱が引き抜かれた場所に到着。早朝の部はこれにて=7時38分
【穴の水抜き】幅を広げ深く掘られた穴には水が溜まり、建立前にきれいに抜きとられた=午後1時33分
【コロナ感染対策】コロナ感染防止のため、発声が伴う木やり衆はフェイスシールドを装着して登場
【区役員ら】倉澤区長ら区役員が勢ぞろい、建立がいよいよ始まった=午後1時54分
【お魂入れ】建立前、倉澤玄宮司によって御柱に魂が入れられた=午後1時58分
【一旦降車】建てる前、2本の御柱は一旦穴の脇に降ろされた
【建つ】いよいよ建て御柱のクライマックス。クレーンで徐々に垂直にし北側の穴へ
【木やり歌】穴に向かう御柱を八寿喜会の「大手古」木やり歌が境内に響き渡った
【穴へ】ゆっくりと穴の中に沈められる御柱
【底を固める】柱が下まで納まると、棒でつつき固められた
【固定】掘削した土砂を実行委員が手際よく埋めて固定した
【2本目】同じ手順で2本目が南側に建てられた=午後2時48分
【見守る区民】建立の様子をマスク姿の区民が見守った
【バランス】先端で左右に分かれたロープを引っ張りバランスを取る実行委員の皆さん
【おかめの面】2本の御柱が真っすぐに建てられると、細長い棒の先に取り付けたおかめの面がそれぞれ取り付けられた=午後3時9分
【銘板】北側の柱には、今回の寄進者「奉納 石渡氏子」と書かれた銘板が取り付けられた
【突き固め】竹内副区長(左)と山崎区会計が突き固めの儀式=午後3時15分
【木やり】突き固めの儀式に合わせ、八寿喜会による木やりが再度歌われた
【お浄め】高山氏子総代がお神酒を注ぎ御柱を清めた=午後3時19分
【獅子舞神楽奉納】昨秋更新した御神楽が初登場、初演奏。石渡神楽保存会の皆さんがお囃子とともに獅子舞を奉納=午後3時22分
【神事】建立後、拝殿で御柱の無事建立、区の安寧などを報告、祈願する神事が執行された
【お祓い】神事では、倉澤宮司が御柱をお祓いした=午後3時52分
【拝礼】氏子総代や区長らが玉串を奉てん、拝礼して神事は終了=午後3時56分
【片付け】社殿や境内を飾った提灯や垂れ幕、幟旗などを片付け=午後4時18分。御柱祭はすべて終了

 

近づく御柱祭を前に御柱の受け入れ式が行われました

 

 4月24日の御柱祭本祭りを前に16日、石渡公民館北の地蔵寺で御柱の受け入れ式が行われました。氏子総代や区長など15人が参加、2本の御柱を前に全員で祭りの無事を祈願しました。
 本祭りの建御柱に使われるのはスギの木で、いずれも長さ8メートル、直径30センチ。信州新町の山林から伐採して、境内に運び入れてありました。
 氏子総代の高山秀則さん(2常会)が「コロナ禍の影響で新しい形の御柱祭になりましたが、みなさんの協力で無事に終わらせたい」とあいさつ。区長の倉澤利和さん(2常会)も「コロナ禍ではありますが、お祭りができてうれしい」とあいさつしました。
 受け入れ式に先立ち、会場になる石渡八幡神社では午前6時から大勢の区民が出て境内の草取りなどの掃除をしました。祭典当番常会の3、4常会の約50人が中心になり、本殿や拝殿の掃除や飾りつけ、幟竿の設置をしました。最後に、7常会の宮澤一恵さん(故人)が前回(平成28年)寄贈して建立された御柱2本を、クレーンを使って引き抜き境内に安置、祭りの準備が整いました。
【文:水越渉 写真:増田今雄 いずれも石渡つうしん取材班】

柏手をうって拝礼、厳かに今回の御柱の受け入れ式が執行
今回の御柱奉納者「石渡氏子」と記した銘板とともに安置された御柱(地蔵寺)
御柱をお浄めする高山秀則氏子総代
祝辞を述べる倉澤利和区長
落下した桜の花の下、早朝から神社境内の草取り
神社の内外を雑巾がけ
拝殿前に注連飾りを取り付ける祭典当番3,4常会の皆さん
境内にある石碑にはしめ縄、紙垂(しで)が飾られた
平成28年に建てられた御柱の撤去にあたり、魂抜きの拝礼
前回の寄進者(宮澤一恵さん)を記した銘板を御柱から取り外した
銘板は氏子総代から宮澤さんの家族(右)に渡された
引き抜く前に、御柱の周りの土砂を手作業で掘削
クレーンで一気に引き抜かれた御柱
地中はおよそ1㍍半。たっぷり水気を含み腐敗していなかった
2本の御柱は、移動式クレーン車に積まれ運ばれた
抜かれた後の穴は深さ、幅とも広げられ、24日に建立される御柱を待つ

                              (了)

新体制石渡区がスタート ~令和4年度石渡区定期総会開催~

コロナ下3年目、石渡区が船出
~令和4年度石渡区定期総会開催~

 石渡公民館の桜も開花、汗ばむ陽気にまで気温が上昇した410日、令和4年度石渡区定期総会が公民館で行われました。新任の倉澤利和区長はじめ区三役、西脇かおる顧問、各部部長、氏子、用水、育成会、長寿会らの役員のほか30人余の区民が出席、昨年度の実績報告や今年度の予算、計画などを話し合い、新体制の1年がスタートしました。
 冒頭で倉澤区長は「コロナ感染者が増える中、総会の中止も考えましたが承認事項を採決していただかないと行政が始まらない。健全で明るく元気な区であるよう努めたい」とあいさつ。議事は、一般会計、石渡区神社運営、公民館それぞれの昨年度決算、今年度予算が報告され質疑応答、推薦委員選任と合わせ、出席者の拍手を持って承認、議決されました。
 このほか、住民自治協議会の活動報告に続き、用水組合からは「六ケ郷用水の止まっていた水が先月から復旧」、公民館部会からは「昭和54年建立の公民館が老朽化、修繕や改修、建替えを見据えた積立金八百万円を計上した」などの報告がありました。
 区民からは「コロナ禍、さまざまな代替イベントを試みた公民館の趣旨は賛同、止めることなく取り組んでほしい」、「児童が通う道路が危険。早期整備を」などの意見や要望が出されました。
 引き続き長寿会、育成会から報告、最後に口頭で退任役員紹介をして閉会しました。新型コロナ禍で出口が見えない中で3年目がスタートしましたが、新役員ともども区民総出で安心、安全な石渡区を目指し頑張りましょう。
     【写真と文 石渡つうしん取材班 増田今雄】

 

あいさつする倉澤利和新区長(左は高山三良相談役、右は竹内正男副区長)
あいさつする西脇かおる顧問
収入支出状況を監査報告する小山美好監査役
決算、予算を承認、事業計画など1年の方針が議決された定期総会(4月10日、公民館)