記者 のすべての投稿

「ふれあいの集い」を開催

 11月13日、石渡公民館において石渡区と各種団体の共催による「ふれあいの集い」で、朝陽地区在住のヴァイオリニスト牧美花さんをお招きし、演奏会を開催しました。

 牧美花さんは3歳より音楽教育家として世界的に著名な故鈴木鎮一氏に師事、1998年頃から口コミで、ご縁のある所で演奏活動を行っています。又、自己紹介のなかで、牧さんはこの故鈴木鎮一氏と出会ったことにより、人生が変わりました、と語られています。

 「ふれあいの集いも、なかなかふれ合う事が難しい世の中になっていますが、せめて心だけでもふれ合えるようにと、そんな願いを込めて演奏します」と、里の秋、たき火、ふるさと、コスモス、川のながれのように、愛の讃歌、ユーモレスクなど多くの楽曲を演奏していただきました。「出会いとふれあいのコンサート」と言いましょうか、牧美花さんの人生観と重なっているような演奏会でした。

【文と写真:石渡区広報部長 早川球喜】

この様な姿でビックへ買い物に行くとか

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(1

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(2

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(3

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(4

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(5

竹内まりやさんの「命の歌」。心に残るメッセージ頂きました。

心に響く、素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

令和2年の石渡区文化祭が行われました

 11月8日(日)、秋晴れのなか石渡区文化祭が、石渡公民館で行われました。

 今年は、新型コロナウイルスによる「新しい生活様式」の中で行われたこともあり、演芸大会及び懇親会が中止となり、大会議室での作品展示会だけとなりました。作品は9時から午後4時まで展示され、60名程の区民の皆さんがご覧になりました。

 また、今年は生花及び写真クラブ、信州大学附属特別支援学校、みかさ幼稚園及び区民の皆さんから17点と、多くの作品が寄せられ展示されました。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

特別支援学校の生徒さんのきれいなゆうやけだね!あかとんぼなど。

特別支援学校の生徒さんのしっこくの黒い鳥など。

みかさ幼稚園の園児さんのジャックとまめのきの人形など。

みかさ幼稚園の園児さんの絵。いきいきと描かれていました。

生花クラブの皆さんの生け花。

生花クラブの皆さんの生け花。

1年間の写真の中から、色々な思いが込められています。

小山さんのベビー服。色々な生地の服がありました。

平塚さんの折り紙。小さな蟹から大きく複雑な作品まで。

倉澤さんの竹細工。用途に応じ色々な編み方があるようです。

竹内さんのコイン・貨幣。百円紙幣、5百円紙幣、徳仁親王(現天皇陛下)の成婚記念金貨もあるよ。

関さんの絵手紙。実物大の糸瓜の絵に、実物と昨年のたわし状になった糸瓜(へちま)を添えて。日本の文化を感じます。

小林さんのミニバイク。

坂口さんの飛行機や戦艦大和のプラモデル。零式や中島式など色々な戦闘機があるものですね。

蟻田さんの編み物や着物。

増田さんの木彫りの絵。ほおずきが色鮮やかに描かれていました。

藤沢さんのパステル和(なごみ)アート、シャインカーピング。

宮坂さんの籠、エコクラフトで作ったバック。

多くの方が訪れた展示会場。

 

介護予防教室が開催されました

 寝たきり、認知症予防や健康づくりの介護予防教室が、10月22日(木)、「健康寿命をのばしていきいきと暮らそう!」をテーマに、石渡公民館で開催されました。

 初めに、地域包括支援センターコンフォートきたながいけの宮越さんから、フレイル予防のための いきいきライフ3か条「動く、食べる、つながる」の話がありました。続いて、コンフォート岡田リハビリテーションセンター理学療法士西澤さんの指導により、「筋力トレーニング」のおすすめ(同所作成)の中から①椅子に腰掛け、膝を伸ばしてできるだけ持ち上げる②立って椅子につかまり、つま先立ち(踵上げ運動)➂同ハーフスクワット④片足立位で股関節伸展などを体験しました。なお、この筋力トレーニングは目安として、頻度は週3回、運動回数は1~3セット位が効果的とのこと。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

いきいきライフ3か条。筋トレを椅子でゆっくりスクワット、筋肉の材料、たんぱく質を摂り、人との交流を週1回以上で、みんなでフレイル予防!

