災害ボランティアに「トン汁」を提供

 長野運動公園東の災害ボランティア臨時駐車場向かいにある障がい者就労施設「ベジタボーラ」=石渡区内=で、ボランティアの皆さんにトン汁が提供されています。激しい作業で疲れたボランティアからは「生き返ります」との感謝の言葉が多く出されています。

 トン汁サービスは毎週金曜日午後3半から5時ころまで行われています。毎回120~130人分を用意しているとのことです。11月8日から始まりました。提供しているのは、ベジタボーラを運営している障がい者支援施設「森と木」(本部・平林)で、4人のスタッフが取り組んでいます。遠い所から来てくれるボランティアに何とかお礼をしたいという1人のスタッフの発案で始めました。

 2回目の15日――。作業から帰ってきたボランティアが続々と訪れ、長い列をつくってトン汁を受け取っていました。岐阜県瑞浪市から来たという池戸孝文さん(47)は「冷えきった体が温まります。初めて来ましたがこんなおもてなしを受けるとは思いませんでした」と喜んでいました。「森と木」の担当者は「このトン汁サービスは当面続けます」と話しています。

【文と写真:区監査役 水越渉】

作業を終えたボランティアの皆さんが続々と訪れ、熱々のトン汁を受け取っていました

「なんだか生き返った感じがします」と笑顔いっぱいでトン汁をいただくボランティアのみなさん

「うまい。もう一杯ほしいけど図々しいからやめます」と話す人もいました

大きな看板が出され、トン汁提供を呼び掛けています