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石渡写真クラブ月例会(2月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(2月)作品
 先月と同様に、新型コロナウイルスの感染回避とともに時間を短縮し実施しました。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤 利和】「寒くないよ!」(長野市城山動物園)
コメント:ふと動物を撮りたくなり動物園へ出かけました。動物園といったら猿です。母の愛を感じました。
講評:「写欲を感じたこと」が素晴らしいです。何かないか?何か撮らなきゃ!と脳が働き始め、ふと目指したのは動物園。私も記者駆け出しのころ、先輩から「何もネタがなかったら動物園へ行ってみなさい」。
 前置きはさておいて、寒さの中、懐にわが子を抱き温めている様子に感動した思いがそのまま伝わってきます。前ぼけの雪も寒さを助長し、背景のすっきりした感じも望遠レンズの効果が出て主題を引き立てています。ただし、やや調子がアンダーでせっかくの子猿の表情が分かりづらいのが残念。少し明るくし、無駄な部分を削りトリミングしてみました=写真下。

【高山 三良】
「仲良しⅡ」(自宅)
コメント:メジロ第2弾。ヒヨドリがいなくなると大急ぎで食事、滞在時間2分。ポーズはとってくれません。
講評:ほかの鳥や天敵を気にしながらの食事。たったの2分と見るか、たっぷり2分と考えるかはとにかく、あっち、こっち、カメラ目線、食事とさまざまなシーンを効果的に並べた組み写真となりました。この作品のほかにもう一枚、何種類もの野鳥を見せた組み写真が出品されましたが、これはこれで視点が違い面白いと思います。そのうち、鳥同士がニアミスし、壮絶な闘いのすごいシーンが撮れるかも。粘り強く頑張ってください。

【中島 弘】「霧氷の華」(木島平村)
コメント:24ミリ ワイドレンズを入手したので、霧氷を撮りに快晴日とマイナス気温の日を狙い、撮ってきました。
講評:倉澤さんと同様に、狙いを定めて足を運んだ点に脱帽ですね。甲斐あって、見事な霧氷に出会えましたね。この光景を目の前にし、「写真やってよかったな。写真って面白いな」と感動している中島さんの気持ちが伝わってきます。震撼とした寒さの中、朝の斜光を浴びて青空に輝く霧氷がコントラストを持って迫ってきます。中央の影も単調な雪面にアクセントを醸し出しいい感じですが、手前の中央と右の雪の塊が中途半端に見えます。すっきりと幾筋もの影でまとめるとさらにグレードアップ!

【早川 珠喜】「仁王門の雪景色」(長野市善光寺)
コメント:善光寺仁王門は、1918(大正7)年に再建されました。仁王立像は、巨匠である高村光雲とその弟子の米原雲海の合作による彫刻です。善光寺の仁王像は通常と逆で、右に吽形を左に阿形を置いています。なぜか知りませんが、建物の形式及び位置に関係しているのではないでしょうか。
講評:参道、院坊の庭木に降り積もった雪と雪降りの善光寺仁王門。暗かったのでしょうかストロボ一発。近く、また遠く、雪の粒が大中小の玉になって画面にアクセントを添えました。惜しむらくは、暗くて仁王の姿が見えませんが、小さくても見えると面白かった。

【多灯ライティング】
 原則、この世の中、太陽さんは一つ。被写体にできる影も一つで、写真の世界でも光源は一つが原則です。しかし、暗くてつぶれたり、立体的に見せるなどの目的で、もう一つの太陽(光源を)を意図的に作り出し照射することがあります。場合によっては、3灯、4灯、5灯・・・と複数を使うこともあります。このことを「多灯ライティング」と呼びます。
 そして、この作品の仁王像のように奥行きのある被写体が遠くてストロボなどの光が届かない場合、カメラに接続したコードを伸ばしてもう一発、遠く(仁王像の近く)を照射するという手があります。コードを隠したい向きには、こちらのカメラのシャッターに合わせ、向こうも同調する「スレーブユニット」なる小さな機材を使います。使い方は、例えば遠くの仁王像の前に、スレーブユニットを接続したストロボを配置します。こちらのシャッターとともに光ったストロボ光を感知して光ってくれるという仕組みです。ただし、感知する距離的な限度があるので要注意です。最近のストロボでは、この機能が内蔵式のものもあります。
 このほか、人物のポートレートや塑像などの撮影では、人工的にサイドや後ろ下などから光を複数当て、立体感を創出することもあります。

