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分かっちゃいるけど…

分かっちゃいるけど…

 毎週月曜日に石渡公民館で開いている「はつらつ運動講座」に通っています。といってもまだ始まったばかり。いまは、市の介護保険課から講師が派遣されて指導していますが、やがて受講者同士で講座を運営していくことになっています。目的は健康寿命を延ばすこと。2025年問題というのがあります。後期高齢者が急増して医療制度や介護保険制度が立ちいかなくなるというのです。だからいまのうちに老化防止、認知症防止のための運動を…ということらしい。

 受講者は60代や70代がほとんど。毎回2~30人が約2時間、筋トレやストレッチ体操のほか、膝痛や腰痛予防体操などを行っています。あっ、それから認知症予防の脳トレも。自宅でやる筋トレやストレッチ体操のイラストをもらい、毎日やるように言われました。

 さっそく冷蔵庫の扉にイラストを張って、食事をつくる合間にやってみました。全部やってみるとけっこう疲れます。全部はとても無理。で、初心者用の5種類の運動をやり始めました。何日かは続けましたがいつのまにか得意のサボリ病が…。続けなければと、分かっちゃいるけどそれができません。そういうのってたくさんありありますよね。たとえば健康に悪いと知っていて40年も喫煙を続けたこと、血糖値によくないと知っていても毎晩風呂上りにアイスを食べること、等々。

 人間、長く生きていると言い訳ばかりうまくなるようです。でも残りの人生を病気がちで過ごしたくありません。家庭菜園やバイク、旅行などを楽しみたい。病気になって家族や世の中に迷惑をかけたくもありません。いま、真剣にやろうという気持ちが湧いています。今日からやるぞ。あっ、今日は体調がよくないから明日からにしよう。ぜったい続けるぞと胸の中で叫んでいます。

【石渡区長:水越渉】

朝陽地区親善球技大会開催

  成人野球とペタンクで優勝!!

 今年49回を迎えた朝陽地区親善球技大会は8月20日、長野東高校や朝陽小学校などで、成人野球、女子バレーボール、ペタンクなど7種目が行われました。

 成人野球は1回戦が不戦勝、準決勝は桜新町に6-5で勝ち、決勝では南屋島に1-0で勝って優勝、昨年の準優勝の雪辱を期しました。

 女子バレーボールは予選で北長池と対戦、大接戦の末セットカウント2-1で勝利しました。続く第2試合では北屋島に0-2で敗れて1勝1敗になり、セット率で決勝進出はなりませんでした。

