猛暑の中、石渡区自主防災訓練が実施

令和8年度 石渡区自主防災訓練が行われました
 猛暑が続く2日(日)、石渡区の自主防災訓練が朝陽体育館で行われました。午前8時、防災無線で地震(水害)が発生との想定で訓練が開始、区民は各自で体育館に集合しました。
 会場入り口では、訓練の資料と熱中症予防の塩分チャージタブレットを配布、常会ごとに並び点呼、114人(役員を除く)の区民が参加しました。館内は訓練が始まった8時半過ぎには約29℃(長野気象台)と真夏日一歩手前。大型の扇風機数台がフル回転、「こまめな水分補給を」と熱中症対策が呼び掛けられる中、開始に先駆け、先月28日に九州熊本を襲った「熊本地震」の被災に向け全員で黙祷しました。大津雅之自主防災会会長(区長)が「(災害は)いつ、どこで起こってもおかしくない。隣近所で助け合う共助が大切」とあいさつ。緊張と暑さと闘いながらの訓練が始まりました。

続々と集まる区民ら。防災講話や心肺蘇生法など18頁の資料、熱中症対策の塩分入りのタブレットが配布
各常会長は参加人数と防災無線の聞こえ状態アンケートを本部に報告
開始前、起こったばかりの熊本地震の被災に向け全員で黙祷
「災害はいつ、どこで起きてもおかしくない」。大津自主防災会会長(区長)があいさつし訓練がスタート

【第一部】防災無線訓練と防災講話 
 午前8時の災害発生を知らせた防災無線。参加者全員から聞き取ったアンケート結果は「聞きやすかった」33%、「聞きづらかった」32%、「聞こえなかった」46%でした。
 防災講話はこれまでの自主防災訓練では初の試み。令和6年元旦に石川県能登半島を襲った地震で3月まで義捐物資の集積や、珠洲市に赴き支援活動をした日本防災士会長野県支部監事飯沼範子さんが講師。実際に体験した現地の様子や避難所の様子などを撮影した写真をプロジェクターに映し出し、臨場感あふれる講話に区民らは熱心に聞き入っていました。後半、マイ・タイムラインや避難所開設の訓練ガイド、避難者の対応、ペット同行避難などいくつかのヒントを提示、「自分たちの地域は自分たちで守る」自主防災の意義を強調し講話を締めくくりました。
 会場には、講演で紹介した写真パネルや簡易トイレの展示もあり区民の関心を集めていました。

能登半島地震の様子を映し出して講話が進められました
講話する飯沼範子防災士(左)。熱心に聴講する区民ら(右)

会場には防災講話で投影された写真パネルや簡易トイレが展示。区民の関心を集めていました

【第二部】心肺蘇生法・AED使用の緊急救命訓練
 心肺が停止した人を目の前に、救急車が到着するまでの手順を長野市消防局鶴賀消防署東部分署の署員が説明。区民は2班に分かれ、マネキンで具体的に心臓マッサージの方法やAED装置の使い方を実演、この後、区民有志数組が実体験に汗を流しました。

会場は熱気を通り越した「暑気」?大きな扇風機がぶんぶんうなる
心臓マッサージ、AED(自動体外式除細動器)の実演をする区民ら。汗びっしょり‼

【第三部】非常食試食訓練
 参加者全員に、水(湯)を注ぐと出来上がる長期保存食アルファ米と災害用備蓄飲料水が配布。その場で作り方を実演すると、中にはその場で早速アルファ米の袋を開封、水を注ぐ区民の姿も。最後に、竹内一郎元区長と西脇かおる顧問があらかじめ水を注いで食べごろにしたご飯を試食、「おいしいです」。

水(湯)を入れるだけで食べられるアルファ米と災害用備蓄飲料水を区民らに配布(右)                     配布のアルファ米は「きのこごはん」と「赤飯」2種で賞味期限は2031年10月。アルミ缶入りの災害備蓄飲料水は兵庫県福崎町産の水で490ml。品質保証期間は10年
「中の乾燥剤(脱酸素剤)は取り除き、水を注いで・・・」。非常食ご飯の作り方を実演
実演を聞きながら早速水を注いで非常食ご飯の準備をする区民も
あらかじめ作った非常食ご飯を試食する竹内一郎元区長(左)、西脇かおる顧問(右)。「おいしいです!」 

 熊本地震直後の緊張と文字通りの暑さと闘った防災訓練。区民は日ごろからの備えの大切さをあらためて認識しました。大津区長は「今日の訓練をお家に持ち帰って是非、内容など話をしてください。(災害は)いつ、どこでも起こります。今後も毎年積み重ねていきたい)」と締めくくりおよそ2時間の訓練は無事終わりました。
 参加した区民の皆さま、主催関係各位の皆さま、暑い中お疲れさまでした。
              (石渡つうしん記者  増田今雄)