【広澤 一由】「コロナの終息を願って!」(善光寺・灯明まつり)
コメント:コロナ感染医療従事者への感謝の意を込めたブルーライトアップがとても美しかった山門と灯籠を中心に、バルブ撮影を試みました。
講評:左右に配置した行燈や柱から中央の石灯籠、さらにその向こうに薄いブルーに染まる山門と見る人の視線を主題に誘導、奥行き感が出ました。その間に点在する人物配置のバランスもいいですね。ただ、左側の参道を往来する群衆がいっぱい通行しているように見えますが、長時間露光のためぶれてしまい、残念。バルブの露光中にストロボを一発ボン。すると光が当たった人物だけが浮いて写り、残像のように動いている人はぶれて面白い感じになります。お試しを。

【宮澤 一成】「感謝」(運動公園東の空き地)
コメント:年頭行事である「どんど焼き」が無事できるのも消防団員のご協力があってこそです。これからも、お体に十分留意なさって頑張ってください。ありがとうございました。
講評:赤々と燃え盛るやぐら。対峙させるように消防団員の姿をどんと置き、見守る様子を切り取っています。火と人物を対照的に配置したのは分かりますが、団員の目線が別方向で惜しまれます(顔が熱いので横向いている?)。もっと、火をかき回したり、前後の動きなど「火と闘う?」男の姿をアクションや表情を集中的に狙っても良かったのではと思います。
 感謝は大切ですね。

【吉池 安雄】「春はあけぼの」(長野運動公園)
講評:メタセコイヤとヒマラヤ杉を左右に、中央にテニスコートの照明塔を絡め運動公園の朝焼けの光景を写しました。朝の刻一刻と変わるドラマはいつ見ても感動しますね。ただし、やや画面が左下がりで不安定な感じがします。特に、照明塔は人工物とはいえ直立しているものなので苦になります。いつも撮影時に注意することと、もし加工段階で気が付いたら矯正してみましょう(以下、角度を矯正、照明塔を真っすぐにしたみました)。

 

石渡『はつらつ体操』が再開されました

 2月15日(月)、石渡元気はつらつクラブが、昨年の11月以来3カ月ぶりに活動を再開しました。

 待ちに待ったとばかりに25名程の会員の方々が集まり、「手のひらに太陽」のリズムで「朝陽手のひら体操」、次に「はつらつ体操(床の間編)」、最後に信濃の国をダンスバージョンにアレンジした曲に西脇かおるさんが振り付けし、頭の体操にもなる筋力トレーニング・バランストレーニング体操などで皆さん、伸び伸びと体を動かしておりました。

 なお、以後の「元気はつらつクラブ」は、2月及び3月の月曜日を予定しているとのことです。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

続々来場される会員の方々。

「朝陽手のひら」体操で久しぶりに手足の筋肉をほぐしました。

「長野市はつらつ体操」で筋力トレーニング、バランストレーニング等。

動画を見ながら。

 

 

石渡写真クラブ例会(1月)作品

石渡写真クラブ月例会(1月)作品
 新年初の例会は、コロナ禍でのWeb方式から久しぶりに顔を合わせての会となりました。感染回避とともに時間も短縮して実施しました。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉池 安雄】「春を待つ」(長野運動公園)
講評:まだら模様の雪、葉が落ちた木々・・・。色彩に乏しい殺風景な運動公園のサブトラック脇の冬枯れの築山の様子。今はじっと耐え、やがて芝や木が芽吹き自然も人も華やぐ春を待ちわびる作者の心情が伝わってきます。

【宮澤 一成】「北からの勇者」(犀川白鳥湖・安曇野市)
コメント:越冬のため、約4000kmも離れた東シベリアからやって来た白鳥たち、大きく翼を広げる姿は、全く疲れを感じさせない、たくましさを感じました。野鳥の撮影は、初めてで大変でした。
講評:渡来地としては新潟の瓢湖が有名ですが、今年は例年にない大雪で県内のここ白鳥湖と明科の御宝田の池には昨年より多くのコハクチョウがやってきているとか。くちばしが黒く、昨年産まれた幼鳥。1羽ですが、画面の中央に配置した日の丸構図で安定感があり、羽を広げた瞬間を捉えて躍動感も出ました。今度は、着水、離陸、飛翔に挑戦ですね。多くの作品が排出していますので、ネットや本などで参考にしてみてください。

【広澤 一由】「コロナの終息を願って!」(石渡区どんど焼き会場)コメント:燃え盛る炎に祈りを込めて、コロナの早期終息をも願ったどんど焼き。
講評: 燃え上がるやぐらを2基、うまく入れました。背景に住宅街や集まった人々なども入れにぎやかにまとまった画面となりました。燃え始めの、一番勢いよく燃え上がる瞬間を捉えています。