 ペタンクは、石渡Aが予選を通過して決勝トーナメントに進出、接戦の末、見事優勝しました。3年ぶりの優勝とのことです。石渡Bは予選通過できませんでした。

 ゲートボールは3位でした。個人戦のグラウンドゴルフは残念ながら3位以内に入れませんでした。

 高学年ドッジボールは、石渡Aが予選を突破して決勝トーナメントに進出しましたが1回戦で惜しくも敗退しました。石渡Bは予選を通過できませんでした。あと一息でした。

 低学年ドッジボールは、石渡Cは予選を通過できず、石渡Dは決勝トーナメントに進出しましたが、1回戦で惜敗しました。

 試合終了後は選手や役員が石渡公民館に集まり慰労会を開き、優勝を祝ったり来年の活躍を誓うなど気勢をあげました。

「優勝するぞ!」。試合前、気合いを入れる成人野球の石渡チーム。宣言通り、見事優勝しました

石渡公民館で開いた慰労会で、優勝カップを掲げて祝う成人野球のメンバー。「来年も優勝するぞ」と笑顔いっぱいでした

「さあー、ガンバロー」と気合十分の石渡チーム。硬さなんかぜんぜんありません

激しいラリー戦を制して喜ぶ石渡チームの選手たち

優勝した石渡Aチーム。中央は投球する宮本愛子さん。左は長谷川剛二さん、右は井口進さん

ペタンクで優勝した選手を囲んで祝う仲間たち。「来年も連覇だ」と激励していました

試合が終了。どっちが勝ったかと、真剣な表情で判定を見守る石渡Bチームの選手たち

石渡ドッジボールチームの世話をした育成会の役員のみなさん。お疲れさまでした。「おれも写りたい」と公民館役員の男性2人が割り込んできました

グラウンドゴルフに出場した選手たち。今年は残念、来年こそと話していました

【文と写真:石渡区長 水越渉】

8人の区長

 朝陽地区には石渡区をはじめ8つの区があり、それぞれの区から区長選出され、区長会をつくっています。月1回程度会議を開き、主に市の行政などについて話し合っています。例年、個性的な区長が見受けられるとのことですが、周囲の評判によると、今年は特に個性的な区長が多く、またとても仲がいいとのことです。私を除く7人の区長の“個性ぶり”を紹介します。

 区長会の会長が北堀区長の千野登さん。とにかくバイタリティーにあふれ、指導力は抜群。「なにを食べるとあんなに元気なのか」と思うほどです。意外に気配りもあるから人間って面白い。対照的なのが副会長の志村正秀さん。桜新町区の区長です。穏やかで物静か。声を荒げたシーンを見たことがありません。

 南屋島の区長は本藤富士人さん。痩身でひょうひょうとしながら時に鋭い一言を放ちます。私は内心「眠狂四朗」と呼んでいます。家庭菜園で知り合った私の師匠でもあります。北屋島区の区長さんは山口茂實さんです。うまく言えませんが面倒見がよく、スルメのようにとても味のある男です。私と同い年で気が合います。北長池区長は渡辺登さん。スピーチの時、髪を振り乱し手を振り回す動作が芸術的です。そのユーモアのある話術は私たちをなごませてくれます。北尾張部の区長は赤沼静男さん。名前の通り物静かですが、メカに強く特にパソコンに全く弱い私の質問に嫌がらず教えてくれるナイスガイです。最後は南堀区長の白井千尋さん。品格ある県庁の元幹部職員でチョー博学。社会福祉法人の理事長も務めており、区長会のジェントルマンといえます。

 この7人に共通しているのが、酒に強いということ。私は全然だめなので酒席ではいつも孤独。ではありません。みなさん、私に何かと気を使っていただき、最近では飲み会でのおしゃべりが楽しみになっています。何人かとは生涯付き合う予感がしています。そんな人たちに巡り合え、区長になってよかったと思うこのごろです(ほんの少しですが)。

【石渡区長:水越渉】

339人が参加して自主防災訓練を実施

 石渡区の29年度自主防災訓練が8月6日の日曜日、朝陽体育館で行われました。午前6時、区長から大地震が発生したという想定の一斉メールが送信され、さらに電話で連絡網を利用しての情報伝達訓練が行われました。

 各常会の人たちは、あらかじめ決めてあった指定集合場所に集まり、誘導責任者の指示に従って朝陽体育館に集合しました。各常会長は常会ごとにきびきびと参加人数を報告、集計結果として訓練参加者数は399人との報告がありました。

 参加者は2班に分かれ、AEDの使い方や、太い竹竿2本に毛布を巻きつけた簡易担架の作り方、テントの中に煙を充満させて中をくぐり、煙の怖さを知るスモーク訓練、消火器の使い方を習いました。指導には長野市消防局東部分署の6人や朝陽分団第4班の石渡班4人があたりました。スモークの体験をした笠原千代子さんは「本当に何も見えず怖かった。実際にはパニックになるのでは」との感想でした。

 最後に講評として、東部分署の青柳係長は「みなさん積極的でした。知っていることとやれることとは違う。このような訓練ではぜひ実際にやってほしい」と話していました。


午前6時地震発生。常会単位で避難(5常会)


避難所に集まり、常会ごとに点呼


毛布を使った簡易担架を作る訓練


AEDの使い方を学ぶ


人工呼吸をみんなで体験


炊き出しの訓練。水とともに参加者に配布

「火事だ!」大声で周りに知らせて、放水

テント内に充満する煙を体験

【文:石渡区長水越渉 写真:HPスッタフ 増田今雄】

夏の防犯パトロールが行われれました

 7月28日夜、石渡区の夏季防犯パトロールが区全域で行われました。夏は暑さで気が緩みがちになり、車や自転車の鍵のかけ忘れが多くなったり、路上駐車も増えるなど、防犯上やマナーの面からも注意を喚起しようと毎年行っています。

