近づく御柱祭を前に御柱の受け入れ式が行われました

 

 4月24日の御柱祭本祭りを前に16日、石渡公民館北の地蔵寺で御柱の受け入れ式が行われました。氏子総代や区長など15人が参加、2本の御柱を前に全員で祭りの無事を祈願しました。
 本祭りの建御柱に使われるのはスギの木で、いずれも長さ8メートル、直径30センチ。信州新町の山林から伐採して、境内に運び入れてありました。
 氏子総代の高山秀則さん(2常会)が「コロナ禍の影響で新しい形の御柱祭になりましたが、みなさんの協力で無事に終わらせたい」とあいさつ。区長の倉澤利和さん(2常会)も「コロナ禍ではありますが、お祭りができてうれしい」とあいさつしました。
 受け入れ式に先立ち、会場になる石渡八幡神社では午前6時から大勢の区民が出て境内の草取りなどの掃除をしました。祭典当番常会の3、4常会の約50人が中心になり、本殿や拝殿の掃除や飾りつけ、幟竿の設置をしました。最後に、7常会の宮澤一恵さん(故人)が前回(平成28年)寄贈して建立された御柱2本を、クレーンを使って引き抜き境内に安置、祭りの準備が整いました。
【文:水越渉 写真:増田今雄 いずれも石渡つうしん取材班】

柏手をうって拝礼、厳かに今回の御柱の受け入れ式が執行
今回の御柱奉納者「石渡氏子」と記した銘板とともに安置された御柱(地蔵寺)
御柱をお浄めする高山秀則氏子総代
祝辞を述べる倉澤利和区長
落下した桜の花の下、早朝から神社境内の草取り
神社の内外を雑巾がけ
拝殿前に注連飾りを取り付ける祭典当番3,4常会の皆さん
境内にある石碑にはしめ縄、紙垂(しで)が飾られた
平成28年に建てられた御柱の撤去にあたり、魂抜きの拝礼
前回の寄進者(宮澤一恵さん)を記した銘板を御柱から取り外した
銘板は氏子総代から宮澤さんの家族(右)に渡された
引き抜く前に、御柱の周りの土砂を手作業で掘削
クレーンで一気に引き抜かれた御柱
地中はおよそ1㍍半。たっぷり水気を含み腐敗していなかった
2本の御柱は、移動式クレーン車に積まれ運ばれた
抜かれた後の穴は深さ、幅とも広げられ、24日に建立される御柱を待つ

                              (了)