【早川 珠喜】「残り火」(長野運動公園東側空き地)
コメント:1月11日、石渡区のどんど焼きが行われました。恒例の行事ですが、正月飾った門松、しめ縄などを燃やしたどんど焼きの残り火で焼いた餅などを食べると、1年無病息災と言われます。集まった皆さん思い思いの方法で焼き、餅をほうばっておりました。その頃、陽は西に傾き冬の短い1日が暮れようとしていました。
講評:広澤作品からやや時間が経過。ぼつぼつ、お餅を焼く人々が周りに集まり始めたところです。画面全体を暗っぽい色調に落とし、背景の木立ちに落日の太陽を入れ、冬の短日の夕暮れを印象的に表現しています。

【中島 弘】「厳寒の先に」(長野市千曲川)
コメント:厳しい冬の先に花をつける春がくる時を待つ野ばらの姿にコロナ禍のなかの現状を重ねてみた。
講評:狙いが明確に読み取れる作品です。厳冬の早朝、川霧が張り付いたバラの葉を主題に、うまく逆光を使い浮き立たせ、レンズの絞りを開放値近くに開け河原の光景をぼかして背景に。空気感たっぷりの詩情あふれる一枚となりました。

【眼を肥やそう】
何を撮ろうか?「この時季、この場所に。この時間帯に行けば・・・」。作品を創るには、中島さんの作品のように、ある程度自分で頭の中に完成した写真(画面)のイメージを描いて撮影に臨むことが求められます。写真のイメージ作りには、日ごろからできるだけ多くの作品を見て参考にすること。最初は真似でいいです。素材や場所、構図、アングル、光の使い方、レンズ、仕上げ方、タイトルなど学ぶことはいっぱいあります。眼を肥やすことが大切です。さまざまなグループや写真家の展示会が多く開催されていますので、足を運んでみましょう。

【高山 三良】「仲良し」(自宅)
コメント:自宅にエサ台を作りました。2日後、メジロのつがいが来てくれました。いつも一緒、仲良し。
講評:目論見通りに餌台にやってきたメジロ。しかもつがいと思われる2羽。餌をついばむ、警戒などの生態を組みで表現しました。ナンテンの赤い実も効果的です。
 かつて県展の組み写真の部で、スズメの群れが餌台にやってきて、餌をめぐる争奪戦の百態を組み写真にまとめた作品が上位に選ばれたことがありました。サービスサイズ程度の大きさのカットをべたべたと並べただけのものでしたが、それぞれが面白く見応えがありました。時には、自作で被写体を創り出すことも写真の楽しみの一つですね。例えば、鳥がやって来る実のなる木を狙いやすい場所に植えるとか、チョウなら、それぞれお目当ての食草の植物を植えるとか。

【倉沢 利和】「今年もいただきます。(ふきみそ、天ぷらにして)」(自宅庭先)
コメント:毎年自宅庭松の木の下にふきのとうが出ています。昨年は早々12月に天ぷらにしていただきました。今年はいつ頃ふきみそにして食べることができますか?
講評: 庭先の一角で、地べたに張り付いたフキの枯れ葉。脇から、今年もしっかりと芽を出したフキノトウ。画面下には雪も垣間見え冬の寒さの中、生命力を感じさせてくれます。やや画角が広範囲なので、もう少し葉と芽をアップにすると力強さが出てきます。

 

 

どんど焼きが行われました

 1月11日の成人の日に、青空の下、正月恒例のどんど焼きが長野運動公園陸上競技場東側広場で行われました。

 今年は、新型コロナ禍で正月に飾ったしめ縄は、前年のように児童が各家庭を廻ることなく、各ごみ集積場所に専用の箱を用意し、育成会役員の方々が回収に廻りました。

 午前に広場では、氏子役員、公民館役員及び育成会役員の方々がどんど焼きの柱を立て、ダルマを繋いだり、回収、持ち込まれた門松、しめ縄などを中に入れて2基のやぐらが完成しました。

 午後3時から点火に先立ち、参加された方々が氏子総代に倣い、石渡神社に向かって2拝2拍1拝の神事を行い、その後、区長、氏子総代、公民館長及び育成会長が2基のやぐらに火入をしました。間もなく炎は青空に吸い込まれるように、2基のやぐらは勢い良く燃えあがりました。

 下火になると広場に集まった方々が、思い思いの方法で餅や団子を焼き始め、頬張っておりました。正月に飾った門松、しめ縄やお札を燃やした残り火で餅や団子などを焼いて食べると無病息災などの願いが叶うと言われています。新型コロナウイルスが早く終息しますように…。

