石渡写真クラブ例会(10月)=区文化祭展示作品紹介

石渡写真クラブ月例会(10月)=文化祭作品
 今回は、118日に石渡区公民館で行われた文化祭の展示作品を紹介します。原則この1年間に撮影、もしくは月例会に出品した作品で12点。サイズは四つ切り、ワイド四つで、プリントは写真表面が光沢よりさらに光った感じで見栄えのする「クリルタルプリント」。会場には20点が並びました。
 ここに紹介する作品は、展示作品と少しトリミングが違うものもありますが大筋は同じです。会員一同が汗を流した力作を講評とともに鑑賞してください。
 講評は、クラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
作品の中で、これまでの月例会に出品、「いしわた通信」の作品展で一度紹介した作品は、コメント、講評はだぶりますので省略します(HPの各例会を参照ください)。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉池 安雄】「旅立ちの準備」(戸隠森林植物園)=8月例会作品と類似。
講評:8月作品はアサギマダラを横から見ていますが、しっかり蜜を吸う様子を後ろから捉えています。浅葱色と模様がはっきり分かっていいですね。

「幻の蝶」(自宅)=5月例会作品と類似。
講評:5月の作品と比べると、こちらの方がリラの花やアゲハチョウも背景と分離しすっきりとまとまっています。

【宮澤 一成】「光の大地」(なばなの里・三重県桑名市)
コメント:国内最大級のイルミネーション!華やかな光の世界に包まれた感覚は、幻想的でまるで異次元の世界に迷い込んだ気分でした。
講評:コメントにあるように最大級のスケール感が、シルエットながら真ん中に横並びになった無数の人の波から想像できます。ぶれもなく、色彩を含め目の前の「異次元の世界」がそのまま素直に表現できました。

「こどもの特権」(南長野運動公園)=9月例会作品。

【広澤 一由】「左旋回した6地蔵」(栄村の国道117号沿い)
講評:栄村が地震に見舞われた際、ぐるりと回転して被災地を救ったとされるお地蔵様。当時は赤い装束と記憶してますが、白色に変わり、長い数珠もかけてもらい時の流れを感じます。地元に人たちの厚い信仰心が感じ取れます。

「紅葉の雲場池」(軽井沢)
講評:木々の葉が散り、やや遅めの紅葉ですが、天地をほぼ中央で上と下に分け、2分割構図で安定感ある構図にまとめました。点景として水面の水鳥も効果的です。ただ、下部左から中央にあるショウブの葉でしょうか、シルエットながら苦になります。

【早川 珠喜】「河川敷に咲く」(長野市村山)=4月例会作品と類似。
 例会作品と同じ場所の撮影と思われます。桜の満開の様子がボリューム感たっぷりと表現できました。人物配置が4月は手前左で大きめですが、今回の作品は向こうにいます。ご覧の皆さんはどちらがいいいと感じますか?比べてみてください。

「真夏の太陽」(石渡八幡神社)=8月例会作品。

【中島 弘】「春のお告げ」(長野市大岡)
コメント:過去1年間の中から1枚を選択した。コロナ禍のなか、来年は穏やかな春が到来することを福寿草に願掛けた。
講評:4月の例会作品の撮影場所、大岡の日方と思われます。一斉に花を広げたフクジュソウを1点だけにフォーカスを絞り、後はぼかすという絞りを開けたテクニックで心象的に仕上げています。この作品も右上から左下に斜めに走らせた「斜め構図」がいいです。春を待ち咲き始めたフクジュソウの満開でないところがよく、これから・・・といった息吹き、生命力が表現できました。

「彼岸花の咲く頃」(中野市豊田)
コメント:めっきり少なくなってきた「はぜ掛け」に彼岸花で彩りを添えた。
講評:刈り取られた稲の株やはぜ掛けが左上から右下にかけてカーブ曲線を描き、画面に動き、リズム感を生み出しています。彼岸花も、あぜ道いっぱいでなく、まばらなところが現実感を感じさせてくれます。

【竹内 一郎】「霧の白駒」(北八ヶ岳・白駒の池)
コメント:この日はあいにく曇り空でした。紅葉の白駒の池を撮りたかった。紅葉も少し遅かったようで、霧のかかったのも印象的でした。
講評:曇り空で、撮りたかった紅葉も・・・。これにめげずにいたら、思わぬ霧が巻いて「これだ!」とカメラを向けたところがいいですね。ただし、霧は対岸のはるか向こうで、もう少し長いレンズで工夫をし霧の感じを出すともっと印象深い作品ができたと思います。

