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8常会「いこいの会」がスズムシを配りました

 8常会のボランティアグループ「いこいの会」が823日、会員が育てたスズムシを常会内の公園で配布しました。

 公園に賑わいを取り戻し、住民同士のつながりを深めたいと始めた事業で、今5年目になります。親子やお年寄りなど20人近くが訪れ、持参した飼育箱に10数匹のオスメスのつがいを分けてもらい、笑顔を見せていました。

 1常会の小山のぶ代さん(78)は「鳴き声がとても心をいやしてくれます。去年のスズムシの卵が孵化して鳴き始めました。今年のスズムシとの合唱が楽しみです」と話していました。隣の北尾張部から訪れた小学2年の中澤僚人君は「風鈴みたいな鳴き声が大好きです。大切に育てます」と話していました。

【文と写真:石渡区監査役 水越渉】

スズムシのペア。左がメス。お尻から太い産卵管が出ています

虫の好きな親子が訪れました。マスコミも取材に乗り出しました

額を寄せ合ってスズムシの飼い方を教えあう「いこいの会」のスタッフと来場者

 当日の模様が信濃毎日新聞に掲載されました。

 ※記事をクリックすると大きくできます。

 

 

石渡写真クラブ例会(7月)作品

石渡写真クラブ月例会(7月)作品
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

 今回(7月)は、4月から3カ月・3回のオンライン例会から久しぶりに一堂に会しての例会を開きました。
 新型コロナウイルスも、一旦は収束に向かうかなと思われましたが、「GO TO キャンペーン」に突入して徐々に勢力を盛り返しているようです。しかし、自粛ばかりでHOMEにこもりきりは、かえって心身に悪影響を及ぼすのではないかと私は考えます。その解消策にうってつけが写真です。団体での撮影会や人気の被写体にどっと集まる場合など要注意のケースもありますが、個人個人で独自の動きができるのが強みです。いずれにしろ、万全の予防策をし、外の空気を吸いながらシャッターを押しに出かけましょう。
 今回から、9常会の原芳幸さんが新しく仲間に加わりました。楽しくやっていきましょう。(増田)

【吉池 安雄】「令和元年の夏山」(飯綱山より)
講評:山頂近くから見下ろした長野市街地、続く東山の連山。そして、峰や空にたなびく雲。手前の笹の斜めのラインと向こうの連山の真横のラインが画面にリズム感を生み出し、雄大なスケール感が出ました。元気で登った吉池さんの感動が伝わってきます。

【宮澤 一成】「あじさい寺」(知識寺=千曲市上山田)
コメント:梅雨と言えば紫陽花ではないかと、安直な思いで撮影に出かけました。憂鬱な梅雨時に花を咲かせる紫陽花を見ると、気持ちが安らぎます。
講評:主題のアジサイを前景に、かやぶき屋根の寺、境内の灯ろう、上に覆いかぶさる樹木の緑と卒なく画面をまとめています。常套句ですが、参道に花見客とか、寺のお坊さん、犬、猫など何か点景が入るとよかったと思います。

【広澤 一由】「世界を航海したい!」(富山県射水市海王町)
コメント:かつて海底電話ケーブル設備部門に勤務したことがあり、4,000トンもある大きなケーブル布設船にて横浜から沖縄まで航海したことがあった。目の前で大きな船を見ると海への憧れが蘇った。
講評:仕事で乗った船への思い出、憧れからシャッターを押したとのことですが、その思いが伝わってくる気がします。斜張橋を背景に係留する帆船「海王丸」の雄姿が印象的です。奥の残雪を抱いた北アの峰々がくっきりと見えるとよかった。

