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遊びをせんとや…

 先日、朝陽地区の第2次地域福祉活動計画が示されました。「支え合い安心のまちづくり」をテーマに、どうすれば実現できるか、実にさまざまな提案がなされています。最大の特徴は、これまで朝陽という大きな地区だったまちづくりの担い手を、石渡区とか南堀区といった区に移して、助け合いや交流などを、常会や隣組といった小地域ごとで進めるよう力説していることです。

そんな提案を先取りしたような例があります。8常会のボランティアグループ「いこいの会」の活動です。いこいの会では、8常会の公園に花壇をつくってみんなが集まる拠り所にして、そこでイベントを開いて、おしゃべりをしたりお茶を飲んだり…。そんな交流の場にしようと活動をしています。まだ緒に就いたばかりですが、夢の実現に向かってもらいたいと思っています。

超高齢社会といわれます。深刻なのは、男性も女性も単身高齢者、つまり独り暮らしの高齢者が急速に増えることが予想されていることです。独り暮らしは、健康面では食事がなおざりになって低栄養失調の危険があり、精神面では寂しさで閉じこもりになることが指摘されています。その解決策の一つが、集いの場をつくり、そこに人が集まり、人と人とが交流するではないかと思います。

人と話すことで、いろいろな情報が得られます。人は、どんな運動をして健康なのか、どんなことに悩んでいるのか…。そんな会話のなかで、自分だけが孤独ではないんだと気づき、元気づけられるのではないのか。せっかく親からもらった命です。人生は楽しく、「遊びをせんとや生まれけり」でいってみましょうよ。

【石渡区長:水越渉】

5月月例会作品

<五十音順に掲載> 講評は石渡写真クラブの増田今雄講師

作品の下に 「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に掲載

1.池田 治雄(2点)

「そろそろ見納めの石渡神社境内の桜」 <石渡神社境内>
(先月の作品の満開の桜が、もうこんなに・・・。写真はほかの人に「伝える」役目があると同時に、その時を記録し残すことが一番の特質です。満開の桜が、「散り桜」となり、さらに次の作品の「葉桜」と時が移ってゆく様子をきちんと捉えています。前の作品は、やや“眠い”ので、明るさ、彩度を加工し少し明るめに補正して見てください。「葉桜」の方は、出始めた葉が陽光にきらきらと光り印象的です。)

 

2.笠原 美敬(2点)

「大きな門だなあ~」 <京都 知恩院>                 (下から見上げ、中央下にいる人物がいることで「どでかい門」ということがよく分かる作品となりました。左右シンメトリックにまとめていますが、先月にも触れましたがやや左下がりなのが苦になります。)

「ドラマで渡瀬恒彦が渡った」 <京都 鴨川デルタ>        (川の浅瀬に連なる飛び石がハイアングルから捉えられています。両岸の岸辺と合わせ逆の「Z字」構図にまとめ、安定した作品です。さりげなく通り過ぎる点景の人物も効果的です。樹木の枝もうまく配置していますが、桜ならいつか咲いた時期を狙ってみましょう。)

 

3.萱津 信子(2点)

「桜と北信五岳」 <小布施>                       (桜並木の横からのアングルが新鮮です。上下の二段構図で上の桜と下の影をシンメトリックにし、さらに向こうに広がる景色と奥の山を見せるアングルを工夫した成果が出ています。)

「権堂獅子は大きいね」 <長野中央通り>             (被写体を求めて?行動をおこしたことにまず敬服。写真は、現場に行かなければ生まれてきません。主題の権堂勢獅子を多くの人たちが観覧する様子がいい感じで表現できました。意図したわけではないと思いますが、手前の今様のスマホや数人の人物の前景が効いています。)

 

4.倉澤 利和(2点)

「坪井のしだれ桜」 <髙山村>                      (桜を浮かぶように選んだ黒バックの背景、適度に右から左に傾斜している菜の花のライン、よく計算してまとめた作品です。「近くのお墓を隠すのが・・・」とのことですが、細かい配慮がよかったと思います。小さな物でも、画面の中に隙のない作品作りには大切なことです。)

「夫婦仲良くいつまでも」 <長野市若穂清水寺>           (紅葉の時期は多くの人、カメラマンが訪れますが、あえて別の季節に足を運んだことで違う清水寺の表情が表現できました。新緑と適度な木漏れ日が新緑の季節の雰囲気を醸し出しています。右の太い木がアクセントと同時に安定感を出すのに役立っています。)

 

5.髙山 三良(2点)

「飯縄山」 <東和田運動公園>                     (市街地どこからでも見え、お馴染みの山。レンズを望遠系にして、これまた誰からも親しまれ、見ればすぐ分かる運動公園の構築物と山を「引きつけ効果」(圧縮効果)で、印象的にまとめました。見てすぐ分かるシンプルな作品。)

