12月1日、『身のまわりの人権問題について考える』~高齢者の人権を中心に~として長野県人権啓発センター人権啓発・相談員の町田英敏氏を講師に令和元年度石渡公民館主催「人権擁護講座」が石渡公民館で開催されました。
初めに、数字や幾つかの啓発ポスターから身のまわりの色々な人権問題を捉え、それを踏まえて、高齢者の人権問題を考える。人は人間らしく、生き生きとして生きるためには、尊厳という人権が不可欠で、その人らしく生きるため、「はりあい」「生きがい」「自分の力や経験を発揮できるもの」をもつことが大切。
・やりたいことがある(みつける)
・好奇心、チャレンジ精神がある(もつ)
・人や地域とつながりがある(もつ)
・つながる (子どもから大人、高齢者まで互いの時間を共有する※例としてコミュニティスクール、地域の行事、…をきっかけに)場をもつ
・声がけ、見守り、小さな親切(お世話)から、あなたは大切な人ですという思いを伝える。
最後に尊厳を保つ接し方の技術、フランス発の「家族のためのユマニチュード」を「人と人との絆、つながり」を重視し、人間性を取り戻す哲学と紹介され、これですべての問題が解決されるのではなく、介護する人の負担軽減、苦労が報われ、その人らしく尊厳を持って歳を重ねていくヒントがある、との講話をしていただきました。
【文と写真:石渡広報部長 早川球喜】
長野美術専門学校生が制作したポスター。「結婚」。私の生き方をメッセージした作品
長野美術専門学校生が制作したポスター。「命を守るマナー(障がい者)」。ペースメーカーが誤作動を起こしている作品。スマホを操作している人は音がしないからいいと思っている
「31」「16」何の数字。「ONE TEAM」ラクビーの日本代表。「31」は、日本代表の選手の数。「16」は、そのうち外国籍の選手の数。日本代表を言えるのか、いや今の日本の社会情勢を現わしているからいいのではない。色んな意見がある
内閣府が制作した「セクハラ」に関するポスター。意識を変えなければ。半面、多くの批判を浴びた。それでも内閣府は、撤収しなかった
「松本の視覚障害者・〇〇さんを沿道で目配り」信毎地方版の記事
「あなたは大切な人なのですよ」と思いを具体的に伝える介護術「ユマニチュード」の「見る」「話す」「触れる」「立つ」4つの柱