 【文と写真:区広報部長 早川球喜】

ごみ集積場所の指定された箱に出されたしめ縄など。

午前中につくられたどんど焼き用のやぐら2基が完成。

午後、青空から冬の陽が射しておりました。

お神酒でやぐらを清める氏子総代の藤巻弘幸さん(7常会)

石渡神社に向かって、2礼2拍子1礼。

区長、氏子総代、公民館長及び育成会長による火入れ。

炎に包まれ、火の勢いを増したやぐら。

下火となり煙が立ち込め、その中に冬の陽が微かに見えました。

残り火で思い思いの方法で、餅を焼く方々。

まだ燃えているよ。ちょっと餅を動かして見ようか。

煙くても何のその。

 

 

 

 

 

令和2年度石渡区「役定め総会」を開催

 令和3年1月1日、役定め総会が石渡公民館で開催されました。総会では、11時から令和3年度の役員選挙が、新型コロナの感染防止からソーシャルディスタンスを確保しつつ、区民の皆さんの投票が順次行われました。

 11時30分に投票締切、各常会長による開票・集計事務の間、横田区長から「昨年は、お祭りや春季レクをはじめ多くの事業・行事の中止を余儀なくされ、役員さんが大変ご苦労された1年でした。今年も昨年以上に新型コロナ闘いになるかも知れないスタートになりますが、区民の皆様のお力をいただき乗り切りたい」と挨拶があり、続いて区長経験者代表の飯島さんの発声で、一本締めがありました。

 続いて、松永連合常会長から開票、集計が終了した旨と選挙結果の報告があり、令和3年度役員として、区長に高山三良(2常会)さん、副区長に倉澤利和(2常会)さん、区会計峰村晃(4常会)さん、氏子総代に田中実(1常会)さん、氏子代理に高山秀則(2常会)さん、公民館長に吉野正年(7常会)さん、副公民館長に徳武美喜男(2常会)さんが当選されました。

 その後、当選されました新役員の紹介とあいさつがあり、最後に恒例の新旧役員によるダルマの目入れがあり、閉会となりました。新型コロナ禍の終息が見えない中、今年も厳しい1年になると思いますが、石渡区の行政・かじ取りをよろしくお願いします。

 なお、総会の後に開催されていました恒例の新年会が、今年は中止となりました。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら投票する区民の皆さん

役定め総会の会場風景

開票作業を進める常会長の皆さん

1本締め前に過去の選挙など話される飯島元区長。面白い話を聞 くことができました

選挙の開票報告をする松永連合常会長さん

新役員に選出された皆さん

昨年のダルマに目入れをする旧役員の皆さん

今年のダルマに目入れをする選出された新役員の皆さん

 

大雪の中、石渡八幡神社で越年祭と元旦祭が行われました

 石渡八幡神社で昨年の大晦日の夜、越年祭が行われました。激しく降る雪の中での二年参りになりました。午前零時近くになると境内には約30人の行列ができました。氏子さんによりますと、例年の三分の一から四分の一の数とか。大雪と新型コロナウイルス感染の心配から減ったのではないかとの見方でした。

 コロナの感染防止のため、例年振る舞われるお神酒や甘酒は中止になり、ミカンも手渡しではなく、自分で箱から取り出すようにしていました。参拝者は厳粛な表情で健康や平和を祈願したあと、互いににこやかに新年のあいさつを交わしていました。

 元日の午前7時からは、同じ石渡八幡神社拝殿で元旦祭が行われました。藤巻弘幸氏子総代や横田一雄区長ら10人の役員が出席。倉澤宮司が石渡区や区民の安全や健康を祈願しました。最後に横田区長が「コロナが早く終息して安心して区民が生活できるように祈ります」とあいさつしました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

大雪の中、午前零時の年明けを待つ参拝者のみなさん。雪とコロナ感染の心配からか、例年よりだいぶ少ないようでした

コロナ感染が拡大しているためか、いつも以上に熱心に参拝する姿が見られました

今年はお神酒や甘酒などの振る舞いは中止になりました。それでも参拝者のみなさんは「今年もよろしく」などのあいさつを元気に交わしていました

両親のアドバイスでお賽銭をあげるお子さん。家族そろってお祈りする姿が印象的でした

【元旦祭】

氏子さんらが見守る中、倉澤宮司が区の安全や区民の健康を祈願しました

倉澤宮司が読み上げる祝詞を真剣に聴く石渡区役員のみなさん

参加者を代表して玉ぐしを奉じる氏子総代の藤巻弘幸さん

あいさつする横田一雄区長。コロナが終息して穏やかな年になってほしいと話しました

倉澤宮司を中心に、無事に儀式が終わってホッとする役員のみなさんです

 

