区民の願いを込め、どんど焼きが行われました
~無病息災、家内安全、子孫繁栄、商売繁盛、五穀豊穣~
朝霧も上がり穏やかな晴天に恵まれた成人の日の9日、長野運動公園東のホクト所有の空き地で、石渡区のどんど焼きが行われました。
コロナ禍も4年目に突入、今回も感染防止対策を徹底。1昨年からの正月飾りなどの回収は育成会の子どもたちではなく、役員らによって行われました。
各常会のごみステーションから集めた松飾りや門松、お札、だるまなどは会場に集積。主催の氏子総代、公民館、育成会役員らが飾りの金属類やプラスチック、だるま下部の土の重しなどを丁寧に除去し、2基のやぐらに組みたてました。ここ数年、年を追うごとに小ぶりになってきているやぐらですが、今回も「昨年より一段と小さくなったね」と役員ら。
午後、三々五々集まった区民はおよそ250人超。3時、小山友一氏子代理のアナウンスでどんど焼きがスタート。全員で道路を挟んだ石渡八幡神社に向かって拝礼し、高山秀則氏子総代がやぐらにお神酒を献酒。続いて倉澤利和区長、徳武美喜男公民館長、高山秀則氏子総代、畠山美紀育成会長らが点火すると、穏やかな冬空を赤々と焦がし一気に燃え上がりました。
燃える火を浴しながら、やぐらを遠巻きに区民らはじっと待つことおよそ15分ほどで火は下火になりました。待ちかねたように持参したお餅や繭玉などを近づいて焼きました。でも、焼きたい気持ちとは反対に顔ばっかりが熱い、熱い!
思い思いに持参した焼き物は、定番のお餅や伝統の米粉と食紅でヤナギの枝にぶら下げたカラフルな「繭玉」はじめ、このところすっかり定着したマシュマロ、スルメ、サツマイモ、ウインナーソーセージなどにぎやかでした。今回、薄切りにしたジャガイモが初登場したほか、振る舞いで配られたミカンを焼く子どもたちも。
やぐらの周りでは、早速、今年一年の健康や安全などを願いながら焼きあがったお餅などを口にする光景が見られました。筆者もウィンナーとジャガイモをお相伴にあずかり、ほっと心が温まりました。ご馳走様でした。
およそ1時間でどんど焼きは無事終了。今年一年、平穏無事で、一日も早くコロナが収束しますように。準備した方、参加した区民の皆さんともどもにお疲れさまでした。
(写真と文 石渡つうしん取材班スタッフ 増田今雄)
(おわり)