輝いて―私・仲間(第16回)

ピアノは相棒・・・吉田 湊くん(8歳)

賞 状

集中して練習する湊くん。ピアノは楽しいと話します

「ピアノの上手な少年がいる。コンクールにも多数入選するほど」。友人が教えてくれた情報に基づいて、8常会の吉田亮さん(36)の家を訪ねました。少年は長男の湊(みなと)くん。朝陽小学校2年生です。ピアノコンクールに入選したたくさんの賞状やメダルを見せてくれました。

湊くんは、コンクールで入賞したたくさんの賞状やメダルを見せてくれました
ショパン国際ピアノコンクールinASIA演奏後に、ホツとした表情を見せる湊くん

昨年11月に「第27回ショパン国際ピアノコンクールinASIA」の長野地区大会で銀賞を獲得、今年1月に川崎市で開かれ200人近くが参加した全国大会に出て銅賞を獲得しました。さらにそのあとに開かれたアジア大会にも出ることができました。このほか、昨年7月の「第40回長野県ピアノコンクール」でも優秀賞を得て金メダルをもらっています。「いっぱい練習しました。練習するほど報われるんす」とはきはき話します。

出合い

毎週ピアノ教室で1時間余りのレッスンを受ける湊くん。先生とワイワイ楽しそう!

幼稚園の年少の時、お母さんの鮎子さんが「音楽を楽しむ人生を送ってもらえれば」との希望を背に、音楽教室に入りました。鮎子さん自身も以前ピアノを習って楽しい思い出があるそうです。最初は太鼓やトライアングルなどいろいろな楽器を習いましたが、そのうちピアノが気に入り本格的に習い始めたとのことです。年長になって初めて出たコンクールで2曲を演奏しました。お母さんは「人前で演奏なんてできるのか心配しましたが、意外にも堂々としていて驚きました」と笑います。湊くんも「緊張しましたが拍手をもらえてうれしかった」と言います。鮎子さんは「1年生になったらまた出たら」と話しかけました。湊くんも乗り気になって翌年出場して奨励賞を獲得しました。「がんばって練習を積み重ねていけば報われることが分かった」と振り返ります。

音符がたくさん書き込まれた楽譜。1つ1つの音に気持ちを込めて演奏します

続くかぎり・・・

湊くんの練習を見守る吉田さん夫妻。「親として精いっぱい応援していきます」と話します

現在、ピアノ教室に毎週1回通い、自宅では毎日1時間以上練習しています。コンクールが近づくとさらに時間をかけます。夜の練習のために音量を調節できる電子ピアノをそろえました。父親の亮さんは「本人がやりたいと言ったことは、親として中途半端ではなくやらせてあげたい」と話します。湊くんは「ピアノは楽しい。3年生になってもいつまでも続けたいです。サッカーも好きだけど、ピアノはもっと好き。僕の相棒です」と話しています。将来の夢。それは音楽に関わる仕事をしたいとはっきりと描いています。

湊くんがピアノを弾くと1歳の弟の奏人(かなと)くんは踊りだします。リズム感抜群です。将来は吉田兄弟の連弾が見られるかも
夜の練習のため、音量を調整できる電子ピアノを備えています

(了)