【早川 球喜】「紫陽花の咲き誇る参道」(長野市若穂綿内蓮台寺)
コメント: 7月4日付けの市民新聞に〝浅川マレットゴルフ場のアジサイは今年も見事に咲き誇っています〟との記事を見て、さっそく蓮台寺に出掛けてみました。当日は、薄曇りでしたが、まずまずの天候でアジサイを見に来られた方もちらほら。たまたま撮影スポットに居られましたので、背景に撮影してみました。
講評: 古刹、蓮台寺の歴史を感じさせる参道の石段。そこを花見客の家族連れ、撮影に訪れたカメラマンを点景にまとめました。ただ、奥さんの表情が見えない、カメラマンの視線がカメラ目線とシャッターのタイミングが、もう一瞬この後の方がよかったのではと思います。フォーカスが点景人物にきているだけに、余計そう感じます。逆に、フォーカスが手前のアジサイだったとしたら、人物は添え物となるので、顔が見えなくても、こちらを向いていてもあまり苦になりません。

【中島 弘】「先が見えた」(白馬村白沢洞門)
コメント:トンネルの先の光景を、コロナ禍の自粛規制で閉塞感漂う気持ちに重ねてみた。
講評: 画面の中に被写体をどこに置くか、またどう構築するか・・・など鑑賞する人に効果的に物(被写体)を配置することを「構図」といいます。日の丸構図、斜め構図、アルファベット構図、三角構図など基本的な構図がいろいろとありますが、その中に「トンネル構図」OR「囲み構図」というのがあります。見てもらいたい、強調したい被写体を、この作品のようにまさにトンネルで囲むもので、見る人を即被写体に引き込んでゆく(目線を誘導する)という効果があります。また、トンネルのこっちは現実で、その向こうは理想郷といいますか夢の世界といいましょうか、そんな二つの世界を連想、連結させる効果もあります。
さて本題。コメントにある通り、もやもやとした抜ける道が見つからない自粛から、パッと開けたその向こうに一縷(いちる)の希望といっていい、明るい世界を感じた作者の心情がそのまま表現されていると思います。暗から明へ、的確に感じたものを即作品にした感性がいいです。ただ、少しトンネルの暗い部分が多めでもう少し削ってもいいかなと思います。それに、白馬連峰の大自然に対しポツンとある車は邪魔のような気がします。

【竹内 一郎】

「スイッチバック」(姥捨駅)
コメント:姥捨といえば冠着山のスイッチバックを思い出す。駅舎だけでも?
講評:駅舎の写真ですが、タイトルの「スイッチバック」とやや結びつきが希薄のような気がします。作者の思い出はコメントからよく理解できますが、写真の場合はより具体的にその思い出に合った、あるいは連想させるものを探し写真に盛り込むことが大切です。が、それには手間暇がかかりますね。では、どうしたらいいかですが、目の前にある駅舎を撮ったとすると、それに沿ったタイトルを考えてみたらいかがでしょうか。「姥捨」はスイッチバックのほか、数々の俳句、棚田などを連想させてくれます。

【高山 三良】「こびとの園」(吉田)
コメント:居住者不在と思われる家の庭にもほうき草が成長しマリーゴールド、コスモスも加わってメルヘンチック。
講評:手前のほうき草が印象的ですね。やや望遠系レンズの効果でぼけ具合がいい感じで、おとぎ話の中の子どもたちがそこにいるような作品になりました。「何かを目の前にした時に、“何か”を感じる感性を養うよう心掛けましょう」という写真をやる人のお手本の作品です。

【倉澤 利和】「咲きましたアサガオ・元気でいます、我が家のペット。(犬-ソラ・猫-カイ)」(自宅)
コメント:久々のペットの登場です。夏日差し除けに植えたアサガオの向こうに二匹のペットがいたものでカメラに収めました。
講評:久々にあか抜けた都会っぽいムードの作品に出会えた気がします。画面内にうまく分割したネット、3つの赤い花の位置、そしてよく見ると向こうにペットが・・・。身近なところにあった被写体をうまくまとめ、生活感たっぷりに表現できました。しかし、タイトルが長過ぎます。作品を最大限生かす、もう少しコンパクトな、気の効いたものを。