 この夜は区の役員や常会長、防犯女性部員、少年育成委員ら18人が参加、大豆島交番からも2人の警察官が加わり、4つの班に分かれて区内をパトロールしました。この結果、朝陽体育館の庭に放置されたと思われるバイクと軽トラックが見つかり、また防犯灯の必要性が指摘されました。

 警察官からは①窓ガラスを割って侵入する空き巣が目立つ②夜間、体育館に駐車してある利用者の車の車上荒らしがある。車内に貴重品は置かないで③北堀で変質者が目撃されている。注意を―などが報告されました。

【文と写真:石渡区長 水越渉】

気になる光景

 先日、「地域と学校との連携懇談会」が開かれ出席しました。 参加したのは、朝陽地区とその周辺の8つの小学校や中学校、高校の校長や教頭、生徒指導の教師などで、地域からは住民自治協議会や各学校のPTAの役員などです。校長や生徒指導担当が、生徒の様子や学校が取り組んでいる課題などを報告しました。

 たとえば地域の関心の高い「いじめ」について、いじめ調査を年3回行っているが問題はないなどが報告され、生徒の様子については、服装の乱れもなく、各学年、学級はよくまとまり、前向きに仲間とのかかわり合いに取り組んでいるなど、ほとんどの学校から問題ないとの報告が出されました。

 「ほんとかな?」なんて聞いていると、ある光景が浮かんできました。7月初旬に行われた中学校の授業参観です。1時間の間に自由に各教室を回って見学していいとのことで、3つのクラスを回りました。驚いたことに、どの教室でも1人、もしくは2人の生徒が机に伏せて寝ています。ところがどの先生も注意もせず淡々と授業を進めています。中学生だった昔、居眠りしていると忍び寄ってきた先生に頭を殴られた経験がある私にとって違和感のある光景でした。

 なぜ叱らないのか。先生の気持ちを“忖度(そんたく)”してみました。「注意したり叱ったりすると教室が騒ぎになって授業が滞る。それならそっとしておいた方が他の大多数の生徒のためになる」。こんな心理なのかも知れません。それって事なかれ主義というのでは。連携懇談会での各学校の「特に問題はない」との報告も同じように事なかれ主義が背景にあるのではと感じました。でも、それはたぶん私の邪推なのでしょう。どの学校のどの先生も、真剣に生徒に向き合って日々努力されていると信じていますので…。

【石渡区長:水越渉】

石渡区ボウリング大会開催

石渡区ボウリング大会、開催
                 ―61人が“熱投”

 石渡公民館主催のボウリング大会が7月23日(日)、スポルトピカデリーボウルで行われました。児童から70代のお年寄りまで61人が参加、真剣に、そしてワイワイおしゃべりしながら「玉ころがし」を楽しみました。

 試合は2ゲームの得点合計を競う方式です。小学生や女性、65歳以上のお年寄りにはそれぞれプラスハンディが付けられ、“弱者?”に優しい主催者の配慮がうかがえました。

小学生からお年寄りまで61人が参加した石渡区のボウリング大会。参加者は優勝目指して真剣に、楽しくゲームに取り組みました

今回、ハンディをもらったとはいえ、女性の活躍が目立ちました

後列3人の成人男女が上位3人。中央が優勝した山門幸夫さん、左が2位の石坂袈裟美さん、右端が3位の山門茂子さん。2人の山門さんはご夫婦です

 上位30位までのお名前と得点を掲載します(敬称は略させていただきました)。

順位 氏  名 スコア 順位 氏  名 スコア
山門幸夫 353点 16  小林正幸  261点
石坂袈裟美 340点 17  宮崎海成  261点
山門茂子 334点 18  徳武信子  259点
武田徳雄 332点 19  倉澤良貞  258点
水越渉 320点 20  大日方清  258点
望月邦章 305点 21  高野淳一  257点
倉澤利和 289点 22  大城勝信  256点
篠原好明 286点 23  佐藤大起  255点
黒崎啓一 279点 24  小川夏樹  254点
10 西澤幸子 275点 25  西澤俊之  254点
11 和田玲子 274点 26  高橋廣貴  253点
12 横田一雄 272点 27  望月めぐみ  253点
13 池田清枝 272点 28  中川務  252点
14 小林彩菜 271点 29  須田正志  249点
15 笠原吉子 267点 30  宮崎忠  247点