筋肉の衰えを、指輪っかテストで調べる。

膝関節を完全に伸ばし、つま先を手前に引き上げ、その状態のまま足を可能な所まで上げる。

踵はできるだけ高く上げ、体は傾けず直立する。

膝頭がつま先より前に出ない、胴は背筋を伸ばしたままかがみ、膝とつま先の向きをそろえる。

開く足は体の真横に開き、体も傾けず直立する。

お尻の筋肉に集中する、胴体は前かがみにならない、膝を曲げない。

 

 

あさひ大学「地域再発見(地域を学ぶ)」が開かれました

 「朝陽地区歴史探訪」は、朝陽公民館主催のあさひ大学の一講座として開講されていますが、毎年、ふるさと朝陽を学ぶ会会長を案内人に各区を探訪し、地域の歴史を学んでいます。

 今年は、南堀区の足立山長命寺、南堀館跡、槻井泉神社及び筆塚・飯縄社・金丸氏先祖霊神などを。石渡区は八幡神社、興隆山常岩寺、庚申塔、延命山地蔵寺、十王及び秋葉大権現と道祖神を探訪しました。

 石渡区の八幡神社は、天文三年に現在地に移り、天正年間に字二反田にあった諏訪社を八幡社に一緒に祀ったといわれています。又、神社前の道は、山道とよばれ尾張部から三才山までの主要道路であったようです。興隆山常岩寺は、境内や墓地に地蔵菩薩・六地蔵篋印塔・万霊塔があり、延命山地蔵寺は、1717年別峰宗見和尚により開山。1847年の震災で倒壊し、現在の本堂は安政6年に再建されたとのことでした。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

足立山長命寺 開基は西念坊で、駒沢(古里)、布野(柳原)に移って元禄13(1700)年に現在地に移りました

南堀館跡 内堀と呼ばれているこの地は、南北朝以前からあった館の跡で、室町時代に高梨氏、のち小田切主水が居住しました。

槻井泉神社 その昔、干ばつの折り、生井大神の児女の教えのまま、社地の槻の大木の根元を掘ると、きれいな冷水が惣然と湧き出したという言い伝えがあります。

筆塚 筆塚となった深沢直章は槻井泉神社の神官で。門弟に読・書を教えていた。

八幡神社 境内には、庚申塔・道祖神・蚕神・惣魂神などがある。

興隆山常岩寺の六地蔵

庚申塔 庚申信仰は、十干十二支の組み合わせで六十日ごとに回ってくる庚申の夜に行う行事で、もとは中国の道教にある。この塔は、長野市内でも古いものの一つです。

延命山地蔵寺 本尊は、延命地蔵で、享保二年(1717)、別峯宗見和尚や、小山田主膳(石渡村を支配した武士)によって寺が創建された。

十王像は、中国色彩が濃く異様な顔つきや服装をしている。

道祖神は、道の神、縁結びの神及び生産の神などいろいろな信仰の対象になっている。

 

石渡神社で秋の例祭―コロナ禍で規模を縮小して開催

 石渡神社で1011日、秋の例祭(秋祭り)が行われました。今年は新型コロナ感染防止のため、いつもの年に比べ大幅に縮小したお祭りになりました。

 拝殿には氏子や区の役員など14人が集まりました。倉澤玄(けん)宮司が石渡区の発展や区民の幸せを祈って、高らかに祝詞を読み上げ、続いて氏子総代の藤巻弘幸さん(7常会)や、区長の横田一雄さん(1常会)らが区民を代表して次々に玉ぐしを供えました。最後に氏子総代の藤巻弘幸さんが「昨年の水害と今年の新型コロナ禍にこころを痛めています。早く終息してほしい」とあいさつ、神事を終えました。

 例年だと、前夜祭では長い提灯行列や神楽保存会による獅子舞などが上演され、本祭りでは石渡八寿喜会の先導による華やかな行列が行われていましたが、今年は中止。また、境内では公民館や育成会が焼きそばなどの店を出し、区民でにぎわいますが、これらも中止になりました。横田区長は「新型コロナが早く終息して、来年はにぎやかな秋祭りが復活してほしいものです」と話していました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

