長寿会が健康歯科講話

 石渡長寿会は65日、公民館で健康歯科講話を開きました。長野市保健所の歯科衛生士、佐藤さゆりさんを講師に招き、約20人が参加、歯の健康を守ることの大切さを学びました。

 佐藤さんは、口の中には虫歯菌と歯槽膿漏菌がいて、特に歯槽膿漏菌を放置すると、糖尿病や脳こうそく、骨粗しょう症をはじめ、誤嚥性肺炎などを引き起こして死に至る可能性があると説明、口腔ケアに取り組んでくださいと強調しました。口腔ケアとは、口の中の清掃や、舌やくちびる、ほおを鍛える摂食機能訓練などを指します。

佐藤さんは、歯の模型を示しながら一人一人に歯ブラシの使い方を指導したり、イラストを使って口の機能を高める「パ・タ・カ・ラ体操」を実演、また唾液を多く出すためのマッサージなどを指導しました。長寿会会長の笠原美敬さんは「健康で楽しい人生を送るためにも、歯の健康をしっかり守りましょう」と話していました。

【文と写真:石渡区相談役 水越渉】

歯科衛生士の佐藤さん(左)の話に熱心に聴き入る参加者のみなさん

分かりやすいイラストで歯の健康の大切さを学ぶ参加者

一人一人に歯の模型を使って正しい歯の磨き方の指導もありました