脳と体の若返り体操講座を開催

 一緒に楽しく笑いながら脳と体を鍛えましょう――。こんな呼びかけで9月4日、石渡公民館で「脳と体の若返り体操講座」が開かれました。区民約20人が参加、区長の廣澤一由さんが「健康で長生きしたいものです。しっかり学んで健康寿命を伸ばしましょう」とあいさつしました。

 講師は、フィットネスサポートセンター代表の三浦弘さん(51歳)。三浦さんは自己紹介で、家庭でも出先でも体は絶えず動かしていると話し、主な趣味は水泳でマスターズで3種目の日本記録をもっているというと、会場からは驚きの声が起きました。

 脳と体を鍛えるゲームでは、三浦さんが交互に出す赤、青、黄の板に応じて、それぞれ違う動作をいかに速く正確に反応するかなど何種類ものゲームを楽しみました。三浦さんが強調したのは「AKB48」にならって「PPK48」を目指すこと。つまりピンピンコロリへの道を進むことです。それには、足腰を鍛え、人とのかかわり(社会参加)に積極的に取り組むことが大切といいます。決して「NNK48」、つまり「ネンネンコロリ」という寝たきりのグループにならないでと話しました。

 最後に脳の前頭葉や海馬などの構造を描いて、さまざまな分野がいかに密接に関係しているか、その関係を体操や社会参加で保つことが幸せな人生を送ることになると強調しました。三浦さんの熱い話しぶりに会場は終始、笑いと汗(冷や汗)に包まれました。

【文と写真:区監査役 水越渉】

「しっかり学んで健康寿命を伸ばしましょう」とあいさつする廣澤一由区長

赤や青の板を見てそれぞれ違った動作をいかに速く正確にできるか―。参加者は懸命に取り組みました

手と脚を異なるリズムに合わせて別々に動かすゲームでは、大勢がパニックになって笑いが起きました

講師の三浦さんは、黒板に脳のイラストを描き、各分野が互いに密接に関係しあっていることを説明。この関係を保つことが大切です強調しました