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石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(1月)作品&講評

 年の瀬からお正月と暖冬傾向の中穏やかな日が続き、節分、立春を迎え「もうすぐ春ですね」。と安閑としていたら、ドカッと久々の大雪にびっくり。しかし、翌日は雪晴れの天気で雪も一気に解け、「やっぱり暖冬か」。
 今月は、そんな暖冬の中の年末年始、どんど焼きなど暖かな作品が目立ちました。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【倉澤 利和】

「頑張る(熱い)」(運動公園東側(ホクト)駐車場)=1月8日
コメント:毎年恒例のどんど焼きが行われました。燃え盛る火の中、無事に願いを聞いて目を入れてもらいましたので熱くてもこらえます。今年でこの場所での開催は最後になるとの事、伝統文化がうすれていく中、場所を確保して頂き行事が続く様願います。
講評:1年の無病息災を一身に背負い護ってきた役目を終え、今は静かに身を滅するダルマ。ご苦労様でした。でも、最後とはいえ熱いね。そんな思いを込めてシャッターを押した作者の思いが画面から伝わってきます。

【高山 三良】

「仲良しR6」(自宅)=1月8日
コメント:今年も来てくれました。最初は一羽、翌日二羽で。ヒヨドリ、オナガの留守を狙って忙しい食事です。
講評:兄弟か夫婦か分かりませんが、中むつまじい雰囲気が感じられます。主題のメジロや周辺のナンテンの実や葉が斜光に映え、背景のぼけもいいです。
「直立不動」(運動公園駐車場)=1月8日
コメント:今冬初めての降雪がどんど焼きの日。積雪20cm。東を向く男たちがいた。
講評:突然の雪に見舞われた中、恒例のどんど焼き。組み立てられたやぐらを燃やし、残り火でお餅や繭玉などを焼き食べるだけの行事ですが、毎年同じことの繰り返しで被写体としては難しい素材です。粛々と行う一連の動きは代わり映えがしません。その中で何を感じ、何を、どうやって表現するか、写真を見てもらう人に何を訴えるか・・・。難しいだけに、そこが腕の見せ所ですね。その点、燃え盛るやぐらの向こうに人間が横並びに立つ様子に何かを感じた。その“何か”がよく分かる一枚になったと思います。

【竹内 一郎】

「参道のクリスマス」(善光寺)=昨年12月24日
コメント:善光寺は無宗派の寺院です。参道入り口のクリスマスイルミネーションの中、善光寺でお参りする人でごったがえしていました。
講評:結界された神聖な善光寺と娑婆の世界との境。西洋のキリストの生誕を祝うクリスマスの雰囲気が向こうに垣間見え、その光が日本のお寺の参道石畳に映し出され、あっちとこっちが微妙に交錯する作品に仕上がりました。

【中島 弘】

「犀川の風物詩」(安曇野市犀川)=昨年12月20日
コメント:白鳥飛来の情報が入ったので、撮影に行ってきました。約60羽の白鳥がゆったり羽根を休めていました。傍らで写真愛好家がシャッターチャンス狙っているいつもの風景がありました。
講評:今シーズンも飛来したコハクチョウとカメラに収めようとするカメラマンたちのさりげないショット。雪もなくのどかなひと時は、悠久の時の流れをも連想させてくれます。
「今年の目標」(長野市千曲川)=1月5日
コメント:新年早々、マイナス7度の早朝、千曲川の土手を散歩している人を見かけました。「今年の目標はメタボ脱出かな?」なんて勝手に想像してしまいました。
講評:堤防の枯れ草や果樹の枝にびっしりと張り付いた霜。見事ですね。向こうの下は川霧でしょうか、さらにその向こうの山並み、上の雲と青空が寒い朝の雰囲気を一層盛り立てています。アスファルトの道が人工物なので無粋といえなくもないのと、人物がやや小さめか。

【早川 球喜】

「どんど焼き」(長野運動公園陸上競技東側空地)=1月8日
コメント:どんど焼きは、年神様を見送る火祭りだそうですが、今年も成人の日、西日が傾く頃火入れされました。
講評:倉澤さん、高山さんと素材が同じどんど焼きですが、三人三様、それぞれに視点が違い、個性が出ました。この作品はやぐらを二基入れ、ポイントを西日の太陽に絞っています。ややアンダー気味にし、人物の影や立ち上る煙などが逆光に映え独特の雰囲気が出ました。惜しむらくは、もう少し太陽の上のスペースがあると窮屈感が払しょくされました。

