石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(8月)作品&講評
 「暑さも峠を越え・・・」とされる処暑(823日)を過ぎ、文字通り朝夕はめっきり涼しくなりました。とはいえ、残暑本番はこれからです。
 でも、虫の声や天高くウロコ雲、ススキなどが秋を感じさせてくれます。標高の高い山の上から紅葉が始まります。そして足元の運動公園のケヤキ並木が最も彩りを放つ季節がもうすぐです。                  
 一向に収束をみせない新型コロナですが、自衛策を徹底し頑張っていきましょう。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤利和】

「入道雲と志賀山(いざ志賀山へ)」(志賀高原)=7月29日
コメント: おじさん(爺さん)達と志賀山に登りました。天気に恵まれました。日頃の行いの賜物です。
講評:タイトル通り、夏の代名詞「入道雲」が青空にバランスよく出た瞬間を切り取っています。志賀山は中央奥のピークでしょうか?高原の夏が生き生きと表現されています。ただ、せっかく点景としてあしらった右下の“爺さん”たちは、あまりに端っこ過ぎてギリギリです。もう少し余裕をもたせるとよかったですね。これから目指す山との関連がもっと濃厚に出てきます。
「夏の志賀高原渋池」(志賀高原)
コメント:志賀山に登った帰り道 癒してくれた渋池でした。
講評:高原の池塘に営々と長い時を経て堆積した泥炭の塊と水面が静寂さを語りかけています。癒された気持ちが伝わってきます。小さくて分かりづらいですが、水辺で育まれたトンボが左上の林の上に1匹、いいですねー。

【高山 三良】

「どちらもヒロイン。」(自宅)=8月3日
コメント: 百日紅と百合が競艶、どちらも引きません!
講評:サルスベリのピンク、コオニユリのオレンジ色が鮮やかです。花の色のほか形などにも違いはありますが、それなりにどちらもきれい、すばらしい。その点をお互いに認め合い、同じ場所、同じ時期に共存しているところに悠久の平和というか真理というか・・・。不穏な世の中だけに争いのない幸せみたいなものまで感じさせてくれます。左下から右上へ、右下から左上に交差するように伸びた双方の枝や茎も効果的です。

【竹内 一郎】

「長い間煙にいぶされて真っ黒だよ。」(善光寺)=7月28日
コメント:今回もスマホです。御開帳も終わり今善光寺はどうなっているだろうか?まだ前立本尊の柱は有りました。来た記念に線香を入れる香炉?の上の獅子?の吠える姿が誇らしげに見えました。
講評:香炉の獅子が主題。3カットの作品が寄せられましたが、まず縦位置のカット(1番上)は、空の空間がやや広すぎて、主題を弱めています。獅子が一番大きめのカット(上から2番目)は、ややローアングルで迫っていますが、背景の本堂と重なりごちゃごちゃとした感じ。その点少しひいたカットが本堂との重なりもなく、空のスペースも適度で推奨作品(3番目)。ただし、下の屋根を左右対照に、さらに主題の獅子に目線を誘導するために空を少しだけカットしトリミングしてみました=下写真。

【中島 弘】

「ポツンと一輪」(木島平村稲泉寺)=8月1日
コメント:開花時期は過ぎているだろうと思いながら訪ねてみた。真夏の静寂のなか遅ればせながらマイペースで咲く1輪を撮りました。
講評:大きな葉に囲まれたピンクの蓮の花を左下に、寺を右上に少しだけ入れて、向こうには青空に浮かぶ夏の入道雲。素材を絶妙の配置で組み立て遠近感も巧妙に出ました。どこからか、せみ時雨が聞こえてくるようです。

【早川 球喜】

「鯉の乱舞」(野尻湖)=8月3日
コメント:子供たちが餌らしきものを湖面に播いていたので、何だろうと思って覗いて見たら、鯉が右往左往絡み合うように泳いでいました。野尻湖で鯉を見たのは、初めての体験でした。
講評:餌を奪い合う鯉の群れ。ぱっくりと大きな口を開けた光景、人面に似た鯉はよく素材に採用されます。望遠レンズで切り取っていますが 、やや小さめで、開けた口や白い鯉、口は見えねど背中が競りあがった鯉などを左下から右上に対角線上に並ぶようにしてトリミングしてみました=下写真。