「初夏の釣り人」(飯山市の北竜湖)
コメント:前作は湖上にヤナギの作品でしたが、釣り人を入れた作品にしてみました。湖上に映る新緑が印象でした。
講評:北竜湖の定番素材は、菜の花とヤナギの木、ボート。この三つをどう組み合わせるかにカメラマンは知恵を絞りますが、どう撮ってもだいたいは似た感じの写真で、「どこかで見たことのあるような・・・」。その点を避け、以前とは別の感じの絵作りに挑戦した意欲がいいですね。釣り人を点景に新緑を映し出した水鏡から、湖の静かさが伝わってきます。

【高山 三良】「見上げたモンスター」(石渡八幡神社)=9月例会作品。
 プリントサイズに合わせるため、9月例会作品とややトリミングが異なっています。比べてみてください。

「助かった!怖かったね」(石渡貯水池)=8月例会作品。

【倉澤 利和】「レンズボールの中の桜」(長野運動公園)=3月例会作品。
講評:レンズボール使用の初発作品。4月にはチューリップ、8月にはミニトマトと対象物を変えて追いかけています。花なら花にこだわって、いつか組み写真にまとめると面白いかも知れません。花でなく、人物とか動物とか被写体をバラエティーにする方法、あるいは、どこか同じ場所で定点観測をし展開してみる方法、いろいろと考えられます。知恵を絞ってもう一歩前へ。

「富士山さいこう」(朝霧高原)=2月例会作品と類似。
講評:2月例会の出品作品のもう一枚。右に人物群がいる(2月作品)かいないかですが、いなければいないで、すっきりした感じでいいですね。

【池田 治雄】「白糸の滝」(山梨県富士吉田市)
コメント:「白糸の滝」と称する滝は、長野県軽井沢町をはじめ熊本県、福岡市に存在するらしい。山梨県の「白糸の滝」は、無水の糸を垂らしたような姿がとても美しい滝です。しかもその水の殆どが崖から直接流れ出している。落差約20メートル、幅が200メートル。その名の通り、白糸のカーテンによって優美な滝である。雪解け水の滝は絶えることなく流れ落ちている。
講評:てっきり軽井沢の「白糸の滝」とばかり思っていました。どこの滝も目の前にすると、スケールの大きさに圧倒されますが、部分をうまく切り取ってまとめています。写真は引き算というお手本作品です。今度は、スローシャッターで水を流してみましょう。違ったイメージが出るはずです。

「鉄道むすめ『朝陽さくら』」(信大付属中学裏)コメント:今年は何回か足を運び、長電車輌を撮りました。特急車輌として、2系統「スノーモンキー・元JR東日本253系成田エクスプレス」、「ゆけむり・元小田急電鉄10000型HiSE」、他に普通電車8500系元東急電鉄、3500・3600系元営団地下鉄がある。今回の写真は車輌の側面に長電の「鉄道むすめ・朝陽さくら」の巨大なイラストが描かれた8500系車両を稲の刈り入れ時期をねらって撮りました。
講評:「鉄ちゃん」ならではの知識と、地の利を生かした作品に仕上がりました。中島さんの「はぜ掛け」同様に、そのうちこの田園の光景も姿を消すかも知れません。貴重な記録写真です。

【増田 今雄】「揺蕩(たゆと)う」(須坂市の臥竜公園・竜ケ池)
コメント:週刊長野の動植物シリーズで臥竜山でシダ類の写真を撮影した帰り。池のほとりに出ると、折からの強風で水際にいっぱいの散り花が寄せられていた。桜が有名なこの池は、水面を一面に埋め尽くす散り花は多くのカメラマンの格好の被写体となってきたが、この八重桜はあまり目にしたことがない。池のほとりから、ローアングルで花が風でぶれないようにパチリ。

「蓮台傘下」(木島平村稲泉寺)
コメント:カルチャーの写真教室で行った撮影会。ハスの花は満開で丁度見ごろだったが、花だけ撮っても図鑑のカット。トンボも思うように止まらず、下にいたアマガエルを点景に作画してみました。蓮は仏教と密接に関わる植物で、花、カエルの「命」と絡めながらシャッターを押し、タイトルも考えました。