【廣澤 一由】

「夕闇のサブトラック」(運動公園サブトラック)=昨年12月28日
コメント: 誰もいなくなったサブトラックがオレンジ色のライトに照らされてひっそり一日の疲れを癒やしているようだ。飯縄山が綺麗にバックを飾っていた!
講評:「ファイル情報」から撮影は17:16分。短い日に、灯り始めた照明の明かりがいい感じで捉えられました。向こうには飯縄山やまだ残る青空。夕暮れ時の一瞬をタイミングよく切り取りました。いい素材に気が付き、色調豊かに表現できました。
「赤い実を食べた!」(自宅庭)=1月8日
コメント:今季初積雪で、ツグミが食べ物を探しに舞い降りた!でも赤い実は種が大きく実が少ないので長居はしなかった!
講評:庭先に飛来する野鳥はヒヨドリが圧倒的に多いですが、運よくツグミ。すかさず収めましたね。惜しむらくは、できれば実をついばんでいるショットとか静止する前後の羽がきれいに広がったショットとか、何か動きがほしいかなと。それと、背景が単純な色彩なので、思い切って鳥の部分を明るく、コントラストを上げ加工してみました=写真下。

  

【宮澤 一成】

「雪のない初詣」(善光寺)=1月2日
コメント:最近にない、寒さを感じさせない初詣でした。
講評:暖冬の予報通り、雪のない穏やかな年の明け。さりげない写真ですが、日時をきちんと明記し残すと、貴重な記録となります。
「酷寒の明けがた」(千曲川リバーフロント)=1月5日
コメント:霜が降り、薄霧のかかった氷点下4℃の早朝です。
講評:早朝6時47分とファイル情報。びっしりと降りた霜が手前の枯れ草に、その向こうには左からやや下降気味に規則正しく並んだ林がリズミカル。さらにその向こうは川霧でしょうか、右上には青空が顔をのぞかせぽっかりと残月。ビバルディーの「四季」の旋律を想起させてくれます。シンプルにまとめ、空気感たっぷりです。

【吉田 幹男】

「漸く白くなった」(東長野病院手前のすくすく保育園前)=1月9日
コメント:漸(ようや)く積もった雪が、市内と山並みを白く染めてやっと冬らしくなりました。市内と山並みを撮りました。          
講評:暖冬傾向で大晦日から年明けは雪もない穏やかな年初めでしたが、やっと白くなった銀世界に思いを寄せた吉田さんの気持ちが伝わってきます。温暖化が進まないためにも、少しは寒いくらいのほうがいいですね。例会に元の画像とトリミングしたものと二枚出品。画面真下の中央にガードレールに取り付けてある反射装置でしょうか、黄色の丸いものがあり、これをカットしたものです。確かになくなりましたが、向こうに新幹線の高架がありますが、その間が窮屈になってしまいました。

【加工時の作業を撮影段階にフィードバック】 
 吉田さんの例は、撮影後に気が付きトリミング加工したわけですが、できれば撮影段階で気が付いて、立ち位置を高い場所や脚立を利用しハイアングルから撮影するとよかったかと思います。後で困らないように?最初、つまり撮るときに工夫することをお勧めします。
 加工。撮影した元の画像をいろいろといじくる作業ですが、仕上がりイメージとして主題を引き立たせたり、余計なものを除去したりすることを指します。露出としては暗めのアンダー、逆に明るめのオーバーの明暗調整、眠い感じのフラットなものをくっきりとさせるコントラストの強弱、画面が傾いた場合や歪曲した場合の矯正など第三者により効果的に見ていただく作品に仕上げる作業です。
 撮ってしまったものは撮り直すわけにはいきませんね。従って、あるものを最大限見栄えよく加工せざるを得ません。最終的に自分の納得行く作品にまで加工できず、仕上がらない場合はそこでおしまいです。
 そのことを含め、撮った画像データを加工するさまざまな作業は、ただそれで終わりにするのでなく、今後に生かしていただきたい。つまり、露出、左右前後、高い低い、ズーミングでアップもしくはルーズ(ひく)、傾きなどなど加工段階で学んだ作業を撮影の段階で思い出し、シャッターを押していただきたい。せっかく学んだ、加工してみて体得した知識を、撮るときに生かしてもらいたいということです。
 写真を撮るという行為は回りまわっています。写真が上達してゆくには、その繰り返しがあればあるほどいいと確信しております。加工を最初の撮影に生かしましょう。(増田)