【池田 治雄】「薔薇と庭の花」(自宅)
コメント:4月になると薔薇の芽吹きが始まります。今年も綺麗に咲かせるために、早朝から消毒をしました。5月、6月に渡り見事に咲きました。また、薔薇の他にも綺麗な花が咲きました。何百回とシャッターを切りましたが、なかなか満足する写真が撮れないです。今回は、我が家の花の紹介になりました。
講評:♪♪バーラが咲いたー、バーラが咲いたー、真っ赤なバーラがー♪♪フォークソングの草創期、マイク真木の歌を思い出します。前回に続いて、バラをモチーフにした組み写真です。コメントにある通り、消毒をし手塩にかけただけに生きのいいバラがずらりと並びましたね。色バランスも考えて並べてありますが、追加?の下の方の花々は組み写真としてはやや統一感に欠けると思います。バラだけで、サイズや並べ方、花の数やアングルなど工夫をして組み写真にするとすっきりとまとまり感が出ると思います。バラとじっくりお話をしてみてください。

 

夏季の防犯パトロールが行われました

 7月22日(水)、区役及び安全防災部の方々による夏季の防犯パトロールが行われました。22名の方々が4班に分かれ、区内を巡回し、路上駐車や空き家の状況などを見て廻りました。

 安全・防災部会の回覧に「安心して暮らせる私たちの生活は整然とした街並みから生まれます」とありますが、家々からこぼれる明かり、人影、整備された家並みなど、夜、歩いて見ていますと、安心した暮らしが感じられました。

 パトロール後の報告会では、特に問題となる状況はありませんでした。安心して暮らせるまちづくりにこのような活動は大切なことだと感じました。パトロールして頂いた役員の方々、ありがとうございました。

【文と写真:区広報部長 早川珠喜】

防犯パトロール出発前、公民館で区長あいさつ。

防犯パトロール中です。

先日の大雨で、北八幡川や六ケ郷用水路が溢れたので、ちょっと川を様子見。

防犯パトロール後、報告会。

 

8常会の危険な通路に鉄製の階段ができました

 8常会3組の戸谷正彦さん宅と小林ハイツの間に細い通路があります。北尾張部を通って国道に抜ける近道です。ただ、段差がとても大きい。踏み台の石がありますが、不安定で雪や雨の場合は特に危険です。幅約70センチの用水をまたがなければなりません。

 この危険な場所に安全な階段をつくってほしいとの声がありましたが、区を通して市に要望を出しても、現実的にいつになるか分かりません。ということで、3組の小池文明さん(91歳)が、4組の倉澤鋼業社長の倉澤利夫さんに相談、小池さんが費用の大半を負担して、倉澤さんが丈夫な鉄製の階段を作ることになり、このほど完成して設置されました。

 通路が長野市有地のため市の許可を取りました。用水をまたぐため北尾張部用水組合から無償で許可をもらいました。近く市に完了届を提出、市に寄贈する形になり市が管理することになります。

 小池さんは「少しでも地域の役に立てばと思いました。これで私のような老人や子どもも安全に通行できます」と話しています。

【文と写真:区監査役 水越渉】

いままでの通路。段差が大きく置き石も不安定

特に降りる時が怖く、手をついて降りる光景も見られました

完成した鉄製の階段(東側から)

完成した鉄製の階段(西側から)

完成した鉄製の階段(正面から)。雪が積もらないように網目になっている

通路わきのU字溝には転落防止のためふたをかけ、空いた場所には花を置いた

費用の大半を負担した小池文明さん(右)と、階段をつくった倉澤利夫さん

 

石渡元気はつらつクラブが久しぶりに再開しました

 今年度、新型コロナウイルスの蔓延により、4月から石渡元気はつらつクラブの活動を休止しておりましたが、76日(月)、久しぶりに元気はつらつクラブが再開しました。マスクの着用、手の消毒、体温や健康チャックなど感染予防を確保しつつですが、当日、30名ほどの皆さんが集まりました。