「丹霞郷」 <飯綱町>                            (こちらは、ほぼ人間が見る目の遠近感で表現してくれる標準レンズ(50㍉、55㍉)程度でしょうか。向こうの山々があまり遠くならず存在感がある大きさで収まり、手前から向こうに広がる丘陵地帯の起伏の感じがいい遠近感とともに表現できました。)

 

6.中島 弘(2点)

「春の息吹」 <三水>                           (今回は両方の作品とも「道」が主題ですが、畑や水田、果樹園などが広がる田園の春の様子を端的に取り入れ表現できました。左下の田んぼの農耕を待つ肥料、右上の果樹園でしょうか、煙のように消毒の噴霧の霧が立ちこめ、人はいませんがこれから忙しくなる農家の息吹を感じさせてくれます。空の空間が雲もなく、やや“無駄”な感じがします。トリミングで削り全体的に横長の作品に仕立てましょう。)

「道」 <中野市>                              
(こちらは、逆Yの字のアルファベット構図で、起伏のある山里の田園をリズミカルに切り取っています。その道が延々と向こうの山の裾野を登って行く所まで垣間見え、奥行き感も最高です。ただ、この作品も上部の空は曇り空なので、山の少し上あたりで切って、その分下の方を入れたアングルだと、もっと主題が明確、強調されてもっと印象深くなりました。)

 

7.早川 球喜(2点)

「善光寺よさこい~動~」 <長野市末広町>              (どちらも「よさこいソーラン」の踊りの作品ですが、こちらは思い切ってどアップにし、踊りの一瞬の表情を望遠レンズで豊かに捉えています。一番手前の主人公の手がぶれ、さらに全員の衣装の裾が流れた瞬間で止まり、躍動感も出ました。にぎやかな音色、熱気が伝わってきます。)

「善光寺よさこい~静~」 <長野市末広町>              (こちらは、やや引いて、ビル街や見物人など背景を入れ、躍っている環境を分からせている作品。上の作品にも言えますが、複数の踊り手の重なりがうまい具合に配置されたアングル、シャッターのタイミングがいいです。ほとんどの人の表情が見え、ピンク、ブルー、街路樹の新緑とカラフルな色彩も効果的です。)

 

8.広沢 一由(2点)

「桜に栄える村の鎮守様」 <豊野町大倉>               (左右、中央と何本もの桜の木が満開の花を咲き誇り、花火で言う「乱れ打ち」のようでにぎやかな作品となりました。「私の方がきれいでしょう…」、「俺の方が…」とまるで競い合っているような会話すら聞こえ、その喧噪の中に静かにたたずむ神社の赤い屋根、青空が押さえになっています。)

「蘇った芋井の神代桜」 <長野市芋井>                (樹齢?年でしょうか。老骨にむち打って今年も花を咲かせた「神代桜」を見事に捉えました。画面いっぱいに、あふれるぐらいに花を思い切って取り入れ、ボリューム満点。花も一面にべたっとつぶれることなく、小さな塊の質感が適度に出ていていいです。)

 

9.吉池 安雄(2点)

「菜畑に泳ぐ鯉のぼり」 <飯山市>                   (菜の花を楽しみにきた人たちと鯉のぼりがバランスよくまとめられています。こっちに来る若い家族連れ、向こうにゆく人、数組の人たちの往来が重なることなくいいタイミングで捉えられています。何より、青空空間を埋めた鯉のぼり、黄色の菜の花畑と場所選びをよく考えた作品です。)

「菜畑を描く」 <飯山市>                         (のどかな風景を素材に筆を運ぶ人。それを見て楽しむご夫婦?お仲間?会話でも聞こえてきそうな作品となりました。右下の看板が中途半端なのと、左上に少し見える残雪の山塊は、逆にもう少し入れると雰囲気が違った感じになりました。)

<HP掲載担当:広沢 一由>

 

 

家庭菜園

 定年退職した人の多くが始めるのが家庭菜園だといいます。私も始めて今年でちょうど10年。楽しい。いろいろな野菜を近所におすそ分けして「おいしかったよ」と言われた時のうれしさは格別です。これまで人から感謝されることがなかった私が、初めて感謝される喜びを知ったのは、家庭菜園のおかげだと思います。

 畑の場所は車で1時間かかる木島平村です。ここは以前、老夫婦がアスパラガスを栽培していました。しかし10数年前にご主人が亡くなり、同じころ、奥さんも脚の機能が低下して歩行できなくなりました。ご主人の息子さんと私が知り合いだった関係で畑を借りることになったのです。

 畑まで往復2時間もかかるのに10年間続いているのは、畑の環境の素晴らしさです。遠く妙高山を望む広々とした景観、空ではカラスとトビがなわばりを巡って空中戦を演じ、キジの親子が近くを散歩したり、草むらではヘビが…。