「石渡ふれあいの集い」が開かれました

 「石渡ふれあいの集い」が1月21日、石渡公民館で開かれました。家族の介護に取り組んでいる方や、独り暮らしのお年寄りを招き、元気になってもらおうという企画です。約30人が参加しました。

 この日のゲストは、長野市内の音楽愛好家約40人でつくっている「北石輝三倶楽部」です。各地の公民館や屋外のイベントなどに招かれ音楽演奏を披露しているとのことです。メンバーのうちサックスやピアノ演奏者など4人が、 懐かしい「コーヒールンバ」や「上を向いて歩こう」「東京ブギウギ」など10曲を、リーダーの北石さんのギャグや小噺(こばなし)を交えながら演奏して、会場を盛り上げました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「年初から災害や事故がありましたが、今日は音楽演奏をゆっくり楽しんでください」とあいさつする竹内正男区長
熱演する「北石輝三倶楽部」のメンバー。演奏の合間にジョークなど交えて会場を和ませました
懐かしい曲に耳を傾ける来場者のみなさん。若いころを思い出してか(?)、和らいだ表情でした
アンコールでは「高校三年生」が演奏され、一緒に口ずさむ人も多く見られました

 (了)

小正月行事の「どんど焼き」が行われました

 1月8日、小正月の恒例行事「どんど焼き」が運動公園東側の広場で行われました。午前中に氏子、公民館や育成会の役員の皆さんが夜中に積もって一面に白銀の世界になった広場を除雪しながらやぐらを組み、正月に飾った門松や玄関飾りなどを集積場や事業所から集め、やぐらの中に積み重ね2基のやぐらを完成させました。

 午後3時前には、三々五々と区民の皆さんが集まり、石渡神社に向かって氏子総代に倣い二拝二拍1拝の神事を行い、その後、区長、氏子総代、公民館長及び育成会会長がやぐらに火入れをし、2基のやぐらは瞬く間に炎は青く澄んだ空に吸い込まれるように、勢い良く燃え上がりました。炎が落ち着くと持ち寄ったお餅をアルミホイルに包み、針金を竿の先に付け、又は直接炎の中に入れるなど思い思いのやり方で焼いて、今年の無病息災を願いながらお餅を頬張っておりました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

家庭や事業所から集められた役目を終えただるま及び門松など
やぐらの最上部に「だるま」を飾って
午前中には二基のやぐらが組まれ、中に門松や正月飾りを積み重ねて
午後、やぐらに火入れ前のお宮に向かって神事
午後3時に、やぐらに火入れをしました
火入れ後、勢い良く燃え上がるやぐら
火の勢いが衰えると餅を焼きやすいように、消防団員の方がおきを均します。
炭火が出来ると早く焼けるように、上に餅を投入します

 

 

 

 

輝いてー私・仲間 第2回

鋳造に魅せられて 竹内一郎さん(74歳)

竹内さんが最初のころにつくった「リンゴ」。右がアルミで、左が真ちゅう製です。本物のリンゴで型をつくったとのことです

 鋳造は、銅や真ちゅう、アルミなどの金属を高温で溶かして型に流し込んで固め、目的の作品をつくる金属加工のひとつです。
 2常会に住んでいる竹内一郎さん(74歳)は、この鋳造による作品づくりに魅力を感じて、さまざまな作品をつくっています。令和5年の石渡区文化祭に初めて24点を出品したところ、大きな関心を集めました。

きっかけ

 令和5年の春先、夜中にYouTubeの動画に目を留めました。アルミ缶を溶かしてインゴット(塊)をつくっていました。「面白そう。俺にもできそう」。しかし道具はないので、YouTubeを参考にしてほとんどを手づくりしました。