朝陽市場「軽トラ市」が開かれました

 11月14日(日)、あさひかがやき事業実行委員会主催による「軽トラ市」が、千曲川リバーフロントスポーツガーデン特設会場で開かれました。

 当日は、天候に恵まれ、朝早くからテントを張り、野菜を積んだ軽トラック6台程が集まりました。テントでは、バルセイログッツ、綿あめ、ポップコーン、菊芋焼酎「朝陽」などを、軽トラックでは、りんご、きゅうり、里芋、ネギ、柿、さつまいも、ほうれん草、南瓜、白菜などの野菜が販売されました。

 中には、珍しい野菜がありました。南瓜でしょうか、細長く、下が丸くなって、オレンジのような色をしていました。バターナッツでしょうか? 又、開店と同時に段ボール箱を持って、駆け付けた人もいました。

 市は、11時頃には野菜が完売となりました。

【文と写真:早川 球喜】

はい、店開きだよ。いらっしょい。

はい、600円だよ。

ここの野菜は、オール100円だよ。

この南瓜種類は、何て言うの。

ああ、野菜いっぱい買っちゃた。

サツマイモは量り売りだよ。ちょっとおまけだ。

当所自慢の菊芋焼酎だよ。

いいものが当たります様に!

これちょうだい。

 

「ふれあいの集い」を開催

 11月13日、石渡公民館において石渡区と各種団体の共催による「ふれあいの集い」で、朝陽地区在住のヴァイオリニスト牧美花さんをお招きし、演奏会を開催しました。

 牧美花さんは3歳より音楽教育家として世界的に著名な故鈴木鎮一氏に師事、1998年頃から口コミで、ご縁のある所で演奏活動を行っています。又、自己紹介のなかで、牧さんはこの故鈴木鎮一氏と出会ったことにより、人生が変わりました、と語られています。

 「ふれあいの集いも、なかなかふれ合う事が難しい世の中になっていますが、せめて心だけでもふれ合えるようにと、そんな願いを込めて演奏します」と、里の秋、たき火、ふるさと、コスモス、川のながれのように、愛の讃歌、ユーモレスクなど多くの楽曲を演奏していただきました。「出会いとふれあいのコンサート」と言いましょうか、牧美花さんの人生観と重なっているような演奏会でした。

【文と写真:石渡区広報部長 早川球喜】

この様な姿でビックへ買い物に行くとか

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(1

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(2

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(3

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(4

会場の雰囲気を少しでも味わって頂ければ(5

竹内まりやさんの「命の歌」。心に残るメッセージ頂きました。

心に響く、素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

令和2年の石渡区文化祭が行われました

 11月8日(日)、秋晴れのなか石渡区文化祭が、石渡公民館で行われました。

 今年は、新型コロナウイルスによる「新しい生活様式」の中で行われたこともあり、演芸大会及び懇親会が中止となり、大会議室での作品展示会だけとなりました。作品は9時から午後4時まで展示され、60名程の区民の皆さんがご覧になりました。

 また、今年は生花及び写真クラブ、信州大学附属特別支援学校、みかさ幼稚園及び区民の皆さんから17点と、多くの作品が寄せられ展示されました。

【文と写真:石渡区広報部長 早川珠喜】

特別支援学校の生徒さんのきれいなゆうやけだね!あかとんぼなど。

特別支援学校の生徒さんのしっこくの黒い鳥など。

みかさ幼稚園の園児さんのジャックとまめのきの人形など。

みかさ幼稚園の園児さんの絵。いきいきと描かれていました。

生花クラブの皆さんの生け花。

生花クラブの皆さんの生け花。

1年間の写真の中から、色々な思いが込められています。

小山さんのベビー服。色々な生地の服がありました。

平塚さんの折り紙。小さな蟹から大きく複雑な作品まで。

倉澤さんの竹細工。用途に応じ色々な編み方があるようです。

竹内さんのコイン・貨幣。百円紙幣、5百円紙幣、徳仁親王(現天皇陛下)の成婚記念金貨もあるよ。

関さんの絵手紙。実物大の糸瓜の絵に、実物と昨年のたわし状になった糸瓜(へちま)を添えて。日本の文化を感じます。

小林さんのミニバイク。

坂口さんの飛行機や戦艦大和のプラモデル。零式や中島式など色々な戦闘機があるものですね。

蟻田さんの編み物や着物。

増田さんの木彫りの絵。ほおずきが色鮮やかに描かれていました。

藤沢さんのパステル和(なごみ)アート、シャインカーピング。

宮坂さんの籠、エコクラフトで作ったバック。

多くの方が訪れた展示会場。