珍しいオニヤンマやギンヤンマも頭の上を飛び交います。すぐそばには豊富な水量を誇る清流があり、水不足の心配もありません。夏、小川で冷やした採れたばかりのトマトやキュウリをおかずに食べる弁当はおいしい!。持参したコーヒーを飲みながら休んでいると「生きててよかった」なんて実感が湧いてきます(少しオーバー?)。

今年はなかなか通う機会が少なく、例年より量も種類も減らしました。ポスト区長の来年には、思い切りたくさんの野菜をつくろうと今から計画しています。だって使っていいという畑の広さは、今の120坪の4倍も5倍もあるのですから…。

【石渡区長:水越渉】

言葉と記憶力

  お酒が飲めません。ビールならコップで1杯目はなんとか、2杯目になると頭の中で除夜の鐘がゴーンゴーン、3杯目は半鐘がカンカン鳴り出し、4杯目になると胃の中のマグマ(?)が噴出するという下戸です。だから酒席が怖い。

 ところが区長になるとその恐怖の酒席が増えました。いつも断るわけにもいかないので、4月早々初めてスナックに…。みんなグイグイ飲んでいるのに私だけウーロン茶。ママさんに「お酒を飲まなくてすみません」と謝ると、返ってきた言葉が素晴らしかった。「無理して飲まなくていいんですよ。飲めない人に悪い人はいないといいますから」。

 50年前の学生時代、当時コンパが流行っており、ガールフレンドといきました。スクリュー・ドライバーなんて強いカクテルを見栄を張って飲んだところ、案の定、胃の中のマグマが噴出。彼女が耳元でささやきました。「水越くんって弱いのね。駄目ね~」。お酒に関してのトラウマとなって今でも胸の中に生きています。

 そんな私にとって、ママさんの優しい言葉は本当にうれしかった。しかも先日、配りものを届けた際、ママさんに「水越さん、忙しくて大変ですね」と言われたんです。何が驚いたかといいますと、1カ月も前、ほんの一言あいさつしただけなのに私の名前を覚えているんです!。私なんか何回聞いても人の名前を覚えられないのに。優しい言葉と素晴らしい記憶力…。尊敬すべき女性がまた1人、増えました。

【石渡区長:水越渉】

女性の参加

 長野市に男女共同参画センターという部署があり、年3回「ウイズ・ユー」というタイトルで情報誌「ながの情報」に記事を載せています。内容は、男女が共に参加してつくる社会の大切さを訴えるものです。その編集委員を4年務めている縁で、このほど長野市男女共同参画審議会の委員を委嘱されました。

 国は、会社や自治体などあらゆる分野で男女が共同して参画できる社会づくりを目指してきましたが、遅々として進まないため、女性に焦点を絞って仕事でいっそう活躍できるよう自治体や事業主の責任を強化した法律「女性活躍推進法」をつくりました。長野市は、この法律を反映した新しい男女共同参画基本計画をつくるよう迫られており、私たち審議委員はアイデアを出せとこれまた迫られています。でも難しい…。

 私は、女性の進出が遅れているのは、会社や自治体ではなく地域だと思っています。長野市内にはいくつかの区が集まってつくった住民自治協議会という組織が32あり、石渡区は朝陽地区住民自治協議会に入っています。この協議会での女性の平均進出率は15%とのことです。石渡区の場合、役員会は14人のうち女性は1人(7%)、協議委員会では42人中2人(5%弱)です。もっと増えてもいいのではと思います。

 じゃぁ、女性が多くなれば具体的にどう変わるんだと聞かれてもうまく答えられません。女性らしい発想が出るといっても具体的には分かりにくい。言えることは、会議の雰囲気は和やかになるに違いありません。あっ、誤解しないでください。石渡区の役員会の雰囲気がとげとげしいといっているわけではありませんので・・・。

【石渡区長:水越渉】

4月月例会作品

<五十音逆順に掲載>講評は石渡写真クラブの増田今雄講師

作品の下に、「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に掲載

1.吉池 安雄(3点)

「娘十八」 <東和田運動公園>
 タイトルからストレートに意味が伝わる作品です。今にもハチ切れんばかりに膨らんだ桜のつぼみをクローズアップでまとめ、娘さんに見立てました。中央のつぼみにフォーカスを合わせ後はぼかしたところは見る人の目を誘導してくれます。ぼけてはいますが、背景の斜め横にある太い枝は余計です。

「平和な世でありますように」 <屋代駅前>
 少女と少年が踊りと音楽を奏でる彫像。タイトルは、この彫像からヒントを得たものでしょうか、辛うじて平和の象徴のハトがいて「平和」と結びつきますが、やや難解なタイトルのような気がします。背景の町並みが中途半端で、もっと入れ込んで環境を分かるようにするとよかった。

「孤独を楽しむ鳩」 <東和田運動公園>
 たかがハト。されどハト。単純に木の枝に止まっているだけの写真ですが、下から順に太くなってゆく枝がリズム感を生み、シルエットにしたところとグレーの背景のトーンが「哲学的」な印象を与えてくれる作品になりました。