ここで鋳造についてのおさらい

 鋳造とは作りたい形と同じ形の空洞部を持つ砂の型に、溶けた金属を流し込み、それを冷やして固める加工法です。

作品の制作

 令和5年12月のある日、友人に頼まれた重しの制作現場を見せてもらいました。竹細工をつくるときの重しに使うとのことです。

最初は木型づくりから STEP-1
彫刻刀で彫ります
木型の完成、この型と同じものを鋳造でつくります
砂型づくり STEP-2
木枠に砂を詰めます
木型を砂に埋めその上に砂を入れます

 縦15cm、幅8cmの木の板に縁起のよい「壱萬両」という文字を掘りました。これが原型になります。木枠の中に入れて、周りを鋳物砂でしっかり固めて取り出すと砂の型ができました。

体重をかけて砂型を固めます。メタボが役に立った瞬間
いよいよ鋳造作業 STEP-3
炉の中に炭を入れる。着火材の役目をします

 炉の中に炭とコークスを入れてガスバーナーやドライヤーを使って燃やし、真ん中に坩堝(るつぼ)を設置して真ちゅうの破片を入れました。

続いてコークスを投入。高温で燃えて真ちゅうを溶かします
ガスバーナーを吹きかけて着火させます
さらに火を盛んにするためにドライヤーとパイプを組み合わせた手づくり送風機で風を送ります
コークスに着火したら炉の真ん中に坩堝(るつぼ)を置きます
坩堝に穴の開いたふたをかけ、真ちゅうの破片を入れて溶かします
やがて真ちゅうがドロドロに溶けだします
溶けた真ちゅうを木枠に流し込みます
冷めたころで木枠をはずすと「壱萬両」が姿を現しました
取り出した「壱萬両」です
最後に研磨機にかけて仕上げました

  出来上がりました。向かって左が完成した「壱萬両」の重し。右が原型の木彫りの「壱萬両」。竹内さんもにっこりです。

さまざまな手づくり道具

 炭やコークスを入れて高温で金属を溶かす炉は、オイル缶の内側に厚さ3~4cmの耐火セメントを塗りました。
 材料の金属を入れて炉の中で溶かす坩堝はセラミック製のものを手に入れ、炉の中のコークスを燃えやすくする五徳は配管部材を溶接しました。
 炉に風を送る送風機はドライヤーを利用、真っ赤になった坩堝を取り出して型枠に流し込む取っ手も手づくりです。
 さらに作品の型を鋳物砂で固める30cm四方の木枠もつくりました。竹内さんの仕事は配管設備業です。自宅には道具や工具類などがいっぱいあり、これらを利用してつくったといいます。

坩堝の中の金属が出ないようにつくった「押さえ棒」
右は配管部材。これを溶接して五徳をつくりました
高熱の坩堝をはさんで木枠に流し込む「つかみ棒」
中央が炉。高熱に耐えられるように厚さ3~4cmの耐熱セメントを張りました。左はパイプとドライヤーを組み合わせた「送風機」
作品
石渡区文化祭に出品した竹内さんの作品です
ものづくりは楽しい!

 竹内さんは言います。「道具を自分でつくり、それを使って作品をつくり上げていく過程は本当に楽しい。これがものづくりの楽しさで、楽しいからやっている。ストレスや体の痛みを忘れます。これからもっと腕を磨いて仏像の顔や立体像に挑戦したい」。笑いながらこう話す竹内さんの顔がずいぶん若返ったように見えました。

新企画「輝いてー私・仲間」について

 石渡区には、仲間たちと語り合ったり、趣味に熱中している人など、いきいきと人生を楽しんでいるグループや個人が数多くいらっしゃいます。そんな方々を紹介する企画です。読む人の励みや参考になればとの願いを込めて…。昔の人は言いました。「遊びをせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん」。

「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」

 4年ぶりに「餅つき体験講座」と「新春レクリエーション大会」が行われました

 石渡公民館の前庭で1月7日午前、「餅つき体験講座」が4年ぶりに開かれました。コロナが収まったこともあってか、予想以上に100人近くの親子が集まりました。公民館や育成会の役員たちが用意したもち米15㎏を石の臼に移し、返しの合いの手を受けながら真っ白なもちをつき上げました。子どもたちも公民館役員や親の助けを借りながら、元気に餅つきを体験しました。つきあがったお餅はあんこやきなこをまぶし、参加者全員に振る舞われ、あらためてお正月の気分を味わっていました。

