石渡区の平成30年度自主防災訓練が8月5日の日曜日、朝陽体育館で行われました。午前6時、自主防災会会長の小山美好区長から、大地震が発生したという想定の一斉メールが送信され、さらに携帯電話で連絡網を使っての情報伝達訓練が行われました。
区民はあらかじめ決めてあった常会ごとの指定集合場所に集まり、誘導責任者の指示に従って朝陽体育館に集合しました。各常会長はきびきびとそれぞれの参加人数を報告しました。この日の参加者数は359人との報告がありました。
参加者は3班に分かれ、順番にさまざまな訓練を行いました。この日は地震体験車がやってきました。地震体験車では、東南海地震で想定される震度7の揺れを体験できます。私も体験しました。座るとすぐ激しい揺れがやってきます。縦や横にがたがたとの猛烈な揺れです。立てません。机が固定されているのでしがみつくのが精いっぱい。あらかじめ分かっていても怖い揺れです。もし、突然こんな地震に襲われたらと思うと、本当に恐ろしくなりました。
このほか、長野市消防局東部分署の4人や朝陽分団第4班の5人の指導や協力で、AEDの使い方や胸部圧迫の方法、太い竹竿2本に毛布を巻きつけた簡易担架の作り方や、頭やひざをけがした場合の包帯の巻き方などを習いました。
最後に講評として、東部分署の倉島分署長は「みなさん、真剣に訓練に取り組んでくれました。地震などの災害はいつ起きるか分かりません。こうなったらどうしようということをいつも考えていてください。たとえば地震が夜だったら・・・。家族はどうしたら・・・など。それが大切なんです」と話していました。
【文:区相談役 水越渉、写真:HPスッタフ 増田今雄】
(簡易担架の作り方以上)