 10時から、新年度の福祉推進員及び健康推進員の自己紹介と、再開ということで包括支援センターの地区担当の方からあいさつがありました。その後、「朝陽の手のひら体操」と「長野市はつらつ体操」を、本日のインストラクター横田八重子さんの先導により開始。久ぶりのことで、最初はぎこちないように見えましたが、次第に慣れてか皆さん、のびのびと楽しそうに取り組んでおりました。

 なお、今日は床の体操と遊戯、脳トレ等を行わないとのこと。今後も一週間に一回、月曜日に開催するとのことです(今年度は今日を含めて16回を予定)。

【文と写真:区広報部長 早川珠喜】

受付の様子

今年度の福祉推進員及び健康推進員の方々

包括支援センターの地区担当の方々

楽しそうに元気はつらつ体操を行う参加の皆さん

 

神社及び公民館の清掃活動にシルバー隊(長寿会)が活躍!

 73日、シルバー隊(石渡長寿会)による石渡神社及び石渡公民館の清掃が行われました。当日は、曇り空で暑くもなく、寒くもなく作業日和というところでしょうか。石渡長寿会の役員・会員の皆さんが集まり、2班に分かれ、石渡神社では境内の草取り、石渡公民館では刈り払い機も登場して周囲の草取り、館内の会議室や台所、トイレ、廊下の清掃を行いました。皆さん手際よく清掃活動を進め、初めての参加でしたが、そのパワーに圧倒されました。お疲れさまでした。

  例年ですと、終了後は全員でお茶とお菓子の反省会(慰労会)を行うところですが、今年はコロナ禍で自粛し、公民館玄関前で会長の倉澤良貞さん(2常会)から「お疲れさまでした」のあいさつと諸連絡があり、それぞれ三々五々帰宅の途につきました。

【文と写真:区広報部長 早川珠喜】

公民館屋外の草取り

公民館の会議室を掃除機できれいに

厨房の中も拭き掃除

神社の境内の草取り

公民館の裏手に草刈り機が登場

最後のゴミを袋に入れて作業の終了

参加者全員集まり、倉澤会長のあいさつに聞き入る

 

石渡写真クラブ月例会(6月)作品

石渡写真クラブ月例会(6月)作品
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

 今回(6月)も新型コロナウイルス感染の状況判断から例会は中止。中島弘クラブ長さんが作品データを各位から収集、講師にメール送信、講評などを添付した作品を区の「石渡つうしん」にアップするオンライン例会です。3回目となります。
 非常事態宣言も解除、さまざまな場所で様子を見ながら徐々に元に戻す動きが加速しています。しかし、東京で再度盛り返しを見せ、収束への道は険しいことを実感します。
 腰を引いているばかりではなく、最大限、新しい様式を取り入れながら「WITH コロナ」、前向きに取り組んでいきましょう。

【池田 治雄】「ツツジと薔薇」(自宅)
コメント:我が家の庭に、ツツジの花が4月中旬から咲き始め、GWの頃に見頃を迎えました。薔薇には、①四季咲性(1年を通して繰り返して咲く)②繰り咲き性(繰り返し咲くことが有る)③1季咲き性(1年に1度5~6月に咲く)と)と3タイプがあります。四季咲き性品種は、花を繰り返し楽しむことができます。通年花を咲かせるためには、その分、肥料の回数や剪定回数が多くなり、こまめな病虫害対策が必要ですが、毎朝、見事に咲いた薔薇の花を見るのが楽しみの一つとなっています。
講評:ひと言、カラフルですね。丹精した花々は、歌の文句ではありませんがそれぞれが個性的で、その表情が色とともに表現されています。別格ツツジをメインにバラは同格でほぼ同じサイズで並べ、作者のバラへの「平等感」が感じられます。どのカットも、庭を感じさせるものが皆無で工夫の跡が感じられます。

【倉澤 利和】「美味しい蜜の味(3密ではありません)」(真光寺ループ橋下)
コメント:新型コロナの影響で撮影に行く気分になれず? 先月同様に過去の写真より選びました。コロナの早めの終結を祈り色々な蜜を吸いに行きたいです。 洒落で、美味しい[蜜]の味(3[密]ではありません)としました。
講評:人間界のコロナウイルス騒動、どこ吹く風?きれいに咲いた花に蜜を吸いにきた蜂に、思いを寄せた作品。過去の写真と、今の心境を織り交ぜての出品で、こんなご時世ならではの作品。早く、みんなで蜜を吸いに行きたいですね。

