環境美化推進会議が開催されました。

  石渡区環境美化推進会議が4月27日公民館にて開催されました。開会にあたり、小山区長が「かつてのゴミ処理は自宅にて対応していたが、多種多様にわたる処理が不可となり、行政で実施することになった。種類に応じた適正な処理を各人が行うことで安定した生活が成り立つことを認識いただき、受講した内容を機会を捉えて欠席された方に助言していただきたい」と挨拶されました。

  第1部は市政出前講座として、長野市生活環境課の神山(ごうやま)課長補佐より、「ゴミ・資源物の分別とリサイクルについて」と題して、レクチャーしていただきました。主な内容は以下のとおりです。

○家庭ごみの重量区分は可燃ごみが78.8%と3/4を占めているが、資源物分別の細分化により減少の傾向にあり、H28は最少量となった。H27の長野県のごみ量は全国1位で少ないが、長野市は全国平均より下のレベルである。

 ○長野市のH27のごみ処理費は34.1億円で、1世帯平均では21,578円となるため、歳費支出を抑えるためにも一層の適正な分別処理をお願いしたい。

 ○大豆島に新しい焼却場ができるが、その後の最終処分場が長野市にはなく、現在は有料にて民間処分場に委託している。須坂市に複数自治体の最終処分場建設を予定しているが、15年間で稼働終了予定であり、新たな処分場に建設が必要となる。

 ○分別は対象品がわかりにくい現状ではあるが、不備の場合は運搬車火災となったり、作業の人手により区分しなくてがならないため、具体的に以下について協力願いたい。

 ・スプレー缶は使い切り、穴をあけて「缶」として出す
 ・プラスチック製品はプラごみではなく、可燃ごみとして出す。
 ・プラごみ袋にはビニール袋等による二重袋禁止(可燃、不燃は二重袋可能)
 ・剪定枝葉はチップとするため、実・種は除き、袋に入れる場合は透明,半透明の袋に入れる。アメリカシロヒトリ等の害虫が付いている枝は束ねず、透明袋に入れる。

 第2部では、環境美化推進員である常会長・組長を対象に、具体的な任務と環境美化事業推進計画について説明がありました。
  毎年の美化推進会議で長野市からは同様の要望事項をいただいており、更なるごみ出しルールの遵守が必要です。処理費は税金の一部であることと、不備な分別は危険であるとともに担当の方の手による大変な作業が伴うことを、ひとりひとりが認識し、ごみの量の削減と適正な分別の実施を心がけましょう。

講座で使用された資料は ⇒こちらから

【文と写真:石渡広報部長 笠原千代子】