地蔵寺が308年の歴史を閉じました

地蔵寺の取り壊しについて住職にお話しを伺いました

 石渡区にある地蔵寺の取り壊しに際し、区民より取材をしてほしいとのお願いがあり、地蔵寺16世の住職であられる佐々木正弘さんに6月4日(水)お話しを伺いました。

参道からの景色

 本堂の建物の土台の痛みとシロアリの被害による倒壊などの心配がある為、取り壊す決断に至ったようです。現在は御本尊を移動し、5月から建物の取り壊しを開始し、取り壊しは6月中旬には完了しました。

 本堂の修繕には多額の修繕費が必要ですが、将来にわたり維持費がかかり現在の地蔵寺には檀家さんがいない為、今後は墓地を増設して収益が上がったところで地蔵堂を建てる計画があるとお話しをして下さいました。

 地蔵寺の歴史は長く1717年お寺の創建、1720年に本堂が建てられ、1847年の善光寺地震の際には被害にあい倒壊、1859年に再建をしたのが今現在の本堂のようです。

地蔵寺の歴史が記された立て看板

 地蔵寺の境内の中にある石渡区が建てた立て看板の記載にもあるように、朝陽小学校が出来る前には寺小屋としての役割も担ってきた歴史のある建物の取り壊しとあって、写真を撮らせて下さいと声がかかる事があると、現在管理を任されている、令和7年度区長佐々木利明さんの奥様が話されていました。何世代も前から石渡区にあり、慣れ親しんだ歴史のあるお寺の取り壊しなので、石渡区民の寂しい思いが感じ取れます。

地蔵寺取り壊しの様子
屋根材には藁が使われていた
永平寺管長 北野元峯の筆の額が飾られている
取り壊しが終了して更地になった様子

 新たな地蔵寺はどんな未来を刻んでいくのか石渡区で見守り応援していきましょう。

【記事と写真:石渡つうしんライター 後藤祥子】

「遺したい原風景」所蔵写真から
参道左側に現在の公民館がある 奥が地蔵寺 屋根は藁ぶき
御柱祭の御柱受け入れ場所として提供されていた
令和4年(2022年)御柱受入れ祭