【広澤 一由】

「珍客出現!」(自宅庭)=7月16日
コメント: 突然、庭に蛇が出現!何十年ぶりに蛇とご対面、ニョロニョロと逃げて自転車の奥の物陰に入ってしまったが、数時間後に出てきたところを偶然に撮影できました!希少写真となりました。金運が付くとか?!
講評:自転車の車輪のスポークをくぐり抜け、地面に這うように進む蛇。おそらくシマヘビと思われますが、マムシならスマホでこれだけ近づくと危険でした。自転車だけで、我が家の庭という状況説明は十分ですが、できればさらにローアングルで迫り蛇の目線で撮れるとよかったですね。金運に恵まれること間違いありません。

【宮澤 一成】

「負けないぞ」(飯山市北竜湖)=7月29日
コメント:カヌー教室に来たのでしょうか、先生の「集合」の合図で一斉に漕ぎ始めた子供たち。
講評:6艘のカヌーが一斉に並び、それぞれが漕ぐオールに躍動感が出ました。 配置バランスもよく、背景にある柳の葉が半逆光に映えきれいです。

【吉田 幹男】

「我が家の源平カズラ」(自宅)=7月17日
コメント:今年、源平カズラの花が咲いたので撮りました。七月の例会では、作品にならず八月の発表になりました。名前は、源氏の白旗(ガク)と平家の赤旗(花)から来ています。
講評:養分を蓄えた盛りだくさんの葉にちょこんと花を咲かせたカズラ。史実に因んだ花だけに、咲いた花をレンズに収めた吉田さんの思いが伝わってきます。葉が多くボリューム感があり過ぎ、せっかくの花が小さめなので少し葉を少なめにトリミングしてみました=下写真。

 

 

石渡八幡神社風(かざ)祭りが行われました

 8月23日、石渡神社において恒例の風(夏)まつりが行われました。夕方とばりが降りる頃、神社の石畳の両側にある石灯籠が灯る中、提灯を灯した人々が参道に現われ拝殿に進み、静かに拝殿に入り祭りが執り行われました。まず、氏子総代の高山秀則さん(第2常会)に併せて参列者全員で二拍子二礼一拍子の礼拝を行い、平穏無事、五穀豊穣、区民の皆様の安心・安全の生活を祈願しました。

 続いて、氏子総代の高山秀則さん及び区長の倉澤利和さん(第2常会)からあいさつがありました。例年ですとこの後、お神酒の振る舞いがあるのですが、今年は割愛され、それぞれ帰路につきました。

 風(かざ)まつりは、全国的に行われているお祭りで、台風などで強風が多い立春から数えて二百十日、八朔(八月一日)(旧暦)頃に行いところが多いそうでが、石渡では古から八月二十三日に行っているそうです。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

参列者による提灯行列が公民館を出発

提灯行列が神社に入り、静かに拝殿へ

拝殿で神事が始まる

神殿に向かって、参列者全員による二拍子二礼一拍子の礼拝

倉澤区長が〝区民の皆様の安心、安全な生活を守っていきたい〟と挨拶

神事が滞りなく終わり、それぞれの家路へ

 

 

 

石渡区避難訓練が行われました

 7月31日、盛夏で青空の下、石渡区自主防災会による「避難訓練」が運動公園東側ホクト管理広場を中心に行われました。

 今回は、新しく石渡区朝陽体育館の広場に設置された防災行政無線を使って行われました。朝6時に避難訓練開始のアナウンスで区民の皆さんが、それぞれ避難行動を開始し、避難場所とされた運動公園東側ホクト管理地に自動車、自転車及び徒歩で集まってきました。大半の方々は、自転車及び徒歩でした。避難場所で常会ごとに集合し、常会長及び隣組長の安否確認、人員を把握後、本部へ報告。その後、倉澤利和区長(2常会)のあいさつ、自主防災会の小林正幸幹事長(6常会)の連絡事項があり、解散となりました。この訓練に区民の方が、211名参加しました。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

防災行政無線で「避難訓練」の開始をアナウンス

区民の皆さんが避難する様子

避難場所で安否確認、人員を把握後、本部に報告