石渡区の発展や区民の幸せを祈って祝詞を読み上げる倉澤玄宮司

玉ぐしを供える氏子総代の藤巻弘幸さん

3人そろって区の安全安心を祈る区長の横田一雄さん(中央)。手前が副区長の高山三良さん。区長の左隣が氏子相談役の高山秀則さん

神事が無事に終了。倉澤宮司を囲んで記念撮影です。みなさん、「早くコロナ禍が終わってほしい」と口々に話していました

 

 

石渡元気はつらつクラブが活動を再開しました

 新型コロナウイルス禍で8月3日以降休止していました「石渡元気はつらつクラブ」が、10月12日、活動を再開しました。新しい生活習慣に沿って、三蜜を避け、マスクの着用、日常の体調管理を心掛けながら活動をして行くとのことです。今回、25名程の参加がありました。

 まず、「手のひらに太陽を」の唄に合せて「まずは両肩の上げ下ろしから首を横から倒します。右から捻じります。…」と朝陽手のひら体操から始まりました。

 続いて、長野市はつらつ体操「良い姿勢で行うと効果が上がります。足の下をしっかり床に付けて、椅子にもたれない姿勢、…」を、途中10分程の休憩を摂りながら1時間程体を動かしました。2カ月ぶりで、程よい汗を流しました。

 次回以降は、従来どおりとし、マンネリ化にならない様に工夫しながら続けていきたいとのことです。

【文と写真:石渡区広報部長 早川球喜】

準備、丹念に椅子の消毒

受付で体温のチェック

2カ月ぶりの再会に当たって倉澤支部長のあいさつ

朝陽手のひら体操、両手を上げます

長野市はつらつ体操、綺麗な姿勢から右足を高くあげましょう

 

長寿会がアルミ缶の回収を行いました

9月25日、小雨の降る中、石渡公民館前で長寿会のアルミ缶回収作業が行われました。資源回収は、毎年行われており社会奉仕活動とともに長寿会の秋の大きな事業の一つです。昨年は90kg程のアルミ缶を回収しましたが、今年も同程度の回収ができた模様です。

 長寿会は110人程の会員が在籍しておりますが、この日のためにためておいた空き缶を持ち寄り、又役員が会員の家庭を廻って回収しました。公民館前では集まられたアルミ缶が山のように積まれておりました。

 山のように積まれたアルミ缶は、役員の方々が40分程かけて積み込みを易いにするため大きなビニール袋に詰め替え、30余の袋にまとめられました。   

この空き缶は、資源回収業者に引き取っていただきますが、その手数料は長寿会に入り、会の貴重な活動資金になるとのことです。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

持ち込まれるアルミ缶

集められたアルミ缶の山

小分けに持ち込まれたアルミ缶を軽く潰す等をして大袋に入れる長寿会役員の皆さん

積み易く大袋に入れられたアルミ缶の山。30袋以上になりました。

 

 

石渡写真クラブ月例会(9月)作品

石渡写真クラブ月例会(9月)作品
 今回、クラブに新しく仲間入りした原芳幸さん(9常会)の作品が初出品されました。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。

 写真をクリックすると拡大して見えます。

【池田 治雄】「夜明け前」(長野運動公園)
コメント:台風10号が去った翌日、いつものように早朝からウオーキングに出かけた。片手にカメラを持ち運動公園のケヤキ通りを歩いていると、東の空が明るくなって日の出間近である。急いでカメラを構えてシャッターを押した。先日の講習会で得た知識を基にシャッター優先、絞り優先、Pオート、いろいろ操作を変えて撮っては見たが、構図、撮影タイミングが難しい。
講評:見事な朝焼けですね。早起きは三文の徳、ラッキーチャンスでした。講義で勉強したことを早速実地に生かしてもらいありがとうございます。何事もそうですが、頭の中では分かっていても、いざ目の前で実行しようとするとなかなか思うようにいかないのが常です。しかも、このようなシーンは刻一刻と変化して過ぎ去ってゆく。あれこれ悩んで、カメラをいじっているうちにタイムアウト。「あーあっ、またいつか巡り合えるさ」と自分を慰めつつ・・・。しかし、それでいいです。さまざまな反省点を洗い出し、今後に生かしてゆくことが大切です。
 作品は、下方にわずか手すりみたいなものが写っていますが、多分、空の景色の素晴らしさに対し、画面の中に入ってくる下の部分が、構築物や電柱などがあり、煩雑で邪魔なものだらけーと悩んだと思います。一層のこと切ってしまえと、フレーミングもぎりぎり、もしくはトリミングでカットした形跡がうかがわれますが、ポジション取りに四苦八苦したことが想定されます。究極の所、下の部分がやや窮屈で、せっかくの朝焼けを相殺してしまいました。そこに住む人々の住空間を盛り込むと、朝焼けの雰囲気が出てグレードアップ。
 場数を踏むことしかありません。めげずに多くの経験を積んでいきましょう。