2.広沢 一由(3点)

「桜の下からの眺望」 <東和田運動公園・サブトラック>
 二分割構図でまとめ非常に安定しています。が、ややおとなしい感じがします。少しアングルを上にして桜を画面の半分以上占めるように(三分割構図)すると、主題が明確になってきます。

「満開の桜と残雪の菅平」 <東和田運動公園・サブトラック>
 この作品も、少し空の部分が多く無駄なので、今度はアングルをもう少し下げて空の空間を減らした分、桜をボリュームいっぱいにしましょう。さらに、レンズを少し左にし、菅平の手前の山の右端ぐらいでカットすると、もっと主題の桜、菅平がすっきりとします。

「満開の桜の下で」 <東和田運動公園・サブトラック>
 こちらは、桜の下で馬乗りでしょうか?動きのあるいい被写体をいいタイミングで捉えています。せっかくの被写体を生かすには、思い切って左部分をカットしズーミング、トンネルの中にいるように撮るとぐんとグレードアップします。

3.早川 球喜(3点)

「湖畔の桜並木」 <須坂市 臥龍公園>
 満開の桜、水面に垂れさがるような枝ぶりがいい感じです。東屋や花見客のアクセントも入れて工夫していますが、右上のガードレールが少し苦になります。もう少し一行が歩を進めたところとし、少し右をカットするとガードレースが少し減り、主題の桜が迫力を増してきます。

「一本でも華やかなり」 <須坂市 臥龍公園>
 今度は、やや引いた全景です。上の作品に比べると、主題の絞り込み、つまり何を表現したいかが少し曖昧な印象です。「あれもこれも・・・」という感じがしなくもないですが、思い切って上と下を大胆にトリミングし、横長作品にすると意外と見る人に「おやっ」という感じで見てもらえます。

「湖畔に寄り添う古木」 <須坂市 臥龍公園>
 もう一度、主題を絞った作品になりました。一番目より、「垂れ下がった桜の感じ」を表現したかった意図が伝わってきます。アクセントとして入れたボートが、多分来た瞬間を「しめた!シャッターチャンス」と撮ったと思いますが、ややうるさい感じがします。かと言って何もないと寂しい。絞りを工夫して、もう少しぼかす工夫をしてみてください。それと、上の方の画面を横切るガードレールはアングルを下方にずらすことにより画面からはずれ、すっきりします。

4.中島 弘(3点)

 「いにしえの勇姿」 <長野市川田>
 左右対称のシンメトリック構図でまとめ、中央に“鎮座”する電車と左右から手前に広がりながら迫ってくる線路が印象的です。長い間人々を運んだ電車と線路、今は廃線となりゆっくりと休んでいる光景が、人の一生とも重なり感慨深い作品となりました。

「サイクリング」 <長野市松代>
 菜の花かハルザキヤマガラシか、堤防に咲く黄色の花を主題に、取材の足となった「自転車」をアクセントに、タイトルとともにまとめました。よくある絵は、堤防上を散歩の家族連れとかカップルなどをあしらうことが多いですが、それを待つ時間が・・・。

「花よりおしゃべり」 <千曲市森>
 アンズの花の木を手前、右と左、奥に配置し、奥行き感を出しました。暗めの背景で花が浮きでました。アクセントに入れた2人連れの花見客をもう少し手前、できればこちらに向かって来るシーンだともっとよかった。

5.田川 晴琉(3点)

「休まず働く電車たち」 <東京都内>
 上にも下にもある都会の混み入った線路とほぼ絶え間なく動いている電車を捉えました。次々と往来する電車を2台が重なるようにタイミング良くシャッターを押しています。自分が考えて表現したかったことをまとめています。

「初めて乗った東京メトロ」 <東京都内・東京メトロ>
 地下鉄の暗闇からぬーっと出てきたのか、逆に暗闇に消えてゆくのか、黄色い電車と宣伝のお姉さんの対比が面白いですね。できれば、都会の人たちが入るともっと写真に都会の“味”が出ました。

「名所が2つ」 <東京・浅草>
 浅草寺と東京スカイツリーの両方を入れて、東京の名所を一枚の写真の中に収めました。古いものと新しいものを対比することで、日々、どんどん生まれ変わっている東京の人たちの生活の息吹を感じさせてくれます。

6.高山 三良(3点)

「花」 <自宅・花壇>
 盆灯籠のような円形の花を真上からのアングルでうまく捉えています。左上にある花芯の下の部分が黒っぽく抜けた数輪がすっきりとした感じで、この部分をもっとアップにしてまとめるともっとさらに印象的な作品になりました。

「獣避」 <須坂市>
 現代の生物の生態系と農業を取り巻く環境、問題を端的に表現した報道写真といえます。高い位置からのハイアングルで、ぶどうやリンゴ畑と思われる耕作地をぐるりと囲んだ柵がパッチワークのように分かりやすく捉えられ、隣接する民家や山を入れて奥行き感も出ました。