石渡写真クラブ月例会(11月)作品展

石渡写真クラブ月例会(11月)作品
 新型コロナウイルス第3波で、例会は中止やむなきに至り、再度オンライン方式にて作品紹介、月例会です。クラブ員は作品を中島会長にパソコンでメール送信、まとめて講師に転送。コメント、講評とともに「いしわた通信」に掲載します。
 今回は、打ち合わせたように「紅葉」のオンパレード。各地のきれいな写真が並びました。中には、同じお寺の紅葉の作品が2名から寄せられ、それぞれの感性、個性によるはっきりとした違いが出て、写真のだいご味、面白さが感じられます。じっくり鑑賞をしてください。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【池田 治雄】「盛秋」(上田城跡公園)
コメント:朝から天気も良く、上田城跡公園に紅葉を見に行ってみた。すでに桜、ケヤキは落葉状態だが、公園内は大勢の人たちで賑わっていた。モミジ、銀杏が見頃。深まりゆく秋を満悦し、次から次とシャッターを切った。

講評: どっしりと中央に位置させたイチョウの木がシンボル的で画面に安定感が出ました。それを取り囲むように、斜めや直立している複数の樹幹が主題のイチョウの木を盛り立てています。彩りが満載の中、点景として写真撮影の人物も効果的です。

【倉澤 利和】「鮮やかな紅葉」(若穂清水寺)
コメント:テレビのニュースで見たので行ってみたくなり出掛ました。平日でしたが、大勢の人が見に来ていました。

講評:この作品も背景の杉の木でしょうか、直立して並ぶ太い幹と落ち着かない感じでくねくねと思い思いに伸びた細めの紅葉の幹の対比がいい感じです。階段を入れず、奥から徐々に登ってくる灯ろうもリズミカルで傾斜している境内を連想させてくれます。目の前に広がる紅葉を思い切ったフレーミングで切り取っています。

【高山 三良】「高瀬紅葉」(高瀬ダム付近)
コメント:高瀬ダムまでツーリング。 数日後にタクシーの乗り入れが終わりました。寒かったけど綺麗でした。

講評: 下流からの紅葉織りなす渓流の様子を1枚。さらに歩を進め、奥に初冬の雪を抱いた北アを入れた中流域の紅葉を1枚。2枚組みながら「奥行き」を感じさせます。欲を言えば、さらに進んだ上流域の山のスケールが出たものをもう1枚、3枚組。寒くて、それどころでは・・・。

【竹内 一郎】「苔と生きる」(白駒の池原生林)
コメント:文化祭には、池の作品でしたが白駒の池は苔(カギカモジゴケ)も有名なスポットです。10月の作品です。

講評: 思い切った上下半分ずつの2分割構図が大胆です。普通は、苔を主題にするなら苔の部分を画面の3分の2ぐらい入れる、あるいは逆に向こうの原生林と霧を主題にするなら、苔は少しで原生林を3分の2の構図。当然、それぞれ主題の方にフォーカスした3分割構図で決めます。それが、両方欲張って見せたかった?。「普通」や「型」はどんどん破って、自分なりの作風を楽しんでいきましょう。半分入れたモミかトウヒの太い幹も大胆でいいです。

【中島 弘】「山の朝」(信濃町)
コメント:黒姫登山時に古池に映る紅葉を撮りました。もう少し赤が欲しかったです。

講評:この作品も2分割構図ですが、水面のある湖沼、池などをまとめる時によく使う構図です。池のほとりにある草紅葉が何となく「霧」を思わせ、画面全体が渋い感じの紅葉の色調の中、中央の小さいながら赤と黄色が印象的です。落ち着いた色調がいい感じの作品です。真ん中に白馬が1頭いると、東山作品。

【早川 珠喜】「錦秋の清水寺」(長野市若穂保科)
コメント:例の如く、「清水寺の紅葉が見頃」の新聞記事に誘われ、見に行きました。平日に関わらず大勢の見物客でにぎわい、スッポト探しに悩みましたが、陽光を思い出し、光と紅葉、そして秋霞に的を絞って見ました。

講評:同じ場所の倉澤作品 は木の幹の面白さ、この作品は紅葉の葉のきれいさですね。それぞれ、別の素材、角度で切り取り個性が比較出来ます。撮った人の感性が出るので、「だから写真って面白い」というか写真冥利というものです。画面いっぱいの紅葉の葉が、暗い部分、明るい部分、日が当たった部分、これまた同じ葉ながらそれぞれが個性を出しシンフォニーを奏でているようでもあります。光をよく観察、適切に仕上げています。

