石渡写真クラブ例会(1月)作品

石渡写真クラブ月例会(1月)作品
 新年初の例会は、コロナ禍でのWeb方式から久しぶりに顔を合わせての会となりました。感染回避とともに時間も短縮して実施しました。
 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉池 安雄】「春を待つ」(長野運動公園)
講評:まだら模様の雪、葉が落ちた木々・・・。色彩に乏しい殺風景な運動公園のサブトラック脇の冬枯れの築山の様子。今はじっと耐え、やがて芝や木が芽吹き自然も人も華やぐ春を待ちわびる作者の心情が伝わってきます。

【宮澤 一成】「北からの勇者」(犀川白鳥湖・安曇野市)
コメント:越冬のため、約4000kmも離れた東シベリアからやって来た白鳥たち、大きく翼を広げる姿は、全く疲れを感じさせない、たくましさを感じました。野鳥の撮影は、初めてで大変でした。
講評:渡来地としては新潟の瓢湖が有名ですが、今年は例年にない大雪で県内のここ白鳥湖と明科の御宝田の池には昨年より多くのコハクチョウがやってきているとか。くちばしが黒く、昨年産まれた幼鳥。1羽ですが、画面の中央に配置した日の丸構図で安定感があり、羽を広げた瞬間を捉えて躍動感も出ました。今度は、着水、離陸、飛翔に挑戦ですね。多くの作品が排出していますので、ネットや本などで参考にしてみてください。

【広澤 一由】「コロナの終息を願って!」(石渡区どんど焼き会場)コメント:燃え盛る炎に祈りを込めて、コロナの早期終息をも願ったどんど焼き。
講評: 燃え上がるやぐらを2基、うまく入れました。背景に住宅街や集まった人々なども入れにぎやかにまとまった画面となりました。燃え始めの、一番勢いよく燃え上がる瞬間を捉えています。

【早川 珠喜】「残り火」(長野運動公園東側空き地)
コメント:1月11日、石渡区のどんど焼きが行われました。恒例の行事ですが、正月飾った門松、しめ縄などを燃やしたどんど焼きの残り火で焼いた餅などを食べると、1年無病息災と言われます。集まった皆さん思い思いの方法で焼き、餅をほうばっておりました。その頃、陽は西に傾き冬の短い1日が暮れようとしていました。
講評:広澤作品からやや時間が経過。ぼつぼつ、お餅を焼く人々が周りに集まり始めたところです。画面全体を暗っぽい色調に落とし、背景の木立ちに落日の太陽を入れ、冬の短日の夕暮れを印象的に表現しています。

【中島 弘】「厳寒の先に」(長野市千曲川)
コメント:厳しい冬の先に花をつける春がくる時を待つ野ばらの姿にコロナ禍のなかの現状を重ねてみた。
講評:狙いが明確に読み取れる作品です。厳冬の早朝、川霧が張り付いたバラの葉を主題に、うまく逆光を使い浮き立たせ、レンズの絞りを開放値近くに開け河原の光景をぼかして背景に。空気感たっぷりの詩情あふれる一枚となりました。

【眼を肥やそう】
何を撮ろうか?「この時季、この場所に。この時間帯に行けば・・・」。作品を創るには、中島さんの作品のように、ある程度自分で頭の中に完成した写真(画面)のイメージを描いて撮影に臨むことが求められます。写真のイメージ作りには、日ごろからできるだけ多くの作品を見て参考にすること。最初は真似でいいです。素材や場所、構図、アングル、光の使い方、レンズ、仕上げ方、タイトルなど学ぶことはいっぱいあります。眼を肥やすことが大切です。さまざまなグループや写真家の展示会が多く開催されていますので、足を運んでみましょう。

【高山 三良】「仲良し」(自宅)
コメント:自宅にエサ台を作りました。2日後、メジロのつがいが来てくれました。いつも一緒、仲良し。
講評:目論見通りに餌台にやってきたメジロ。しかもつがいと思われる2羽。餌をついばむ、警戒などの生態を組みで表現しました。ナンテンの赤い実も効果的です。
 かつて県展の組み写真の部で、スズメの群れが餌台にやってきて、餌をめぐる争奪戦の百態を組み写真にまとめた作品が上位に選ばれたことがありました。サービスサイズ程度の大きさのカットをべたべたと並べただけのものでしたが、それぞれが面白く見応えがありました。時には、自作で被写体を創り出すことも写真の楽しみの一つですね。例えば、鳥がやって来る実のなる木を狙いやすい場所に植えるとか、チョウなら、それぞれお目当ての食草の植物を植えるとか。

【倉沢 利和】「今年もいただきます。(ふきみそ、天ぷらにして)」(自宅庭先)
コメント:毎年自宅庭松の木の下にふきのとうが出ています。昨年は早々12月に天ぷらにしていただきました。今年はいつ頃ふきみそにして食べることができますか?
講評: 庭先の一角で、地べたに張り付いたフキの枯れ葉。脇から、今年もしっかりと芽を出したフキノトウ。画面下には雪も垣間見え冬の寒さの中、生命力を感じさせてくれます。やや画角が広範囲なので、もう少し葉と芽をアップにすると力強さが出てきます。

 

 

どんど焼きが行われました

 1月11日の成人の日に、青空の下、正月恒例のどんど焼きが長野運動公園陸上競技場東側広場で行われました。

 今年は、新型コロナ禍で正月に飾ったしめ縄は、前年のように児童が各家庭を廻ることなく、各ごみ集積場所に専用の箱を用意し、育成会役員の方々が回収に廻りました。

 午前に広場では、氏子役員、公民館役員及び育成会役員の方々がどんど焼きの柱を立て、ダルマを繋いだり、回収、持ち込まれた門松、しめ縄などを中に入れて2基のやぐらが完成しました。