「春花共演」 <石渡>
 待ちかねたように一斉に伸びた春の草花。足元の身近なところに主題を見つけ、うまく切り取りました。スミレの紫を中央に、取り囲むようにタンポポやツクシ、これから花を咲かせるクローバー、ジャーマンアイリス・・・。にぎやかに表現できました。

7.倉澤 利和(2点)

「そらとひめ」 <自宅>
 まあ、何と犬と猫が仲良く、気持ち良さそうに眠っているではないですか。何を夢見ているのか・・・。今でも始まってしまいそう?な第三次大戦を起こそうとしている人たちに見せてやりたい。「平和っていいな・・・」。作者の思いがレンズを通して伝わってきます。

「桜とライオン」 <長野市城山公園>
 桜と銅像のライオンだけをモチーフにまとめました。なぜ、ここにライオンの像が置かれているか意味はよく分かりませんが、色調もほぼ2色とシンプルでライオンの存在感が際立ち、公園とは思えない雰囲気を醸し出しています。

8.萱津 信子(3点)

「マラソン日和」 <石渡八幡神社>
 ややワイド系レンズでしょうか、手前がデフォルメされて桜の花もぼてっとしないで青空を背景にすっきりした感じになりました。ただ、ワイドの分、向こうのものがさらに向こうに小さくなってしまい、お守りシールを配布している光景が少し小さくなってしまい、無事完走のシールを配る「マラソン」の部分が分かりづらくなってしまいました。

「裏も見て下さい」 <旭山のカタクリ>
 カタクリは誰がどう撮ってもカタクリ。群落を前に人とは一味違うオリジナル作品に仕上げるには相当の眼力と技術など経験が必要です。そんな中で、面白い素材を見つけましたね。鏡の中には、カタクリの咲く環境の林が写り込んでいて画面の下で逆さまながらも奥行き感が垣間見えていいです。

「私の好きな場所」 <東和田運動公園・サブトラック>
 二分割構図で画面が無駄なくまとめられています。横の構図ですが、手前のアンツーカの斜めのラインがリズム感を演出、一斉に咲いた花や芽吹きを入れ、さらに向こうに残雪の飯綱山、霊泉寺山がどっしりと構え遠近感が出ました。

9.笠原 美敬(3点)

「雨に降られた比叡山延暦寺」 <延暦寺>
 小雨に煙る寺の様子がムード満点に捉えられています。点景の人物のあしらい方(位置やしぐさ)と画面全体が左下がりなのが苦になります。癖かも知れませんので、直していきましょう。私も、その傾向があります。なかなか、直りません。

「工事中で残念だった!」 <延暦寺 根本中堂>
 「せっかく訪れたのに工事中とは・・・」という心情を作品にしようと収めたところがいいです。何でも撮ってみようという心意気でこれからも頑張りましょう。右下に「撮影」の文字がちらりと見えますが、「撮影禁止」?でしょうか。寺の中でなく、工事の部分なら問題なし?とも思いますが、いっそのこと、もっと下の部分を大胆に入れ、上の方にちらっと見える変なもの?を削ると、タイトル通りの作品に迫れました。

「琵琶湖よりよく運んだものだ」 <京都 南禅寺>
 明治時代に開通した水路が威風堂々とお寺の境内?を横切っている様子がよく分かります。できれば、右の赤い傘を持った人物が、アーチの下かその向こうの階段あたりに配置できるともっと芸術性が増しました。下のコンクリートと上の部分をトリミングしてカット、横長の作品にすると見栄えがします。

10.池田 治雄(2点)

「ついでに参拝」 <石渡神社>
 先に出た萱津さんの桜とほぼ同じアングルですが、満開の桜を画面いっぱいに入れたところがいいです。春夏秋冬の八幡神社の桜を組み写真にする構想の中の一枚とのことで、組みの仕上がりのサイズや並べ方を今から考えて、残る「夏」をうまく切り取ってみましょう。

「桜の木の間から」 <東和田運動公園>
 広澤さん、萱津さんに続く運動公園サブトラックの桜を主題にした3作目。それぞれに違った表現で見比べてみるとそれぞれの感性が出ていて興味深いですね。手前の桜から続く向こうの桜の間にぽっかりと飯綱山。遠近感を出した構図はいいですが、山の周辺の雲がもう少し少なく(自然現象なので仕方ない部分あり)、手前の桜の花も光線がもう少し当たるともっとグレードアップしました。

【担当:広澤一由】

スピーチ

 昔から人の前でのあいさつやスピーチなど話すことが苦手でした。それが区長になった途端、ドッと襲いかかってきました。たとえば区の役員会や協議委員会、区の総会、神社の春祭り…。今後もたくさんのスピーチの機会が予想され、胃が痛い毎日です。