【広澤 一由】「ワンダフル!日本の秋」(大町ダム)
コメント:紅葉の大町ダムに国旗が掲揚され、正に「日本の秋」をイメージできたので撮影しました。

講評:旗の様子から相当の強い風。こんな山奥でも、日章旗があり周辺の紅葉と何かアンバランス?と感じるか、広澤さん流に四季のある日本と結び付け「日本の秋」と感じるかはそれぞれですね。やや全景的でポイントは国旗といえばそれまでですが、例えば左に配置した樹木の紅葉をもっと大胆に前景として入れて、その向こうに日の丸・・・。

【宮澤 一成】「鮮秋」(善光寺)
コメント:善光寺周辺を散策していたところ、「もみじ」が余りにも鮮やかだったので、撮影しました。

講評:逆光に映えた紅葉の真紅と善光寺の建物、空の3つの素材に特化したシンプルな構図です。鮮やかだった紅葉が主題ですが、紅葉に囲まれた中央に屋根を入れた「囲み構図」で、見る人の視線を誘導しています。それだけに、囲まれた空間に入れる屋根の配置をもう少し工夫するか、深度を浅くしてややぼかすという手もあったかな・・・。

【吉池 安雄】「焼きいもが恋しい」(長野運動公園)
コメント:青葉、若葉だった季節は移り、いま枯葉となって土に帰ろうとしている。こんな落ち葉のかたまりを見ると、子供の頃の焼いもが懐かしい。

講評:今年も冬から始まり、春、夏、秋が過ぎ、冬で終わろうとしています。そんな運動公園の四季折々の移ろいを何年も見続けている吉池さんならではの感性が盛り込まれた作品。幼少期の焼いもまで思いが達し、やや作品とかけ離れた感がするタイトルですが、十分撮影意図が伝わってきます。2本の木立ちに囲まれた間に落ち葉の山が点在し、その向こうの樹木や空も遠近感が出て雰囲気が出ました。

文化教養講座(しめ縄飾り・門松づくり)が開かれました

 12月12日(土)、公民館主催の文化教養講座が開かれ、しめ縄飾りが石渡公民館大会議室、門松づくりが玄関前を会場に行われました。

 しめ縄飾りづくりでは、弥生時代に稲作が始まって以来、その豊かな実りを願い、収穫を感謝することから様々な信仰、儀礼が育まれた。その稲藁は様々な物に加工され、中でもその風習として今でも注連縄や新年の注連飾りとして行事に大きな役割を果たしているとのこと。

 今回は、棒注連(大根注連)、輪注連(輪飾り)を体験しましたが、分らない部分は講師や、互いに教え合いながら2時間程で思い思いの注連縄が完成しました。又、昨年、棒注連が上手にできた人は大黒注連にも挑戦しました。

 門松を作ろうでは、20リットル缶を利用し、頭を斜めに切り落とした青竹を、中央に固定し、周りを松や南天で飾り付けました。門松は正月用の飾りとして公民館の玄関前に置かれますので、ご覧ください。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

棒しめを作る順番と色々なしめ縄。何を作ろうか思案中?

3つに分けた藁の中央部分をしばり、捩りながら棒注連を作ります。

棒しめを作りには、藁をよくすぐります。下から徐々に引くと楽だよ。

準備は整った。棒注連を作るぞ。

今年は女性の方が2人ですが、昨年も参加されていますので鮮やかな手つきで、練り上げていました。

完成した神棚横注連。素晴らしいですね。

門松作り。中心になる青竹の先端を斜めに切り落とします。

門松の中心になる3本の背丈の違う青竹をズレないようにしっかり結びます。

砂を20リットル缶に入れて、青竹の固定と門松を安定させます。

立派な門松2基が玄関前に飾り付けられました。

 

 

石渡写真クラブ例会(10月)=区文化祭展示作品紹介

石渡写真クラブ月例会(10月)=文化祭作品
 今回は、118日に石渡区公民館で行われた文化祭の展示作品を紹介します。原則この1年間に撮影、もしくは月例会に出品した作品で12点。サイズは四つ切り、ワイド四つで、プリントは写真表面が光沢よりさらに光った感じで見栄えのする「クリルタルプリント」。会場には20点が並びました。
 ここに紹介する作品は、展示作品と少しトリミングが違うものもありますが大筋は同じです。会員一同が汗を流した力作を講評とともに鑑賞してください。
 講評は、クラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
作品の中で、これまでの月例会に出品、「いしわた通信」の作品展で一度紹介した作品は、コメント、講評はだぶりますので省略します(HPの各例会を参照ください)。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉池 安雄】「旅立ちの準備」(戸隠森林植物園)=8月例会作品と類似。
講評:8月作品はアサギマダラを横から見ていますが、しっかり蜜を吸う様子を後ろから捉えています。浅葱色と模様がはっきり分かっていいですね。