【高山 三良】「見上げたモンスター」(石渡八幡神社)
コメント:神社での写真教室で大木を見上げる角度で撮りました。その中に「顔」を見つけ組んでみると正にモンスター。
講評: 歴史を重ねた神社に林立するケヤキやクヌギのご神木。普段見慣れているせいかそんなに気に留めない木々ですが、大木のすごさに気付いたところがいいですね。後で気が付いたか、よく見ると目玉に見えることを発見。ややシルエットに近い感じでトーンを抑え、そのままタイトルにも生かしました。社叢にふさわしい木々、畏敬の念を感じさせてくれる組み写真となりました。下の1枚だけでもインパクトがあったかも知れませんが、逆に見る人に分かりにくかった場合は単なる“お遊び”に陥る可能性もあり、悩むところです。

【竹内 一郎】「月光」(自宅)
コメント:窓に怪しげな光を感じた。網戸越しの月が十字に映った。外で見る限り普通に見えたが、網戸越しだとご覧の通り。
講評:寝てもカメラを離さない!?ふと、網戸越しに見る光が異様に映ったものを即撮影、作品にしたところがいいですね。網越しでないと普通のこの光景は、私も、自宅寝室から見る隣の富士通長野の構内の街灯が網目越しに散光する様を「不思議だな」と感じました。つい、最近です。しかし、カメラを向けることなく、この作品を見て「やられた!」。何でもそうですが、一番最初にものにして発表した人の勝ちです。それが評価され上位に入ると、寄ってたかってみんなが真似をし似たような作品が応募されます。二番煎じといいます。感じたものにカメラを向け作品化したこと、脱帽です。周りには、いっぱい絵になる被写体がありますね。気が付く目を養っていきましょう。

【中島 弘】「ダムに沈んだ渓谷」(群馬県・八ッ場ダム)
コメント:建設可否で話題となった「八ッ場(やんば)ダム」が今年3月竣工しました。ダム湖に沈んだ「吾妻渓谷」の過去の写真を組み合わせてみました。
講評:この春完成したばかりなので、上のダムえん堤の写真がニュースといえばニュースなので上の位置に大きくメインに、というのはうなずけます。が、かつて話題になったダムとはいえ、写真的にはほかのダムえん堤とあまり変わらない印象です。むしろ、タイトルにもあるように、左下の渓谷の写真をメインに、上の写真とひっくり返した方がインパクトある組みになったのではと思います。今は、湖底に沈む山紫水明の渓谷が、今ここによみがえる。時を刻む、正に写真の持つ特性の出番です。

【早川 珠喜】「裏見の滝」(高山村松川渓谷)
コメント:真っ青な空、真夏の太陽がギラギラと注ぐも、林間にそよぐ風は肌にやさしい涼を届けてくれます。渓谷の滝を撮ろうと再び雷滝を訪れました。昨年とほぼ同じ時期ですが、シャッタースピードを少し上げ、弾け落ちる滝を撮ってみました。
講評:昨年8月の月例会作品と同じ場所の滝の作品。ほぼ同じアングルからだが、今回の作品は滝一帯の雰囲気は出ているものの、後ろ姿のカップルが「主題」のようで滝が沈んでしまい、やや中途半端な感じがします。前回はもっと人物が小さく、水が白く流れ落ちる感じの作品でした。高速シャッターで弾け落ちる滝を狙ったとありますが、もっと滝に迫って流れを止め、水の迫力を見せた方がダイナミック。さらに、この滝の特徴でタイトルにもあるように、「裏側」から見た滝を表現するのも一手。

