「区長」の効果?

 少し前の話です。といっても去年の12月29日のこと。この日は最後のごみ収集日で、対象は可燃ごみとプラスチックごみ。午前8時過ぎ、ごみステーションのお当番さんがやってきて、「困った。大量の違反ごみが出ている」というのです。

 確かにすごい。プラスチックには違いないが、発泡スチロールなどがべったりついています。幅80センチほど、長さが1メートル余りの板状のプラが5,6枚ずつひもでしばってあり、それが8束もあります。粗大ごみシールも張ってありません。市役所は休みに入っている。さあ、どうする。相談しても、どうせ1週間ほど外に出しておいて引き取らなければ電話をください、と言うに決まっている。とりあえず電話しました。職員がいました。事情を話すと案の定、「1週間・・・」と言います。ところがそのあとの言葉が驚きでした。「お正月に大量のごみが並んでいるのもどうかと思います。業者さんに連絡して今日中に収集するよう手配します」。なんという柔軟な姿勢でしょう。その日の夕方、違反ごみは見事に収集されていました。

 きれいになったごみステーションを見ながら、市の職員は変わったと思いました。一方で疑問も湧きました。電話で石渡の区長と名乗った時、職員の口調が少し丁寧に変わった気がしたからです。つまり区長だから柔軟に対応したのではないかという疑問です。そういえば、区長を名乗って道路の穴や段差の修理を依頼すると、2,3日中に直っています。区長という肩書の効果なのでしょうか。試しに、機会があったら一市民として電話してみよう。区長と同じように対応したら、職員は変わったと認めるつもりです(性格、悪いかな?)。

                             

新年あけましておめでとうございます。穏やかな年でありますように。「区長の独り言」もよろしくお願いします。

【石渡区長:水越渉】