「幻の蝶」(自宅)=5月例会作品と類似。
講評:5月の作品と比べると、こちらの方がリラの花やアゲハチョウも背景と分離しすっきりとまとまっています。

【宮澤 一成】「光の大地」(なばなの里・三重県桑名市)
コメント:国内最大級のイルミネーション!華やかな光の世界に包まれた感覚は、幻想的でまるで異次元の世界に迷い込んだ気分でした。
講評:コメントにあるように最大級のスケール感が、シルエットながら真ん中に横並びになった無数の人の波から想像できます。ぶれもなく、色彩を含め目の前の「異次元の世界」がそのまま素直に表現できました。

「こどもの特権」(南長野運動公園)=9月例会作品。

【広澤 一由】「左旋回した6地蔵」(栄村の国道117号沿い)
講評:栄村が地震に見舞われた際、ぐるりと回転して被災地を救ったとされるお地蔵様。当時は赤い装束と記憶してますが、白色に変わり、長い数珠もかけてもらい時の流れを感じます。地元に人たちの厚い信仰心が感じ取れます。

「紅葉の雲場池」(軽井沢)
講評:木々の葉が散り、やや遅めの紅葉ですが、天地をほぼ中央で上と下に分け、2分割構図で安定感ある構図にまとめました。点景として水面の水鳥も効果的です。ただ、下部左から中央にあるショウブの葉でしょうか、シルエットながら苦になります。

【早川 珠喜】「河川敷に咲く」(長野市村山)=4月例会作品と類似。
 例会作品と同じ場所の撮影と思われます。桜の満開の様子がボリューム感たっぷりと表現できました。人物配置が4月は手前左で大きめですが、今回の作品は向こうにいます。ご覧の皆さんはどちらがいいいと感じますか?比べてみてください。

「真夏の太陽」(石渡八幡神社)=8月例会作品。

【中島 弘】「春のお告げ」(長野市大岡)
コメント:過去1年間の中から1枚を選択した。コロナ禍のなか、来年は穏やかな春が到来することを福寿草に願掛けた。
講評:4月の例会作品の撮影場所、大岡の日方と思われます。一斉に花を広げたフクジュソウを1点だけにフォーカスを絞り、後はぼかすという絞りを開けたテクニックで心象的に仕上げています。この作品も右上から左下に斜めに走らせた「斜め構図」がいいです。春を待ち咲き始めたフクジュソウの満開でないところがよく、これから・・・といった息吹き、生命力が表現できました。

「彼岸花の咲く頃」(中野市豊田)
コメント:めっきり少なくなってきた「はぜ掛け」に彼岸花で彩りを添えた。
講評:刈り取られた稲の株やはぜ掛けが左上から右下にかけてカーブ曲線を描き、画面に動き、リズム感を生み出しています。彼岸花も、あぜ道いっぱいでなく、まばらなところが現実感を感じさせてくれます。

【竹内 一郎】「霧の白駒」(北八ヶ岳・白駒の池)
コメント:この日はあいにく曇り空でした。紅葉の白駒の池を撮りたかった。紅葉も少し遅かったようで、霧のかかったのも印象的でした。
講評:曇り空で、撮りたかった紅葉も・・・。これにめげずにいたら、思わぬ霧が巻いて「これだ!」とカメラを向けたところがいいですね。ただし、霧は対岸のはるか向こうで、もう少し長いレンズで工夫をし霧の感じを出すともっと印象深い作品ができたと思います。

「初夏の釣り人」(飯山市の北竜湖)
コメント:前作は湖上にヤナギの作品でしたが、釣り人を入れた作品にしてみました。湖上に映る新緑が印象でした。
講評:北竜湖の定番素材は、菜の花とヤナギの木、ボート。この三つをどう組み合わせるかにカメラマンは知恵を絞りますが、どう撮ってもだいたいは似た感じの写真で、「どこかで見たことのあるような・・・」。その点を避け、以前とは別の感じの絵作りに挑戦した意欲がいいですね。釣り人を点景に新緑を映し出した水鏡から、湖の静かさが伝わってきます。

【高山 三良】「見上げたモンスター」(石渡八幡神社)=9月例会作品。
 プリントサイズに合わせるため、9月例会作品とややトリミングが異なっています。比べてみてください。

