昨年暮れの12月17日、長寿会主催の「しめ縄・紙垂(しで)作り」講習会が公民館で行われました。区では初めての企画で約30人が集まり、池田忠保さんを師匠にスタッフ8人の指導で、稲わらを使って正月に飾るしめ縄や紙垂作りに挑戦しました。
最初に、細縄作りからスタート。神聖なものは左にねじって「なう」とされる「左縄」で、初めてわらに触れる子どもや近年わらに触れる機会が滅多にない大人も、慣れない手つきで四苦八苦。続いて、「棒じめ」作り。「中央を縛り、わらを三等分にし・・・」、「わらを水で湿らすと“なえ”安いよ」などのアドバイスを受けながら奮闘。早く出来る人、なかなか形にならない人、仕上がり具合も人それぞれ、まちまち。予定の時間はみるみる過ぎ時間オーバーしたものの、最後に和紙で紙垂を作って終了。参加者は、昔から引き継いだ先人の伝統を体験し、手作りの作品はそれぞれの家の正月の玄関先を飾りました。
(文と写真 広報部・増田今雄)