石渡区民有志が災害臨時駐車場のボランティア

 運動公園東側の空き地が災害ボランティアの臨時駐車場になり、石渡区民有志が車の誘導員として駆け回っています。土日祭日には富士通長野工場の駐車場も臨時駐車場になるため、こちらでも誘導に取り組んでいます。

 台風19号による大雨で千曲川堤防が決壊、石渡区から遠くない長沼や穂保、豊野地区などが大きな被害を受け、被災者は現在、復興に取り組んでいます。被災者を助けようと全国から毎日大勢のボランティアが訪れています。遠くは広島、大阪、金沢、静岡などから。

 市災害対策本部や市社会福祉協議会などは、車で訪れるボランティアのために、数か所臨時駐車場を開設して、ボランティアの便宜を図っています。運動公園東側の空き地も災害ボランティアの駐車場になりました。しかし車を誘導する人数が足りず、朝陽住民自治協議会へ協力の要請がありました。石渡区や南堀区、北尾張部区など朝陽8区が急きょ区長会を開き、順番で毎日協力することになったのがこれまでの経過です。

 石渡区では、区役員等が中心になって区民に呼びかけ、現在18人が活動しています。当番日には運動公園東空き地で5人が車の誘導を行い、土日祭日には富士通長野工場駐車場でも3人が誘導しています。

 呼び掛け人の1人、廣澤一由区長は「遠くから大勢のボランティアの方々が来てくださっています。長野の良い印象を与え、リピーターにもなっていただけるよう、感謝と慰労の意を込めてあいさつをし、対応しています。復興は長期になります。各種作業ボランティアへの参加をぜひ」と話しています。

【文と写真:区監査役 水越 渉】

運動公園東側の空き地では5人の石渡区民有志が車の誘導員として活動しました。左端は呼びかけ人の1人、関保雄さん(5常会)。この日は日曜日とあってこれまでにない大勢のボランティアが訪れました(11月3日)

富士通長野工場も駐車場を開放、石渡区民有志3人が次々に来るボランティアの車の誘導に追われました。中央が廣澤一由区長(11月3日)

運動公園東側の駐車場には匿名の方による大量のリンゴの差し入れがありました。ボランティアの皆さんにあげてくださいとの言葉が添えてありました(11月3日)