 午後は恒例の新春レクリエーション大会が公民館大広間で行われました。麻雀や、トランプ、囲碁のコーナーが設けられ、子どもたちはミカンやお菓子を食べながらゲームを楽しんでいました。麻雀には20人が参加、5卓に分かれて今年の運試しとばかりに熱戦を展開していました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

「みなさん、楽しい思い出をつくってください」とあいさつする公民館長の大津雅之さん(1常会)=右端
大勢が見守るなか、大津館長が元気なかけ声でつき初め(?)をしました
子どもたちが順番に子ども用の杵を持って餅つきを体験。「おもしろい」などの声が聞かれました
お父さんも飛び入りで参加。さすがに力強いです
大人用の重い杵で挑戦する子どももいて、周囲から拍手が起きました
コロナが収まったこともあってか、大勢の親子が参加、楽しいひとときを過ごしました
自分たちでついたお餅は格別の味。「おいしい」「やわらかい」などの感想でした
トランプを楽しむ子どもたちです
けん玉の腕を競う大人と子ども。やはり子どものほうが腕は上のようです
ここは囲碁のコーナー。存在感のある2人が黙々と石を置いていました
20人が参加した麻雀のコーナー。和やかな中にも勝負事とあってみなさん、けっこう真剣な表情でした
「人生と同じだ、思うようにはいかない」。あちこちでボヤキの声が出ていました
上位3人が賞品を獲得しました。右から2人目が優勝した工藤紀千蔵さん(8常会)。右端が2位の轟房三さん(9常会)。左から2人目が3位の玉置建伍さん(1常会)。左端は賞品を手渡した公民館長の大津雅之さん(1常会)
新春レクリエーション大会は無事終了。「今年も平穏な1年でありますように」との区長の竹内正男さん(1常会)の音頭で乾杯。参加者とスタッフ合同の懇親会が始まりました
懇親会では「今年もよろしく」との声が飛び交い、会話が弾んでいました

 

  (了)

令和6年石渡区の役決め総会が開かれました。

 令和6年1月1日、石渡公民館において恒例の役決め総会が開かれました。11時50頃に竹内副区長から選挙の説明があり、その後投票箱が空であることを、集まった会場の方々に示し、確認しました。11時に役決め総会の開会及び投票開始宣言が行われ、4人毎に投票が始まり、11時30分に竹内副区長の投票締め切り宣言で投票箱が閉鎖され、別室に運ばれ、開票作業が行われました。その間、区長の挨拶及び区長経験者の先導で、一本締めが行われました。

 その後、連合常会長が投票総数、当選者及び得票数が報告され、区長に竹内一郎 さん(2常会)、副区長に佐々木利明さん(2常会)、区会計に牧内二郎さん(6常会)、氏子総代に廣澤幸一さん(3常会)、氏子代理に徳武美喜男さん(2常会)、公民館長に笠原久喜さん(1常会)及び副館長に林部智子さん(2常会)が当選されました。

 新役員の紹介及び挨拶後、昨年のだるまと新しいだるまが用意され、昨年のだるまには旧役員が、新だるまには新役員がそれぞれ目を入れて、総会が終わりました。その後ささやかではありますが、懇親会が行われました。新型コロナが一段落したものの、諸課題も山積する中、今年も大変だと思いますが、石渡区の行政及びかじ取りをよろしくお願いします。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

新役員投票の風景
連合常会長による開票結果の発表がありました
新役員が前に整列し、紹介と簡単な個人の挨拶がありました。 右から区長、副区長、区会計、氏子総代、氏子代理、公民館長、公民館副館長
昨年のだるまの左目に目玉を入れる倉沢利和区相談役
西脇かおる区顧問も目玉入れ
佐々木利明新副区長は新しいだるまに目玉を入れます
新年度区会計の牧内二郎さんによる目入れ
目玉入れを行う竹内正男区長

 

 