【高山 三良】「整列っ!!」(南堀附属中学北)
コメント:敷き詰めた畳表を止める金具の先の「ダイダイ」が茄子の畝とともに整列していました。真ん中の直立したスコップが司令官のよう。
講評:面白い素材を見つけました。野菜作りは雑草との 闘いですね。廃物の畳表とナスの畝がいっぱい並んで見事。それにしても、並べて、舞わないようにオレンジ色の金具で止め、ご苦労様ですね。コメント通り、スコップ=人、みたいに思え、人がいないのにいるようで、その労苦がしのばれます。

【竹内 一郎】「初夏の湖」(野沢北竜湖)
コメント:スマホで長野の撮影スポットの中に北竜湖があり行ってみた。すごく良かった!鏡に映る場面を撮りたかった。風が出るとさざ波になり釣り人も入った写真を撮ってみたが、ポイントとして入れた方がいいのかな?
講評:「すごく良かった!撮りたかった」というコメント通り、作者の感動がそのまま素直に表現できました。山紫水明と言われる言葉そのもの、湖のみずみずしさや水鏡に映し出された様子が無風状態を物語っています。静寂さを見る人に訴える作品となりました。湖上の左のヤナギの木もアクセントとしていいです。ただ、左上と右上あるちょっとだけの木の枝が邪魔といえば邪魔。入れない方がすっきりします。コメントにある質問ですが、さざ波の場合は逆に「静寂」から「動」に転じます。従って釣り人とかボートなど点景を入れた方がいいですね。

【中島 弘】「青空に身をまかせ」(戸狩)
コメント:人間社会のコロナ騒動をしり目に淡々と咲く小菊(?)に心を癒された。カメラを買い替えチルト式モニターでローアングルが撮りやすくなりローアングルから青空に映えるよう狙ってみた。
講評:マーガレットでしょうか、真っ青な空に映える白色が印象的です。本来なら、小さいものをローアングルで“見上げる”には、地べたに這いつくばってファインダーを覗きながらの撮影となり大変です。先日も、高さ20㌢ほどのトキソウを撮りにいきましたが、ビニールシート持参です。便利になりましたが、液晶画面でのピント合わせ(かと思いますが)、早く慣れてしっかりとしたピントを忘れずにお願いします。この作品がピント悪しではありません。

【早川 球喜】「夏にかまくら?」(飯綱町霊仙寺湖)
コメント: 撮影地を探していましたら「かまくら」の様な白いテント群を見つけました。ここは、霊山寺湖の隣にあるゴルフコースのゲストハウスの庭。(以上前段のコメント。以下、修正) 先日お送りしましたコメントが私の勘違いで間違っておりました。6月19日付け信毎の地域欄に、「宿泊やアウトドア体験を楽しめる〞グランピンク〟施設とのことです。
講評:いやはや、勘違いとはいえ面白い素材を見つけ、すかさずシャッターを押したところが評価されます。写真を撮る前に、「いいなー」、「素晴らしい」的な感動がありますが、ほかに「あれ、何だろう」、「見たこともない」的なものもあります。いずれも、写真に撮って第三者に伝えることは同じですが・・・。昔、白い装束を身にまとった変な集団が新聞をにぎわせたことがありましたが、それをふと思い出しました。渋いトーンの仕上がりに、何か別世界のものを見ている気がします。