【原 芳幸】「蝶のGO TO?」(長野市東和田)
コメント:寒冷紗の中の蝶。この後、畑の地主さんが来て、ネットが外されました。めでたし。
講評:この世に生まれ、子孫を残すために産卵するチョウたち。卵からふ化した幼虫が成長するのに困らないように、チョウたちは長い進化の過程の中で、それぞれが独自の植物に産卵します。食草といいます。キャベツはモンシロチョウの食草で、放置するとどんどん幼虫に食べられ、穴だらけに。卵を産み付けないように張ったネットなのに、その中に複数のチョウがいるとは何とも滑稽。チョウが分かりにくいので、もう少しチョウのいる部分をアップにした方がよかった。

【広澤 一由】「初貯水した八ッ場ダムの夏」(八ッ場ダム)
コメント:ダム無用論等で政治的にも話題となった群馬県八ッ場ダムのダム湖を、二分割構図で広大な景観を撮影しました。
講評:貯水した静かなダムを見ると、過去の論争時の喧騒ぶりが嘘のようです。雄大なダム湖の安定した景観ですが、もう一ひねり。すべては湖底の中かと思われますが、1枚の単写真で表現するなら、何か当時のものがあればそれを引っかける(絡める)、とか前景でも背景でも何かを盛り込む手法があります。「そんなこと言ったって何にもなかった」かも知れませんが・・・。あるいは、写真家や新聞社なら過去のものを時系列でまとめて組み写真、あるいはドキュメント風に写真グラフにまとめるという手もあります。まあ、大上段に構えなくても、足元の地区や場所、家庭などのさりげない光景を写し止めておくこと。これが写真の持つ記録性で、後々に生きてきます。重く考えないで気軽にカメラ片手に撮りましょう。細かいことですが、タイトルと場所両方に「八ッ場」が出てきます。どちらかは不要です。シンプルにいきましょう。

【宮澤 一成】「こどもの特権」(南長野運動公園)
コメント:猛暑の中、無邪気に水浴びをする子供たちが、あまりにも気持ちよさそうなので、思わず撮影しました。私も一緒に入りたかったな。
講評:猛暑の中、水を浴び生き生きとした子どもの表情をシャッターチャンスよく止めました。「あまりにも気持ちよさそう」と感じた感性がそのまま出ています。笑顔、挙げた右腕、高速シャッターで静止した水、周りを廃しうまくトリミングしています。どんな場面でも言えることですが、この手の人物がらみの写真撮影では、人のちょっとした表情、目の動き、手や足の動き、周りの人物との関わり(絡み)、動感などによく注意してシャッターを押すことが肝要です。よく観察してください。そして、これはというチャンスがあったら、シャッターは惜しまず押しまくってください。そういうシャッターチャンス、場面、被写体を見つけ出す勘所を養うことが大切です。コロナ禍がまだ続きますが、イベントやお祭りなどが少し緩和、開催されるようになってきました。まず、ズクを出して足を運ぶことが大切です。

【吉池 安雄】「食事に夢中」(石渡の自宅)
講評:きれいなものには・・・。ガの幼虫と思われ、ネットにて検索しました。トビイロトラガの幼虫と思われます。スマホ撮影とのことですが、クローズアップに強い機能をうまく使いこなし撮りました。シャッターチャンスも、もぐもぐと葉を食べる口の動きがよく分かり、タイトル通り「夢中」の様子が捉えられています。ただし、大伸ばしプリントには、ピント、粒子など細心の注意を払い精査の上ラボに出してください。

 

「社会奉仕の日」に長寿会の社会奉仕活動!

 9月16日、石渡長寿会は「社会奉仕の日」の取組みとして、石渡八幡神社境内の草取り、石渡公民館の清掃の社会奉仕活動を行いました。

 「社会奉仕の日」は、全老連が「地域社会に対する感謝と地域の担い手として活力を示すことを目的に、健康・友愛・奉仕の全国三大運動の一つとして全国一斉に『社会奉仕の日』の取り組みを呼び掛けており、それに沿った活動として行われました。

 当日は、30名ほどの会員が、石渡八幡神社境内では、男性会員が草刈り鎌等で草取りを、石渡公民館では、女性会員が大広間・和室・台所の清掃に励んでおりました。

 又、例年ですと終了後には茶話会があるのですが、今年は新型コロナ禍で中止となりました。

【写真と文:石渡広報部長 早川珠喜】

石渡神社境内の草取り。根っこも一緒に

もう一踏ん張りだ

掃除が終わり掃除機をきれいに

 