令和6年石渡神社元旦祭が行われました

 令和6年石渡神社の元旦祭が11日午前7時から行われました。
 氏子三役、区の四役及び西脇市議(区顧問)などが参列し、倉澤宮司による祝詞の読上げ、お祓い、玉櫛の奉天が行われ倉澤宮司の先導により参列者が家内安全、無病息災を祈念しました。
 その後、竹内正男区長のあいさつ、引き続きそれぞれお神酒を頂き、元旦祭を無事に終えました。
 午前7時は、日の出とちょうど重なり、次第に空に明るさが増し、三々五々初も詣でされる区民の方が見受けられました。

【文と写真 区広報部長 早川球喜】

区長及び氏子総代など区役、氏子役員などが拝殿に参列しました
倉澤宮司による祝詞が読み上げられました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
倉澤宮司による区長など参列者へのお祓いが行われました
氏子総代など参列者による玉串奉奠が行われました
竹内正男区長の挨拶及び発声によりお神酒を頂きました

 

雨の中、石渡八幡神社で越年祭が行われました

石渡八幡神社で昨年の大みそかに、越年祭が行われました。雪ではなく雨の降る中での二年参りになりました。氏子役員によると、この時季の雨は記憶にないほど珍しいとのことです。雨のせいか例年より参拝者の出足は少なかったようですが、それでも午前零時を過ぎると列ができ、厳粛な表情で健康や安全を祈願し、互いに新年のあいさつを交わしていました。

【文と写真:石渡つうしん取材班 水越渉】

娘さんと一緒に参拝した8常会の佐々木剛さん(50)。「昨年は大病をしたので今年は健康であることを祈りました」と話していました
今年は例年以上に若い人の参拝が目立ちました
境内で順番を待つ間に参拝者が雨に濡れる心配があるため、急きょ拝殿にブルーシートを敷いて、靴のまま入ってお祈りができるようにしたとのことです
拝殿には石渡八寿喜会の皆さんが昨年12月に製作した長さ2m40cmの大きなしめ縄がつるされ迫力ある光景を見せていました。その下は越年祭の準備に取り組んだ氏子役員のみなさん。左から、氏子相談役の高山秀則さん(2常会)、氏子総代の小山友一さん(1常会)、氏子代理の廣澤幸一さん(3常会)。お疲れさまでした

(了)

石渡長寿会と信州大学附属特別支援学校 「クリスマス交流会」開催

石渡長寿会と信大附属特別支援学校「クリスマス交流会」  ~対面交流4年ぶり~

 年の瀬恒例の20年余続いている石渡区の長寿会(小池公雄会長、102人)と信州大学付属特別支援学校中学部の「クリスマス交流会」が昨年1220日、区公民館で行われました。新型コロナの影響で、令和2年から会からのプレゼントを贈る形で継続していたが、対面での交流は4年ぶりの開催。久しぶりに再開した交流会に公民館は歓声で包まれました。
 特別支援学校からは中学部の生徒18人と先生11人、長寿会からは役員を中心に15人が参加。司会進行を初めて生徒が務め、最初に小池会長が「同じ地区の人同士が仲良くと企画。楽しくやりましょう」と歓迎のあいさつ。続いて生徒、先生、長寿会の順番に一人一人が自己紹介をし、皮切りに生徒が同校校歌に振り付けをした「みんなで踊ろう」の体操で始まりました。
 ひと汗かいたところで、生徒による「朝陽野太鼓」の演奏。乱れ打ちや飛龍一段返しの勇壮な響きが館内にとどろき渡りました。長寿会の皆さんも加わり、ともに太鼓演奏を楽しみました。
 お楽しみは、石渡神楽保存会による神楽獅子舞披露、ペットボトルを倒す長寿会手作りのボーリングゲームと続き、ムードは最高潮。いよいよお互いに話し合う「お茶飲み会」になると、同会会員ふんするサンタクロースが登場し一人一人にミカンやチョコ菓子などをプレゼント。乾杯をし、おやつを食べながら交流を深めました。
 最後に、生徒代表が「たのしかったです」。大日方清相談役が「大いに若返り、パワーをもらいました。来年また会えるのを楽しみにしています」と締めくくり、楽しかったクリスマス会はあっという間に終わりました。
       (記事・写真 石渡つうしん記者  増田今雄)