  【文と写真:石渡区長 水越渉】

平成29年7月月例会作品

<五十音順に掲載>講評は石渡写真クラブ:増田今雄講師

作品の下に、「タイトル」、<撮影場所>、(講評)の順に掲載

1.池田 治雄 (1点・組み写真)

「楽しみにしていた蓮の花が咲いた」 <善光寺大勧進の放生池> ハスをテーマに季節を追って撮影、3枚で組みました。枯れた茎が立ち並ぶ秋から冬、芽が出て葉が水面に浮かび始めた春、そして茎が伸び花が咲いた初夏と、組み写真を前提に主題を同じ位置から撮影した労作。組み写真の組み方はさまざまなバリエーションが無数にあります。効果的な並べ方を考えましょう。

2.笠原 美敬 (3点)                              「アジサイの共演」 <自宅庭> 
青色、空色、黄色の3色が肩を並べるように咲いたアジサイの様子を捉えました。ブルー系が2つでやや同系色なのが惜しいです。

「寂しく咲くアルストロメリア」 <自宅庭>  
葉っぱばかりが茂り、花がやや寂しいなと感じた通りに表現できました。よく見ると、花の下方から右下に散った花びらもあり、情感を助長しています。

「最後の力を振り絞るアッツ桜」 <自宅庭> 
にぎやかに咲いた花も終わりを迎え、「最後の力を・・・」とタイトルにもあるように自分の感じたものを素直に表現しています。きれいで、にぎやかな花ばかりが花ではなく、こんな時期もあるとの気付きがいいですね。もっとクローズアップして「げんなり」した感じが出るといいです。  

3.萱津 信子 (1点・組み写真)

「赤い宝石」 <中野市 さくらんぼ園> 
例会で出された3枚。池田さんと同じにサクランボを素材に3枚組みでまとめてみましょう。組む場合は、文章でよく言われる「起承転結」と同じです。アングルやレンズ、遠近、時間や季節差などを効果的に並べる表現手法です。気を付けたいのは、組んだものの伝えたい意味や効果がなくなってしまい、逆に組んだうちの一枚だけの方が力強いということがままあります。なぜ、複数(組み写真)にするのか、よく考えて取り組みましょう。

4.髙山 三良 (2点、内1点は組み写真)                              「田植え済んで」 <南堀地区>
調整区域でしょうか、住宅街に隣接した水田に苗が並ぶ。石渡地区でもそうだったように、市街地ではどんどん姿を消してゆき、やがて見られなくなり、貴重な歴史を刻んだひとコマになるかも知れません。さりげない風景でもシャッターを押し、記録に残し、大切に保存しましょう。場所と撮影年月日を忘れずに。畔の斜めのラインが流動感を演出、遠くの飯縄山も遠近感を出しています。

「梅雨に咲く」  <石渡各地>  
うっとうしい梅雨を吹き飛ばすようなカラフルな作品。同列に配置し、色、花の大小などをバランスよくまとめています。組み方はいろいろあります。先に述べたように一番印象的な花を思い切って大きくし、後は中、小とする。とか、「大きく」する場合でも縦長の通し、あるいは横長の通しとか・・・。自分の思いのまま自由に表現できる面白さがあります。想像力を膨らませ、オリジナルな組み写真に挑戦してみましょう。

5.中島 弘 (2点)                               「え!なに」 <長野市千曲川> 
セグロセキレイをいい場所で、いい瞬間で捉えています。振り返る様を擬人化しタイトルにも反映していて、主題が明確に伝わってきます。人工的な石組みも雪景色を連想、左の扇状、手前の斜めの植物も前後でぼけ効果を演出し、雰囲気を盛りたてています。