石渡写真クラブ月例会(8月)作品

石渡写真クラブ月例会(8月)作品 
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉池 安雄】「旅立ちの準備」(戸隠森林植物園)
コメント:俳句仲間と戸隠高原へ吟行に行ってきました折に偶然にもアサギマダラ蝶に遭遇、句作そっちのけで蝶を追いかけてました。こんな機会めったにないものですから。
講評:はるか南方まで1000㌔単位の長旅をするチョウ、アサギマダラ。大型で,独特のアサギ色がきれいで、出会うとつい追いかけたくなるチョウです。句作そっちのけで追いかけた甲斐あり、ヨツバヒヨドリの花で旅の養分をたっぷりと吸う姿をしっかりと捉えています。吸っている間は瞬間的に飛翔も止まるのでシャッターチャンスですね。今度は、羽をバタバタやって飛んでいる瞬間にも挑戦してみてください。動感が出ます。でも、撮れたと喜んでいる作者の姿が思い浮かびますが、さて本題の句は?

ところで、写真と俳句をコラボした新アートがあります。
【フォト×俳句】
 かつて信毎で「フォト×俳句」という欄を設け、毎週作品を募集、上位作品を紙面掲載していたことがあります。写真作品に俳句を添え、ともどもに共鳴し合う新しいジャンルの芸術作品です。通常は写真説明(タイトル)が付きますが、この説明を俳句に置き換え、見る人に写真と俳句のイメージをコラボして鑑賞してもらうというものです。
 発表形態は、プリント写真の中に、うまく俳句が収まるスペースがあれば俳句を埋め込む。あるいは、写真とは別に俳額を写真額とともに並べるという手もあります。
 残念ながら10年ほどで、紙面掲載は終了しましたが、写真の延長線上にある芸術と思います。機会があったら挑戦してみましょう。

以下、信濃毎日新聞掲載の説明です。ご参考まで。
フォト×俳句とは
 写真と俳句を組み合わせて一つの作品として楽しむ新しいアートです。信濃毎日新聞では、「フォト×俳句(ふぉと・かける・はいく)」と名付け、2008年7月、全国の新聞に先駆けて投稿欄を新設しました。毎週木曜の「フォト×俳句」欄に作品を掲載しています。投稿は全国各地から寄せられ、愛好者の交流も徐々に広がっています。
 写真と俳句のコラボレーション作品は、「フォト×俳句」のほかにも、写真月刊誌「フォトコン」や下野新聞(栃木県)に連載中の「フォトハイ句」など、さまざまな呼び方がされています。季語が入らない五七五を使った作品もありますが、全国フォト×俳句選手権や信濃毎日新聞紙上では、写真と組み合わせるのは俳句に限り、季節感を大切にした作品づくりを広めています。

【宮澤 一成】「コロナ禍にまけず イザ ながの甲子園」(南長野運動公園)
コメント:新型コロナの影響で、夏の甲子園大会が中止となり、高校球児の無念さは、量り知れませんが、代替大会として長野県大会が開催されることとなりました。昨年度甲子園大会に初出場した飯山高校ナインの初戦に向かう様子を撮影しました。
講評:新型コロナも今後どう推移するか分かりませんが、この作品を何年か後に見た時、不思議な光景だなと思う人が少なからずいるはずです。なぜ、真夏の暑い時期に、風邪やインフルエンザ流行期の冬でもないのに全員がマスク?。コロナ禍を知らない人でも、何となく異様な光景に気付くはずです。そういう時代背景を盛り込んだ記録性のある1枚です。ただ、狙った瞬間、シーンとしては確かにコメント通りですが、やや説明的ですね。もっとアクションとか表情とか、高校生らしい球児らしいものなどが画面に出てくるとよかったのではと思います。少しずくがいりますが・・・。

【広澤 一由】「緑の涼しさ満喫」(菅平「唐沢の滝」)
コメント:根子岳西斜面を水源とした唐沢川の滝は、落差約1m、巾約10m。水しぶきがミストとなり、緑に囲まれた森の中の滝を見て、快い涼しさを満喫できました。猛暑の下界とは別世界!!
講評:道路から少し入るだけでこのシーンに遭遇できるお奨めのスポット。近づくと水しぶきが乾いた肌を心地よく潤し(長時間いると濡れてくるので注意)、まさに真夏にはうってつけの別天地です。時間によっては水しぶきに虹がかかり、周りの木々も春夏秋冬姿を変え絵になる滝です。作品は、もう少し周りの木々、緑を入れ込んで、滝はもっと小さく、右手前に流れてくる水流をもう少し入れるとスケール感が出ました。