「助かった!怖かったね」(石渡貯水池)=8月例会作品。

【倉澤 利和】「レンズボールの中の桜」(長野運動公園)=3月例会作品。
講評:レンズボール使用の初発作品。4月にはチューリップ、8月にはミニトマトと対象物を変えて追いかけています。花なら花にこだわって、いつか組み写真にまとめると面白いかも知れません。花でなく、人物とか動物とか被写体をバラエティーにする方法、あるいは、どこか同じ場所で定点観測をし展開してみる方法、いろいろと考えられます。知恵を絞ってもう一歩前へ。

「富士山さいこう」(朝霧高原)=2月例会作品と類似。
講評:2月例会の出品作品のもう一枚。右に人物群がいる(2月作品)かいないかですが、いなければいないで、すっきりした感じでいいですね。

【池田 治雄】「白糸の滝」(山梨県富士吉田市)
コメント:「白糸の滝」と称する滝は、長野県軽井沢町をはじめ熊本県、福岡市に存在するらしい。山梨県の「白糸の滝」は、無水の糸を垂らしたような姿がとても美しい滝です。しかもその水の殆どが崖から直接流れ出している。落差約20メートル、幅が200メートル。その名の通り、白糸のカーテンによって優美な滝である。雪解け水の滝は絶えることなく流れ落ちている。
講評:てっきり軽井沢の「白糸の滝」とばかり思っていました。どこの滝も目の前にすると、スケールの大きさに圧倒されますが、部分をうまく切り取ってまとめています。写真は引き算というお手本作品です。今度は、スローシャッターで水を流してみましょう。違ったイメージが出るはずです。

「鉄道むすめ『朝陽さくら』」(信大付属中学裏)コメント:今年は何回か足を運び、長電車輌を撮りました。特急車輌として、2系統「スノーモンキー・元JR東日本253系成田エクスプレス」、「ゆけむり・元小田急電鉄10000型HiSE」、他に普通電車8500系元東急電鉄、3500・3600系元営団地下鉄がある。今回の写真は車輌の側面に長電の「鉄道むすめ・朝陽さくら」の巨大なイラストが描かれた8500系車両を稲の刈り入れ時期をねらって撮りました。
講評:「鉄ちゃん」ならではの知識と、地の利を生かした作品に仕上がりました。中島さんの「はぜ掛け」同様に、そのうちこの田園の光景も姿を消すかも知れません。貴重な記録写真です。

【増田 今雄】「揺蕩(たゆと)う」(須坂市の臥竜公園・竜ケ池)
コメント:週刊長野の動植物シリーズで臥竜山でシダ類の写真を撮影した帰り。池のほとりに出ると、折からの強風で水際にいっぱいの散り花が寄せられていた。桜が有名なこの池は、水面を一面に埋め尽くす散り花は多くのカメラマンの格好の被写体となってきたが、この八重桜はあまり目にしたことがない。池のほとりから、ローアングルで花が風でぶれないようにパチリ。

「蓮台傘下」(木島平村稲泉寺)
コメント:カルチャーの写真教室で行った撮影会。ハスの花は満開で丁度見ごろだったが、花だけ撮っても図鑑のカット。トンボも思うように止まらず、下にいたアマガエルを点景に作画してみました。蓮は仏教と密接に関わる植物で、花、カエルの「命」と絡めながらシャッターを押し、タイトルも考えました。

朝陽市場「軽トラ市」が開かれました

 11月14日(日)、あさひかがやき事業実行委員会主催による「軽トラ市」が、千曲川リバーフロントスポーツガーデン特設会場で開かれました。

 当日は、天候に恵まれ、朝早くからテントを張り、野菜を積んだ軽トラック6台程が集まりました。テントでは、バルセイログッツ、綿あめ、ポップコーン、菊芋焼酎「朝陽」などを、軽トラックでは、りんご、きゅうり、里芋、ネギ、柿、さつまいも、ほうれん草、南瓜、白菜などの野菜が販売されました。

 中には、珍しい野菜がありました。南瓜でしょうか、細長く、下が丸くなって、オレンジのような色をしていました。バターナッツでしょうか? 又、開店と同時に段ボール箱を持って、駆け付けた人もいました。

 市は、11時頃には野菜が完売となりました。

【文と写真:早川 球喜】

はい、店開きだよ。いらっしょい。

はい、600円だよ。

ここの野菜は、オール100円だよ。

この南瓜種類は、何て言うの。

ああ、野菜いっぱい買っちゃた。

サツマイモは量り売りだよ。ちょっとおまけだ。

当所自慢の菊芋焼酎だよ。

いいものが当たります様に!

これちょうだい。