 これでも「気の利いた内容を」「ユーモアも」なんて、事前に考えてはいるんです。でも浮かばず、結局ぶっつけ本番。挙句、情けない内容で落ち込んでばかりです。

 深層心理学的(?)に考えてみると、私はどうもスピーチをなめている節があります。私自身、たくさんのスピーチを聞いてきましたが、すぐ忘れてしまいます。一生懸命話してもどうせすぐ忘れられてしまうんだから、気合いなんか入れなくても、といった思いです。

そんな考えに徹すればいいのですが、「素敵な話だった」と聞いた人からほめられたい気持ちは人一倍あるから困ったものです。こうなったら得意の泥縄方式で、本屋に行って“感動させる話”なんて本を探して利用しようなんて考えています。区長の任期が終わるころ、少しはうまくなっているかもしれません(たぶん)。

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区長就任一ヶ月が過ぎました。何が何だか分からないまま過ぎたような気がします。そんな区長の日々の思いをつたない文章ながらお送りします。気軽にお読みいただければうれしく思います。どうかよろしくお付き合いをお願いします。

【石渡区長:水越渉】

長野マラソン応援シール配布~区定期総会(4月16日)

 416日の早朝午前6時半過ぎ。石渡八幡神社は、長野マラソンの「応援お守りシール」をいただく参拝者が行列をなしていました。記帳をし、拝礼が済むと、「無事完走」と「目標成就」の2種のうちから好きな方のお札を引く。8回目の今年は初めて裏におみくじを付け、「超大吉」から「大競(凶)までの5種を印刷、これから走る運勢を占う“お楽しみ”を取り入れました。「大吉だ!」。大喜びの人に、おそろいの法被を着たスタッフから「頑張って!!」と檄が飛ぶ。境内の桜もほぼ満開、全国から訪れたランナーたちを激励して送り出していました。

 スタートとなった神社脇の沿道には、PR看板が数カ所。こちらも空色の法被を着たスタッフが「お守り、どうですか」と呼び込み。「これを目当てに来るリピーターも年々増えている」と広報担当の広沢幸一さん。700枚用意したお守りはほぼなくなったと話していました。

 スタート直前、毎年スペシャルゲストとして参加のキューちゃんこと高橋尚子さんが、「今日は暑くなるようです。十分に給水を!」と気合。ランナーも全員が拳を挙げて応え、8時半、過去最多の9663人のランナーが石渡八幡神社を背にスタートしました。

 

 この日の夕刻7時。公民館で29年度の区定期総会が開かれました。前年から今年度の事業報告や決算、予算などを討議、承認する大切な会議に数十人の区民が参集。初めのあいさつの中で、新区長の水越渉(8常会)さんは、「私もお守りをいただいてきました。今年度が無事“完走”できるようとの願いからです。皆さんの協力をお願いします」とあいさつ。 盛りだくさんのさまざまな議事を論議の末、満場一致の拍手で承認、最後に退任役員の紹介で閉会しました。

 事実上の新年度がスタートした長野マラソンの16日、早朝から、夜遅くまで、関係者の皆さん、大変お疲れさまでした。                               (HP「石渡つうしん」スタッフ 増田今雄)

 

満開の桜の中、8回目の長野マラソンの応援シールが配布された
スタートとなった運動公園通りのる沿道には案内看板が数カ所
記帳、お参りが済むとシールがもらえる。思わずにっこり
列の向こうが記帳台。お参りが済んだ人からおみくじ付きシールを引く。「どうかいい運勢であるように・・・」
先着700限定とあって、開始の午前7時前から行列。年々人気が高まる
シール裏には今日の運勢を占うおみくじ。「無事完走」と「目標成就」のどちらかの箱から引く
おみくじを見て「大吉だ」と喜ぶ人、「大競(凶)」とげんなりする人。スタッフからは1人1人に「頑張って!!」と温かな声援
スタート直前、スペシャルゲストの高橋尚子さんからの激励に、拳を一斉に挙げるランナーたち
午前8時半。神社(写真中央奥、ケヤキの向こう)を背に一斉にスタート
16日午後7時から開かれた定期総会。「実は、私も応援シールをいただいてきました」とあいさつする水越渉新区長(写真左は中島弘相談役、右は小山美好副区長、その右は廣澤幸一会計)
今年度の事業計画や予算などいくつもの議題を討議、承認された定期総会
総会の最後に退任する役員が紹介。起立の左から中島弘前区長、大津雅之前区会計、倉澤良貞前区相談役、笠原美敬前監査役→次の写真に続く
左より、高山三良前氏子総代、畑敏雄前氏子相談役、池田治雄前公民館長、黒崎啓一前公民館相談役→次の写真に続く
八田学前福祉推進支部長、増田今雄前広報部長、田中久夫前協議委員、倉澤利雄前長寿会長、宮入美智夏前育成会長。以上です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月月例会作品

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブの増田今雄講師

 作品の下に 「タイトル」<撮影場所>(講評)の順に記載

1.池田 治雄(2点) 


