石渡区福祉懇談会が開催されました

12月1日朝陽住民自治協議会社会福祉部会主催の平成30年度石渡区福祉懇談会が区役員、常会長、福祉推進員、健康推進員、民生児童委員を始めとした区福祉活動に携わる方々37名が出席し、石渡が住みよい地域になるために、をテーマに話し合いました。この懇談会は平成25年度から実施しており、これまでは朝陽全体の福祉活動の現状・課題を理解してもらう趣旨で運営されていましたが、今回は地域の実態に照らし合わせ、課題を認識し対応策を話し合うという形態にの変えたと横田福祉推進員支部長から説明がありました。 

団塊の世代の方々が75歳を迎える超少子高齢化となる2025年問題に鑑み、現在は「ささえ愛あさひ協議体」を中心に各区で「まちづくり推進協議会」が発足し、介護保険等の公的サービスでは対応しきれない課題を地域で解決するために検討しています。

当石渡では、いち早く「石渡元気はつらつクラブ」の活動を始め様々な取り組みを開始しています。独居世帯が今後増えていく中で継続して住み良い地域にするための身近な課題(①ゴミ出し②買物③雪かき)について、朝陽社協の方々のアドバイスをいただきながら常会単位のグループで討議を行い、最後に発表し、認識を共有化しました。手助けを希望する声を収集するシステムを作るには、日常の隣組、常会の活動が欠かせないことから、懇親会等顔合わせができる機会づくりも大切といった意見がでました。また、協議会の趣旨は「地域で有志が助け合う活動」ではありますが、具体的な活動モデル、事例等を長野市、ささえ愛あさひから示してもらうことや区の組織体の構築も必要ではとの発言もありました。

石渡の団塊の世代の皆さまは何にでも積極的な元気な方々ばかりで2025年問題が杞憂に終わるような気もしないではありませんが、次世代を支える側の非常に厳しい現実を避けては通れないので、明確な指標ができるよう機会を捉えて話し合い、暮らしやすい石渡にしていきましょう。

【文と写真:区広報部長 笠原千代子】

来賓あいさつ(左から)
池田朝陽社協理事、今井朝陽社協副会長、佐藤包括支援(コンフォートきたながいけ)、高田さん(朝日ホーム)、近藤助け合い事業コーディネイター

常会ごとの活発な意見交換