「地区内の人たちが仲良くと企画」。小池公雄長寿会会長のあいさつで交流会が始まりました
初めて司会進行は特別支援学校中学部の生徒さんが務めました

クリスマスファッション姿の生徒、先生、長寿会の一人一人が自己紹介。「楽しくやりましょう」
 生徒が校歌に振り付けをした「みんなで踊ろう」。中にはリズムに乗って太鼓をたたきながら踊る生徒も
 クリスマス会の交流が始まったきっかけを話す小山英雄さん(中央)。「散歩の皆さんの先輩から元気なあいさつをもらった。それを契機に始まった」
 長寿会の皆さんを前に和太鼓演奏を披露する生徒
 長寿会会員も一緒に太鼓演奏を楽しんだ
石渡神楽保存会が神楽獅子を演舞
 長寿会手作りのボーリングゲーム。ピンはペットボトル
 長寿会会員ふんするサンタクロースがミカンや菓子をプレゼント
 生徒からは、手作りの2024年のカレンダーが返礼
「また来年も」。大日方清相談役=右=が締めのあいさつ
 帰り際、公民館玄関前で記念の撮影

石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評

石渡写真クラブ月例会(12月)作品&講評
 あけましておめでとうございます。年があけてしまいましたが、昨年12月の例会作品をお届けします。
 元旦から能登の地震、羽田の飛行機事故とテレビにくぎ付けの年はじめとなりましたが、先の一年はこれからです。せめて明るく、楽しい年にしていきましょう。
 本年もよろしくお願い致します。

 講評はクラブ員で講師の増田今雄さん(5常会)です。
 写真をクリックすると拡大して見えます。

【吉田 幹男】「カクタスのへそ曲がり」(自宅)=11月30日
コメント:カクタスが咲く時期になって家に入れたり、移動したりすることでせっかくついた蕾が、昨シーズンはすべて落ちてしまいました。今年は、三つの蕾から一つだけ咲きました。                                                                              講評:貴重な一輪ですね。一生懸命手をかけて咲くのを心待ちにしてきた作者の心情がそのまま写真に現れています。家の中ですが、背景を単純化し花を浮き立たせています。ピントもシャープです。さらに引き立たせるために、色調、トリミングをちょっとだけ加工してみました(写真下)

【宮澤 一成】「晩秋」(善光寺山門)=11月15日
コメント:山門近くのイチョウの木に銀杏を発見、こんな所にあるとは知りませんでした。
講評:山門の東脇にあるトイレ前に確かにありましたが、雌木で銀杏が成るとは私も知りませんでした。長玉(望遠レンズ)でぐっと被写体を引き付け、背景にお堂や灯篭、提灯などを配した点はいい感じです。ややアップ過ぎて窮屈な感じがしなくもないです。もう少し引いても(周りを入れ込む)よかった。

「健やかに」(善光寺)=11月15日
コメント:七五三で訪れた親御さんが手を合わせて、何をお願いしているのかな。
講評:上記使用の望遠レンズのまま、合掌する親子をパチリ。こちらは母親の頭が少しカットされてしまいましが、それが普通のスナップと別の感じで斬新な感じの作品になりました。望遠のため、気づかれずに祈る表情を的確に瞬時に捉えています。

【廣澤 一由】「スキーシーズン近し妙高山」(妙高赤倉温泉)=11月15日
コメント:この時期にしては珍しい日本晴れ!スキー客で賑わうスキー場も、今は草木が目立つ。雪が待ち遠しい妙高山が青空に輝いていた。
講評:暖冬で雪がないスキー場。山頂付近が少しだけ白い妙高山を背景にまとめています。雪不足を暗示するかのような真っ青な空がなんとも皮肉っぽく見えます。

【早川 球喜】「日没」(運動公園)=12月13日
講評:テニスコートの照明塔の彼方に落ち行く太陽を入れ、初冬の街並みの夕暮れ時を表現。目いっぱい明るい太陽とストンと落ちた家並みの暗さの明暗比が極端で露出あんばいが難しいモチーフです。太陽の明るさをほぼそのままに、少しアンダーな家並み部分を明るくし、トリミングをしてみました(写真下)。