「親子亀」 <善光寺・大勧進の池>
(親子かどうかは亀に聞いて見ないと分かりませんが、2匹の亀を作者が親子と感じた想いが作品から読み取れます。天気が良すぎて、顔がつぶれてしまったのが惜しい。)

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 「一休み」  <東和田運動公園>
(真っ青な空を背景に、主題のスズメがぐんと浮き立ちました。できれば、スズメの動き(羽ばたくとか)を捉えると、グレードアップ。)

2.笠原 美敬(3点)

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「静まり返った前宮」  <諏訪大社前宮>
(まだ、注連張りが残り新年(お正月)の気配が漂う神社が主題。手前半分を占めるコンクリートがやや無粋な感じになってしまいました。横位置で社殿の左右を入れて撮ると、コンクリートの部分が減り、社殿がぐんと迫ってくると思います。)

IMG_0111 豪華絢爛
「豪華絢爛」 <生島足島神社>
(朱色の「御神橋」を天地、二分割構図でシンメトリックにまとめました。先の作品と同じに手前に地面のスペースを入れましたが、この場合は陰がアクセントとなって、あまり苦になりません。)

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「春を待つ北アルプス」 <長野道・麻績パーキングより>
(北アルプスの連山、残雪の鹿島槍と爺ケ岳が印象的です。上の空の空間と下の松の木が占める割合が多いので、思い切ってトリミングして横長にすると、山がぐんと引き立ちます。)

3.萱津 信子(3点)

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「我が家の春一番」[スノードロップ] <自宅の庭>
(中央の花はすっきりしていますが、右側は3つの花が重なってしまい、うるさい感じになってしまいました。垂れ下がった花の特徴を生かすには、アングルを決める時に背景との分離を考えてみましょう。)

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「春の妖精」 [黄花セツブンソウ] <自宅の庭>
(満開の花を印象的に見せるために、ややハイアングルから狙ったポジション(カメラ位置)がいいです。それと、背景の黒くつぶれた部分と最上部のわずかな明るい部分が少ないながらも奥行き感を出しています。)

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「今年も会えたね」(フクジュソウ) <自宅の庭> 
(こちらは、ややローアングルから、春を待ちわびたように伸びた茎、咲き始めたフクジュソウとつぼみがうまく表現できています。強くなってきた春の日差しを半逆光にした光の使い方がよく、雰囲気を助長するのに役立っています。)

4.倉澤 利和(3点)

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「春の足跡が聞こえます」 < 須坂市百々川の緑地>
(春一番に咲くオオイヌノフグリをアップで切り取っています。花がみんなあちこち向いているのが面白いです。)

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「私も早くプレイがしたいです」 <須坂市百々川緑地MG場>
(須坂、百々川の河川敷内のマレットゴルフコース。中央の左右に松の木を配し、向こうに広がる川原、さらに向こうに連山と青空。空気感を感じさせてくれる作品となりました。)

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「どのお雛様が好き?  」 <須坂アートパーク歴史的建物園内>
(何といっぱいにぎやかに並んだひな祭り。場所が狭いかも知れませんが、できれば、見る人を入れながら撮るとそこに物語りが生まれてきます。画面が、やや左下がりが気になります。)

 

5.田川 晴琉(3点)

休む電車たち
「休む電車たち」 <長野電鉄須坂駅構内>
(ややロング(遠い)なので、撮る時にもう少しズーミングして車両をアップにしよう。画像加工の時に、トリミングしてもいいです。)

最後のお別れ
「最後のお別れ」 <長野電鉄須坂駅構内>
(最後の電車」が主題なので、それを撮りたいのはよく分かります。が、別れを惜しむ人たちがいっぱいいるはずなので、その人たちの動きを画面の中に入れて撮ると、写真に「意味」が盛り込まれます。)

並ぶ英雄
「並ぶ英雄」 <長野電鉄須坂駅構内>
(今度は角度を変えたので、主題(写真で伝えたいこと)の「英雄が並んだ」感じがさっきよりよく捉えられています。ただ、これも、向こうに少し人がいて何か記念写真でも撮っている人たちなどを入れると、ぐんとグレードアップしました。)

6.中島 弘(3点)

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「サイクリング」 <篠ノ井・信更>
(農山村の逆Cの形にカーブした道が流れを生み出し、前景にあしらったリンゴの木、枝がアクセントとなりました。点景として、道路にポツンと農婦か誰かが歩いていると雰囲気がさらにアップ。)

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「春遠からじ」 <長野市・大岡>
(画面下に食を生み出す棚田、その上、画面中央部には生活している民家が点在、そのすぐ向こうには左右から重なるように林の丘陵、さらに向こうに山々が重なり残雪を抱いた北ア連山。手前から青空まで、次々と吸い込まれるような奥行き感がスケール満点です。)

