梅雨シーズンを迎え、水防訓練

 朝陽地区の水防訓練が11日、朝陽支所で行われました。石渡区をはじめ北堀や南堀、南北屋島など朝陽8区から約60人が参加して、水害防止用の土のうの積み方を学んだり、土のうの点検整備を行いました。

 参加したのは8区の役員以外に、長野市消防局東部分署の消防士や長野市消防団朝陽分団の消防団員です。石渡区からは正副区長や安全防災部会の役員たち6人が参加しました。

 西輝・朝陽分団長が土のうの積み方について、①土のうはずらして積むと安定して効果がある②流れに対して土のうの底を向ける③シートを敷いて土のうを包むと直接水が当たらないので丈夫になる…など説明しました。このあと参加者は実際に土のうを積む練習をしました。約20キロの重さに対して「これは大変だ」「一人では難しい」などの感想が聞かれました。

 さらに、水が玄関などに浸水しそうで土のうを積むのが間に合わない場合の緊急対策として、束ねた新聞紙や長方形のプランターなどあるものを使って水の浸入を防ぐなどの説明もありました。消防士からは「ゲリラ豪雨が多発するようになった。とにかく周囲に声を掛け合い、先へ先へと対応してほしい」とのアドバイスがありました。

【文と写真:石渡区長 水越渉】


水防訓練の開会式。朝陽地区住民自治協議会の千野登会長が「水害の心配の季節。しっかり学ぼう」とあいさつしました。

消防団による模範的な土のう積み。土のうは少しずらして積み、シートで包み込むと強度がグンと増すとの説明でした。


石渡区の役員も頑張って土のう積みの訓練。「重い~}との声が。