第2回お茶のみサロンが開かれました

石渡区民が集い、お茶を飲みながら健康や生きがいについての講演を聞いたり、話し合ったりする「ふれあい お茶のみサロン」が9月26日、石渡公民館で開かれました。今年2回目になります。

講師は、北長池にある長野市地域包括支援センター「コンフォートきたながいけ」の社会福祉士、中村友美さん。テーマは「認知症」で、大きな社会問題になっていることもあり関心は高く、約60人が訪れて会場はいっぱい。メモを取るなど熱心に講師の話に聞き入っていました。

中村さんは、まず認知症とは何かを理解してほしいと呼びかけました。認知症を引き起こすアルツハイマー病などを説明、それによって引き起こされる主な症状として記憶障害や理解・判断力の低下などを挙げました。そして対策として早期発見、早期受診と診断、早期治療がとても重要ですと訴えました。認知症の方への接し方として、①驚かせない②急がせない③自尊心を傷つけない―を挙げ、こうした考えに基づいて地域で支え合ってほしいと話しました。

最後に中村さんは「認知症は誰もがなりうる病気。恐れることはありません。テレビなどで認知症にならない食べ物などを放映していますが、一番の予防は、どう刺激ある毎日を送るかです」と話し、「認知症の家族で悩んでいる方は、コンフォートきたながいけの私たちにまず相談ください」と呼びかけました。「コンフォートきたながいけ」の電話は026・254・5250です。

【文と写真:区相談役 水越渉】

「お互いさまの気持ちで認知症の方やその家族を地域で支え合いましょう」とあいさつする小山美好区長

パネルを使って認知症とは何かを分かりやすく説明する講師の中村友美さん

会場の石渡公民館は約60人の区民でいっぱい。熱心に講師の話に聞き入っていました

講演の後には質問する人が続出。認知症に対する関心の高さを示していました

最後に全員で「手のひら体操」。体の筋肉をほぐしました。バンザイをしているのではありません