「雨飾山から」 <小谷村 雨飾山>
山頂付近の残雪を手前に、北アルプス北部の連山の遠景でスケールが出ました。やや右下がりのような気がしますが、北ア連山をほぼ水平に矯正すると、手前の雪が右から左に下降し、安定感が出たと思います。

6.早川 球喜 (2点)

「梅雨晴れの休日に遊ぶ」 <飯山市北竜湖>
北竜湖で殺風景な湖面にボートでしょうか、人物が乗った二隻を入れてアクセントを付加しました。下にある雑草が中途半端なので、もっと入れ込むか、逆に全部削ってください。上の松の枝も“おしゃれ”的な入れ方でいいですが、やや重い感じがします。

「山寺に咲く紫陽花」 <長野市若穂綿内蓮台寺>
前回の鐘楼の別アングルですが、アジサイの花をさりげなくあしらい、逆光をうまく生かし木々の葉が透けて見え際立ちました。六地蔵もポイントして浮かび上がりました。左の樹木の幹が中途半端で、もっと入れた方が安定感が出ます。

7.広沢 一由 (2点)                              「ドレスアップ奇麗でしょ!」 <石渡コインランドリー前歩道花壇>中央の園芸種の花3本。ドレスをまとったご婦人として見立て擬人化したセンスがいいですね。それだけでは単調なので、右にさりげなく花の終わった実だけの「ナガミヒナゲシ」(ポピーのようなオレンジ色の花の外来植物)を入れバランスを取ったところもいいです。

「梅雨の晴れ間に」 <自宅庭>
 近年、北信でも普通に見られ珍しくなくなった南方系のチュウ「ツマグロヒョウモン」の雌。自然界の動物を、椅子でしょうか人工的なオブジェとのコラボしたところが、都会的なあかぬけた作品になりました。

8.吉池 安雄 (2点)                              

「雲にいざなわれて」  <エムウエーブ>                 「雲」撮り名人の吉池さんならではの作品。主題の雲にエムウエーブをひっかけて撮影していますが、適度に空にばらけた雲の間隔がいいです。そして、左上の太陽を感じさせる明るい雲と、ほぼ対角線上にあるエムウエーブの銀屋根が光ったところがポイントになっています。

   「夏山」  <野沢温泉スキー場>
 ゲレンデの斜面、千曲川沿いの信越トレイルの峰々が折り重なるように続き、はるか向こうには妙高山も小さく顔を出しています。雄大な光景に仕上がりました。わらび採りの人たちが点景でいるとさらにスケール感が出たと思います。上部の雲の空間はこんなにいらないので、半分くらいカット。

以上 UP担当:広沢 一由

 

料理教室

 朝陽公民館で毎月1回開いている「男性のための料理教室」に通って今年で4年目になります。生徒は6、70代のおじさん(おじいさん?)が中心。腕前はまぁ、みなさんドングリの背比べ。包丁より口を動かしている方が多い。だから楽しい。

 きっかけは私が定年になり、家にいることが多くなったことです。妻はパート勤務で帰宅は午後6時半過ぎ。ということで必然的に夕食担当が私に。しかしリンゴの皮もうまくむけません。ということで料理を習うことになったわけです。

 何よりも先生が楽しい。竹を割ったようなさっぱりした性格で親近感があり、初歩的な質問にも丁寧に答えてくれます。さらにレシピが大変ありがたい。おかず2品とデザート1品がふつうですが、いずれもその日の夕食に使えそうな簡単でおいしい料理ばかりです。あらためて感じているのは、料理は作ることも大変ですが、何を作るか考えることの方が大変で、しかもそれが毎日のことなのだから…。そんなことを妻に話すと「私は40年もやってきたの。今頃気付いたの」と偉そうに話します。ハイハイその通りですよ、奥様。

 最近、腕試しに別の料理教室に参加しましたが女性ばかり。腕の差は歴然で、しかも初対面だから何を話していいのかまごつくばかり。結局黙々と食器洗いでした。いろいろな分野で男女共同参画が必要だということには反対しません。でも、料理教室に限っては男ばかりの方がとても気楽で楽しいと断言できます。次回が早く来ないか、首を伸ばしている今日、このごろです。

【石渡区長:水越渉】