【早川 珠喜】「真夏の陽光」(長野石渡神社)
コメント:石渡神社境内。大木が林立し、木々の間から青空がのぞき、夏の太陽光が燦燦(さんさん)と降り注いでいました。木々の青葉から覗く、夏の強い日差しを、体をぴったり木に寄せ、カメラを真上に向けて撮影しました。
講評:背景の木々の葉がほどよくつぶれ、陽光を引き立てるのに役立ちました。コメントにあるように葉の間からのぞいた空も見え、主題の陽光を注いでいる真夏の太陽を連想させてくれます。いろいろなものがそれぞれ適切な露出バランスで並び、陽光がまさに神々しく輝いて見えます。

【中島 弘】「岩陰の妖精」(湯の丸高原)
コメント:湯の丸高原、池の平湿原のコマクサを撮影しました。コマクサの群生が見事でしたが、岩陰に凛として咲くコマクサの姿を撮りました。拡大トリミングしました。
講評:構図的には典型的な「日の丸構図」です。主題を「日の丸」位置に置き、見る人の目を瞬時にそこに引き付ける効果があります。やや望遠系で、手前の岩を前ぼけで配置、向こうのぼけも相まって、主題に目線を誘導しています。背景処理もすっきりと、どこか創作したスタジオのようでシンプルです。拡大しトリミングとのことですが、遠くのものでもよく見つけまとめています。拡大を想定しデータ量をアップすれば、大伸ばしにも耐えられますね。そうしたら、トリミング方法ですが、背景を半分くらい減らし、下の部分をもう少し入れた感じ、つまり花をもう少し上にすると、ダイナミックさは落ちますが落ち着いた安定感が出てきます。お試しを。

【倉澤 利和】「美味しいかな?ミニトマト」(自宅畑)
コメント:ミニトマトがたくさんなっていましたので、ただ撮るのではなくレンズボールを通して撮ってみました。トマトの種類はわかりません。
講評:そうですね。鈴なりの見事なミニトマトを見せられても、タキイ種苗のPR写真?になってしまいますね。少しでも作品としてお披露目したいと考えた末、ひらめいたアイデアが恒例のレンズボール。何か風船に閉じ込められた別の世界のような雰囲気が出ました。逆さまというところも面白い。惜しむらくは、ボール内のどこかに、いつもの猫とか犬とか、母上とか、孫とか・・・点景を入れるとさらに面白味がアップしました。

【高山 三良】「助かった!怖かったね」(石渡貯水池)
コメント:7/21の豪雨で貯水池は満水。貯水池の柵が避難場所に。翌朝カメラを向けたが、怖かったのか身動きしなかった。
講評:貯水池の中の草むらが生活場所の生き物たち。突然の豪雨で避難、一カ所に集まった生物を発見、作画しました。小さなものをよく見つけました。よく見ると、イナゴ(バッタ?)のほかに右下にはアマガエル、上の方にはテントウムシもいて、まさに「ノアの箱舟」。2枚の組みですが、やや似ている感じでどちらか1枚の方でもよかったかも知れません。あるいは、1枚は虫のどアップとか、環境を分からせるような背景を取り入れたセミロングなど別カットにしたら組みの効果出たと思います。

【池田 治雄】「緑のカーテン」(自宅ベランダ)
コメント:今年も暑い夏がやって来ました。エアコンに頼ってしまいがちですが、夏を快適に過ごし電力消費や環境にも配慮したアイテムとして定着しつつあるのが、「緑のカーテン」です。植物の力を利用して夏の日差しや熱を防ぐことで室内の温度を下げる効果があるそうです。初めて、ゴーヤで「緑のカーテン」を作ってみました。
講評:涼し気な緑のカーテン。外側と内側から見た組み写真でまとめています。上右と下左のカットが似ていて、どっちか一枚。それと、内側からのカットは、例えば思い切って、斜光され涼しくなった?部屋の雰囲気を少し入れながら、生活感の出た1枚にするとアクセントが付いたかと思います。さらに、思い切って副産物の「ゴーヤチャンプル」などを取り入れたカットを遊び心で・・・という手もありかな?