【中島 弘】「見守って」(千曲市)=12月8日
コメント:山の中腹の斜面に鎮座する祠とご神木のケヤキが眼下の集落を見守っている様子を撮りました。
講評:長野自動車道姥捨SAがすぐ眼下に見える山側の高台、道路沿いにある祠です。SAで分断されてしまいましたが一帯の集落の人たちの拠り所。アングル的に無理だったかと思いますが、できればその集落を背景に盛り込み関係性が出てくるとよかったかなと思います。

「乱舞は風任せ」(千曲市稲荷山)=12月8日
コメント:間もなく飛散するススキの穂が、風任せの乱舞にワクワクしている様子を撮りました。
講評:逆光に映えて晩秋の情緒たっぷり、素晴らしいですね。左上から右下に斜めに林立するススキの穂が固まった感じから周辺に向かい徐々に少なくなっているバランスも絶妙です。「ワクワクしてるよう」と感じた通り、何かそれぞれの穂一本一本が生きているようにも感じます。

【竹内 一郎】「瘤(こぶ)」(戸隠奥社参道)=8月12日
コメント:八月の作品です。奥社参道を歩いている林の中に瘤がいっぱいある木が目に入りました。人間でいう怪我をした後のかさぶただそうです。人間も年を取るとシミ、いぼなど色々とでますね。この木も長い歳月を経て苦労した木ですね。
講評:ミズナラでしょうか。奥社参道といえば「杉並木」が格好の被写体として登場しますが、面白いところに目を付けましたね。自分の(人間の)姿に比喩し、その生い立ちまでに思いを馳せた視点、着眼点に竹内さんの芸作風を感じます。タイトルもそのまま素直なもので、作品と符合して素敵です。

【高山 三良】「紅葉のトンネル西東」(運動公園)=11月23日
コメント:弓道場に続く木立の歩道があります。行くときは東から、帰りは西から。
講評:左は弓道場へ向かう東からの木立。反対に西から撮ったものが右。小生のウオーキングコースでもあり親しみがあります。太陽と月、陰と陽、男と女、雄と雌、黒と白、高い低い・・・。世の中、相反するものがたくさんありますが、そんな物だけを狙ってみるとか、組み写真でまとめてみると存外面白いかもと思います。

「難を転じて」(自宅)=12月14日
コメント:お正月飾りには欠かせない南天、赤い実がたわわにつきました。
講評:雪で一面真っ白の世界ですと餌不足から、ヒヨドリなどの格好の餌となりますが、近年はあちこちで、思わぬ場所でよく見かけるようになった樹木の一つです。ヒヨドリがよく飛来する周辺で排泄された実が発芽、増え続けているものです。

【倉澤 利和】「寂しげなトナカイ」(FICT(旧富士通長野工場)工場=12月15日
コメント:旧富士通長野工場前芝生広場で毎年クリスマスイルミネーションが点灯されていました。今年は会社の社名も替わり、規模も縮小されておこなわれていました。慣れ親しんだ富士通の名前が消え、寂しい気がします。
講評:身近なところの変化に関心を持ち、それをとどめておく。これも確かな歴史を刻む写真としての大切な役割です。いつだったっけ?時がたつほどに忘れ、曖昧になる事実が写真とともに確かなものとしてよみがえります。作品としては「きれいなイルミネーション」として終わってしまいますが、写真の持つ特性を持った一枚です。

「冬を待つ長野市」(須坂市百々川河川敷)=12月8日
コメント:久々の暖かい日、久しぶりにカメラを持ち出かけました。雪をかぶった飯縄山が見られると思いましたが、残念ながらまだ雪の風景がみえませんでした。吉田地籍のアクアウイングが見えましたのでシャツターをおしました。  
講評:わが石渡区にもお馴染みのアクアウイングが中央に、その手前は上記作品の旧富士通長野でしょうか。望遠レンズの“ひきつけ(圧縮)効果”で、遠く須坂市からでもすぐそこに見える、不思議な写真になりました。さらに遠く、上部に見える白い山は北ア?早朝だと朝焼けとか、午前中ならもっとクリアに出てきます。

                          (了)