 午後3時から点火に先立ち、参加された方々が氏子総代に倣い、石渡神社に向かって2拝2拍1拝の神事を行い、その後、区長、氏子総代、公民館長及び育成会長が2基のやぐらに火入をしました。間もなく炎は青空に吸い込まれるように、2基のやぐらは勢い良く燃えあがりました。

 下火になると広場に集まった方々が、思い思いの方法で餅や団子を焼き始め、頬張っておりました。正月に飾った門松、しめ縄やお札を燃やした残り火で餅や団子などを焼いて食べると無病息災などの願いが叶うと言われています。新型コロナウイルスが早く終息しますように…。

 【文と写真:区広報部長 早川球喜】

ごみ集積場所の指定された箱に出されたしめ縄など。

午前中につくられたどんど焼き用のやぐら2基が完成。

午後、青空から冬の陽が射しておりました。

お神酒でやぐらを清める氏子総代の藤巻弘幸さん(7常会)

石渡神社に向かって、2礼2拍子1礼。

区長、氏子総代、公民館長及び育成会長による火入れ。

炎に包まれ、火の勢いを増したやぐら。

下火となり煙が立ち込め、その中に冬の陽が微かに見えました。

残り火で思い思いの方法で、餅を焼く方々。

まだ燃えているよ。ちょっと餅を動かして見ようか。

煙くても何のその。

 

 

 

 

 

令和2年度石渡区「役定め総会」を開催

 令和3年1月1日、役定め総会が石渡公民館で開催されました。総会では、11時から令和3年度の役員選挙が、新型コロナの感染防止からソーシャルディスタンスを確保しつつ、区民の皆さんの投票が順次行われました。

 11時30分に投票締切、各常会長による開票・集計事務の間、横田区長から「昨年は、お祭りや春季レクをはじめ多くの事業・行事の中止を余儀なくされ、役員さんが大変ご苦労された1年でした。今年も昨年以上に新型コロナ闘いになるかも知れないスタートになりますが、区民の皆様のお力をいただき乗り切りたい」と挨拶があり、続いて区長経験者代表の飯島さんの発声で、一本締めがありました。

 続いて、松永連合常会長から開票、集計が終了した旨と選挙結果の報告があり、令和3年度役員として、区長に高山三良(2常会)さん、副区長に倉澤利和(2常会)さん、区会計峰村晃(4常会)さん、氏子総代に田中実(1常会)さん、氏子代理に高山秀則(2常会)さん、公民館長に吉野正年(7常会)さん、副公民館長に徳武美喜男(2常会)さんが当選されました。

 その後、当選されました新役員の紹介とあいさつがあり、最後に恒例の新旧役員によるダルマの目入れがあり、閉会となりました。新型コロナ禍の終息が見えない中、今年も厳しい1年になると思いますが、石渡区の行政・かじ取りをよろしくお願いします。

 なお、総会の後に開催されていました恒例の新年会が、今年は中止となりました。

【文と写真:区広報部長 早川球喜】

ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ちながら投票する区民の皆さん

役定め総会の会場風景

開票作業を進める常会長の皆さん

1本締め前に過去の選挙など話される飯島元区長。面白い話を聞 くことができました

選挙の開票報告をする松永連合常会長さん

新役員に選出された皆さん

昨年のダルマに目入れをする旧役員の皆さん

今年のダルマに目入れをする選出された新役員の皆さん

 

大雪の中、石渡八幡神社で越年祭と元旦祭が行われました

 石渡八幡神社で昨年の大晦日の夜、越年祭が行われました。激しく降る雪の中での二年参りになりました。午前零時近くになると境内には約30人の行列ができました。氏子さんによりますと、例年の三分の一から四分の一の数とか。大雪と新型コロナウイルス感染の心配から減ったのではないかとの見方でした。

 コロナの感染防止のため、例年振る舞われるお神酒や甘酒は中止になり、ミカンも手渡しではなく、自分で箱から取り出すようにしていました。参拝者は厳粛な表情で健康や平和を祈願したあと、互いににこやかに新年のあいさつを交わしていました。

 元日の午前7時からは、同じ石渡八幡神社拝殿で元旦祭が行われました。藤巻弘幸氏子総代や横田一雄区長ら10人の役員が出席。倉澤宮司が石渡区や区民の安全や健康を祈願しました。最後に横田区長が「コロナが早く終息して安心して区民が生活できるように祈ります」とあいさつしました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

大雪の中、午前零時の年明けを待つ参拝者のみなさん。雪とコロナ感染の心配からか、例年よりだいぶ少ないようでした

コロナ感染が拡大しているためか、いつも以上に熱心に参拝する姿が見られました

今年はお神酒や甘酒などの振る舞いは中止になりました。それでも参拝者のみなさんは「今年もよろしく」などのあいさつを元気に交わしていました

両親のアドバイスでお賽銭をあげるお子さん。家族そろってお祈りする姿が印象的でした

【元旦祭】

氏子さんらが見守る中、倉澤宮司が区の安全や区民の健康を祈願しました

倉澤宮司が読み上げる祝詞を真剣に聴く石渡区役員のみなさん

参加者を代表して玉ぐしを奉じる氏子総代の藤巻弘幸さん

あいさつする横田一雄区長。コロナが終息して穏やかな年になってほしいと話しました

倉澤宮司を中心に、無事に儀式が終わってホッとする役員のみなさんです