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「守護神」 <麻績村>
(わらでできた「芦ノ尻の道祖神」は、その顔の形相が特徴で、ずばり撮るのが普通ですが、「どんなところ?」なのか環境を表現するアングルを選びました。来る日も来る日も雄大な北ア連山を見ることができる道祖神がうらやましい?と感じさせるポジションがいいですね。)

7.早川 球喜(3点)

「オシドリ鴨かも」 <上野・不忍池> 
(2羽のカモの相対の構図がいい感じです。が、もっとつつき合うとか、寄りそうとか、何かのアクションが盛り込まれると動き(動感)が出ます。)


「芽吹きを待つ不忍の蓮」<上野・不忍池> 
(上野の不忍の池。ビル群に囲まれ、冬枯れの蓮の茎が茶色の色彩とともに印象的に捉えられています。作品の上を少し切り、その分、蓮の部分を画面の3分の2程度にするともっと主題が強調されます。)


「花見はちょっと早いか上野のお山」 <上野公園> 
(咲き始めたソメイヨシノでしょうか、右下に花を見る人を入れた画面構成がいいです。人物の大きさや表情も適切です。)

8.広沢 一由(3点)

鴨と鳩と老人
「鴨と鳩と老人」 <中越・水鳥公園>
(辰巳池のほとりのベンチでカモたちに餌をやるお年寄り。のんびりとした早春の風情が感じられます。)

蘇るオリンピックの躍動
「蘇るオリンピックの躍動」 <Mウェーブ>
(オリンピックを記念するモニュメントをシルエットに、エムウエーブの特徴である屋根を背景にうまくまとめています。)


「氷の芸術」 <Mウェーブ> 
(こちらはエムウエーブ内部の氷彫ですが、せっかく背景が黒バックなので、活かしましょう。もう少し下からのアングルで黒バックに浮かすと、もっと輝いて印象的な作品になったと思います。)

 

9.吉池 安雄(3点)


「ぼくを置いてけぼりにしないで」 <東和田運動公園>
(アンパンマンが遊具のある公園にぽつり。さんざん一緒に遊んだお友達に忘れ去られ、寂しそうな雰囲気がでました。早起きして見つけた素材を自分の感情(想い)を込めて作画できました。)


「寒さに耐えて」 <東和田運動公園>
(運動公園内にある裸婦像ですが、降り積もった雪が付き、いかにも寒そうな感じが表現できました。すぐ脇の雪帽子をかぶった低木がいい感じで、周辺も雪原なので、上半分は雲の部分を少しだけ入れて後は切った方が主題がより強調されます。)


「小さい春見―つけた」 <石渡地区内>
(ネコヤナギのつぼみを、すっきりした背景でまとめています。左側が直立しているのに対し右側に斜め上に伸びた画面構成もバランスよく、動感を生み出しています。ピントがやや甘いのが苦になります。)

【担当:広澤一由】

今年も健康で幸せな1年に・・・どん度焼き

 お正月のしめ飾りや門松、家族や企業を一年間見守っただるま、お札などをお炊き上げし、今年の無病息災、五穀豊穣などを願う「どんど焼き」が19日、氏子、公民館、育成会の主催で行われました。

 会場は、昨年から石渡八幡神社から変更した運動公園陸上競技場東の空き地。お炊き上げした炭火で焼くおもちや柳の枝に刺したまゆ玉などを持って集まった家族連れなどの区民はおよそ200人超。全員ですぐ近くに見える石渡八幡神社に向かって拝礼。午前中に児童らが各戸を回って集め、積み上げた二基のやぐらに中島弘区長、高山三良氏子総代が点火しました。

 火は折からの強い北風に勢いよく燃え上がり、時折、「パーン、パーン」と門松の竹の破裂音が景気づけ、熱さをこらえながら遠巻きにした区民らは火勢が衰えるのをじっと待ちました。やぐらがほぼ焼け落ち、近づけるようになると一斉に長い棒や柳の木が伸び、真っ赤な炭火で、おもちやまゆ玉のだんごは見る見る食べごろに。早速あちこちで、焼き上がったおもちを食べる家族連れの姿も。

 区民の皆さん、今年一年、どうか幸せな年になりますように・・・。                        (写真と文 広報部・増田今雄)

集められた松飾りやだるまなどで組み上がったやぐら
集められた松飾りやだるまなどで組み上がったやぐら
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高山氏子総代がお神酒を奉納
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全員で八幡神社に向かって拝礼
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中島区長が一基を点火
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もう一基に池田公民館長と高山氏子総代が点火
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じっと熱さに耐え、区民の安泰を・・・
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立ちのぼる煙で太陽も神秘的な表情

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そろそろいいかな。待ち切れず、熱さと闘いながらおもちやまゆ玉を焼く
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「お父さん、焼けた?」
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「顔ばっか、なんでこんなに熱いんだ」
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「ほら、食べてみて」
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「うわっ、のびたぁ ー」

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