【広澤 一由】「“ど根性つつじ”今年も咲いた!」(石渡区内・ころぽっくる南の市道脇)
コメント:コロナ禍で落ち込んでいる世間を励ますがごとく咲いた“ど根性ツツジ“。
講評:長~い筒の上のわずかな光を求めて何年かかったことでしょうか。やっと出口に到達し花を咲かせることができました。そして今年も。「私も頑張った。だから、みんなも(コロナに)負けないで・・・」と感じた作者の思いが伝わってきます。が、せっかくの花がやや目立たないのが残念。ワイド系レンズでぐっと近づいてデフォルメして強調するか、この画面のままだと少しトリミングして周りをカットするといいと思います。(先日、植え込みの剪定が実施。行ってみたら、間から伸びたわずかな枝もぎりぎり切られていました。花はありませんが、24-85ミリレンズの24㎜で近づいてみた作例を並べてみました。ご参考に)

(講師作例)

【宮澤 一成】「自粛!自粛!」(善光寺山門)
コメント:「こつがいちょう」。6月7日(日)、亡き父の供養(骨開帳)のため善光寺を訪れた際、あまりの人出の少なさにビックリして写真を撮りました。 緊急事態宣言解除後、2度目の日曜日なのでもう少し参拝客がいるのではないかと思っていました。宣言が解除されたとはいえ、皆さん「自粛」を心がけていらっしゃるのでしょうか。私も皆さんを見習って「新しい生活様式」を心がけ、生活していきたいと思っています。そして、一日も早く元の状態に戻って、再来年の「善光寺御開帳」が盛大に催されることを楽しみにしたいと思います。
講評:善光寺へ納骨、ご尊霊を極楽浄土へと導くとの「骨開帳」。仏事とはいえ初めて知った言葉で、ひとつ勉強になりました。

<写真力>
写真をやっていると、さまざまな風景、光景に出合えることのほか、このようにいろいろな事を知る、勉強できるという利点があります。それは撮影者本人は当然ですが、撮影した作品を見た人にも波及しますので写真の持つ力だと思います。大いに脳活性化、認知症予防にも役立ててください。

 さて作品ですが、訪れた善光寺で、こんなコロナ禍の最中に出合ったいつもと違う光景を目の当たりにし、その光景を一枚の写真に記録した貴重な歴史的なひとコマ、報道写真といえます。きちんと撮影年月日、場所、撮影者名、簡単な説明を添え保存しておいてください。右の一団が全員マスクだともっと価値が出ました。

【吉池 安雄】「箱入り娘の逃避行」(梅園団地北尾張部)
コメント:
講評: コメントもなく、写真とタイトルを合わせて考えましたが・・・。コンクリートの向こうが我が家で、そこには目に入れても痛くない娘が。親はそれはそれは溺愛という言葉がふさわしいほどに大事に育てていましたが・・・。こんな筋書きで勝手なストーリーを組み立ててみました。想像力をたくましくしてくれる物語り的な作品です。

8常会の「いこいの会」が花壇に花を植栽

 石渡区8常会のボランティアグループ「いこいの会」は6月14日、常会内の公園花壇に、マリーゴールドや日日草の苗96本を植えました。すでに咲いているユリと合わせると美しい光景を楽しめます。新型コロナの感染拡大で家に閉じこもりがちですが、感染予防をして花を見て心癒してくれればと会では呼び掛けています。

 この日は50歳代から90歳代の会員16人が参加して、約2時間かけて植栽や花壇の周辺の草取りをしました。

 「いこいの会」は、荒れた公園に花を植えて地域の人が集まる拠り所にしようと、5年前に有志でスタートしました。地域の人々が大勢集まって互いに顔の見える関係をつくれば災害のときなど、支え合い助け合うことができると、毎年花の植栽だけでなく、スズムシの配布会や住民交流会を開いています。倉澤利夫会長は「ぜひ訪れて花を楽しんでください」と話しています。

           【文と写真:区監査役 水越渉】

 

「いこいの会」の会員たちは、色とりどりのマリーゴールドや日日草を植えました。全員マスクを着け一定の距離を取りながらの作業でした

2時間かけて96本の苗を植えたり、花壇の周囲の草を取りました。全員そろって「お疲れさま!!」

手前のマリーゴールドや、奥のユリの花を合わせるとなかなかの景観です。「見に来てください!」と言っているようです