五穀豊穣・無病息災・区民安泰 ~石渡八幡神社秋祭り~

 石渡八幡神社の秋祭りが10月8日、9日の両日盛大に行われました。 初日8日の午後には、石渡神楽保存会の皆さんによる神楽、獅子舞が各事業所を回りました。夕刻からは2台の神楽が東西2コースに分かれ、今年新築した家や新たに家族が増えた家など各戸を巡回、今年の五穀豊穣の感謝と無病息災を祈念しました。

 巡回の最後は、神社で総魂霊神や養蚕の神様の碑の前と、拝殿内で獅子舞いを奉納。とっぷりと日が暮れると東の空にお月さんが顔を出し、いよいよ特設舞台で獅子舞い。今年が初めてという朝陽小学校3年、2常会の倉澤健琉君が三番叟を熱演、続いて狂い獅子と続きました。

 2日目は、お昼から公民館、育成会の皆さんによるイベントが神社境内で開かれ、多くの区民が集まりました。焼きそば、焼き鳥、焼きモロコシ、フランクフルトなどを特別価格で販売するテントがずらり。缶ビール(有料)のほかお神酒や甘酒なども振る舞われ、にぎやかな雰囲気に包まれました。特に、スーパーボール・ジェリーボールすくい、くじ引きなどは大人気で子どもたちの長い列が続きました。

 シートを広げてお祭りを楽しむファミリー、遊具で遊ぶ親子や子どもたちで境内は大にぎわい。そんな中、八寿喜会の木やりを先導に公民館を出発したお列が神社に到着。拝殿内で氏子総代や区長、区役員らが宮司とともに神事。五穀豊穣に感謝、区民の安泰を祈願した秋祭りは無事終了しました。

 練習を積み重ねた神楽保存会の皆さん、打ち合わせや準備、本番、片つけに追われた公民館、育成会の皆さん、祭典当番の6常会の皆さん、区の役員の皆さん、そして何よりお祭りを盛り上げた区民の皆さん・・・。お疲れさまでした。(写真と文 石渡つうしんスタッフ 増田今雄)

出番前に音合わせ
事業所を巡回。セブンイレブン様に奉納
区内を笛太鼓でにぎやかに移動
華やいだ雰囲気のコロポックル様にて
BIG様店内では買い物客らが見物、大喜び
各戸の巡回では、家族が神妙に獅子舞いを受納(写真上と下)

お菓子や祝い酒が振る舞われて・・・(写真上と下)

「獅子なんか、こわくねー」
各戸奉納の締めくくりは旧石渡屋敷、高山家
二基の神楽がそろって神社に向かう
拝殿で奉納
蚕の神様など碑の前で奉納
神楽保存会の小学生らが元気にあいさつ
三番叟の出番はお父さんに背負われて
三番叟を熱く踊る倉澤健琉君。今年初めての舞台を見事踊りきった(写真上と下)

特設舞台の東の空にはぽっかりとお月さん(松の木の上)
年に一回だけの伝統の獅子舞いを見物する人たちが多く集まった境内
風刺や滑稽さを表現した「狂い獅子」の熱演
区民が見守る中、八寿会の木やりを先導にお列が到着
お祓い、玉ぐしの奉てんなど神事が執り行われた(写真上、下)